リズワン・メッセージ

Japanese · 世界正義院

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バハイ世界共同体在百年祭にまでもたらした勝利の潮は今も尚高まりつつあります。

たゆみなき聖業確立の雨は、我々の奮斗努力の上に降りそそぎ、その証拠は九年計画

の開始以来僅かの歳月間に多くの注目すべき業績を碍たことによって明らかに現われ

ています。これ等の内で最もめざましいものは、バハイ信者の居住しているセンター

の数が一九六四年のレズワンの時に一五,一六八であったものが、現在では二一,○〇六に増加したことであります。一年間に約一、○○○の増加をみたのであります。印度の布教活動の発展もこれに劣らず著名であります。そこでは信者数が今や一四万を越し、一九六四年のレズワン以来三万以上の増加となっています。多くのパイオニアは地上僅かに残っている領土で未だ神の新しい啓示の光に照らされていない地域に移動しつつあります、これは大業の大きさの「素晴しい拡大」であり、又一方バハイ信者の施設や財産は各国において次から次へと着実に設定されつつあります。

過去一二ヶ月間に中央本部に割当てられた目標は活発に遂行されています。「信者を保護し布教を促進させる大業の翼成者団の機能を将来一層拡大させる見地からその機関の発展」目標を遂行する上の基本的決定と活動に就いては、既に皆さんに伝達済みであります。九年計画及び敬愛する守護者の一○年計画の旗手であり、既に名誉と奉仕とを担っているこの堂々たる機関のメンバーは昨年一○月聖地で行われた会合の後,管理運営機関に助言と援助を与え、全世界に神の芳香と愛を発散させ、皆さんの精神を昂揚させる為この精力を以て立ち

上りました。補助者の数を増加と、新しい執行準備とは自信を以て予期されていることですが、敬愛する翼成者をして一層効果的に彼等の重要任務を遂行させ、旅行して布教する時間を充分に与えることになりましょう。九年一計画中に建設されるべき二つの建物の一つであるアメリカの第一の寺院建設に関する準備調査が既に企てられており、パナマ寺院の設計をバハイ及びバハイでない建築家に提出するよう目下依頼中です。そ

の提出期限と条件及び構造上の特種性の明細書は、パナマの全国精神行政会からもらうことがてきます。寺院設計の選択は万国正義院の最終決定に委ねられます。この聖なる礼拝堂の建設がアブドウル・バハ及び守護者による特別の意義づけに一致した場所に速やかに完成されて、精神的な燈台の光が凡てのアメリカ大陸に放射されることが我々の願中であります。

過去12ケ月の間に次の新しい領土が信教に開かれました。アフリカ大陸ではガボン、イフニ、マリ、モーリタニア、ロドリグス島及び上部ポルタ、アメリカ大陸ではアルバ島、コズメル島、ガデローブ、ラスムジャース島、プリンス・オブ・ウェールス島、セント・ワンサン。アジア大陸では琉球諸島、.オーストラレーシヤ大陸ではライン群島。ヨーロッパ大陸ではワイト島東及び西フリーズランド島等であります。アメリカ大陸に於ける次のもの卸ちアンテグア、仏領ギアナ及びマルチニック。アジア大陸に於げる西イリアン。オーストラレーシヤに於けるアドミラルティ諸島。全国精神行政会本部が九ケ所で要求されています。全国精神行政会の家と士地とがこの機関の建設されるべき他の二ヶ所で要求されています。七つの全国精神行政会が法人化され、信教がカンボジアで承認されています。此所に九年計画中全国精神行政会が設立されることになっています、国単位のバハイ財産が八ケ国で獲得され、六つの布教機閥が建設され、他の六ケ国で敷地が買い取られました。仏語の文献供給の為バハイ出版トラストがブラッセルズ(ベルギーの首府)に建てられパハイの祭日が三つの領土で承認されました。バハイ文献は次の11の新しい国語で出版されました。即ちアフリカ大陸のイビビオ・エフェック語、アメリカ大陸のアグアカテカ語、アセバス語、カリナ語及びモチロン・ユクバ語、アジア大陸のケニア語、メラナワ語及びテミアール語、オーストラレーシア○ガリ語、マーシャル語及びモチュア語。ボルネオに於いては大業が大いに進展していて九年計画中の一目標達成が可能になっています。即ち、1996年のレズワンにブルネイの全国精神行政会の設立であります。この計画の第一年目の経過によってバハイ世界共同体に二つの状態が現れています。第一の状態は信教其のものの内部の問題で、それに割り当てられた凡ての及びその内の或る特定の目標、即ち本部の家屋を買ったり、寺院敷地や財産を手に入れたり、精神行政会の法人化をしたりする目標を成し遂げる能力であります。神の大業が世界中に物質的に法的に社会的に建設される、このような目的及び非常に重要な目標が今や三つの管理運営機構によって着々と進歩しつつあります。尚この種の多くの目標の完成には精神行政会間の相互協力はもとより、世界秩序の進展には国際間の活動が必要であることは注目すべきであります。

九年計画の第一年目が経過した後に明らかになった第二の状態は、大業の人類に対する関係を含んで居ります。殆ど全国的に大規模の集団入信の出現が差し迫っている感があります。大業の翼成者及び其の補助者の報告は常にそれを物語っています。多くの精神行政会はこの大海原の岸に到達したと信じています。そして群をなして大業に入信することは実に多年間ある地域に於いて事実起こっておりました。

然し一層大きな問題はこれから先にあります。信教を布教することによって世界をとりまく情熱に点火しなければなりません。その光で人類史上最大の夢の立役者なる大業も世界も明るく照らされます。運命は我々をこの絶頂にまで運びつつあります。我々は英雄的行為ができるよう自ら身構えしなければなりません。

四つの急いでやらなければならない仕事があります。第一はできるかぎりこの一年間に460名足らずのパイオニアを奮起させて派遣することであります。其の人たちはこの計画中の54の手のつけていない処女領土を開拓し、18の未だ定住していない処女領土に入住し、バハイ共同体の数や団結が乏しくて有効な布教計画をはじめるのに目下不適な地域を強化し、集団布教の地域の仕事を援助し発展させるでありましょう。守護者がいわれたように奉仕の程度が活発であろうとなかろうと男も女も老いも若きも、金持ちも貧乏人ベテランであれ、新しい入信者であれ、各信者はこの挑戦に於いて熟考してきる必要があります。

次の12ヶ月の間に友人達の開拓者としての努力と彼等の持場に移動することを援助するために五つの大陸開拓委員会の結成を我々は発表します。即ちイギリス諸島(イングランド・アイルランド等)の全国精神行政会によって任命されたアフリカ向けのパイオニア委員会、北米のNSAによって任命されたアジア向けのパイオニア委員会、オーストラリアのNSAによって任命されたオーストラレーシア委員会(豪州とその付近の南洋諸島)向けパイオニア委員会、ドイツのNSAによって任命されたヨーロッパ向けのパイオニア委員会です。

これらの委員会は夫々他のパイオニア委員会或いは布教事項を司るNSAの責任を少しも侵害せず、そのNSAの管轄下にあって仕事をします。これ等の委員会は重要な情報を効果的に交換してNSAの仕事を促進させ、且つ援助し、両者は大陸内に又大陸間にパイオニア志願者を求め、それぞれの持場にパイオニアを移動させることを援助します。

次に12ヶ月間に各地域でパイオニアの必要性を注意深く調査され上述の72地域向けの者を含めてその結果は461人のパイオニアが必要だということになりました。アフリカには86名、アメリカ大陸には96名、アジアには191名、オーストラレーシアには29名、ヨーロッパには59名、各NSAはパイオニアの必要性に関して相談し、それらは凡てNSA並びに五つの大陸パイオニア委員会に通知されました。その委員会はNSAによって進展状況の報告を常に受けるでしょう。その故バハイの友人達は自分達の共同体や全般のパイオニアの必要性と責任に関して情報を知らせてくれるよう自分達の所属するNSAに相談するよう勧められています。

バハイの歴史上初めて国際的代表派遣基金が万国正義院の管理下に中央本部に創設されました。他の資金が利用できない場合には特定のパイオニア計画に対してこの基金から補助的の補助が受けられます。凡ての信者諸君及び特にパイオニア招集に応じ得ない人達は、この基金に援助を与えてほしいと思います。これに於いて我々はバハオラの命令に心を致すべきであります。即ち、「神の教えの宣布にあなた方のエネルギーを集中せよ。それの出来ないものは誰でも自分の代わりにこの啓示を宣布する者を指名する義務がある。其の人達の力はこれまでも堂々たる建築物の基礎を揺り動かし、山という山を粉々に砕き各魂をびっくりさせてきた。」

我々の直面している第二の挑戦は、この九年計画で要求されている「巨大な増進」を実現するために、これまで到達し得なかった程度にまで布教の強さを高めることであります。全員残らずこれに参加すること、たゆまぬ活動とはこの目標を達成に導くことが出来るでありましょう。各位は実行の一役を引き受けてそれを実現することが出来ます。何となれば各の魂は他の者の魂と出会いバハオラが約束されたように「我々の大業を助けようと立ち上がった者は誰でも神は其の者を勝利者たらしめる・・・」のです。世の中の混乱は一向に消えようともせず、寧ろ日のたつにつれてそれは増大しつつあります。そして人々は男も女も人類の妙薬なる信仰を失いつつあります。神以外に「逃げ隠れする場所がない」という暁光を現代は遂に浴びようとしています。今は又とない素晴らしい機会であります。人々はあらゆる場所に於いて神の救済の声に熱心に耳を傾けようとしています。

第三の挑戦は出来るだけ速やかに計画上要求されている凡ての取り残されている国単位の本部の建物、寺院敷地、国単位の財産及び布教機関を獲得することであります。これ等の計画を迅速に完成させるには巨額の費用を節約し、次第に価値の増加を来たすような財産を信教に与えることであります。これ等の基本的所有物は将来偉大な機関となるべき胎児であります。その物を保護し子孫への贈り物として獲得して置かなければならないのは現世代であります。この方面に責任を持つNSAは高度の優先権を持つべきであります。この計画をなるべく早く完成させてしまえば、大勝利の後半に至って集中的に断固たる返借なき追求をしないで済み、伸びつつある世界共同体のエネルギーと資源の浪費を救うものであると考えることは同様に重要なことであります。其の基礎は今や置かれつつあるのです。

第四の挑戦は1867年の9月から10月にかけてバハオラが世界各国の王や支配者宛てに彼の使命の宣言を行った百年祭にふさわしい式典を行うよう全国及び地方的に準備を進めることであります。式典は其の同じ宣言が一般人類に行き亘るようにたゆまず充分によくプログラムを計画して9年計画の後半に行われる客になっています。

「神近づき給う」というショーギ・エフェンディの書かれた書の中でバハオラによる歴史的宣布に関する回顧が次の如く語られています。「アドリアノーブルヘバハオラが追放されていた後半の時代に其の『公開状』が伝えられたこと。又それから6年後にアフカの城砦牢獄で彼の監禁の前半の間にそれは終わった」ことを示しています。これらの「公開状」は「世界中の支配者に送る宣布」即ちバハウラによって書かれた「最も重大なる書簡」の中で一?めにして呼びかけられた堂々とした襟を正させるような言葉でありました。

1867年の9月から10月の間のある時期にそれは書かれました。その後「無数の書簡」が続いて書かれました。「其の中に彼が新しく主張されている要望が完全に説明されていました。」「王や皇帝達には別々に又は一?めにして送られ、アメリカ大統領達、大臣たち、ローマ法王、回教の予言者の代理者、かくれたイマムの官廷管理者、キリスト教団の主権者達、その総教主達、大主教達、司教達、牧師及び修道士達、スンナ教徒及びシャー教団、ゾロアスター教の高級牧師、哲学者達、キリスト教会指導者達、コンスタンチノーブルの賢者達及び住民、サルタン領及びハリハ管轄の長官、ゾロアスター教、ユダヤ教、キリスト教、回教の公然たる信者全員、ベーアンの人々、世界中の賢者、文学者達、詩人達、神秘論者達、商人達、選挙された議員達、彼自身の国の人々」に送られたのですが凡ては「諫言、警告、訴え、宣言及び予言という範囲内に入るもので要するに人類の指導者達への重大な要望の書でありました。」「この宣布がそうであったように緊急を要する素晴らしいものでありこれは其の者達の創造力の更に大きな啓示の序曲に過ぎなかったのでした。そして彼の聖域の最も秀でた活躍即ちキタビアクダスの宣言に匹敵するものへの序幕にしか過ぎません。」1873年に書かれたこの最も神聖な本の中でバハオラは「王中の王なる彼は現

れた」と地上の王達に総合的に一度ならず宣言されたばかりではなく、御名によって主権者達に呼びかけ、アメリカ大陸の支配者達及びそこの共和国の大統領達に「約束された者が現れた」ことを宣布されています。彼が自ら立証しておられる通り「世の初めからメッセージが、かくも公然と宣言されたことは未だかつてなかった。」のでした。この宿命を担っている百年祭が1967年の9月にマシャヤト(意志)のフィーストのときにアドリアノーブルの館跡へバハイ世界の数名の指名された代表が訪問することによって開始されるでしょう。そのアドリアノーブルであの歴史的な「最も重大な書簡」が書かれたのでした。

この喜ばしい敬慶な訪問に直ぐ続いて六の国際的大陸間会議が十月中にパナマ、ウィルメット、シドニー、カンパラ、フランクフルト及びニューデリーで同時に開催されるでしょう。各会議の開催者及び招集者はその開催地のNSAであります。之等の大会では次の大業の翼成者が万国正義院の代表として出席するでしょう。

パマナ市 :アマツゥルバハ・ルヒア・カヌーン(この方は此の機会に寺院の基礎石を置かれることになっています。)

ウィルメット :レロイ・アイオアス

シドニー :ユーゴー・ギァチェリー

カンパラ :アリ・アクバール。ラルタン

フランクフルト :ポール・ハニー

ニューデリー :アゾール・カシム・フェージー

全てのNSAは全国的並びに地方的の規模で1967年の9月から10月の間及び前述の会議と1968年のレズウンとの間に百年祭開催について適当な祭式の準備をするように要求されています。そのレズウンには万国正義院の改選のため第二回目の国際大会が中央本部で行われることになっています。

これらの計画が成功裡に実行されるとバハイ世界共同体の資源にふさわしい適切な記念式典ができるでしょう。この聖なる催しは世界共同体の深い思い出となることでしょう。

これら6つの会議は、彼等が祝う百年際の画期的な催しと同様に、9年計画の残余の年からキtラビアクダスの啓示の1973年の百年祭まで神の大業宣布時代の「公開状」を鳴り響かせるでありましょう。その活動には世界中全てのNSA及びLSAの緊急且つ想像力に富んだ研究を必要とします。

国際的方面ではジョーギ・エフェンディが予測されたように、数ヶ所で大洋会議の開催を見るでありましょう。最初は1968年8月中に地中海の一島嶼に於いて行われますが、百年前にバハウラがトルコのガリボリからアッカの最大牢獄まで其の海を渡られたことを記念するものであります。9年計画に続く数年内に、他の大洋会議が大西洋で、カリブ海で、太平洋で又印度洋で開かれるでしょう。

百年祭の全期間中信教を宣布する為に適当な効果的計画を行う役目を持つべき、全国布教委員会の任務を、今や考慮するように全てのNSAに要求してますが、我々はバハイ時代誕生の百年祭祝賀に関する守護者の書簡中、次の文章に注意を喚起することが最良のことだと思います。

これまでにない慎重に考慮され効果的に統制された全国的布教運動がバハウラのメッセージの宣布を目ざして講演により、ラジオ放送により、速やかに開始され、弾力に遂行されねばならない。信教の普遍性、其の目的とねらい、その劇的な歴史中の挿話、その変形力の証明およびその世界秩序の性格と著しい特色が祝賀に際して持出され引用されるべきである。講演会、協議会、祝宴、特殊の出版物によって或る程度まで実質的に且つ信者達の自由にし得る源資に応じてこの喜ばしい祝典の性格を公表すべきである。」

1953年といえば我等の敬愛する守護者が当時広く散在していて、はっきりまとまっていなかったバハイ世界共同体に、初めてあの輝かしい世界的10年計画を開始するように呼びかけられた年でもありますが、あの堂々たる大事業は共同体を一つにまとめる動機となり、対立、敵意、分裂に捲込まれている世界にあって、後世の人々は世界秩序のその型と力が発展していく様を、極く少数の人々であっても充分に見つめることができるようになりましょう。この神によって推進され、長い間約束されて居た大発展が「バハワラの世界秩序」即ち(地上の神の王国)の栄光と輝きのもとに、その最後の完成に到達するまで、その歴史的な進行を続けなければなりません。

万国正義院

オーストラリア全精会のハバイ公報

(1959年12月第69号)から

北東アジアのハバイ地域共同体結成の時に当り、ショーギエフェンディはオーストラリア全精会宛ての手紙(1957年7月19日付け)で、次のように書き送っています。

七年計西の最後の年となった今、勝利に対する確信と、前進を続ける信教の歩みの中

に新しい段階が開けてきたという実癌が次第に大きくなってきており、これにより一人

一人のバハイの心の中に感謝の気持と強い期待感が喚起されてくるに遠いない.七年計

面の勝利は今や視界に捕らえられたのであり、そしてその完遂の暁には、目標達成の集

大成を見てわれわれは皆一様に驚かされるであろう.しかし、今の時期の偉大な、歴史

的な特徴は、信教が人の目に触れぬかすかな影であった存在から抜け出したということ

であり、これはバハオラとバブの生誕の地の、あの有名な疲弊を知らぬ、親愛なるパハ

イ共同体の揺るぎない英雄とも言える人々の行為によって推進されたのである.

神の信教のこの劇的な状況の変化が、人間が作った組織の中で政治室や指導者や統治

者が必死に破滅へと向かう潮流を押し止めようとしたにもかかわらず、その努力が何の

効果もあげず、ただ破綻へと向かっていくのを大きな絶望の中で目の当たりにしている

この無秩序の時代に起きてきているということからみても、われわれバハイは敬愛する

守護者の次の言葉を新たに思い起こし、深くその意味について熟考する必要に迫られて

いるのである.つまり「人類が一つであること.一すべてのバハオラの教えはこれを中

心として回っているのであるが一…これは現代の社会の構成そのものを基本的に

変えるということを意味しており、この変革は未だ世界が経験したことのないほど大き

なものなのである」と述ベられているのである.

バハイ以外の世界においても、人類はまさに:新しい発展の段階に入りつつあるのだと

いうことが急速に認識され始めており、これが何を意味するかと言えば、バハイ世界共

同体は世界の社会にとって「単に中心となる核ではなく、まさに実例としての模範」で

あるということを、われわれが示すのにかつてない好機であるということであり、これ

を実現しようとしたのがバハオラの目的でもあり、人類がほとんど気付いてはいないが

実際には手に入れようと努力しているものなのである。

バハイ共同体にとって周囲の社会の生活と一層のかかわりを持っていく時代が来てい

る.しかし、その場合も世間のやがては消滅する和を乱す思想など一切支持せず、そし

て直接に布教するという努力を鈍化させることもせず、むしろ、人々との交わりの中で、

和合というものに向かわせるバハイの影響力を発揮し、敵対や暴力あるいは分製よりも

相談によって差異からくる間題を解決できるバハイの能力を示し、そして人類の生存の

神聖な目的に対するバハイの信仰を明確に話していかねばならない.

バハイの青少年も国連が1985年を国際青年の年と定めたことからこの機会を利用し、他の青少年のグループと積極的に協力して自分たち独自のキャンペーンに着手して

おり、他のグループの人々にバハイの考えやバハイがどのような世界を作ろうとしてい

るのかを知ってもらうように考えている。同じ年に、10年間にわたった国際婦人年の

最後を飾る行事があるが、バハイ共同体はこれにも強力な代表を送ることになっている.

次の1986年は国際平和年であり、この問題に関してバハイ信仰は沈黙しているこ

とも人目につかずにいることもできない。すでにもう万国正義院は世界中の政府や指導

者に対して、そして世界中のバハイ共同体を通してそれぞれの国、地方の政府や官庁の

人々、様々な社会のあらゆる分野の人々に、平和に関するバハイの考えを広く知らせる

計画を作りつつある.しかし、最も広く信教を知らせることができるのは地方のバハイ

共同体においてである。真のバハイ生活の模範が見られるというのもこの地方のバハイ

共同体においてである。人の世のできごとを精神的な和合という基盤の上で処理してい

くバハオラの力が最も顕著に現れるのもこの地方のバハイ共同体においてである.すべ

ての地方精神行政会は、皆一様により一層成長し、より効果的に動くように努力し、そ

このバハイ共同体がバハオラの世界秩序の礎石としての使命を果たせるように援助する

ことはもちろんのこと、さらに人々の信教に対する興味が次第にうねりのように大きく

ねり、そしてやがては神の信教こそ人類にとって唯一の希望であると認識されるように

なっていくのに寄与できるのである.

このような考え方が、今万国正義院が真剣に注目している点なのである.個々につい

て具体的にどのように実行していくかということが、今の七年計百の完了後すぐ継続

して始まる向う6年間続くことになる次の計画の大部を占めることになる.七年計面の

目標を達成させ、自分たちの地方バハイ共同体を強化し、そして何にもましてバハオラ

の啓示の目的をより深くしっかりと理解することによって、われわれは人類が神ご自身

の王国のたくさんの恩恵と祝福を身に受けるにふさわしい存在となるその前に、この地

上における人類の生き方というものを全く別の形に変えていかなければならないのであ

り、そのために自分たちに課せられた役割を十分果たせるよう心構えをしていなくては

ならないのである.

バハイの愛をこめた挨拶とともに、

(署名)万国正義院

「神の春の季節」は急速に進んでおり、地上の原子も一つ一つがバハオラの啓示の地を揺るがすような影響力に答えているのである。この新しい生命の兆候は、神の信教の発展においてあまりにも明確に現れている。たとえ一瞬でも、信教が発展し次々と展開していく姿を熟視するならば、信教の進む方向を定めている「全能なる御手」が持つ逆らうことのできない力を、驚嘆と感謝の気持で認めざるを得ないのである。

この進展は七年計画の間に明らかにその速度を速めており、このことについてはバハイ世界全体を通して多くの重要な事業が達成されたことや、信教そのものの中心部において欠くことのできない発展が見られたことがそれを証明している。アブドラ・パシャの家の建物の南の部分が修復され、巡礼の場として入れるようになったこと、万国正義院の本部建物が完成し業務を開始したこと、弧状に建てられる予定の残りの建造物の詳細な計画が承認されたこと、国際布教センターと大陸顧問団のメンパーの構成および責務の拡大、社会経済開発計画事務局および広報事務局の設立、太平洋地区の礼拝堂の献堂式の開催、インドの礼拝堂の建設の感動的な進展、世界中における布教活動の展開一その結果として23の新しい全国精神行政会が成立し、約8,000の地方精神行政会が新たに作られ、バハイが居住する地域数も16,000以上増え、バハイ共同体の中に新たに加わった人種の数も300を数え、新しく出版された書物の数は2,196冊、その内898編は聖なる書物であり、バハイの文献が新しく114の言語で出版され、737の新しい社会経済開発計画が始められており、新たに開局したバハイ・ラジオ局は3個所、これに加えて後三つの局が間もなく開局の予定一これらは七年計画の明らかな成果として際立っているものであり、バハイの形成時代の第三段階が幕を閉じるにあたり、それを封印するものとして記憶されるであろう。

七年計画の開始と時を同じくして、イランのバハイ共同体においては信教の発祥の地から神の教えを抹殺してしまおうとするたくらみ、残酷な迫害が再び起こってきた。しかし、英雄的ともいえるペルシャのバハイの友の揺るぎない姿勢は、国際的な関心の目を強く信教に集めた主な原因となり、その結果として国連の総会においてこの問題が議題として取り上げられ、それと同時にあらゆる報道機関を通して世界中に伝えられ、それまでの世に知られずにいた状態から脱け出すことを可能にしてくれたのである。それは信教の初期の時代を特徴づけるものであり、またその時代を擁護してきたものでもある。この感動的な成り行きを見て、万国正義院はついに平和に関する書簡を世界中の国民へあてて送り、各国の元首およびすべての施政者にも届ける計画を始めたのである。

これまで述べてきた際立ったでき事と平衡して、信教の機構が成熟の域に達するという点においても全体的に大きな進展が見られた。バハイ行政秩序の二本の柱の間にこれまで以上に密接な協力関係が保持されるように進めていくことにより、機構に携わる側の能力と責任を巾広いものにしていき、常により大きな決定権を付託していくということも推進されてきている。この方法も今回初めての試みとして全国精神行政会と大陸顧問が国際布教計画の中のそれぞれの国の目標を共に考えていくことになったことから大きく一歩前進したことになる。両者が共にそれを遂行し、六年計画の世界全体の目標を各国で当てはめて両者が共に実行していかねばならない.この重要な意味を持つ展開は形成時代の第4段階としてふさわしい開始の仕方であり、全国共同体が影響力を持つまでに強く成長し、それぞれの国においてまさに真の神の信教であるという証明でもある愛と社会の和合の精神を広く行き渡らせることができるようになれるというのが、この第4段階の特徴であり、それへの過程の第一歩をしるすことにもなるのである。

バハイ世界本部で達成すべき目標の中には、キタビ・アクダスおよびこれに関連した書物の英訳で、十分に注釈をつけた本の出版、「フククラの法」をバハイ世界に教えていくこと、弧を描いて建てられる予定の建造物の建設計画の推進、信教の国際的な関係の基盤を巾広いものにしていくこと、などが含まれている。

今回の計画の世界全体としての主たる目標についてはすでに全国精神行政会と大陸顧間に合同で相談し遂行していくように送ってある。

親愛なる友よ、世界は夜明け前の暗黒の時を通り過ぎ、神の信教はこれまで以上に明るく輝き、神の御旗がはためき、そして楽園の小夜鳥が歌をさえずるあの栄光に満ちた黎明(れいめい)へと近づいているのである。

愛をこめたバハイの挨拶とともに

(署名)万国正義院

1986年のレズワンに六年計画がその第一歩を踏み出したが、これはちょうど我々の信教の形成時代が今後全体として展開していく新しい段階一第4番目の段階一の開始と時を同じくして始まったのである。常に発展していくこの神の信教のそれぞれの行政機構も、すでに高い完成の域に達したという徴候を示しており、しかも同時に信教の初期の時代の身を守りつつ世に知られぬあの状態から抜け出し、一般の人々からも注目される、より広い場へと出てきたのである。この二つの動きが対になって進んできたということは、バハイ共同体の精神的な活動の広い範囲にまで及ぶ発展を見ても、またバハイ以外の場における活動、それもバハイの歴史上どの時期を取っても見られないほど活発な活動を見ても明らかである。

上に述べた二つの動きのうち最初のものとして、それぞれの全国精神行政会が主体となって、大陸顧問との協議を通して、また地方精神行政会やひろく一般のバハイとも相談して進めたのであるが、すべての国のバハイ共同体が、初めての試みとして、新しい計画のなかで達成すべき目標を自ら設定するよう任された事をあげることができる。この完成の域に入ったのであるという期待は、各国の共同体にとっても一つの挑戦すべき課題ではあったが、それぞれが立案した国単位の計画をバハイ世界本部へ提出し、それが世界全体に対する六年計画としてまとめられていったことをみれば、これも期待どうりであったことが分かる。

二番目に述べたことは、1985年10月に全世界の諸国民に宛てて出された「世界平和への確証」の配布に、バハイ世界共同体が一丸となって立ち上ったことである。この平和声明文を受け取った人々としては、国家元首、各国政府の数多くの人々、外交官、教師、労働組合関係者、宗教の指導者、司法関係や警察の高官、そして法律や医学その他の専門職の人々、地方行政府の官吏、種々のクラブ組織や協会そして何千という人々がいる、これまでのところ、この平和声明文は約70の言葉に訳され、百万部以上が配布されていると推定される。これらの二つの活動だけでもバハイ世界共同体が一層強化され完成の域に達するにあたって大いに助けとなっており、またこれまで以上に明確にしかも早い速度で一般の人々に認識されるようになってきているのである。

信教が世界の舞台に急速に登場するようになってきているが、これにはこの他の要因も大いに貢献している。つまり、大きな所では国連の総会で、小さな所では地方の共同体で、一般のいろいろな場において、広くゆきわたっている『生命の軍勢』の一つ一つの活動が注目されたり、話題にのぼったりしているのである。

苦しい試練の中にいるベルシャのバハイの不動の信仰心は、以前にもまして信教が今なお世界中において注目を集めている主な要因である。英雄的ともいえる殉教者への、残酷な処刑の例数こそ以前より減ってきてはいるが、長い間にわたって迫害を受けてきたこの共同体に対する苛虐と追放、中傷と略奪はなお続いており一今でも200人以上が刑務所に入れられているが一このことを基盤にしてバハイの国連代表であるバハイ国際共同体は常に繰り返し操り返し強くこの事実を訴えてきており、その結果として、国連総会でも取り上げられ、人権委員会では無抵抗なバハイの為にイランの政府に代表団を送るという決議もなされ、この決議はEC、つまりヨーロッパ共同体の構成国である多くの大国によっても支持されたのである。

これらの全ての事が重なって、我々の大切な信教が国際的に注目され、関心を集めてきているのであるが、これも単に平和声明文が行き渡った為だけではなく、社会経済発展計画の分野における活動が急速に広まった為でもある。この活動も多岐にわたっており、ラジオ局の開設と運営一現在放送を続けている局は7局一から、学校、読み書き教育プログラム、農業技術援助、そして世界中の多くの場所での小規模ではあるが価値のある村単位の種々の事業の主役としての活動などがある。

国毎のバハイ共同体も宗教会議、平和セミナー、その池人種問題や、我々が大いに貢献できる分野の主題についてのシンポジュームなどを計画し成功裏に終らせており、これらも一度ならず広く報道され、社会の上層部の指導者の関心を集めているのである。バハイの青少年は、「人類の新しい人種」が持つ想像力と理想主義により力を得、また高揚した気持ちをもって多くの若者達の集まりを通してかなりの数の仲間を引き付けてきており、また自分達の生活自体をも広い分野において奉仕できる方向にもっていくように急に活発になってきている。その結果として豊かな実りが献身的なバハイの働き手を待っていて与えられるのである。

我々の周囲の人々がバハイ活動に急速にかかわり合いを持つようになってきているこれらの事実に加えて、特に注目すべきすばらしい事業の達成があるが、それは、ニューデリーの見事なバハイ礼拝堂の完成とその献堂式である。神を賛美するための献堂式の後の30日間に、12万人以上の人がここを訪れているのである心この清純のシンボルは、無数の多種多様な宗教、信仰の渦巻くこの国において神もその使者も一つであるということを宣布しつつ、神の聖なる信教の時代におけるこの素晴らしい日々に与えられている力と荘厳さをまさにそのままに表わしているのである。

神の信教が国際的に、早い速度で、大々的に発展していくための舞台はすでに整えられているのである.いま、さしあたってやらなければならない重要な事は六年計画の目標達成への努力である。六年計画の準備段階は既に始まっている。何にもまして重要な布教活動は、大胆な着想をもって、どこまでも休むことなく、そして犠牲をも払う覚悟で続けていかねばならない。これまでにないほど多くの人々をバハイにしていけば、やがてはその人々がおおきなエネルギー、資源そして精神的な力となってくれ、心から愛する信教が人類の救済においてその役割を立派に果たす事ができるようにしてくれるのである。この過程を一層強化するために、六年計画の国際的な目標が定められ、数百にのぼる多国問の援助計画の実施、1987年のレズワンにおけるザイールの全国精神行政会の復活、そして六年計画の問に、アンゴラ、ギニア、ギニアービッサウ、マカオの全国精神行政会の成立がすでに承認されている.六年計画の最初の一年の問に、前の布教計画においてパイオニアの必要

性がわかっていた所へと、既に338人のパイオニアが名乗りを挙げ、119カ国に移り住んでいる。新しくパイオニアとしてでかけていって欲しいという呼掛けを今準備中であるが、これは問もなく発表されることになっている。世界中の新しい独立国におけるバハイの青少年の奉仕活動の計画、援助促進が今必要とされている。全国精神行政会は、他の全国精神行政会とも協議を重ね、それぞれの地区の大陸顧問とも相談して、このような呼掛けに応えてくれる人々の奉仕活動をどのようにしたらもっとも効果的なものにしていく事ができるか、調整していくよう求められている。

1992年、この聖なる年には『祝福されたる美』バハオラの昇天と聖約の発祥から100年目に当る年として記念の行事が行われるが、既にその準備に入っている.しかも、神のいにしえからの約束の実現に向かって近付きつつ、次々と前進していく過程において、過去と未来を結び付けるバハオラの聖約が六年計画の大きな主題であるという事もこれにふさわしいことである。この主題に精神を集中していくならば、我々一人一入がバハオラの啓示の意味をより深く理解することができるであろう一一この『啓示』について守護者は「過去の時代や世紀における約束と最高の誉れとして歓呼をもって迎えられ、これからの少なくとも一千年は続く今の時代の始まりとして、また五十万年以上は続くこれからの新しい周期の始まりとして、そして『預言者の時代』の終わりと『預言の実現の時代』の開始を示すものとして、かつまた創始者バハオラ自身の時代の継続期間やその教えのすばらしさと内容が豊富なことにおいても、比類ないほど卓越しているという点において、アダムの周期の中において出現した全ての『宗教の時代』の集大成であるとして、歓呼して、迎えられるもの・・・」として説明しているのである。精神を集中して学習すれば自ずと答えの出てくる問題の中には、バハイの聖約の意味、その発祥、そしてそれに対して我々がとるべき態度などが含まれている。

これらの深い意味を持った周題について熟考する時に常に心に浮かぶのは、聖約の中心、神の神秘、完全な模範を示す者、アブドル・バハの人を引き付けるあの姿である.アブドル・バハの決して問違うことのない聖なる書の解釈と、それを個人個人の生活の中でどのように生かしていくかというすばらしい例証は、我々の進むべき路を照らしてくれており、それにそって生きていかれるよう一生懸命努力しなければならない。六年計画の問に、アブドル・バハが西洋を訪問した時から数えての75周年記念を行うが、それにふさわしい記念行事や宣布活動も行われる。時を同じくして、アメリカにおける第一次七年計画の開始50周年記念行事が行われる。この七年計画は1937年に守護者ショーギ・エフェンディの指導によって始められ、アブドル・バハの全地球を精神的な意味で征服していく大計画を体系的に実行に移していくものであったが、これが『神の計画趣の最初の段階の始まりを示していたのである。

我々にはこれから挑戦していかねばならない、壮大な、驚くほど大きな事業が持っているのであり、これは今までにないことである。それには、やはり一人一人の壮大な、大きな犠牲、献身の態度、わき目もふらぬ真剣さが必要である、現在、バハイの世界共同体の活動は、数も多く多種多様になっており、それに必要な経費も膨大になってきている。これを維持していくためには、今のままのバハイ国際基金ではとても賄いきれないのである。信教が必要とすることは、例えそれが増大していっても我々には対応できる能力があるのだということは、少し前に完了した七年計画の記録をみれば明らかである。イランの親愛なる友の英雄的な生き方、欠くことのできない奉仕活動としてのパイオニアヘの呼びかけに答えてくれた3694名もの献身的な人々がいるということ、いまで胎児期にある世界秩序のすべての機構のすみずみにおいて、布教やバハイ行政に携わる人、地方精神行政会やバハイ一人一人が絶え問なく活動してくれていること、これら一つ一つが大きくなりつつある『生命の軍勢』に新しい力と能力を与えてくれるのである。我々は将来に向かって大きく歩を進めていくうちに、神の恵みは常に我々とともにある.こと、この苦難に満ちた世界に神の王国を建設するために努力を重ねていくことによって、最終的には大きな勝利を手にすることができるのだということを十分に確信するであろう。

心からのバハイの挨拶を

(署名)万国正義院

今世紀の大半にわたって影を投げかけてきた陰鬱な風景に、今や、一筋の銀色の光りが視界を照らし始めました.それは世界中で社会的変化を推進している新しい風潮、そして平和への動向が促進されている徴候に認めることができます。神の信教においては、その旗がより荘厳なる高みにのぼるにつれて、バハオラの秩序がその力を増してきていることに見られます、その力が人々の注目を引き付けるのです。マスメディアは、これまで以上にバハイ世界共同体に注目し始めています。作家や著述家は新聞や雑誌などの記事、さまざまな本や参考図書などの中でバハイ共同体の存在を認めています。そういった出版物の数は増加しています。それらの中で最も重要視されているものの一つは、最近バハィ信教をキリスト教に次いで最も広範囲に広がった宗教としてリストに挙げているのです。諸国の政府、行政当局、著名人、および人道主義団体は、このバハイ共同体に対して驚くべき関心を示し、しかもそれがますます明かになってきておリます。彼らは、バハイ共同体の法律や原則、機構や生き方を研究しているだけ'ではありません。社会問題を軽減するたや人道主義的活動を実施するためにもバハイ共同体の助言や積極的な援助を求めてきているのです。

このように好都合な状況が重なって胸を弾ませる結果となり、私たちの全世界にわたる共同体をさらに発展させ、強化させる新しい形の機会が出現したのであります。社会のあらゆる層の人々に、大業を布教する新しい見通しが出てきたのです。このことは、人々が隊をなしで入ってくる始まりをますます多くの全国共同体が目撃するようになって、多くの地域で促進されている新しい布教活動から生じてくる早い時期に見られる結果にすでに確認されているのです。人々が隊をなしてバハイになることは、敬愛する師が約束され、ショーギ・エフエンディが集団改宗に通じるものとして述べられていたことです。この天恵による状況が提供している当面の可能性から、今までかって経験したことのないような最大名の共同体の拡大が実際に近づいていることを、私たちは期待せざるを得ないのであります。

バハオラの大業への関心を燃え立たせた火花は、イランの愛する友人らの英碓的な不屈の精神と忍耐でありました。このことから、バハイの世界共同体は奮起し、注意深く全体の調和をとりながら組織した計画をもって世界の良心に根気強く訴え続けてきました。共同体全体が参加し、行政秩序を通して一体となって行動したこの膨大な事業と同時に、他の面においても、同様に活発で、かつ人の目にふれる諸活動が進行していました。これについてはすでに個々に詳しく説明してきました。それでもなお、私たちはこの広範囲にわたる努力の重要な結果として、私たちが認識したことを述べずにはいられないのであります。それは大業の対外的な活動に新しい段階が来たということです。その特徴は、全国精神行政会が、政府や政府以外の団体、および一般の人々と益々密接な関係を打ち建てつつ明らかに成熟の域に達したということであります。

この認識に鼓舞されて昨年の11月にドイヅで会合を開くことになりました。それはヨーロッパと北アメリカの全国バハイ対外活動め代表者たちと、バハイ国際共同体事務局の主なる代表者たちとの会合で、その目的は彼らの仕事をより効果的に整合させるためでありました。これは又、ますます多くの全国精神行政会を参加させて、この急速に発展しつつある分野で世界的規模の事業を実施し得る、円滑な機能をそなえた国際連絡網をつくるための準備の一歩でもありました。これらの発展に関連して去年の10月には、有名な世界野性生物基金の自然保護と宗教連絡会議の正式な会員として受け入れられることによって、信教に国際的な承認が与えられたという重大底意義をもつに至った業績もあります。

深く愛され、ゆるぎない不屈の信仰をもったイランの友人たちへの迫害か長引いていたその最も暗い時期に、ショーギ・エフェンディは驚くべき洞察力のこもった手紙の中で彼らを慰められました。「ペルシヤの殉教者たちの聖なる血が流されるごとによって、この煌めく時代に、この輝かしい、この宝石がちりばめられたババイ時代に、地上は崇高なる天国に変えられるでありましょう。そして、もろもろの書簡に啓示されているように、世界の中心に人類の一体性の幕屋が建てられ、人々の眼に人類和合の実体が示され、最大平和が確立され、この低き世界からアブハの楽園を映しだす鏡が造りだされ、世界のすべての人々に、「…地球が別の地球に変えられる日」という言葉が、きわめて明白に、何の疑いもなく立証されるでありましょう。イランの友人たちがさらされている恐ろしい、苦しみからこのような驚くべき未来が到来するという事実を考えれば、大業の運命におけるこの危機の時に、私たちの前に現われてきた好機と課題は明かになるのであります。すでに着手した大計画は達成されなければなりません。バブの廟の上方と下方の階段状の庭園とカルメル山上め弧状に並ぶ建造物は完成されなければなりません。これは神の聖なる山が開花する時の栄光ある未来像を実現するものです。聖約の開始百年記念祭を祝うために、聖約の都市で第二回世界大会が開催されなければなりません。着実に進行している最も聖なる書、アクダスの書の翻訳と注釈は出版されなければなりません。ホゴゴラの制度にバハイか示した関心はより深めなければなりません。より多くのパイオニアや布教旅行者が国外に出ていかなければなりません。大業の為に必要な経費は賄っていかねばなりません。6年計画のすべての目標は達成されなければなリません.

しかし、すべてのバハイ活動の最大目的は布教であります。今まで成就ざれたすべてと未来に成就されるすべては、この中心活動、すなわち「土台の主礎石」のまわりを巡るのです。'大業のすべての進歩はこれに帰するのであります。目下の課題は、現在なされている努力のすべてを凌ぐ質と、多様性と、強烈さをもった規模の布教をすることであります。布教の時は今です。その機会が、狂乱した世界の急速に変動していく風潮の中で、失われないように今実行しなければなりません。一時の間に合わせがこの緊迫感を呼び起こす主要な動機だなどと想像してはなりません。これには、重要な理由があります。それは、人類の大半の哀れむべき苦境であります。苦しみ、混乱し、正義を渇望しながら、「自らの目で神を見、自らの耳で神の調べを聴く力を失っているから」であります。彼らは養われなければなりません。希望が失われた所では未来像を回復させ、疑いと混乱が広まっている所では確信を築き上げなければなりません。この面でも、また他の面でも、「世界平知への確証」は道を開くために企画されたものです。各国の政府の指導者たちにそれを進呈することは、ほとんど完了しました。その内容は、今できる限リの手段で、あらゆる地方のあらゆる身分の人々に伝えられなければなりません。このことは、現在の布教活動に必要な面であり、力をゆるめずに遂行されなければなりません。

布教は精神の糧であります。それは眠っている魂に生命をもたらし、新しい天と地をもたらします。それは和合した世界の旗を高く掲げます。それは聖約の勝利を確実にし、それに身を捧げる人たちに、主の満足が得られるという天上の幸福をもたらします。

すべて個々のバハイは―男性も女性も若者も子供も―この行動の場へと出ていくように求められているのです。共同体全体が成功するか否かは、自分から進んで布教し、奉仕する個人の断固とした意志によるのです。バハオラの強大な聖約について十分な基礎知識を持ち、日々の祈りと聖なる言葉の朗読で支えられ、神の教えをより深く理解しようとする不断の努力で強められ、教えを現代の問題の解決にどう役立てるかというたゆまぬ努力で啓発され、神の驚くべき世界秩序の法律や原則を守ることによって養われれば、すべての個人は布教で一層成功をおさめることができるようになるのです。要するに、大業の最終的勝利は、ショーギ・エフェンディがあれほど強く心に訴えるように強調されたつぎの言葉に保証されています。「それには、たった一つの方法しかありません。つまり、バハオラが宣言された永遠の原則の光輝を私たちの内的生活と各自の性格のさまざまな面でどれほど反映させることができるかに依るのです。」

愛する友人の皆さん、最愛なる方、祝福された美なる方から、「創造物の目の慰め」、「すべての人々の生命そのものが依存しなければならない静かに流れる流水」と呼ばれている皆さんに、私たちは時機が熟しているという心の最奥の確信から、厳粛に次のことを懇請いたしたいのであります。つまり、各々がすべてのこまごまとした問題を脇に置き、エネルギーを神の大業の布教―宣布し、拡大し、強化すること―に向けていただきたいことであります。皆さんは、眼前に広がるこの発展への明るい広野は、「神から生まれた力」の働きに依ることを十分に確信して、この仕事に取りかかることができます。この「神から生まれた力」は「全創造物の内奥の実在の中で震えており」、「両刃の剣のように、まさしく私たちの眼前で、一方では幾世紀も文明社会の組織を保ってきた昔からの絆

を裂き、他方では幼児期にあり、未だもって解放されていないバハオラの信教を拘束して

いる足枷をゆるめているのであります。

恐れたリ、疑ったりしてはなリません。聖約の力が皆さんを援助し、活力を与え、皆さ

んが進む道からすべての障害を取り除いてくれるのです。「神は、まことに、神を援助す

る者すべてを援助したまい、神を思い起す者すべてを思い起したまうであろう。」

私たちは皆さん一人一人のために常に一生懸命に祈っておリます。

(署名)万国正義院

去年のレズワンに開催された国際バハイ大会であれほど強力な効果を発揮した精神的潮流は世界共同体全体にすさまじい勢いで流され、すみずみまで広く行き渡りました。この流れは東西双方の共同体のメンパーを奮起させ、目ざましい活動と過去のどの年にも経験しなかったような布教業績を成し遂げさせたのです。新しくバハイになった人の数の多さだけでもこのことを裏書きしています。つまり、その数はすでに約50万人と報告されているのです。われわれが一年前のメッセージの中で呼びかけた多数入信の累積しつつある証拠を考えるとき、インドとリベリア、ボリビアとバングラデシュ、台湾とペルー、フィリッピンとハイチといった遠隔の地方の名前がすぐ前

面に出てくるのです。これらの事実は今から起こるであろうより強大な加速度的発展への希望にあふれる兆候であります。そしてすべての全国共同体は、現在の布教活動状況がどんなものであれ、最終的にはこの加速度的発展に巻き込まれるでありましょう。

われわれはこれほど短期間に起こった驚くべき発展を謙虚な感謝の気持ちと同時に心はずむ期待でふりかえってみたいと思います。発展の一つは、バブの聖廟の上下に連なる階段状の庭園の構築にファリボルズ・サーバ氏の設計が採用されたことです。このことは師(アブドル・バハ)と守護者の予言の実現に向って新しい段階が始まったことを示すものです。この予言というのは国王や統治者たちがバハオラの、殉教した先駆者の御墓に敬意を表するためにカルメル山の坂を登ってくる道に関するものであります。その他の発展には、イシカバッドのバハイが提出した地方精神行政会の再設立要請がモスクワの中央政府によって承認されたこと;ブタペストにバハイ広報センターを開設するための第一歩がとられたこと、しかもこれは東欧圏におけるその面での最初の信教の機関であること;信教が中国本土に宣布される時を予測して、香港にバハイ国際共同体の広報局の支局が設立されたことなどがあります。

さらに、これらの発展のうち顕著なものには、世界野性生物基金の自然保護会議の事業を援助するためにバハイ国際共同体が共催でロンドンで開いた「自然のための芸術」プログラムが成功したこと;世界保健機構(WHO)とバハイ国際共同体が協力して事業を進めるための正式協定書の調印がジュネーブで行なわれたこと;オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズの公立学校でバハイのカリキュラムが正式に承認されたこと:ニューデリーの礼拝堂を訪れる訪問客の数は1986年12月の落成式以来400万人という膨大な数に達したが、その中には中国、ソ連、東欧圏の諸国をはじめ多数の国々の政府の高官や著名人が異例なほど多く含まれていたことなどがあります。以上はこの一年間に起こったほかの多くの重要な出来事に加えて、六年計画の現在までの総合的な業績記録に合併され、バハイ世界において加速度的に増してきた活動のダイナミックな状況を示すものであります。

このような驚くべき進歩に関して、十年間イランの同胞信者たちに対する極端に残酷な迫害がもたらした精神的、社会的影響を見過ごすことはけしてできません。イランの同胞信者たちの犠牲の重要性は、未来においてのみ十分理解できるでありましょう。しかしその影響は、世界中で、信教の宣布と政府当局および主な非政府団体との友好関係確立における驚くべき成功に明らかに認めることができます。したがって、われわれはイランで投獄されていた大半のバハイの釈放を深い感謝の気持ちと喜びをもって発表いたします。喜びに満ちながらも、われわれはイランバハイ共同体の完全な解放とあらゆる面におけるバハイの人権の保証が確保されなければならないことを忘れてはなリません。

この現在の喜びのなかで、このレズワンの時に東南アジアのマカオと西アフリカのギニアビサウに設立される二つの全国精神行政会に心からの歓迎の辞を述べたいと思います。

現在の社会を狂わしている混乱の闇をとおして非常にかすかながらも認め得る微光が遠くから近づいてきています。その光は、敬愛する守護者が心に描かれた三つの平行して進行する過程の成就に向かって、ゆっくりとしかも確実に近づいてきているのです。すなわち、その三つの過程というのは小平和の出現であり、カルメル山の救世のアーク(弧)上の建物の建築であり、全国および地方精神行政会の成長発展であります。実際六年計画をとおして、この形成期における第四期において、とくに今終わったばかりのこの一年において、いまだに遠くに離れているにせよ、この敏光はより近づいてきたのであります。といいますのも、この六年計画の初期にさえ、地球上のもっとも騒然としたいくつかの地域における政治の指導者たちの突然の姿勢の変化を誰が想像することが出来たでありましょうか。彼らは、手に負えないほど強情に見えた態度を急に変えたのであります。この数力月における変化は社説の執筆者たちにこう質問させたのであります。「平和は到来し始めたのであろうか。」これらの出来事が神からきたことに気づいている人々にとってはこの発展は確かに勇気を与えてくれるものであるに違いありません。とはいえ、われわれには小平和の確立に伴う明確な状況は不明であり、その正確な時期も「神の主なる計画」に隠されたままであります。しかしながら、他の二つの過程はバハオラの信者たちが明確に定められた仕事をどれだけ果たすかの度合いに直接影響されるものであります。これには元気づけられるに十分な理由があります。といいますのも、アーク上に建設予定の残りの建物の設計が採用され、壮麗で堂々とした建造物を実現させるための細かい準備が始められたからであります。そして、われわれは全国および地方精神行政会の力が増してきたことをまのあたりに見なかったでありましょうか。その力というのは、計画を編み出しそれを実行する能力、政府当局と社会団体に対処する能力、一般の入々の要請に応える能力、社会・経済発展計画面で他と協力して働く能力であります。これらの行政会は大陸顧問、顧問補佐およびアシスタントの方々の用心深いしかも慈愛ある支持で強化されていないでしょうか。彼らの急速に伸びてきたエネルギーのすべては国際布教センターで適切に調整されます。人数が増強されたこの国際布教センターの機構はすでに活力を、ピジョンを、多方面にわたる才能を見せ、それは温かい賞賛を呼び起こさなかったでありましょうか。

われわれはこれまでの明らかな進歩についてもう少し思いめぐらしたい気もしますが、業績に甘んじるよりもそれらによって鼓舞されて前進すべきでありましょう。以上に述べた現在進行中の過程と出来事が混り合ってわれわれに重大な意義をもつ好機が与えられています。したがって、われわれの聖なる大業に直ちに利益をもたらしてくれる事を現実化するためにこの好機を逸せず、真直ぐに確信をもって前進しようではありませんか。これらの利益は当然、六年計画の主要な目標と同一に考えていくべきものであります。そして、われわれは今、1992年から1993年にかけての聖なる年とその重大な記念祝典が遠からずせまってきているのを十分意識してその後半に乗り入れようとしているのであります。

絶えず拡大していきつつある布教活動の推進とともに、われわれは出来るかぎりの手段を用いてもっとも重大な諸計画を遂行しなけれぱなりません。バハイ啓示の「輝なる書」アクダス書の英語版の出版準備はつづけられています。聖地におけるバハオラの昇天百年記念祭の祝典にふさわしい準備が今整えられなければなりません。1992年にニューヨークで開かれる世界大会の計画が予定どおりに進められなければなりません。さらに、バハイ共同体より字の読めない人がいないようにするために組織的な配慮が与えられなければなりません。この面の達成は、他のどの手段よりもすべての友人(バハイ)に聖なる言葉を近づけさせることになり、それによってバハイの生き方にしたがう努力が強められるのであります。同様に、われわれの共同体生活と均整と調和を保って進められる環境保護の努力を援助することも、バハイ活動の中で重要視されなければなりません。

カルメル山の建築事業に関して述べますと、事業管理局が設置され、技術職員が集められました。アーク上の建築予定敷地の地質検査が始まらんとしています。バハイ世界全体が期待してきた起工式を始めるすぐ前の段階であります。それゆえに、この機会をとらえて、建築に着手するためと、一度開始されたこの事業を維持していくために必要な資金の緊急性を皆さんに理解していただきたいと思うのです。

以上のすべての必要条件は、「バハ」(神)の共同体の真撃(しんし)なメンバーのすべてが、新たに聖別された心と、とくに布教の仕事への献身をとおして実現しなければならないもので、また必ずやそうするでありましょう。この布教の仕事は、あらゆるバハイ事業の成功の土台を確保するためと、多数入信の過程を促進するために非常に重要なことであります。したがって、われわれは皆さんに考慮していただくために、つぎのことを力説したいと思うのであります。バハイの教えを宣布することは基本的なことではありますが、それだけでは十分ではありません。バハイの人数を増加させることはきわめて重要ではありますが、それだけでは十分ではありません。人々の魂が変えられ、それにより共同体が強化され、新しい生活模範とならなければならないのです。変革はバハオラの大業の本質的な目的であります。そして、そ

れは各個人が聖約に従ってやり遂げようとする意志と努力にかかっているのです。この人生を全うする変革の進行に必要なことは、聖なる言葉を定期的に読み、勉強し、神の意志と目的を知ることであります。

敬愛する友人たちよ。この一年の業績から生み出されたはずみは、大業の著しい拡大への好機にだけでなく、広範囲にわたる課題にも反映されています。これらの重大で、強要的で、多様な課題は、複雑に組み合わされ、以前にもましてわれわれの精神的、物質的資源を要求しているのであります。われわれはそれらの課題に対応できる準備をしておかなければなりません。この六年計画の半ばにおいて、われわれは希望と可能性をはらんだ歴史的時期に達しました。世界の重要な趨勢が神の大業の原則と目標により近づいて同一線上に並んできた時期に達したのです。したがって、世界を包含する布教活動の遂行のためにわれわれの共同体は強力に前進しなければならず、その緊急性は重大であります。

われわれが第一に応じなければならないことは、自分自身と他の人たちに布教することです。あらゆる可能な手段を用いて、そして一刻の猶予もなく、社会のすべての層の人たちに布教することであります。敬愛する師(アプドル・バハ)は布教を説き勧め、このように述ぺておられます。「ローソクが灯されるまではその炎は輝きを発することはできません。光が輝きはじめるまではその光輝はまわりの暗闇を消散させることはできません。」今こそ立ち上がり、前進しなさい。そして「灯されていないローソクに火をつける人」となりなさい。

われわれの変わらぬ愛、けして弱まることのない激励、絶え間ない熱烈な祈りは、われわれの愛する主への奉仕のために皆さんが何処に行かれようとも、何をされようとも皆さんとともにあります。・・

(署名)万国正義院.

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幾多のめざましい成果をみたこの一年を閉じるにあたって、私達は果たすべき限りない課題とまばゆいばかりの近い将来を同時に見つめつつ、光に満ちた20世紀の最後の10年間の入り口に立っているのである。この一年間、めまぐるしい展開をみせた出来事は、世界を変革するバハオラの教えが出現し、そこから湧き出てきた精神的な力が、バハオラの昇天から百年目にあたる日が近づくにつれ、一層加速されていくということを示している。この一層加速されていくということは、社会的思想や政治的本質における突然の、しかも広い範囲にわたっての変容においても同様であり、これによる直接の影響をみての喜びの感情と、その真の意義と定められた結果をみての当惑の感情がかき立てられ、ある著名な新聞社の記者は、なんと説明してよいのか分からずに、結局は「目に見えぬ御手」のなせる業であると書いたのである。

全世界のバハオラに従うものにとっては、その驚くべき出来事には「聖なる源」と明確な意図があるはずだということは疑う余地のないところである。したがって、神のあふれんばかりの恵沢のすばらしい、しるしをみて共に喜ぼうではないか。昨年のレズワンに報告された布教と新しいババイの加入の高いレベルはその

まま保持されており、それ以外に東ヨーロッパからシナ海に至る範囲で新たな布教の場が展開し始めている。つい数週間まえ、二人のバハオラの騎士が樺太に定住したことにより、ショ―ギ・エフェンディによりあの10年世界右教計画で最後に残された地、と言われた樺太の島もバハイの住む地区の一つの中に入ったのである。昨年のレズワンにイシュカバの地方精神行政会が再成立したこと、ルーマニアのグルージで「東ブロック」の中の最初の地精会が最近できたこと、またソ連や東ヨーロッパでいくつかの地精会がこのレズワンに再成立、あるいは新規に成立していることーこれらの目標の達成やごく近い将来を展望すれば、私達が「形成時代」の第四期の意義深い時代に到達したことは確かである。バハイの行政秩序もこれまでになく広い範囲にわたる多種多様な人々から成る共同体を包み込むに至っている。このような大きな発展があったからこそ、万国正義院から追加の2年計画の発表があったのであり、また、これが正式に発足した今日、真剣に積極的に取り組んでいくことを望んでいる。

この短い一年の間、バハイ共同体を今の発展の段階へと至らしめた驚嘆すべき活動の何とすぱらしいことか、また何と広く行き渡ったことか。バハオラの約束のすばらしさに思いをはせるとき、私達の心は愛と感謝の気持で大業の翼成者を思い起こしている。どこにおいても大業の翼成者は共同体の模範を示す人として、

翼代の暗闇に向かって光明の象徴を高く掲げでいるのである。広い範囲にわたって急速に増加しているバハイのメンバーを鼓舞し、薫陶し、助言をあたえる仕事を神から与えられた任務として、その不屈の精神をもって、いかなる状況下でもどこにあっても、これを遂行してくれている。バハイの世界の新しい状況の中で、この一年同に大業の翼成者がヨーロッパ、アジアでの発展に寄与してくれたいくつかの例を挙げられるのも喜ばしいことである。アマトゥール・バハ・ルヒヤカヌーンは極東への長い旅行の中で、万国正義院の代理としてマカオの全国精神行政会の成立に立会い、モンゴリアではバハオラの騎士が同し、そこでは初めて現地の人でバハオラを信じる人が生まれ、中華人民共和国では各地で友らに格別の配慮をされた。また中国ではルヒヤカヌーンの映画「緑の光の探検」がテレビで放映されている。コリス・フェザーストン氏は戦火で破壊されたヴェトナムで長い間にわたって苦難にさらされてきた友らをもう一度励ますために大いに力を注いでくれた。いま現時点においても、アリーアクバール・フルタン氏は昔信教が迫害を受けた時に追われた、そのソ連を訪問しており 60年もの昔、敬愛された守護者がフルタン氏に託した望みを今こそ勝利をもって果たし、その地に帰ったのである。

国際布教センターの顧問のメンバーとて、いま地球上のすべての地域で明らかになってきた信教の発展の潮流にのる好機を逸することなく、それに応えることに決して遅れをとってはいない。発展へと向かう統合された計画に、大陸顧問および、その有能で、自己を犠牲にして一生懸命に働く補佐もこれに応えており、全世界の信教において拡大と強化の分野で一つの新しい活力が認められる。大陸顧問は今の5年の任期がまもなく終わるが、それぞれのすばらしい奉仕は顕著であり、すべてのバハイ共同体の深い感謝の気持ちを受けるのにふさわしい人々である。

ババイの内部でもその活動範囲は多岐に分化し広がっているが、同様に外部に対しても種々の分野で関係の強化、影響力や提言などで広がりをみせている。その内のいくつかの広がり、影響力は驚くべきものであり、ここで二、三の例を挙げてみれば明白である。新たに設立された環境局について、バハイ国際共同体は一自らも率先し、また他の環境問題を取り扱う機関とも協力して、世界森林条約会議の年次総会を再開した。この会議は1945年に有名なリチャ一ド・セント・バーブ・ベイカー氏によって設立されていたものである。この再開以降、環境局は種々の環境問題に関する国際機関が主催する重要な行事に参加を求められてきている。また、バハイ国際共同体はユネスコの後援で始められた識字促進特別運動にも参画しており、タイで開催された、「すべての人に教育を」世界会議にも招待

された。ここでもバハイの代表は入々の注目を集めるような仕事、また重要ないろいろな仕事を引き受けるよう依頼され、その結果バハイ共同体の持つ長所が遺憾なく発揮された。フィジ―の政府の上級官僚の推薦もあったため、そこのスパにバハイ国際共同体の国連事務局の太平洋地区支部の設立の準備も始まっている。アメリカのメリ―ランド大学は最近「バハイ国際平和講座」の開港の決定を公式に発表した。この講座は大学の国際開発と紛争処理センターの中に開設されるもので、バハオラの教えを学問的に研究していこうとする努力を一層活発にしていくはずである。これと期を同じくして、インドの全国精神行政会がインドール大学で「バハイ研究講座」を開講するにあたっての合意がなされたとの発表をおこなっている。

イランのバハイの自由をかち取るための努力も継続してなされているが、これも新たな段階に入った。国連の代表が初めてイランの領土内で正式に、人権も認められていないバハイの代表と会見している。その結果は国連の人権委員への報告に記録されており、この委員会のジュネーブにおける最近の会議で、バハイについての記述が盛り込まれたイランに対する決議案が再び採択された。これは重要なことであり、当然これに影響されてアメリカの下院でも全会一致でイランのバハイ共同体の自由を保証し、さらにこれを達成するためにアメリカ政府がとるべき方策にも言及した決議案を採択し、同様の決議案は上院にも上程されることになっている

聖地においては、カルメル山上の建物を完成させる計画を実行に移すための準備もまた一歩実現へと近づいた。ノウ・ルーズの夜に市の都市計画委員会によりバハイ世界本部が申請した案が、詳細かつ複雄な点に至るまでの交渉の後承認されたことは誠に喜ばしい限りである。これにより最終的な建築許可の発行への道が開けたのである。

親愛なる友よ、6年計画の終結と1992年のレズワンの「聖なる年」の始まりまで、わずか二年を残すのみとなった。その特別な時期には、バハオラの昇天から百年目にあたる日へと私達が近づいて行くにつれ、いくつもの出来事が起きるであろうが、人々が興奮を押えきれぬ程の出来事の記録に一度立ち止まって感謝の気持ちを捧げ、これまでこの地球上で息づいたものの中で、最も価値ある「存在」であった方の、世を救う目的であったその生涯に厳粛な気持ちで思いをはせる必要がある

その時にはバハイの歴史のうねりが高い水位を記録することを予想して、すでに二つの大きな世界的な行事の計画が進められている。その第一は広く世界各地のバハイの代表が聖地に集い、「最も聖なる廟」の周辺の計画の完成を躍動する気持でそれにふさわしい記念式典に参加すること、である。バハオラの限りない精神の、すべてを凌ぎ勝利をもたらす影響力の印でもある。この記念式典の重要な部分として、バハオラの廟の入口の戸の床の下にバハオラの騎士達の名前を書き記した光輝く「名誉の巻物」が入った入れ物を納めるところがある。これはショーギ・エフェンディの10年計画のときに自分達の主の御名のもとに、計画の中で未だバハイが住んでいない地域として挙げられていた所へと出かけた勇気ある人々の名前のリストであり、ショーギ・エフェンディによって書き始められた物である。この行事により、やく40年経った今、敬愛された守護者がご自身で望まれたように、まさにこれにふさわしい完結をみたのである。バハオラの騎士で生存中の人はこの儀式を見られるように招待されるはずである。

もう一つの行事とし、全世界に行き渡るバハオラの秩序を確実に一つにまとめ力強さを保持してゆく方法として、バ八オラにより後世に残された聖約が示されてからから百年たったことを記念しての国際大会が開かれる。開催は1992年の11月、場所はニューヨークであり、この都市は聖約の中心として任命され、た方から「聖約の都市」として定められた所である。また、ここは「ニューヨークから、神の聖約と遺訓に対して不動の信仰を持つようにとの呼びかけが、全世界のあらゆる場所へと伝えられるであろう、そしてそこは祝福された場所となるであろう」と予言された都市である。

地方および全国的なレベルにおけるこれに関連した行事が、上に述べた二つの重要な時期と一致して開催されれば、バハイの心の奥深くに感激をあたえ、一般の人々に対しては「聖約の主」がこの世に現われた事、そして主の崇高な教えの目的とその達成という意義深い事実を印象づけるきっかけとなるであろう。全地球上において聖約の主の御名を讃える一大キャンペーンへともっていく方法も今計画中であることは言うまでもない。

バハイの友は今あらゆる地域でこの対になった二つの記念の行事の意義について十分に思いを馳せねばならない。祈りをとうして、教えの研究をとうして、バハオラの地位と目的について、そして力に満ちた聖約の根本的な意義についてすべての友一すべての男性、女性、そして青少年は、自分達の内面の生活と個人の性格の品位を高めることにより、そしてお互いの気持ちが一つにまとまった上での交流をとうして、また、あらゆる事について行動を正し、そして目標の達成においても卓越していることをとうして、バハイは真に啓蒙された、模範となりうる共同体に属しているのだということを、またバハイが「最も祝福された者」の昇天百年を記念してこれから集うが、その「最も祝福された者」のこの地上での一生は苦難に満ちたものではあったが、それとて決して無駄ではなかったということを、広く示していこうではないか。ここで述べた私達が備えていなければならない条件が、バハオラの教えを伝える努力の基準となるよう、また「王の中の王」への忠誠の刻印となるようにしようではないか。

親愛なる、かけがえのない同胞よ、世界中で社会は「時代の主」が予言されたような状況へと変遷しつつあり、まさに危機の局面にあるということが明らかである今こそ、私達は十分に将来を予期すべき時なのである。神の翼は、激しく羽ばたき、旧い制度は覆され、人類が諸事にわたって新しい秩序を心底から望む動きは一層強くなり、これまでは許されていなかった地でバハオラの御旗を掲げていかれる道を開いてくれているのである。これまでの変革が見せた速い速度は、20世紀の最後を閉じるこの10年間における私達の夢をかき立ててくれ、また心は期待に躍るのである。この状況は明るい兆しと、重い課題の両方を等分に示している。

今日の社会の構成の中でも深層からの変化の兆し見られ、これは小平和への到達を意味する。この兆候は希望を与えてはくれるが、「過渡期の時代」の暗い物質主義がはびこっている。国枠主義や人種差別思想はなお人々の心の中で不正を働き、人類はなお経済的悲惨な状態からの脱却に必要な精神的基盤に気づいていないのである。今すぐにでもやらねばならない課題は、まず第一に英知と勇気をもって緊急に神の信教を伝え、神により命令された機構を全世界に構築することである。そして、第二にカルメル山の上にバブの廟の階段状の庭園と信教の「行政の中心地」のアークの上に建築予定の建物を完成させることである。最初の課題に応えるには個々のバハイが堅く決心し、常に変わらずに確信をもっ

て行動することが必要である。二番目を達成するには惜しみなく基金の献金が流れていくことが不可欠である。両者は密接に関達している。

過去二年間を見てみると、100万人近い人々がバハイ信教に入ってきている。いろいろな地域で、集団的な加入(エントリー・バイ・トループス)が増えたことがこの数字の増加に寄与しているが、これを見ていると守護者が予想されたことを思い出し、その守護者の予想が分かれば、布教の分野における栄光に満ちた将来の可能性をよりよく理解できるようになる。守護者はこれについて次のように断言されているのである。つまり、「種々の国、民族の人々が集団となってバハイの世界に加入してくる...これは長い間にわたって待ち望んできたその時の幕開けとなるであろう。その時とは、いまだかすかにも見ることは出来ないが、それまでの種々の一連の出来事の結果として、また重大な、しかも多分に大異変として、集団改宗がそれぞれの国、民族の中で起こりはじめ、それが突然に信教の命運をも変えるほどの変革をもたらし、世界の均衡をくるわし、バハオラの信教の精神的権戚の力と物質的な強さはもちろんのこと、数の上においても一千倍にも力を増すようになるのである」。私達は、大規模なバハイヘの加入が村から村へ、何から町へ、そしてある国から次の国へと広がりをみせていくということを、自信をもって信じてよいのである。しかしながら、ショーギ・エフェンディの予想が最終的には実現するものだとして、ただ座して待っているような私達ではない。数こそ少ないが、私達は全幅の信頼を神の摂理におき、いま目の前にある課題を神から特別に与えられたものとみなして、計画を手にしつつ勝利を目指して前進せねばならない

私達の活動のいくつかの局面において、思想と行動を拡大していくことができれば、これまでに述べた約束を果たしていく際にそこで成功をおさめる可能性が大となるはずである。変革、それもこれまでにない急速な変革、は今日では常に見られるものであり、またバハイも発展や、その大きさや外部との関連を大いに推し進めるように求められているのであるから、共同体としてもそれに適応できるように準備していかねばならない。ある意味では、この事は共同体として本来の第一の目的である、布教、いいかえれば拡大と強化、への努力を怠ることなく、行動をより広くひろげてもそれに対応できるように熟練していく必要があるということを意味している。行動の面でも多様性の中での統合が必要であり、異なった個人が異なった活動に努力を集中し、信教の発展と成長にとって全体としてみ

た時に有益な効果があればよしとすることが必要である。なぜなら一人の人がすべてを見る事はできないし、すべての人が同じ事をすることもできないからである。共同体に多くの事が要求されてくるに従い、共同体も否応なしに成熟していかねばならないし、そのためにはこの事を理解する事は大切である

バハオラによりもたらされた秩序は、社会の発展を導き、問題を解決するように作られているのである。しかし、いま構築しつつある運営機構の中に本来存在する可能性を社会に十分に示すには、私達の数はあまりにも少な過ぎるし、この機構がいかに効果的であっても、バハイの数が大量に増加しない限りは適切な評価を得ることは難しい。世界の共通した情勢からも、これらをバハイが十分に示すことは一層緊急なことになってきている。旧い秩序の欠陥を非難している人も、あるいはそれ以上に取り壊してしまおうとしている人も、それに代えて一体何を持ってきたら効果が挙がるのか、まったく考えが及ばないというのも明白な事実である。私達の行政秩序は将来の社会の模範として組み立てられているのであるから、目に見えるものとして示すことは絶望に喘ぐ人々にとって希望の灯となるのである

これまで、信教の中には人種別のグループがかなりの数で入ってきておりその多様性たるや目をみはるものがある。しかしまた、すでに信教の中に入っているグループからの加入を一層増加し、また、まだ信教に入っていないグループの人々をも引きつけていき、これを固めていくためにはあらゆる事を実行に移していかねばならない。ここで、今後作り上げていかねばならないもう1つの、趣を異にした多様性があり、これなくしては信教としても今要求されている課題に十分に応えることはできない。今はバハイのメンバーの中に、種々の人種が入っているという事とは別に、人間としてのいろいろな活動の分野の中で何か業績を挙げている人、著名な人を含めて、専門的な資格、才能を持った人々を多く取り込んでいくことが必要だということである。そのような人々がバハイになり、それもかなりの数にすることが、大衆への布教に欠くことの出来ない要因でもあり、もはやこれ以上無視できないし、私達の布教活動の中に十分心して、入念に取り入れていかねばならない部分である。これにより、基礎は一層広範囲となり、集団で加入してくる過程を速める結果となるはずである。これを実行に移すことは非常に重要であり、今がその時期でもあるので、大陸顧問、そして全国精神行政会は協議、計画作りにおいてこれに真剣に取り組むよう、強く求める次第である。

人類をとりまく情勢は、忠言や実際的な方法をとうして、また危機にある社会の問題を解決するために、私達の共同体にこれまで以上に援助を求めてくる段階に入っている。喜んで提供すべき奉仕であるが、これは私達の地方精神行政会や全国精神行政会がこれまで以上にきちんと原則にのっとって行動していなければならないということを意味している。神の信教の上に人々の関心は一層強く注がれてくると、信教の本来の正しい姿にのっとっての行動をとうして、またバハイの運営の精神や形に、より近づ<ことにより、そして適切な協議の結果から生まれる恩恵に一層め信頼をおいて、バハイの機構がその業務の遂行を改善していくことが必須条件となってくる。これにより、バハイが導いている社会も模範的な生活を反映するようになり、幻滅を感じている人々にも希望を与える結果となる

のである。

小平和の到来はそれほど遠くではないという徴候、行政秩序の中の地方、および全国の機構が、経験も積み影響力を現わし始め成長しつつあるということ、アークの上にこれから建てられる行政上の建造物の建設計画が進み最終段階に入ったということ...これらの希望に満ちた条件を見ていると、ショーギ・エフェンディが心に描かれた力に満ちた同時進行の出来事の全体像が、一層明確に識別できるようになってくる。これをみて誠実な人ならは誰も否定はできない。

共同体は明らかにこの地球上で実際に建設的な力を発揮する先駆者であり、また広く認められた知識をも身につけてきたのであるから、共に「父」なる御方の仕事に従事しようではないか。その方は、天上の隠れ家から、私達のとるに足らない努力に対しても豊かな恵みを雨と降り注いでくださり、その征服していく力の無限の勝利に私達は鷲かされるのである。私達が聖なる地において、一人一人に代わって、そしてすべての人々の代わりに、祈りを続けているのは、このような「父」なる御方の絶えることのない恵みを願ってのことなのである。

"

万国正義院

(署名)

つい先ほど終わったこの一年の間に『祝福された美』によって、世界に広がるバハオラの共同体とその信教の世界本部に与えられた驚くべき恵みに対して、我々が感じているこの感謝の気持ちは、この世の言葉ではとても言い表わせるものではない。今ここに、バハオラの変わらぬ恩恵と、すべてを従わせる力が存在するという明白なる証拠を前にして、ただ頭を下げるのみである。

中近東の混乱の結果発生した破壊にもつながる危険が、この一年の後半に聖地を覆い包んだが、それもバハイ本部の運営業務を停止させるどころか、支障をきたすほど停滞させることもなく過ぎ去った。その時の状況をみれば、何物にも阻止されず、着実に発展し、そして確実にすべてを統合してゆくバハオラの『システム一一 機構』と、この『変遷の時代』の動乱の様子との間の明らかな対照を強烈に気づかせてくれる。この変遷の時代について守護者ショウギ・エフェンディは「この時代の苦難は神の人類に対する究極的な目的を具現化してくれる至福の『時代』の到来を告げる前兆である」と断言しているのである。また、守護者の言葉によれば、これは「崩壊しつつある現文明の苦悩と、『世界秩序』一一人類を救うアーク一一その廃虚の中から立ち上がるはずの秩序一一の生みの苦しみが同時に存在する事を明確に示す徴候でもある」。

この地域で突如として起きた危機に対して、あれほど多くの国々が救援へと一致して兵力をもって対応したが、これこそ疑いもなくバハオラが一世紀も前に紛争解決の手段として述べた、集団防衛の原則が不可欠であるということを示しているのである。もちろん、この原則を将来完全に実施するようにバハオラによって啓示された国際的な対処の方法に比べれば、人類の施政者達によって取られた方法はかなりかけ離れたものではあるが、『この時代の主』によって国々が取るべき態度として示された形へと向かって大きくその第一歩を踏み出しことは確かである。将来、国々が進むべき方向がいかなるものかを示したバハオラの言葉は、何と明確なものであるか、次に引用する。「おお、この世の君主たちよ、和合せよ。それにより汝らの間の不和の嵐が静まり、国民は平安を見いだすであろう。もし誰かが他に対して武器をとれば、皆その者に対して立ち上がれ。というのも、これは明白なる正義に他ならないからである」。

言うまでもなく、どの方向からみてもパハオラの啓示の力は世界中で目にみえて実効を挙げてきている。新しい世界秩序が必要である、という呼び掛けは指導的立場の政治家、影響力のある思想家が詩歌の繰り返し部分のように述べているが、この言葉が真に何を意味しているか理解できないまま言っているのである。しかし、バハオラの啓示の根本的な目的が何であるか、人類全体を徐々に気付かせていってくれていることは分かってくるはずである。また、この呼び掛けが、アブドル・バハの言葉によれば、「冠際的な協定の基盤を打ち立てる最初の国」であり「精神的にすべての国を指導していく」使命をもっている共和国の元首によって繰り返し強く主張されたということは、信教の内と外のそれぞれにおいて、同時に進行していく過程が効果を挙げているということと、一層加速されているということを示すものである。この内と外での二つの過程についてショウギ・エフェンディは、「単一の栄光に満ちた完成」へと集約されいくように定められていると述べている。

信教の内部においては、六年計画について、かならずしも当初の計画そのものではないが、見るものを圧倒するような大きな成果が多く見られる。中でもまず目を引く例が、ソ連とこれまでの衛星諸国の中で、現象として起きている一連の種々の変化の中にいくつか見られる。モスクワに地方精神行政会が再び成立してから、わずか一年の後にソ連に全国精神行政会が設立されることになった。同様に革命的な政治改革が起きてからわずか一年余の後に、ルーマニアでも政府がバハイ共同体を宗教団体として認め、バハオラの教えを広める権利を承認したのである。ここルーマニアでも、このレズワンに全国精神行政会が成立する。チェコスロバキヤでの信教の急速な広がりにより、つい数週間前ここでも全国精神行政会の成立が決定したのである。同時にカリブ海のリーワード諸島が行政的に二つの地域に分割されることから、ここには西リーワード諸島全国精神行政会が成立する。この四つの全国精神行政会の成立が心からの喜びをもって迎えられることにより、世界の全国精神行政会の数は155となった。

この歴史的出来事に万国正義院の代理として3人の大業の翼成者がそれぞれに出席してくれることをここで発表する。アマトウル・バハ・ルヒヤカヌーンはルーマニアヘ、アリ・アクバール・フルタン氏はソ連ヘ、アリ・ムハマッド・ヴァルガ博士はチェコスロバキヤヘ行かれる。また、ルース・プリングル大陸顧問は西リーワード諸島へやはり万国正義院の代理として出向いてくれる。

バハオラの信教が持つ権威が一般の人々の心の中で、ますます大きくなって行くことを示すよい例としてドイツの出来事をのべる。ドイツの連邦最高裁判所はこの国の最高の司法権を持つところであるが、ここが信教を承認するという事において大変重大な決定をしたということである。つまり、地方精神行政会の登記に際して、定款の中では地方精神行政会は全国精神行政会の下にあって監督を受けることになっている。しかし、全国精神行政会がこのような権限をもっているという事は、新たに登記される団体は自主独立した権限を有す、という一般の法的な原則に違反するという理由で、下級裁判所はことごとく地方精神行政会の定款の受理を拒んだのである。この件については非常に複雑であるのでここで詳細を述べることは避けるが、結局は連邦最高裁判所は地方精神行政会の申請を確認受理したのである。これは長期間、細部にわたって検討された後の決定であり、いろいろな出来事があったがその内の一つを挙げると、これにより地方精神行政会はバハイ信教の聖典の中で指示されている事のまさにそのものを行い得る法的権限を認可され、また認証された宗教としての内容も本来あるがままの姿で何ら問題もなく、これは一般の人々によっても、また比較宗教学の学者の報告の中でも確認されたのである。連邦最高裁判所の独自の審議の結果、その判断が非常に重要な意義を持っていたため、この決定についての解説文が新聞社に渡されるという異例の処置もとられた。この処置は普通ではまず見られない事で、統一ドイツの国境線をはるかに越えてバハイ共同体にとって大変意義深いものとなるであろう。

信教が広い視野に立っての見識を持つという事実が、ー般の人々にも一層高く評価されつつあるというもう一つの例がある。これは南アフリカ共和国においてのことであるが、ここでは全国精神行政会が数十年にわたるアパルトヘイトの問題解決について政府より率先して取り組んできたという利点を生かして、国家の新しい憲法の草案に関する見解をまとめて提出することに決定したのである。南アフリカ法制委員会は、政府に代わって実際に審議をするところであるが、ここの委員長が、これまでに憲法に精神的、道徳的よりどころを与えようとした考え方を示したのはバハイのグループだけであると述べている。

これまで述べてきた数々の進展のそれぞれの影響については、それが何であれ、またこの他の多くの事実--モンゴルでのアジア仏教者平和会議と協同で開催された一般公開講演会にて、バハイ国際共同体の代表が、仏教徒でない唯一人の講師として講演を依頼されたこと、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が最近の訪問先ブルンジでの歓迎会の席上、特にバハイについて言及したということ、ツバルでは広く受け入れられている宗教の一つとしてバハイ信教が正式にリストの載っているということ、ブラジルの全国精神行政会が主催した「平和のための教育に関する国際博」に23の大使館と教育機関が参加したこと、これらの出来事がどの様な効果をもたらしたかは別として、一つだけ明白なる事実がある。つまり、地球を駆けめぐる強烈な印象が幾つも積み重なり、信教が人に知られずにいる状態から脱して、誰の目にも明らかに映るようになった、ということを確認させてくれたのである。バハイ共同体の真の姿、そして豊かな可能性を、一般の人々が一層強く認めるようになってきたという事実は、信教の形成時代の4番目の時代における特徴ある前進の様子を示すもである。

これまで見てきたすばらしい徴候や前兆に考えを及ぼしていると、大陸顧問とその補佐、そしてアシスタントに対して、心からの愛と感謝の念を表わしたい思いが募るのを禁じ得ないのである。これまでに述べた驚くほどの発展を可能にしてきてくれた人々の努力を鼓舞し、支えてきてくれたのも大陸顧問や補佐であったし、特にこれまで以上に布教へと向かう推進力に拍車をかけてくれたのも、大陸顧問と補佐であった。これが共同体が達成したあらゆる成功の基礎となったのである。いま大陸顧問は、バハイ世界に対する不可欠のそして高く評価される奉仕のために新しい任期に入っているが、すでに大陸顧間は力強く動き始め、我々に計り知れぬ励ましと喜びを与えてくれている。大陸顧問は、国際布教センターの心からの奨励と全幅の支持により、新たに率先して動いて行くということにそのエネルギーを傾けているが、これも六年計画が満足できる段階まで達成されるということを示すよい前兆でもある。ことしの聖約の日には、世界の補佐の数が今より90名多い、846名となり、大陸顧問の力も十分に発揮されるはずである。また、この追加の任命により補佐およびアシスタントに与えられている精神的な義務の広がりと質的内容において、強い力をうるようになるということは、世界に広がる共同体がこぞって歓迎するところでもあり、補佐とアシスタントの草の根での働きは、我々の栄光に輝く信教が拡大と強化を続けていくことを保証しているのである。

六年計画の偉大な進展は我々の精神を明るくしてくれ、また我々の望みを高めてくれる。今は計画の内の唯一年を残すのみとなったが、七つの大きな目標の達成に向かって力強く歩を進めてきている。我々の共同体は1986年にこの計画が始まった当初と比べて、劇的な変化を見せている。驚くほどに拡大し発展してきた。これまで以上に多岐に渡り、これまで以上に力強くなり、これまで以上に際だった存在となった。今こそ六年計画の最後の年に入るに当たり、期待で心も躍る景観が水平線上、我々すべての前に開けているのである:

長い間待ち望まれていた、注釈付きの英語版、キタビ・アグダス、『掟の書』、『最も聖なる書』、『バハオラの啓示の母なる書』が完成する一一これは不滅の業績であり、これはバハイ世界の発展の段階における新しい時代の到来を告げるものであり、また六年計画の達成を飾るものでもある。

バブの廟の下の方のテラスの構築のための土木作業と「聖なる書の研究施設」と「国際資料館別館」のための掘削工事も開始される。神の聖なる山の上に作られる予定の、力に満ちた、言い尽くせぬほど重要な計画も新しい局面に入った。

六年計画の終了は、1992-1993年の「聖なる年」の開始によって区切りがつけられる。この気持ちの上での区切りの間、バハオラに従う者はバハオラの昇天後百年の記念と、『世界を統合する聖約』の意義について熟考することになっている。すでにお知らせしたように、世界を震わすほどに重要な二つの出来事の特徴を反映するようにいくつかの大きな記念行事も計画されている。

まず第一に、バハイ世界各地からの代表は、『バハオラの騎士』と共にバージのバハオラの館の周辺に集う。ここからバハオラの自由になった『精神』がその天国の主権の王座へと旅立ったのである。また、『最も聖なる廟』の近くでも集まるが、ここではバハオラの騎士の名を記録した『名誉の巻物』が収められる。これは地上のすべての地域に彼の教えを広めるという呼び掛けに対して、バハオラを愛する者らが応えていったということを形のうえで示す行事である。バージではこの集まりで祈りの厳粛な行事、聖なる書の朗読などが執り行われる。ここで読まれる聖なる書は世界中のバハイ共同体にも配布され、各地での記念の行事の際にも使われる。こうして百年目の記念行事が聖地で執り行われている間、バハイ世界も一緒になって信仰に満ちた経験をするのである。

二番目として、世界大会が1992年の11月23日から26日までの間ニューヨークにて開催されることになっている。このニューヨークにおいて、敬愛する師は自分の地位についてバハオラの聖約の中心として任命されたものであることを明らかにし、その意義を説明された所であり、またニューヨーク市は、師によって『聖約の町』と名付けられた所でもある。世界中においてバハイはこの世界大会の重要性を一層増すためにも、適切な付随した行事を開催する。この世界大会はバハオラの聖約が始まってから百年、そしてその目的と統合する力を宣言してから百年たった事を記念して開かれるものである。この活動のためにバハオラに関する説明の文章が万国正義院の指示で広報局で用意された。これは、バハイにとっては自分達で研究し、インスピレーションを得る源とし、一般の人々に対してはバハオラを紹介する広報用の資料として使えるようにしたものである。いずれの場合も最大名の共同体は地球上のあるゆる場所でバハオラの名前を誇示するように努力し、どこにおいても良心的な人々の間では知らない人のないようにすべきである。

今すぐにも達成されることが、これほど多く一度に集まっていることは普段よくあることではないーーキタビ・アグダスの書の発行、カルメル山上に建造物を建てる計画、六年計画の完了、聖なる年の開始一一これらはいずれもバハイ世界の期待をかきたて、これまで試みられてきたよりも一層峯多くの努力を発揮すべき場が用意され、歴史は新しい段階へと移っていくことを我々に示しているのである。他の人々にとって利益となることを望み、深遠な、個人的な行為の中で、神に対して自分の心の献身の気持ちを表現することが可能なのは、聖なる掟があるからであり、また個々の信者を信教の『中心の機構』に直接結びつけているのも聖なる掟であり、そして何にもまして忠実な、誠実な人々に、口では言い表わせないような恵みと、たくさんの神の摂理の祝福を与えてくれるのも聖なる掟である。この聖なる掟は今のこのすばらしい時代に、神の最高の顕示者に自分の信仰を誓う人々すべてによって、受け入れられるべきなのである。われわれの主権者たる主の前にて謙虚な気持ちで、1992年のレズワン、つまり聖なる年の始まりの時、ホゴゴラの法、『神の権利』がすべてに適用されることを宣言する。すべてのバハイは愛の気持ちを以てこれに従うよう呼びかける。

親愛なる、兄弟、姉妹よ、我々の『愛するお方』がどの様に我々の懇願にこたえてくださったか、証言しなさい。バハオラが、これまではその治癒の言葉すら聞くことができなかった地に新しい同胞を増やし、新しい機構を作り、いかに我々の人生を豊かにしてくれたか見なさい。程度の差こそあれ、国々の行動にその指針としていかに大きな力で彼の聖なる処方が確認されていったか、考えても見なさい。このようなたくさんの祝福が自分の中に吹き込まれ、それにより不屈の勇気と確信をうることができ、挑戦すべき多くの難問はあるが、それでも輝かしい将来にたち向かうことができるのである。言うまでもなく皆さんは、六年計画の最終的な勝利を目指し、よい前兆を示す年に向かって船出をしたのである。

バハ才ラヘの奉仕における皆さんの自己を忘れた行動をとうして、これからもバハオラの愛と優しい思いやりの、尽きることのない宝庫からの恵みが皆さんの上に引続き与えられますように。

万国正義院

万 国 正 義 殿

バハイ世界本部

1992年 リズワン

世界のバハイへ

心から愛する友へ

今年のリズワンは、この時季の本来の荘厳さに押して、普段と異なる駆けの 特別な行事が続く日々の新開けの時であり、我々の胸は鷲喘きとときめき、「栄光の 王」への敬虔をもってひきまつくのである。その「栄光の王」の恵みにより我々は 信教の歴史の中での厳賓の節日に到達したのである。

今終了した六年計画の勝利の旗ぶかから、百年前にすべての時代に「約束された者 バハオラがこの世での生命を終える聖なる時を記念し、他に例のない意義深さに 祝賞の念も打たれ、今随もった「聖なる年」の戸口へと求めたのである。しかしながら 「真理の太陽」は沈んでいても、「不朽の栄光の王国」からあたかも絶えることなく、 り、以来その蛮生力は全地球上に光を降り注いでいるのである。『御厳でさないほど 俊大且つ『啓示の創造者』、『過去のすべての宗教の時代が最高の、究極の目的』 たたえられている世界『春』の中では『ー人間の限わかった見本となるのな国日 融を作った香』、その人がこの世を離れたのである。さらに、「彼」は『神の最高 にすばらしい恵みが人間上に降り注く時代』に「神の時代が開けるその場」に立っ ている。それ故、我々は年の度に数百年紀を予想することができるだけでなく、年々 タに、我々はこのような疲労無比な事実についても想すべきなのである。

この聖なる年に引き起こされる神聖な思いで胸が溢れており、そのため誰さんす べてのより高く熱烈の時、その再び神に奉仕する時、そしてこれらなすべ き仕事、これから到達すべき所、これから朏らかになされるべきことがら に向かって進む準備の段階に入るまに、一時休止せしるよう呼びかけるひ第第である 。休みなく発展し続けてきた前例かめない適去百年の歴史を振り返り、同時に神 の目的は各地に根ざし共に中心にある数世紀を予想することができるだけでもある。この 日の遠成は、粗機的ないくつかの「計画」の進展と与相へく飛躍と活動 を通じて次々と実現されていくことは過去の経験から確実である。

患沢多い聖なる年の入口をはいるとすぐに、六年計画の腋执に より開かれた新 しい水平線が望まれる。これはちょうど信教の形成の時代の四番目の時代の一段 階に一致する。六年計画中、多くの場所で、また特別な時期には、非常に大きな規 模での拡張があった。しかし、全体としてみれば、六年計画の勝利は数の上での勝 利ばかりではなく、深い段階での発展をも示立てた。新たに始まった新しい試み、高度な機械上の発展などがあり、六年計画の結果ては二、三 賃で別弟していることは不可能ではあるが、注目すべき力に満たされた時期に見られた 発展の重要な点だけでも、主となるを抜い出す価値はあるずである。この六年 間にバハイ共同体はおおいに変貌している。主な特徴だけでも学ぶていれば、バハ イの友にとってどこいいようにともそれぞれ納得いくものであろうし、以下のような とめることもできよう。

第一:バハオラの信教は地球上のすべての国の国民を含むに至った。政治状勢の 突然の変化は、神の「計画」の干渉によることはいえ表わっているし、また、世界 邦と東欧諸国をはじめとし、広大な地域を神の教えに開いた。 この機会によって ショーギ・エフェンディの世界10年布教計画以来の、最後に残されたバハイにと っての末路の地にまでバハオラの騎士が結まること ができるようになったのである。 また、同様に1990年のリズワン期間には、この地のため新しい宣言 ことにもなったのである。この補足的な計画は、対象とする多くの国における拡大 という意味のみならず、これらの国々におきて新しいバハイが表れている社会の 層を見てもまさにある程機性が木してており、また出版されたバハイの書物の質、種類、 期間に次々と設立される地方、国際的な協議所、どれもとって生刻的な価値を示さ めたのである。バハイ世界全体がこれらの発展によって大いに刺激され、かなりの の数の国における布教活動で顕著な成功を記録しているという。これまでに世界大都に入 った数字をみても、この六年計画の間に信教に入った人の数は150万人以上であり た。中でも興味深いのは、ガイアナでの3年間特別信教計画により、その より 俊の信教共同体の規模が国の人口の約6パーセントに達しているという点である。

第二: 世界中において信教の宣布はぐっくく新しい段階へと進んだ。1967 年、バハオラが人類の存在の目的を説き者に「宣布」を行なったちょうど百年が た事を記念しての宣布のキャンペーンが始まったが、1979年にイランのバハイ 共同体を囲った追害の波は一層宣布を推進し、そして今、『平和への確証』の配布 により大女性に広く範囲にわたって行なわれてきた。これらは国王、女王、 首脳、首相、国会議員、学者が、種々の機構の中で、バハイの教えを 認識するに至っているのである。あるゆる共同体が信教を広く知らせるために採掘 した創造的なエネルギーはこの六年計画を推進する力ともなり、種々の団体、世論 の先導者も継続関係を、これらの国々を促い、信教の宣布の際に発揮した強い力に勇気づけられ。また迫害を受けてきたイランのバハイ共同体をもたすすら 守るための絶えまない努力の力により、全国精神行政会や地方精神行政会は一般の 社会上の対面にあたって激くに広く信仰と独唱性を示し、若干年も し続けるはずである。全国精神行政会のあらゆるレベルの重更と数え切れない位多く 接触している事実、他の団体との交流が広範囲におよんでいること、そして報道 関係との接触も一層増加していること、などをかれば明らかである。

第三: 1986年12月、インド亜大陸の礼拝堂の献堂式が行なわれ、一般にも 公開されると、信教の布教と宣布にとって新たな力が引き出されてきた。この建造 物の様にみる美しさと雄大さは、「蓮の花の礼拝堂」として多くの人々の欽慕をよび さし、同時に膜大な数の朝鮮者にも祈えるものは普通のことであって構想実 みてすばらしいという評判は、その精神的な影響力と相まって広ぼってている。すべ てのバハイの礼拝堂の中で、このインドの礼拝堂は今日最も影響力をもつ。信教の 洗熟の布教者であり、訪問者は年々増加し、いまでは一日平均20,000人を数 え、ここだけで他のすべてのバハイの礼拝堂の訪問者の数の総和を超えてのである 。多くの国々からの訪問者の中には世界で最も著名な何人もを含まれている。 報道関係も非常に興味をもち、ロシアや中国でさえもこの礼拝堂はテレビの番組の 中でも紹介されている。信教が広く社会に知られるようになったのも、このような 成功を示した影響力によるのである。

第四: 信教が無名の状態から次第に抜け出していることはいろいろな面で認めら れる。学者の巣まりで、参考文献の中で、そして報道関係で、信教は『主たる』ま

幾多のめざましい成果をみたこの一年を閉じるにあたって、私達は果たすべき限りない課題とまばゆいばかりの近い将来を同時に見つめつつ、光に満ちた20世紀の最後の10年間の入り口に立っているのである。この一年間、めまぐるしい展開をみせた出来事は、世界を変革するバハオラの教えが出現し、そこから湧き出てきた精神的な力が、バハオラの昇天から百年目にあたる日が近づくにつれ、一層加速されていくということを示している。この一層加速されていくということは、社会的思想や政治的本質における突然の、しかも広い範囲にわたっての変容においても同様であり、これによる直接の影響をみての喜びの感情と、その真の意義と定められた結果をみての当惑の感情がかき立てられ、ある著名な新聞社の記者は、なんと説明してよいのか分からずに、結局は「目に見えぬ御手」のなせる業であると書いたのである。

全世界のバハオラに従うものにとっては、その驚くべき出来事には「聖なる源」と明確な意図があるはずだということは疑う余地のないところである。したがって、神のあふれんばかりの恵沢のすばらしい、しるしをみて共に喜ぼうではないか。昨年のレズワンに報告された布教と新しいババイの加入の高いレベルはその

まま保持されており、それ以外に東ヨーロッパからシナ海に至る範囲で新たな布教の場が展開し始めている。つい数週間まえ、二人のバハオラの騎士が樺太に定住したことにより、ショ―ギ・エフェンディによりあの10年世界右教計画で最後に残された地、と言われた樺太の島もバハイの住む地区の一つの中に入ったのである。昨年のレズワンにイシュカバの地方精神行政会が再成立したこと、ルーマニアのグルージで「東ブロック」の中の最初の地精会が最近できたこと、またソ連や東ヨーロッパでいくつかの地精会がこのレズワンに再成立、あるいは新規に成立していることーこれらの目標の達成やごく近い将来を展望すれば、私達が「形成時代」の第四期の意義深い時代に到達したことは確かである。バハイの行政秩序もこれまでになく広い範囲にわたる多種多様な人々から成る共同体を包み込むに至っている。このような大きな発展があったからこそ、万国正義院から追加の2年計画の発表があったのであり、また、これが正式に発足した今日、真剣に積極的に取り組んでいくことを望んでいる。

この短い一年の間、バハイ共同体を今の発展の段階へと至らしめた驚嘆すべき活動の何とすぱらしいことか、また何と広く行き渡ったことか。バハオラの約束のすばらしさに思いをはせるとき、私達の心は愛と感謝の気持で大業の翼成者を思い起こしている。どこにおいても大業の翼成者は共同体の模範を示す人として、

翼代の暗闇に向かって光明の象徴を高く掲げでいるのである。広い範囲にわたって急速に増加しているバハイのメンバーを鼓舞し、薫陶し、助言をあたえる仕事を神から与えられた任務として、その不屈の精神をもって、いかなる状況下でもどこにあっても、これを遂行してくれている。バハイの世界の新しい状況の中で、この一年同に大業の翼成者がヨーロッパ、アジアでの発展に寄与してくれたいくつかの例を挙げられるのも喜ばしいことである。アマトゥール・バハ・ルヒヤカヌーンは極東への長い旅行の中で、万国正義院の代理としてマカオの全国精神行政会の成立に立会い、モンゴリアではバハオラの騎士が同し、そこでは初めて現地の人でバハオラを信じる人が生まれ、中華人民共和国では各地で友らに格別の配慮をされた。また中国ではルヒヤカヌーンの映画「緑の光の探検」がテレビで放映されている。コリス・フェザーストン氏は戦火で破壊されたヴェトナムで長い間にわたって苦難にさらされてきた友らをもう一度励ますために大いに力を注いでくれた。いま現時点においても、アリーアクバール・フルタン氏は昔信教が迫害を受けた時に追われた、そのソ連を訪問しており 60年もの昔、敬愛された守護者がフルタン氏に託した望みを今こそ勝利をもって果たし、その地に帰ったのである。

国際布教センターの顧問のメンバーとて、いま地球上のすべての地域で明らかになってきた信教の発展の潮流にのる好機を逸することなく、それに応えることに決して遅れをとってはいない。発展へと向かう統合された計画に、大陸顧問および、その有能で、自己を犠牲にして一生懸命に働く補佐もこれに応えており、全世界の信教において拡大と強化の分野で一つの新しい活力が認められる。大陸顧問は今の5年の任期がまもなく終わるが、それぞれのすばらしい奉仕は顕著であり、すべてのバハイ共同体の深い感謝の気持ちを受けるのにふさわしい人々である。

ババイの内部でもその活動範囲は多岐に分化し広がっているが、同様に外部に対しても種々の分野で関係の強化、影響力や提言などで広がりをみせている。その内のいくつかの広がり、影響力は驚くべきものであり、ここで二、三の例を挙げてみれば明白である。新たに設立された環境局について、バハイ国際共同体は一自らも率先し、また他の環境問題を取り扱う機関とも協力して、世界森林条約会議の年次総会を再開した。この会議は1945年に有名なリチャ一ド・セント・バーブ・ベイカー氏によって設立されていたものである。この再開以降、環境局は種々の環境問題に関する国際機関が主催する重要な行事に参加を求められてきている。また、バハイ国際共同体はユネスコの後援で始められた識字促進特別運動にも参画しており、タイで開催された、「すべての人に教育を」世界会議にも招待

された。ここでもバハイの代表は入々の注目を集めるような仕事、また重要ないろいろな仕事を引き受けるよう依頼され、その結果バハイ共同体の持つ長所が遺憾なく発揮された。フィジ―の政府の上級官僚の推薦もあったため、そこのスパにバハイ国際共同体の国連事務局の太平洋地区支部の設立の準備も始まっている。アメリカのメリ―ランド大学は最近「バハイ国際平和講座」の開港の決定を公式に発表した。この講座は大学の国際開発と紛争処理センターの中に開設されるもので、バハオラの教えを学問的に研究していこうとする努力を一層活発にしていくはずである。これと期を同じくして、インドの全国精神行政会がインドール大学で「バハイ研究講座」を開講するにあたっての合意がなされたとの発表をおこなっている。

イランのバハイの自由をかち取るための努力も継続してなされているが、これも新たな段階に入った。国連の代表が初めてイランの領土内で正式に、人権も認められていないバハイの代表と会見している。その結果は国連の人権委員への報告に記録されており、この委員会のジュネーブにおける最近の会議で、バハイについての記述が盛り込まれたイランに対する決議案が再び採択された。これは重要なことであり、当然これに影響されてアメリカの下院でも全会一致でイランのバハイ共同体の自由を保証し、さらにこれを達成するためにアメリカ政府がとるべき方策にも言及した決議案を採択し、同様の決議案は上院にも上程されることになっている

聖地においては、カルメル山上の建物を完成させる計画を実行に移すための準備もまた一歩実現へと近づいた。ノウ・ルーズの夜に市の都市計画委員会によりバハイ世界本部が申請した案が、詳細かつ複雄な点に至るまでの交渉の後承認されたことは誠に喜ばしい限りである。これにより最終的な建築許可の発行への道が開けたのである。

親愛なる友よ、6年計画の終結と1992年のレズワンの「聖なる年」の始まりまで、わずか二年を残すのみとなった。その特別な時期には、バハオラの昇天から百年目にあたる日へと私達が近づいて行くにつれ、いくつもの出来事が起きるであろうが、人々が興奮を押えきれぬ程の出来事の記録に一度立ち止まって感謝の気持ちを捧げ、これまでこの地球上で息づいたものの中で、最も価値ある「存在」であった方の、世を救う目的であったその生涯に厳粛な気持ちで思いをはせる必要がある

その時にはバハイの歴史のうねりが高い水位を記録することを予想して、すでに二つの大きな世界的な行事の計画が進められている。その第一は広く世界各地のバハイの代表が聖地に集い、「最も聖なる廟」の周辺の計画の完成を躍動する気持でそれにふさわしい記念式典に参加すること、である。バハオラの限りない精神の、すべてを凌ぎ勝利をもたらす影響力の印でもある。この記念式典の重要な部分として、バハオラの廟の入口の戸の床の下にバハオラの騎士達の名前を書き記した光輝く「名誉の巻物」が入った入れ物を納めるところがある。これはショーギ・エフェンディの10年計画のときに自分達の主の御名のもとに、計画の中で未だバハイが住んでいない地域として挙げられていた所へと出かけた勇気ある人々の名前のリストであり、ショーギ・エフェンディによって書き始められた物である。この行事により、やく40年経った今、敬愛された守護者がご自身で望まれたように、まさにこれにふさわしい完結をみたのである。バハオラの騎士で生存中の人はこの儀式を見られるように招待されるはずである。

もう一つの行事とし、全世界に行き渡るバハオラの秩序を確実に一つにまとめ力強さを保持してゆく方法として、バ八オラにより後世に残された聖約が示されてからから百年たったことを記念しての国際大会が開かれる。開催は1992年の11月、場所はニューヨークであり、この都市は聖約の中心として任命され、た方から「聖約の都市」として定められた所である。また、ここは「ニューヨークから、神の聖約と遺訓に対して不動の信仰を持つようにとの呼びかけが、全世界のあらゆる場所へと伝えられるであろう、そしてそこは祝福された場所となるであろう」と予言された都市である。

地方および全国的なレベルにおけるこれに関連した行事が、上に述べた二つの重要な時期と一致して開催されれば、バハイの心の奥深くに感激をあたえ、一般の人々に対しては「聖約の主」がこの世に現われた事、そして主の崇高な教えの目的とその達成という意義深い事実を印象づけるきっかけとなるであろう。全地球上において聖約の主の御名を讃える一大キャンペーンへともっていく方法も今計画中であることは言うまでもない。

バハイの友は今あらゆる地域でこの対になった二つの記念の行事の意義について十分に思いを馳せねばならない。祈りをとうして、教えの研究をとうして、バハオラの地位と目的について、そして力に満ちた聖約の根本的な意義についてすべての友一すべての男性、女性、そして青少年は、自分達の内面の生活と個人の性格の品位を高めることにより、そしてお互いの気持ちが一つにまとまった上での交流をとうして、また、あらゆる事について行動を正し、そして目標の達成においても卓越していることをとうして、バハイは真に啓蒙された、模範となりうる共同体に属しているのだということを、またバハイが「最も祝福された者」の昇天百年を記念してこれから集うが、その「最も祝福された者」のこの地上での一生は苦難に満ちたものではあったが、それとて決して無駄ではなかったということを、広く示していこうではないか。ここで述べた私達が備えていなければならない条件が、バハオラの教えを伝える努力の基準となるよう、また「王の中の王」への忠誠の刻印となるようにしようではないか。

親愛なる、かけがえのない同胞よ、世界中で社会は「時代の主」が予言されたような状況へと変遷しつつあり、まさに危機の局面にあるということが明らかである今こそ、私達は十分に将来を予期すべき時なのである。神の翼は、激しく羽ばたき、旧い制度は覆され、人類が諸事にわたって新しい秩序を心底から望む動きは一層強くなり、これまでは許されていなかった地でバハオラの御旗を掲げていかれる道を開いてくれているのである。これまでの変革が見せた速い速度は、20世紀の最後を閉じるこの10年間における私達の夢をかき立ててくれ、また心は期待に躍るのである。この状況は明るい兆しと、重い課題の両方を等分に示している。

今日の社会の構成の中でも深層からの変化の兆し見られ、これは小平和への到達を意味する。この兆候は希望を与えてはくれるが、「過渡期の時代」の暗い物質主義がはびこっている。国枠主義や人種差別思想はなお人々の心の中で不正を働き、人類はなお経済的悲惨な状態からの脱却に必要な精神的基盤に気づいていないのである。今すぐにでもやらねばならない課題は、まず第一に英知と勇気をもって緊急に神の信教を伝え、神により命令された機構を全世界に構築することである。そして、第二にカルメル山の上にバブの廟の階段状の庭園と信教の「行政の中心地」のアークの上に建築予定の建物を完成させることである。最初の課題に応えるには個々のバハイが堅く決心し、常に変わらずに確信をもっ

て行動することが必要である。二番目を達成するには惜しみなく基金の献金が流れていくことが不可欠である。両者は密接に関達している。

過去二年間を見てみると、100万人近い人々がバハイ信教に入ってきている。いろいろな地域で、集団的な加入(エントリー・バイ・トループス)が増えたことがこの数字の増加に寄与しているが、これを見ていると守護者が予想されたことを思い出し、その守護者の予想が分かれば、布教の分野における栄光に満ちた将来の可能性をよりよく理解できるようになる。守護者はこれについて次のように断言されているのである。つまり、「種々の国、民族の人々が集団となってバハイの世界に加入してくる...これは長い間にわたって待ち望んできたその時の幕開けとなるであろう。その時とは、いまだかすかにも見ることは出来ないが、それまでの種々の一連の出来事の結果として、また重大な、しかも多分に大異変として、集団改宗がそれぞれの国、民族の中で起こりはじめ、それが突然に信教の命運をも変えるほどの変革をもたらし、世界の均衡をくるわし、バハオラの信教の精神的権戚の力と物質的な強さはもちろんのこと、数の上においても一千倍にも力を増すようになるのである」。私達は、大規模なバハイヘの加入が村から村へ、何から町へ、そしてある国から次の国へと広がりをみせていくということを、自信をもって信じてよいのである。しかしながら、ショーギ・エフェンディの予想が最終的には実現するものだとして、ただ座して待っているような私達ではない。数こそ少ないが、私達は全幅の信頼を神の摂理におき、いま目の前にある課題を神から特別に与えられたものとみなして、計画を手にしつつ勝利を目指して前進せねばならない

私達の活動のいくつかの局面において、思想と行動を拡大していくことができれば、これまでに述べた約束を果たしていく際にそこで成功をおさめる可能性が大となるはずである。変革、それもこれまでにない急速な変革、は今日では常に見られるものであり、またバハイも発展や、その大きさや外部との関連を大いに推し進めるように求められているのであるから、共同体としてもそれに適応できるように準備していかねばならない。ある意味では、この事は共同体として本来の第一の目的である、布教、いいかえれば拡大と強化、への努力を怠ることなく、行動をより広くひろげてもそれに対応できるように熟練していく必要があるということを意味している。行動の面でも多様性の中での統合が必要であり、異なった個人が異なった活動に努力を集中し、信教の発展と成長にとって全体としてみ

た時に有益な効果があればよしとすることが必要である。なぜなら一人の人がすべてを見る事はできないし、すべての人が同じ事をすることもできないからである。共同体に多くの事が要求されてくるに従い、共同体も否応なしに成熟していかねばならないし、そのためにはこの事を理解する事は大切である

バハオラによりもたらされた秩序は、社会の発展を導き、問題を解決するように作られているのである。しかし、いま構築しつつある運営機構の中に本来存在する可能性を社会に十分に示すには、私達の数はあまりにも少な過ぎるし、この機構がいかに効果的であっても、バハイの数が大量に増加しない限りは適切な評価を得ることは難しい。世界の共通した情勢からも、これらをバハイが十分に示すことは一層緊急なことになってきている。旧い秩序の欠陥を非難している人も、あるいはそれ以上に取り壊してしまおうとしている人も、それに代えて一体何を持ってきたら効果が挙がるのか、まったく考えが及ばないというのも明白な事実である。私達の行政秩序は将来の社会の模範として組み立てられているのであるから、目に見えるものとして示すことは絶望に喘ぐ人々にとって希望の灯となるのである

これまで、信教の中には人種別のグループがかなりの数で入ってきておりその多様性たるや目をみはるものがある。しかしまた、すでに信教の中に入っているグループからの加入を一層増加し、また、まだ信教に入っていないグループの人々をも引きつけていき、これを固めていくためにはあらゆる事を実行に移していかねばならない。ここで、今後作り上げていかねばならないもう1つの、趣を異にした多様性があり、これなくしては信教としても今要求されている課題に十分に応えることはできない。今はバハイのメンバーの中に、種々の人種が入っているという事とは別に、人間としてのいろいろな活動の分野の中で何か業績を挙げている人、著名な人を含めて、専門的な資格、才能を持った人々を多く取り込んでいくことが必要だということである。そのような人々がバハイになり、それもかなりの数にすることが、大衆への布教に欠くことの出来ない要因でもあり、もはやこれ以上無視できないし、私達の布教活動の中に十分心して、入念に取り入れていかねばならない部分である。これにより、基礎は一層広範囲となり、集団で加入してくる過程を速める結果となるはずである。これを実行に移すことは非常に重要であり、今がその時期でもあるので、大陸顧問、そして全国精神行政会は協議、計画作りにおいてこれに真剣に取り組むよう、強く求める次第である。

人類をとりまく情勢は、忠言や実際的な方法をとうして、また危機にある社会の問題を解決するために、私達の共同体にこれまで以上に援助を求めてくる段階に入っている。喜んで提供すべき奉仕であるが、これは私達の地方精神行政会や全国精神行政会がこれまで以上にきちんと原則にのっとって行動していなければならないということを意味している。神の信教の上に人々の関心は一層強く注がれてくると、信教の本来の正しい姿にのっとっての行動をとうして、またバハイの運営の精神や形に、より近づ<ことにより、そして適切な協議の結果から生まれる恩恵に一層め信頼をおいて、バハイの機構がその業務の遂行を改善していくことが必須条件となってくる。これにより、バハイが導いている社会も模範的な生活を反映するようになり、幻滅を感じている人々にも希望を与える結果となる

のである。

小平和の到来はそれほど遠くではないという徴候、行政秩序の中の地方、および全国の機構が、経験も積み影響力を現わし始め成長しつつあるということ、アークの上にこれから建てられる行政上の建造物の建設計画が進み最終段階に入ったということ...これらの希望に満ちた条件を見ていると、ショーギ・エフェンディが心に描かれた力に満ちた同時進行の出来事の全体像が、一層明確に識別できるようになってくる。これをみて誠実な人ならは誰も否定はできない。

共同体は明らかにこの地球上で実際に建設的な力を発揮する先駆者であり、また広く認められた知識をも身につけてきたのであるから、共に「父」なる御方の仕事に従事しようではないか。その方は、天上の隠れ家から、私達のとるに足らない努力に対しても豊かな恵みを雨と降り注いでくださり、その征服していく力の無限の勝利に私達は鷲かされるのである。私達が聖なる地において、一人一人に代わって、そしてすべての人々の代わりに、祈りを続けているのは、このような「父」なる御方の絶えることのない恵みを願ってのことなのである。

"

万国正義院

(署名)

万国正義院

バハイ世界センター 151年 リズヴァン

世界のバハイへ

親愛なるあの皆さん。

三住社前回の一住社、今、渦巻きしぬ。希望と不安、突騒と失望、益わ、人々の勇気 に対する践路と人勢力下随い。啊の余臓心に対する購们の高着が、この世紀思想や下氷ごっ た夕覚壊。‘ずして、ホナ課の心理想ついぞ形わしょい。こうした緯絡– や神聖社会–のこときめてに網 (あるり) して、新しい時間体は会己媒え込み、教 え化する擁生の效果をあらめ入人で実験ししなら、市帰は限城と回臓と推って佛遇して

百20玗。世界センターでは、国際布表セノターの新メパーはよる5年間の新年期 が放げ、今は、往りとの第一回谷因令瑞く、旧メパーが新年期中に留ってあ 幣数多くのイニシアチブ。&資備子ことも多く、それを皿に発展させるよう とれい。女性とイニシアチブのり心にも楷準すべきもの…;、シャギの長次拡展は 支え、新たな動きを引き出せ枚めの続盛、垂が内侍いについて、福州仁皆関に推茄 宗教的意味折れ施ナツケスはスコここです。根立こより の方法を従従配己何らかしことです。一住が終還することについった-、この佳分動 による’, 大幼楽楽・楽域楽ド-ディスけ・カワ|・笠に古他の機根の世遺 もり’ 延に境減された、国や述万国秩合ー皆愈傳入にうろえ合精かと慈息が涌化 されしました。

世界に次さ扇救のぞの評判に昇なり、世界ヤンターが洋け被ったっている場、パハイの 盛の向は、パハイよの大家を連連するめの可下や行ヤッグは、大家とおもてし てコア報装も強く努えます。この力ロジェクト孝-と-、三住判島の問聯中に必蛋?7 手作台けドルの棚金は、パハイ世界に普別にまけディと思え、ホナ禤禰めのリズヴァン 市が占わることになっています。並逆に保存状展が採いられ、律俎工事が力 断さるることのないし勉強で約む決尖です。劇盛成島せずにも、住風き弾も ますねの充荷あやりいてあります。

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地方と恥的パハイ機稾の祈讯は、五故の地らのパハイ自然論 この壽信う活り雄容正を確かめ与えるための、是もの催い遊に於いて警務心念亜さげることに は、地方精和をの檜限している鼾く指上させることです。のは当立に、信秋ー人うりの奔 学を-古古いさえきびらも方自ずることを、ぶこてそう意向みと 樹は、力心漢さの効と益え、それが成効すご’り、大家の娑現が力納性を奪制します。

私たちはバハイのメッセージを覚圣と必要と出ける人の中に扇らごる。我色ちも勇 百回的に、物教ろ摩げされ太分门ツとて、堅硎むいた形で協向いで鎖。 努くあります。奪たちの悩いる愾闘や各種、ごのメッセージの必要性のぎでぬごと に任わされた。ぐるものく雷ぐル持わることになり’錢軍しても捨仏ひているのです。 メッサージを估えることには、百なの第一段梯と終奎ぎせん。了以が帰会ら、我活ざれ いるここもき捉思したりばなりません。この処遇が助ねられて家府ナドです り動しいないですアぐ展げられさせそうに重められています。て個形に已与さ尼応に持つ ているかもけ尽に回圻行のもすさままでは、大素村发现と圏欧む必なさ二だ うう。!当遞い名君知つことで光と深情う意する者のバハイ共間体会致なし作るため には、大素をを悟八人と向うか、教えを游し、己ロルちら一般住にこ副機をめ上し さぺくあります。

万国正義院(草案)


後続の碎きいう阿題やCCDI害函の、ショーター・エプスィビオリニアもにて、世界の人 な経る。‘をたじ訓ろ何が変れました。しかしながら、戦略ががござんでとう祭が入 べと座いじしまし。其贺外留恩の咯ぞれたき説き全ひで走ありうがござい。韻彼 隅ぜ高りましゃ、しかこら祝生くは多次当を通じながほ、日と仲引く全ろありうが’ 等讯うはるめ全語いて、倍ほ使くするこ之め意咯が逻りげこいました。巢嗆ありおっ ていない状化がある拒には、これらの新度ね欠放いるもの匚て、その関令 ごとくての’ヲ関性個しました。したがって新度な交放いるもの佳て、その関令 のエレャり欧な要ェ展けられ生でよ。指導ご関連する訓が造な度をていありとその んくら親ナニたれから、訪彩の勒蒂のもござめ機制も加くるごくなり、ほこの指向 え、多くの国において関とたありがと申です。すす当間がり中心人たと出申に持つ ているかもけ尽に回圻行のもすさままでは、大素村発现と圏欧む必なさ二だ うう。!当遞い名君知つことで光と深情う意する者のバハイ共間体会致なし作るため には、大素をを悟八人と向うか、教えを游し、己ロルちら一般住にこ副機をめ上し さぺくあります。

*公開謝辞ーバハイラとバハイについての方俄域も作り、それも新聞、ラジヲ、テラシ などと公開した(全国民に立止いし【■】。

万国正義院(草案)

万国王義院 バハイ世界センター 152年レズワン

世界のバハイへ

親愛なる友へ

 この最も聖なる祝祭の時期を迎えるにあたり、この一年間でバハイ共同体全体の活動が 拡大したことの大きな喜びと二年計画の最後の年における任務と可能性に対する熱い期待 を込めて、みな様方にご挨拶申し上げます。差し迫った社会問題の解決策を探している各 国の指導者達や人々の間に絶望感が漂っていることに、我々は不安と期待を抱いておりま す。まさに、このような死に物狂いの状況は、バハオラの教えを欲する世界的な叫び声そ のものであり、良心的なバハイ機構や個人であれば、決して見過ごすことのできない挑戦 的課題であり、約束されていることであります。

 国連が招集した世界的指導者達の一連の国際会議の中で、最も最近開かれた社会開発の ための世界サミットでは、この悲しい展望が明白に描かれました。しかし、こうした会合 が、各国政府の政策に全く影響を与えなくても、また世界中の大多数の人々が、こうし たことに無関心であっても、ある以は、気づかずにいても、このような会合が次々と開か れるということは、バハオラの意思の最終的達成に向けて、世界中が徐々に動きはじめた 兆候である言うことがどんなバハイの目にも明らかです。この意思とは、ますます地球 的規模になった社会が直面している重大事項に関して、討議を行い、決定を下すために、 各国の為政者たちが会合を持つようになるというものです。

 幸いなことに、コペンハーゲンのこの重要な会合では、このサミットやそれに関連した NGOフォーラムの参加者達に聖なる医師によって処方された治療薬を伝えるために、40ヶ 国以上の国々から集まった250人のバハイの友らのすばらしい努力が積み上げられました。 こうした努力は、サミットだけにとどまらず、今現在もなお、世界中のいたる所で続けら れています。サミットの期間中やその前後を通して、数多くの活動を一気に生み出したバ ハイ機構、機関、各個人に対し、心からの感謝を込めて、我々は拍手を送ります。ななが ら、小平和への過程にもいち影響を与えるようになったという点で我々の世界共同体が大 きく前進を遂げたことが明らかになったからです。もう一つは、社会を改善するバハオラ のメッセージをもいに広める機会が人幅に増えたことがはっきりしたからです。このよう

な世界機構の会合がもっと頻繁に開かれ、そして、バハイ共同体がより集中的にその目標 を追求するについて、数十年前にショーギ・エフェンディが示した二つの並行する過程が、 今お互いに近づきつつあることがはっきり認められるようになりました。その一つは、各 国を政治的に統べべき導くものであり、もう一つは、一つの共通の信念に基づいた、心の 結合につながるものです。

 我々は、三年計画の二年目に見られたバハイ共同体の発展と背景に自信を持っててうし た見解を示しました。対外活動が、国・地方レベルで大変盛んになりましたが、それより ももっとが震える ば感激したことは、ティーチングをぐろうという呼びかけに対して、 世界中のバハイの反応が質的にはっきり向上したことであります。ティーチング活動の盛 り上がりを見ている時の避けられない個人の発揮に対する理解が深まってきたことが分 かります。この心強い状況はいくつかの合点つける要因から生じたものです。その要因を 合わせて見れば、それは良い間待ち望まれた僕ななす集団加入の前兆であるとも言えるで しょう。これらの要因として挙げられることは、まず、隊を成す集団加入の編纂集が、多 くの言語に翻訳され、注目されてきたこと、国際・大陸間同の働きが、世界中で影響を及 ぼしているこなど、顧問補佐とアシスタントの機能が進歩したこと、子供の教育の重要性を 強調してきた努力が現われてきたこと、ティーチング計画を推進したり、その他のバハイ 活動の領域にだすぎわったりしている若者の活力などです。

 精神行政界が力を強めているという と も、この明るい状況を促進するものです。行政会は、 主にティーチング活動に焦点を当てて努力する一方、さまざまな課題に対応するよう求 められています。我々は、特に全国精神行政会位のせられた最新をぬに留めています。曾 い順内の共同体を統成する人びとがより多様性を増してきており、また共同体が必要とし ている導きや援助がますます複雑化していくからです。

バハイ共同体が到達した様々な発展段階を全体的に見ると、三年計画の三つのテーマに 多大な努力が向けられていることがわかります。三年計画では、信仰人のバハイの信念の 力を高めること、大衆の人的資源を大量に開発すること、地方・金国のバハイ機構の正し い機能を育成することが求められています。  しかし、まだ未達成の面が多く残されています。これらの目標を達成するには、個人と 機構からのめざましい対応が要求されます。もし、私たちの共同体が社会にはびこる道徳 腐敗の猛威と闘い、ティーチングと信教の業務に必要な献身的な人びとの大量を生み出し、 爆発的に増加する共同体の要求に答えられるような機構に成長させるために、個人と機 構のめざましい努力が要求されるのです。

共同体が直面する挑戦的課題に効果的に対応していく時の基礎となるのは、とわけ個

人と地方精神会に必要とされていることです。一つは、大業をティーチングした信教の 目的と必要事項のより深い理解を得たりするための一人一人の自発的な努力です。これは 個人の権利と義務であります。また、こうした自発的な精神を発揮すると同時に、共同体 全体の企画や活動に個人が参加していくことも必要です。もう一つは、信者一人ひとりの 自発的な法活動を可能な限り歓迎、育成、そして誘導していく地方精神会の役割であります。

そして、共同体内のメンバー各人のオ能と能力を賦恵し、ティーチングや開発計画、研修 会、その他のグループ活動といった複団の活動に一人ひとりを巻き込んでいくような計画 を立案し、また、進めていく責任もあるのです。こうした分けることのできない必要事項 を実践しようと思い込んでいけば、共同体を拡大し、強化して、一体感のある活動 の雰囲気を生み出していくでしょう。

 昨年は、政府高官の他、著名人や視導関係の代表者が、ぞぞくして世界センターを訪れ ました。このことは、信教の精神的・行政的中心の重要性が世界中の目に明らかになって きたことを示しています。これは、各国の政府が、発展を続ける世界信教の中心と親密さ を増していく傾向が強まってきていることを示すのであります。この傾向を現在独設 計画の現場である神の山から見る時、また、国や地方のバハイ共同体が送けている発展と 関連づけて考えて見る時、私たちは、ショーギ・エフェンディが示した先見の明の信仰のよ うな性が明らかになつつあることがもっともはっきり理解できます。彼はバハオラの信教 の世界的な行政の場となる建造物が建つことを示唆して、次のように述べました。「この 選ばれて、止めることでできない過程は、二つの同じほど重要な発展、つまり、小平和の確 立と、国や地方のバハイ機構の進展と同時に促すであろう。」現在の世界情勢を考えるなら、 カルメル山山上計画は、計画とあり、かなわず完成させなければなりません。

 この計画は幾くほどのスピードで進んでいます。そして、その規模の大きさや現われ出 ようとする威風堂々とした姿に、巡礼者や観光客や地元の住民たちは目を見張っています。 建造作業は、すべて建物において同時に進行しています。バプの廊から下方に七つのテラ ス、上方に五つのテラスの建造作業が、全力を上げて進められています。今年に入ってか ら、適宜には見られなかった任どころくの建造契約書に署名がなされました。これには、アー クの中の建物に使われる大理石を、あるイタリアの建設会社に供給させるために最近交わ された契約も含まれています。この事業は、躍みがついて進行しており、遅れが許されな いことは明らかであります。したがって、これに見合う献金が必要不可欠です。1996年の レズワンまでに、三年計画の目標である7千400万ドルを達成するためには、あと残り4千万 ドルが必要です。

 今年のレズワンでは玉つの金国精神行政会が誕生し、新年が幸先よく始まりました。神 の人業の奥成者アメトル・ババ・ルヒヤ・カズンはアルメニアとグルジア、大業の奥成者

アリ・モハメッド・ウヴァーガはペラルーシンとシシリアの、大陸顧問フーシェン・アーデ イ氏はエリトレアの第1回全国年次大会に我々の代理として出席されます。さらに、南アフ リカの地域が政治的に統合した結果、ボツワナ、シスケイ、南アフリカ、トランスカイの 共同体は一つの新しい南アフリカ全国精神行政会に合併し、一つの管轄になります。この した理由から、全世界にある全国精神行政会の数は、172から174に増えました。

 親愛なる共同体の皆さん。人類の今の苦悩は、目標を達成するための必要最低限に留ら ず、 私達に対して二倍量の行動を要求しています。狂乱する世界の運命にいちめめる絶望とい う名の暗哭は、あらゆる人々の精神的で物質的な過ぎを廃す春の雨の兆しそのもののなのです。 確信に満ちたゆきぬディーチングの努力がその雨嘸に散布されるべき種子となります。 こうした活動を実践していく時、バハイ機構が機能として補強援助しますが、基 本的には、まず、究極的には、バハイ一人ひとりにかかっているのです。

 行き過ぎた自己批判や能力がないとか経験がないといった日信がなじといった気持ちが、 あなたの妨げになならないように。悔あってはなりません。あなたの恐れをバハオラの保証 の内に禾ぴなさい。「僑」の名を口にする者は誰でもその上に「神の援助の乗勢」が舞い 降り、そして、そのような者の上に「それぞれ純粋な光の聖杯を高々と掲げる天上の一団」 も舞い降るとバハオラは言われなかったでしょうか?ですから「僑」の愛する者達、す べて、平等に君され、等しく努力を求められ、盛んに祝福されるこ裕福の導へ足を踏み 入れなさい。ななながら、ティーチングをする うことは「すべての行いの中でもっとも 称賛すべき」行いであるとバハオラ自身が断言されているからです。また、地球の歴史の 上で特筆すべきこの時期に、もっとも緊急で、重要なことは、軍勢の主が率る晩餐会にあ たりゆる種類の人々やいるいろな方才能をもった人々を招待することです。

 我々がかなさん方にこのメッセージを送るうとしている今も、今後援待されるべき数々の 勝利への展望がはっきりと見えてきます。三年計画の残りの期間中に数多くの勝利を治めて ることができると我々は確信しています。1996年のレズワンから開始される次の地域的規 模の事業の舞台を整えるためにも、勝利の喜びに向けて一生懸命努力しなければなりませ ん。他でもないアプドル・バハ自身が今世紀のここを「不滅に続く足跡を残す」期間である ると述べられました。来年のレズワンには、今世紀の業績にふさわしいフィナーレを迎えるた めに、世界中を巻き込む運動を起こすであります。

バハイ愛を込めて 万国王義院 (署名)

レズワンの祝祭の到来で、三年計画は終了しました。我々はここで、この三年間に降り注がれた溢れんばかりのバハオラの恩寵に対して、祝福された美(バハオラ)に感謝を捧げます。まず、1993年レズワンにおける三年計画開始の原動力となったものは、聖なる年がもたらした生命力に満ちた精神でした。この精神は、皆が努力を結集したこの期間中に絶え間なくみなぎり、我々の世界共同体をかつてないほど強化し、一層快活にし、成熟させ、自信にあふれたものとして成長させました。と同時に、バハイ共同体の名声は新たな高みに達しました。三年計画の期間中、多くの国でかなりのメンバーが増えましたが、数字における劇的増加を見たわけではありません。しかしながら、質の面では、豊かな共同体へと成長し、目前の機会を信教発展のために開拓し、前進させる状態を作りました。

2 カルメル山プロジェクトの壮大な進歩は、この期間における具体的達成事項の中でもひときわ顕著なものです。幾多の困難にもかかわらず、三年計画発表のメッセージにおいて期待された目標はすべて達成されました。工事の全局面が着手されました。聖典研究センターと国際資料館増築の棟上げが終了し、これら建造物の作業は外部と内部の仕上げ工程に進んでいます。アーク上、目下三番目の建物である国際布教センターの恒久的建物の建設は迅速に進んでいます。バブの廟の下に七段のテラスが完成しました。それが神の聖なる山のふもとから山頂までの景色のすばらしさをかいま見せており、これを見守る市民たちはこの山の斜面に繰り広げられる美しい情景に畏敬の念を感じています。

3 これら進歩の外見的な形がこれほど如実に見られるということは、それよりもさらに深遠な達成があったという証拠でもあります。この巨大な、全員一体となってとりかかっている事業を進める中で、我々の地球規模の共同体が目的を一つにしているということです。それが引き起こした関心と支持の力強さは、それまでに類を見ないほどの献金額に表れています。この自己犠牲の精神は、地球上にあまねく広がったバハオラを愛する人々の心の寛大さや信仰心の質を物語っています。カルメル山プロジェクトに対する三年計画の目標であった7,400万ドルという献金額を達成したこと自体、またもう一つの具体的な、すばらしい達成です。このことは、このプロジェクト完成の今世紀末まで、それに必要な財政的支援が続くということを確信させるものであります。

4 過去三年間の進歩の証しは広く様々な分野に表れています。共同体の拡大、強化に見るすばらしい努力、社会・経済開発事業の数の増加、そして渉外活動の前代未聞の増強などは、共同体が新たな能力を持つに至ったということをいききと描写するものです。

5 三年計画の期間中に12の全国精神行政会が設立されたことや、パイオニア・布教旅行者の高まりに示されるように、布教活動の面では、全体的に活動の拡大がありました。三年計画中に発せられたパイオニア呼びかけの新しいアプローチによって、多くの国の信者が奮い立たされました。様々な国からの、また様々な国へのパイオニアの数が増え、自国内、外で活動する布教旅行者はまさに洪水のような勢いを見せました。多くの国でグループの布教活動や、的を絞った長期布教プロジェクトへの組織的アプローチが実を結び、またそれはかつてないほど顕著になりました。

6 拡大と強化面でいくつかの発展に見られたエネルギーと創造性は、国際布教センターの示した創造性に負うところが大です。彼らの、大陸顧問団に対するたえまない支持と激励、パイオニア配置に対する新手法の提案————それは万国正義院が、三年計画開始後数ヶ月の内に発したパイオニアへの呼びかけにおいて承認された————、その管理下にある大陸パイオニア委員会への定期的支援、共同体が必要とする教育についての一貫した指導————それらは、新しい信者のためのディープニング・プログラムを布教計画に盛り込むことに関して大陸顧問らとの間でなされた作業に示された————、さまざまな訓練のためのワークショップや履修課程の発案、子どもクラスの教師の養成、子どもクラスの数を増やすこと、教育施設を世界のいろいろな地域に設立するための努力の促進、など彼らの働きのすべてが目覚ましい結果をもたらしました。顧問らを通して、多くの国で、信教の基礎的文献出版のプログラムが採用されていますが、これを促進したのも国際布教センターで、その功績は多大です。このプログラムを通して、信教の拡大や信者のディープニングのために基本的な数冊の書物が選択され、多量に印刷され、安く入手できるようになりました。世界本部で進められた、この非常に重要な機構の進化に見るめざましい発展は、昨年12月に開かれた大陸顧問大会の準備や運営にはっきりと見ることができました。そこでは、信教のこれらの高い地位にある役員らが、今後、数年間に行う業務の行方が設定されました。

7 その土地のバハイたちが、自国において布教と強化の業務に率先して責任を引き受ける状況が目立って増えたことは、注目すべき発展です。アンゴラ、カンボジア、リベリア、シオラレオネなどのように非常に困難な状況にある地域でも、友らは、布教活動で数的に大規模の入信を獲得したり、バハイ地方行政会の設立や再建をもたらしたり、あるいは開発プロジェクトを開始、継続させるといった多大な勝利をおさめています。旧共産圏など、最近、全国精神行政会が設立された地域でも、友らは、大業の業務を運営するという賞賛に値する能力を発揮しました。この三年間でさらに目覚ましいものは、世界中の島々のバハイ共同体が示した精力、勇気、創造性の高まりです。そこでは、地区の布教者を養成し、近隣諸島に出かける布教旅行者グループを訓練し、送り出し、小学校を創立し、信教を宣布し、高官および影響力を持つ人々が参加する行事を後援する多くの機会を持つなど、活動の種類が広がりました。近年、これらの島国の政府高官が数多く、バハイ世界本部を訪問したという事実は、七つの大洋に広がるこれら小さな島々の信者らの活動のバイタリティを示していると言えます。これらの点を見渡す時、友らが異なった状況で示す努力、彼らの布教活動への本格的取り組み、また多様な民族的背景のバハイたちを活気づける信仰心の深さを表す成熟度と快活さを見ることができます。

8 これら注目に値するものに、拡大と強化に対するユースの傑出した貢献があります。彼らの活動はこの三年間で新たな面を加えました。ユース大会や、自分たちの興味を満たすその他の集まりによって動機づけられた世界中のユースは多くの時間とエネルギー、熱意を布教活動につぎ込み、自国内・外でチームを組んで旅行し、グループによる布教プロジェクトに従事し、それによって何百という新加入をもたらし、数多くの地方精神行政会を設立させる布教を行いました。大業の宣布、布教の方法に音楽や芸術を用いることに対して、ユースたちの努力は多くの場で際立ったものでした。ダンスと演劇のワークショップの広がりは特に効果的でした。渉外活動へのユースの参加は、信教のこの分野に新しい可能性をもたらしました。「奉仕のための一年」への取り組みは、以前にもまして広く実施され、同時に正式な訓練を受けたユースや、学術や専門分野、職業において優秀なユースの数が著しく増えました。これらは、ユースが、社会の一般的発展に貢献すると同時に、信教へより一層直接的に奉仕していることを示すものです。

9 共同体強化のしるしは、社会・経済発展、特に教育の分野での友らのより多大な取り組みに明確に見ることができます。一つの傑出した例として、ある国の政府が公立の学校七校の管理をバハイたちに委託し、それが世界本部の社会・経済開発局の支援のもとに行われたことがあげられます。ここで注目すべきことは、アフリカでいくつかのバハイ共同体は母国の政治的騒乱のため国外に避難していますが、避難先で農業やほかのプロジェクトを展開させ、自給確保に向けて大きく貢献しているという点です。多くの国で女性の地位向上の努力が勢いをつけています。他の団体が行うプロジェクトに参加すると同時に、バハイの機構は女性の福利を促進する数多くの委員会や事務局を新たに設立しました。この分野での躍進を象徴するものとして、バハイ国際共同体女性局が浮かび上がります。

10 さらに、多くの国において、政府主催の保健活動に著しいバハイの参加がありました。また、バハイ・グループ自身、この種の諸プログラムを開始し、推進しました。社会・経済発展のために数多くの大規模なプロジェクトや団体が興され、その強化が図られました。社会・経済開発局によって、識字教育のための三つのパイロット・プロジェクトが開始されました。それは識字普及キャンペーンを世界中に普及する第一歩として開始されたものです。バハイがこうした諸開発プロジェクトの展開において主体となったり、援助したりすることは、一般市民の参加とマスメディアの関心を引きつけ、信教の宣布にも良い結果をもたらしました。

11 同じ期間の以前の全ての記録をはるかに上回る渉外活動の躍進が、大業の宣布を増進させました。世界全体にわたる驚異的努力は、かつてないほど信教の存在を目立たせ、バハイ国際共同体の名声を高めました。この進歩の幅広い実績は、共同体の規模の大小を問わず、あらゆるバハイ共同体が容易に公の行事を主催したり、または援助できるようになったこと、政府や非政府団体(NGO)、その他多くの著名人が社会を動かす力としてバハイを認めるようになったこと、バハイが容易にメディアを活用できるようになったこと、などによって明らかです。実際、出版や通信メディアがバハイの行事や関連事項に費やした報道量は予測をはるかに超えるものがあります。

12 世界中にくまなく繰り広げられる活動のなかでも、ある特定の発展が目立ちました。政府高官が行事やプロジェクトの開催、運営にバハイの参加や支援を依頼してくる頻度が高まったこと。政府の行動にバハイが影響を及ぼすことに成功していること。バハイ学術課程や履修科目が大学で確立され、公立校でバハイの教科課程が採用されていること。宣布行事においてバハイ機構やグループ、個人が芸術をとりいれてきたこと、などです。

13 1995年に行われた二つの国連の大行事は、世界的事業を支える「思考の統一」への勢いを例証しました。そして、バハイ共同体は、これらの場に積極的に参加したり、努力を注ぎました。一つは三月にコペンハーゲンで行われた社会開発世界サミットでした。40ヵ国以上の250名ものバハイがこれに取り組みました。彼らはサミット参加者や関連NGOフォーラムにバハイの教えを知らしめる活動を強力に推進しました。この時、バハイ国際共同体・広報局が制作した「人類の繁栄」が初めて配布され、討議されました。その後、これをフォローアップするため、世界中で、この声明書を配布したり、大会やセミナーを開催しました。二つ目は、九月に北京で開催された第四回世界女性会議と、それに同調して開かれたNGOフォーラムです。これには、バハイ国際共同体の正式な代表団に加え、世界各地から500名のバハイが参加しました。やはり昨年行われた国連創立50周年記念行事では、バハイ国際共同体・国連局が、国連開発への提言として「世界の転換期」と題した声明書を制作、配布しました。

14 渉外活動の中でも特に注目すべきものは、アマトル・バハ・ルヒヤ・カヌーンの参加を伴った二つの行事です。昨年の春、ウィンザー城で行われたエジンバラ公フィリップ殿下主催の宗教と環境保全同盟サミットへは、アマトル・バハを筆頭に4人の公式バハイ代表団が送られました。また、10月にメリーランド大学のバハイ世界平和講座と歴史学科主催、国連ユネスコ後援で行われた「第4回地球社会への移行のための国際対話:において、ルヒヤ・カヌーンは基調講演をされました。

15 この三年間を振り返る時、その他の幾つかの達成について言及しないではいられません。ケタベ・アグダスが原語のアラビア語で、そして英語版と同じように、補足注釈部分をペルシャ語で付けて、初めて出版されました。ホゴゴラの法は、世界中の信者の心にさらに深く根付き、三年計画の最後の年にはホゴゴラの信託人、また、大業の翼成者でもあるアリ・モハメド・ヴァルガ氏が聖地に居を構えられました。この重要な進展によって、大業の翼成者、アマトル・バハ・ルヒヤ・カヌーン、アリ・アクバル・フルタン氏、ヴァルガ博士の三人全員が世界本部に居住されることになりました。このことは、巡礼者や他の訪問者、また世界本部で奉仕する友らに大いなるインスピレーションを与えることでしょう。

16 このような勇気づけられる状況のもとで、我々はこのレズワンに、2000年のレズワンまで続く四年計画を開始しました。間近に迫り来る21世紀を生きるであろう各世代に、豊富でかつ永続する遺産を確実に残すため、私たちは、全ての地における兄弟・姉妹たちに対して動員に応えるよう、真剣に、愛をもって呼びかけるものであります。

17 四年計画は一つの主要な達成目標をかかげています。つまり、集団加入のプロセスを大きく押し進めることです。以前にも述べたように、このような前進は、信者一人一人、および機構と各地方共同体の活動と発展を飛躍的に進めることによって実現されるのです。

18 「集団加入のプロセスを推し進める」という言葉には、現在の状況がバハイ世界共同体の大規模、かつ継続的な成長を必要とし、またそれを実現する機会があるという考えが含まれています。そしてこのような世界情勢の中で、この成長の盛り上がりは不可欠です。そのような成長は、まず、バハオラの秩序を支える三つの構成要素、つまり個人、機構、共同体が、それができるということを頭と心で理解することによって、次に大量の新しい信者を受け入れることに励み、それら新加入者の精神的、行政的訓練と発展のための手段を講じることによってもたらすことができます。こうすることにより、知識の深い、活発な布教者や行政者の数が増え、その人たちが大業の業務に携わることで新しい信者の絶え間ない流入やバハイ行政会の中断のない成長、共同体の着実な強化が保証されます。

19 さらに、プロセスを推し進めるという言い方には、そのプロセスがすでに進行していて、各地方および全国共同体はそのプロセスの中のそれぞれ異なった段階にある、という意味が込められています。どの共同体も、自らの持つ可能性にふさわしい拡大と強化を達成するために今一歩、歩を進め、努力を続ける責任があります。バハイの一人一人と機構は、それぞれ活動領域は異なりますが、共に、我々の共同体および全人類の運命にとってきわめて重要なこの時期が求めているものを満たすために立ち上がらなければなりません。

20 個人の役割は、大業の業務において特有の重要性をもちます。布教活動の成功や共同体の発展は、信仰の力を示す個々のバハイいかんにかかっています。バハオラの信教を布教するようにと言う個々のバハイに対するバハオラの命令は、大業のいかなる機構によっても代替されることができない、避けられない責任です。個人のみが、自ら進んで行動を起こすこと、チャンスをつかむこと、友人をつくること、人と個人的につきあうこと、よい関係を築くこと、信教と社会のための共通の奉仕の場で人々の協力を得ること、協議機関による決定を実行に移すこと、などの能力を発揮できるのです。「信教に加入してもらいたい人々の関心をつかみ、彼らの興味を持続させ、信仰を深めてもらうための試みにおいてあらゆる方法を考え出す」ことは、個人の義務なのです。

21 これらの能力を最大限に利用するために、個人は、バハオラに対する愛、聖約の力、祈りの力を身につけ、日々聖典を読み勉強することによってインスピレーションと理解を得、また、聖なる法と原則に従った行いをしようと懸命に努力することによって自己の魂に作用する変革の力を引き寄せるのです。この他、大業を布教する義務を課せられていることによって、各人は、バハオラが約束されている特別の恵みを引きつける能力を授けられます。祝福された美は述べておられます。「この日、唇を開き、自らの主の名を唱える者の上にはすべて、全知者、全てに賢き御方である我の名の天から、神聖なる霊感を与える軍勢が舞い降りん。さらにその者の上には、天上の群衆がそれぞれに純粋な光の杯を高々と掲げて舞い降りて来るのである。」

22 ショーギ・エフェンディも、各人が自発的に行動を起こすことの絶対的必要性を強調されています。守護者は、バハイ一人一人が「誠心誠意、たゆまなく、また寛大な気持ちを持って」支持しなければ、全国精神行政会の政策や計画はすべて「失敗に帰すでしょう」と説明されています。師(アブドル・バハ)が示された「聖なる計画」の達成も「妨害」されます。さらに、「立ち上がって、忍耐強く、自分の役割を果たそうとしないバハイ」は、バハオラから送られる活力を「取り上げられる」のです。ですから、どのような進歩においても最も肝心なのは、個々の信者です。実行する力を持っているのは一人一人のバハイであり、その力は個人が自発的に行動を起こし、継続することによって発揮できるのです。自分が未熟であるという考えは、往々にして個人の率先性を妨げるものとなります。これについて、守護者は代理を通して書かれた手紙で助言を与えています。「あなたはその信者の勇気やイニシアチブの欠如、また、劣等感が公衆に対して働きかけるうえで障害になっていると言いました。まさにこれらの弱点こそ、守護者が友らに乗り越えるよう切望されていることです。というのも、これらの弱点は彼らの行動を麻痺させるだけでなく、彼らの心にある信仰の炎を消すものにもなるからです。友ら一人一人は、自分なりにバハオラのメッセージを人に伝える力があります。このことを自覚しない限り、愛に溢れる賢明な師が与えられた目標に到達することは望みえないのです・・・・。全てのバハイはティーチングに対する潜在能力を持っています。各バハイは神から授かった力を発揮し、神から与えられた任務を、責任を持って果たさなければなりません。

23 バハイの行政機構は集団加入の過程に影響を及ぼし、同時に集団加入も機構に影響を与えます。地方、及び全国精神行政会は常に進化しており、現時点で求められることは、これら精神行政会のメンバーと、それを選挙する側とに共通する新たな意識です。と言うのは、バハイ共同体は歴史を大きく変える作業に取り組んでいて、そのプロセスは今、重大な局面にさしかかっているからです。バハオラは、新しい秩序の中で機能する機構を、世界に与えられたのです。そしてバハオラの秩序は、新しい世界文明のエネルギーを方向づけるために設計されたものです。この栄光あふれる目標の実現に向かって進歩するため、また、バハイの機構を充分成熟させるため、バハイ共同体の大規模で継続的な拡大が必要です。これは、バハオラを公に支持する世界中の人々がただちに取り組むべき重要な課題です。

24 このような拡大に対応するためには、精神行政会は新たな段階へ進み、友らに対する神聖な導きの媒体となり、布教活動の計画や人材開発や共同体作りをし、愛情をもって多くの人々を指導するという責任を果たさなければなりません。精神行政会は、そのメンバーが信教の原則に従って協議する能力と、管轄区内の友らと協議する能力を養い、奉仕の精神を高め、大陸顧問やその補佐と自然な形で協力し、対外関係を築くことを通して、期待される任務を果たすことができます。機構の進歩は、特に、精神行政会の十分な機能の結果、個々のバハイが大業に奉仕する能力を育まれ、一致協力した行動のとれる地域が大々的に増やされることで確保されなければなりません。要するに、精神行政会の成熟度は、会合が定期的に開かれているか、効率的に機能しているかということだけで測られるのではなく、それ以上に、バハイ・メンバーの増加、行政会とその共同体のメンバーが効果的にかかわっているか、共同体の精神面や社会面の状況、そしてダイナミックで前進し続ける発展のプロセスにおいて共同体がどれだけの活力をもっているかということで測られるものです。

25 各共同体は、量的に成長してくるに従い、その個々のメンバーや行政機構とは別に、それぞれの個性と意識を持ってきます。これは、大規模な入信が起こっている所や、多くの集団加入が起こることを期待される所においても認められる必要な発展段階です。共同体とは単なるメンバーの寄せ集めではなく、それ以上のものです。それは個人、家族、行政機構から成る文明の総合的単位であり、それらは共同体の領域の内外の人々の福利という共通の目的のために活動する組織や団体や機関を創設するものであり、奨励するものです。共同体とは、多様性に富む人々が互いに作用しながら、精神的、社会的進歩を追求するために和合を達成し、維持するものです。どこにおいても、バハイたちは共同体建設のプロセスに入ったばかりですから、手中の仕事には膨大な努力が求められます。

26 先に送ったメッセージでも述べたように、共同体の繁栄は、特に地方レベルでは、行動パターンをどれだけ高めることができるかにかかっています。ここで言う行動パターンとは、共同体内の和合と友愛、そして、共同体の活動と成長の精力の中に示されるものを指します。それらは、精神行政会の機能と、共同体の個々のメンバーの美徳が結集されたものとして表現されます。そのため、大人、ユース、子どもといった構成員は、精神的、社会的、教育的、行政的活動のなかで融け合うよう求められ、また、それぞれが地域の布教および発展計画にかかわっていくよう求められています。それは、毎年行われる選挙を通して精神行政会を永続させようとする全体の意志と、目的意識に示されます。共同体が一体となって神を崇拝するということも含まれます。そこで、信者の家や地区のバハイセンター、その他可能な場所で定期的に祈りの会を持つことは、その共同体の精神生活にとって欠くことのできないものです。

27 集団加入が意味する拡大と強化の可能性をもたらすには、人材開発のための断固とした、世界的な活動が必要です。バハイたちが個人の家で行う勉強会とか、諸機構が時折、提供する授業、あるいは共同体が行う気軽な活動などは重要ではありますが、急速に拡大する共同体の教育や訓練のためには不十分です。したがって、信教の根本となる真理を多数の信者に教え、また神が彼らに与えられた能力を大業のために捧げるよう訓練し、援助する方法を考案することに組織的に取り組むことは非常に重要なことです。定期な日程に基づいた、よく練られた、正式な行事としての訓練課程を企画、作成するために、早急に常設の機関を設立しなければなりません。当然、研修を実際に行う場所が必要ですが、必ずしも専用の建造物を持たなくてもよいのです。

28 このため、大陸顧問と全国精神行政会との共同作業が一層強化される必要があります。と言うのも、これらの研修機関の成功は、大陸顧問および顧問補佐がどれほど積極的にその運営にかかわるかによって多いに左右されるからです。特に、各顧問補佐はそれら研修機関および、当然の結果その研修課程の恩恵にあずかる共同体の地方精神行政会と、密接に協力する必要があります。研修機関は学識の中心と見なされるものであり、またその特徴は顧問補佐の教育という任務と調和するものであり、その実践の機会を与えるものであるため、この機関の運営に深くかかわることは、顧問補佐の担う役割の更なる進化の一部と考えられます。信者数が増えるなかで、信者らの持つ技能や能力を引き出すこともまた、研修課程の発展と実施においてきわめて重要なこととなるでしょう。

29 研修という言葉は、バハイ共同体内でいろいろな意味に使われているため、その意味をはっきりさせておく必要があります。今後の四年間は、我々の信教の歴史上でも特別な期間となり、劇的な時代の転換期となります。世界中の友らには、これまで全くなかった規模で、訓練機関のネットワークを発展させることに自らが持つ物的資源、能力と時間をつぎ込むということを決意するよう望まれています。これらバハイ学習のためのセンターは、きわめて実際的な結果を得ることを唯一の目標としています。つまり、それは効率と愛を持って集団加入のプロセスを促進するため、訓練された多数の信者を育成することです。

30 「神の信教を広めることに汝の精力を集中せよ。」バハオラはその僕らにこう指示されています。「このような高尚な召喚に値する者は誰であれ、自ら立ち上がり、それを推進せよ。それができない者は、自分の代わりにこの啓示を宣言する者を指名する義務がある・・・。」自分の代わりに他の人を布教に送るため、パイオニアや布教旅行のための費用を出すことができるように、研修所で奉仕する教師を自分の代理にすることもできます。この教師とは、教師を養成するための教師です。そのためには、大陸顧問基金、また地区・全国・国際基金に、この目的のためであることを明記して献金することができます。

31 友らはまた、四年計画の目標達成の努力において、宣布のためだけでなく拡大・強化のためにも芸術を利用することに、もっと注目するよう求められます。美術やパフォーマンスや文学は、大業の影響を広げるのに大きな役割を果たしてきましたし、今後も果たすことができます。民芸の活用に関しては、村や町、都市にかかわらず世界中でその可能性を追求することができます。ショーギ・エフェンディは、バハイの教えに関心を喚起するための方法として芸術に大きな期待を寄せられました。守護者が代理を通して書かれた個人への手紙ではその見解を次のように伝えています。「大業の精神や教えが舞台で、また芸術や文学一般で披露され、大業が燎原の火のように広まる日がやがて来る。芸術は冷たい合理的論証よりも、特に大衆の間に、高貴な感傷を呼び覚ますことができる。」

32 友らと機構が各地で四年計画の目標達成に励んでいる間、カルメル山上では、大プロジェクトで世紀末までに完成を予定されている工事が続けられます。四年計画完了の2000年のレズワンまでには聖典研究センターの建物と国際資料館増築部分が既に使えるようになり、国際布教センターの建物も最終仕上げの段階に入っているでしょう。バブの廟の上方に続くテラスの一部が入り込んでいる公道の部分は、その時までには地下を通るようになり、テラスに付随する庭園をつなぐ広い橋が建てられます。バブの廟の上方のテラスのうち、五つが完成している予定です。上方の残りの四つのテラスと、山のふもとの二つのテラスは開発の最終段階に入っているでしょう。それ以外にも、世界本部では特別な努力が進められます。ケタベ・アグダスの法のうち、まだ世界的に適用されていないものの新たな適用、バハオラの書の選集の新しい英語版の準備、国際布教センターの機能の一層の発展、巡礼者や、世界本部への訪問者をより多く受け入れるための対策を考案する、などに注意が向けられるでしょう。

33 バハイ世界共同体は、社会経済発展と渉外・広報活動の両方の作業を発展させ、世界の秩序を確立するために活動する諸団体と直接に協力を続けます。社会・経済開発局は、その調整能力を高めることにより、資源と機会が許す限り、世界中の何百もの開発プロジェクトが達成した成果を積み重ねるための支援をします。渉外活動の面では、特に人権、女性の地位、地球全体の繁栄、モラルの向上促進に共同体を巻き込むことによって、世界平和へのプロセスに影響を与えることを目指します。これらの課題を追求するにあたり、バハイ国際共同体・国連局は、バハイと国連の結びつきを一層強める方法を探っていきます。同様に広報局は、信教のより広範な宣布のためにこれらの課題を取り上げるよう、バハイの諸組織を援助していきます。我々が各政府および非政府団体と接触するにあたり、イランのバハイたちの権利擁護と、イラン、その他信教の活動が禁じられている国々における信教解放の努力を強化することはきわめて重要な部分です。これら全ての面でバハイの友らと諸機構は、渉外活動の重要性を認識すること、またそれに対する注意を新たにするよう促されます。

34 このレズワンに二つの新しい全国精神行政会が設立されることは、四年計画の開始にとって幸先良いことであります。それらの初回全国年次大会への代表として、モルドバへ大業の翼成者、アマトル・バハ・ルヒヤ・カヌーンを、そして、サントメ・プリンシペへは国際布教センターの顧問、フレッド・シェクター氏を送ることを、ここに喜びをもって発表いたします。残念ながら、私達にはどうすることもできない状況で、ブルンジ、およびルワンダの全国精神行政会は、今年は選出することはできません。この結果、世界中のこれらの組織(全国精神行政会)の数は174のままです。

35 四年計画が完了する2000年のレズワンは、二十世紀の終幕よりも何ヶ月か前にやってきます。この時点でバハイ世界は、アブドル・バハが「光の世紀」と呼ばれた、成果に満ちたこの期間にバハオラの大業の歴史を飾った驚くべき発展と、眩いばかりの偉業の数々を、感謝の念を持って振り返るでしょう。その時決して忘れてならない素晴らしい業績の一つとして挙げられるものが、カルメル山上に現在進行中のプロジェクトの完成です。それは聖なる山の他のすべての建造物とあわせて、形成時代のその時点までに行政秩序が達成した進歩の記念碑となるものです。そしてそれを感謝して行われる行事で最大のものは————もしそれが神の御心ならば————、弧を描いて配置された建造物と、バブの廟のテラスを一般に公開するために世界本部で開催される大規模な行事です。

36 最愛なる友らよ、我々は世界情勢の動乱を伴うこの激烈な過渡期に四年計画にとりかかります。バハオラの啓示の衝撃によって引き起こされた世界の二つのプロセスは迅速に働いており、さらに勢いを増しつつあります。それは、ショーギ・エフェンディによって「我々の星(地球)の表面を作り変える諸勢力が頂点に達する。」と言われたものです。一方は人類をひとつに結びつけるプロセスで、もう一方は崩壊のプロセスです。これらのプロセスが作り出す「普遍的な激動の発酵」の結果、平和は徐々に現れ、それを通して、育ちつつある世界市民という意識がもつ統一の力が明らかになってきます。

37 その中で、昨今の世界情勢は驚愕をもたらすと同時に安心感を与えるものでもあるという対照的な両面を持っています。一方で社会の動乱は感覚を麻痺させ、戦慄をおぼえさせる恐怖を日常茶飯事とし、また一方では、世界の諸問題解決へ向けて国をあげて取り組むために各国の指導者らがしばしば共に行動したのをバハイは見ています。例えば、国連創設50周年記念で国家元首および政府最高責任者がそれぞれ、世界平和への決意を表明した事など、四年前の聖なる年以来、これら指導者が世界的な場に集まる頻度が非常に高まったことを考えてみてください。さらに、世界の多くの地域に起こった様々な危機に対し、これら政府指導者らがとった共同行動の機敏さと自発性もまた注目に値します。この傾向と同時に、なんらかの形の世界的秩序を実現しようとする啓蒙家らの声がさらに高まっています。我々はまさに、これらの急激な発展の波の中に神の摂理の御手の働きを見、我々に与えられた聖典中に予言されている歴史的機会の前触れそのものを見ないわけにはいかないでしょう。

38 小平和の確立はバハイの計画や行動によって起こるのではなく、またそれは人類が到達する運命にある究極の目標、つまり黄金時代を表すものでもありませんが、バハイ共同体はその平和へのプロセスを精神的に促進する責任があります。今、この時点で必要なのは、バハイの体制を構築する諸活動をより一層強化し、我々がバハオラの確証を引きつけるほどになることです。そうすることによって、これらのプロセスを力づける精神的環境を呼び起こすことができます。我々には二つの課題があります。その一つは、熱心に、系統的に、個人的に行うティーチング・キャンペーンを、バハイ共同体の大部分のメンバーが開始することです。そのキャンペーンで広範囲な研修を実施することは、大量の人材開発を確実にします。もうひとつの課題はカルメル山上の建築プロジェクトを完成させることです。そのためにあらゆる犠牲を払って、豊富な財政的資源を提供しなければなりません。すべてのことの中心点にあるこの二つの目標を我々が断固として追求するならば、地球上の全人類の方向性を変えるに足りる、鬱積されてきた力が放出される状況を生み出すことができるのです。

39 平和への道のりがどんなに短いものであろうとも、それは困難を伴うものになりましょう。平和への方向を決定づけると予告されている出来事がいかに希望に満ちたものであろうとも、平和は長期間の進化を経て成熟するものであり、それが神の信教の直接的影響の下で最大平和として出現するまでは多くの試練や後退や紛争に見舞われるでしょう。その過渡期に生きる世界中の人々は、この大変革の意義を理解するまで何度も絶望や当惑を経験することになるでしょう。この新しい啓示に啓発された我々には、確信をもたらす聖なる言葉、導いてくれる聖なる計画、励ましてくれる勇気に満ちた歴史があります。ですから皆さん、我々が大切にする聖典からだけでなく、我々の大業の発祥地に今日もなお光り輝く英雄的・犠牲的模範からも勇気を得ようではありませんか。

40 17年もの間イランにいる我々の兄弟たちは、迫害の嵐の中で信仰と勇気を具現し続けました。それにより信教が大々的に宣布され、信教の名が世界に知れ渡るようになりました。つまりここに、我々の時代における危機と勝利の機序の生きた証拠を見ることができるのです。神よ、イランにいる我々の兄弟たちが抑圧のくびきから解放され、唯一祝福された美(バハオラ)からのみ与えられる勝利の栄光と驚嘆に向けて導かれる時の遠からんことを。彼らの経験は、どの地に住む者にとっても警告となり、模範となるものです。というのも、師(アブドル・バハ)が述べられたように、やがてバハイに敵対する勢力は全大陸に台頭するからです。それは場所によって性質は異なるかもしれませんが、厳しいものであることは疑う余地もありません。しかし我々は、バハオラのお力添えと、これら高潔な友らの示した不動の信仰の模範のおかげで、いかにすれば恐れることなく敵の矢に向かうことができるかを知っています。まことに万軍の主は、彼に従う人々に決定的で明らかな勝利をもたらすことを約束されました。

41 コントロールを失った文明がもたらした荒廃によって、人類は翻弄され、苦しめられますが、我々は目前に置かれた神聖なる業務に理性と精神を集中させましょう。というのも、この騒動の中で機会は豊富にあるからです。それらは、「バハオラの信教の救済力の知識をあまねく広めるために、また、増大し続ける信徒の軍団へ新たな参入者を徴収するために」利用されなければなりません。我々が今取り組もうとしているこの計画は、この地球の生命における最も危機的な時期のひとつに設定されたものです。この計画は、我々の周辺で起こっている急激な変化に対処できるよう、我々の共同体を準備します。そして、その共同体は進化に伴う試練と課題の重みに耐え、激烈な変革の中で世界が模範と援助を求める場に置かれることを目的としています。このように、この計画はバハイ、および世界の歴史の輪郭において特別な位置を占めます。信教のヴィジョンに敏感な者には、このプロセスを刺激し、ひいてはそれを強化する活動に意識的に関わるという、大いなる特権が与えられます。

42 皆さんの全てが、このきわめて重要な時期の業務をこなすために立ち上がるよう願っています。人類全体にとってこれほどの可能性と希望にあふれたこの短い期間に、各自それぞれに自分の印を刻み込んでほしいのです。この時代の変革がもたらす激烈な出来事によって自分を見失ったり、それに巻き込まれてしまうことがないよう、決して誤ることのない指導者ショーギ・エフェンディの忠告をしっかりと心に留めようではありませんか。「取るに足らない死すべき運命にある我々は、長く、波乱にとんだ人類の歴史のこのような危機的時期において、卑しくも自らの神を忘れ、バハオラを無視してきた、血まみれの人類を苦難の経験から最終的復活まで継続して導く方法について、明確かつ充分理解することはできない・・・。むしろ我々の義務は、目前の光景がいかに混乱したものであろうとも、前途がいかに暗かろうとも、いかに我々の資源が限られていようとも、人類を悲惨と不名誉の淵から力と栄光の最も高い頂に導くバハオラの指揮に従って、落ち着きと自信と根気強さをもって、自らの置かれた状況のもとで自分に課された役割を十分に果たすことにあるのである。」

[署名:万国正義院]

万国正義院は、昨年のレズワンに開始された四年計画に対する各大陸からの熱烈な反応を心からの感謝をもって賞賛いたします。

2. 大陸顧問と全国精神行政会、さらに顧問補佐と地方精神行政会も一緒になって行う協議により遠大な計画作りの行程は開始されました。そのような過程を経て、それぞれの国や地方の特性を踏まえた一層きめ細かい計画が立てられました。そしてこの世界規模の計画作りの過程は各国に即応した、特色ある計画を練り出すにとどまらず、行政秩序の二つの腕の協力体勢をも促進しました。これはやがて来る勝利をうかがわせる大いに歓迎すべき前兆です。

3. 私たちはこの計画の直接的な効果の兆候を、過去十二ヶ月間に200ちかいインスティチュートが設立された速度に見ることができます。それらインスティチュートの多くは組織作りの段階をはるかに超えて実際に機能し、すでに最初の教科課程を実施する段階にあります。その他、国内および国際パイオニアや布教旅行者の活動、代行布教者のための献金に対する関心のかつてないほどの高まり、地方精神行政会の成立をレズワンの第一日目に確実に行うための準備、定期的に祈りの会をもつための一層の努力、ティーチングや共同体活動に芸術を活用しようとする幅広い動き、これらのすべての活動が友らのしっかりとした認識を示しています。つまり、四年計画の主目標-集団加入を促進するプロセスを大きく前進させる-が必要とする事に集中する重要性を認識しているのです。

4. 世界共同体が続けてきた様々な努力と、それによってもたらされた成果のすばらしさを確認できたこの一年間に成し遂げられた他の進展についても無視することはできません。それらの幾つかを上げてみますと、まずパリのカモアン通り四番のアパートを買い取ることができたことです。このアパートは、私たちの師、アブドル・バハが歴史的な訪問をされた際に滞在されたところです。また、バハイ信教がブラジルに紹介されて75周年の記念が8月14日にブラジル連邦議会の特別会議で行われましたが、このユニークな、公式の会に、アマトル・バハ・ルヒヤ・カヌーンが名誉来賓として出席されたこと。そしてまた、昨年7月にバハイ国際共同体ホーム・ページが開設されたことです。そのホーム・ページは「バハイ・ワールド」という名でワールド・ワイド・ウェブに開始され、今日までに90を超える国々や領地から五万件以上、一日二百件相当の閲覧を得ています。

5. 以上のような成果を上回るものとして、カルメル山腹の建設計画はまばゆいほどの勢いで進展し続けました。バハイ聖典研究センターの大理石の柱廊が完成し、世界布教センター棟の工事は七階部分にさしかかり、目下進行中の、延々と延びるバブの廟のテラスは次々に現れてきています。これに関連して、まずテラスの延長線上を通過する市の道路の一部の高さが下げられたこと、最後の障害となっていたカルメル山の麓の建物が買収され、解体されたことを取り上げなければなりません。この障害は、栄光の道が通る下段のテラスを完成させるためには何としても克服しなければならないものでした。栄光の道は、まず神聖なる廟へ向かい、さらにそれを超えて神の丘の頂へと続いています。

6. 以上のプロジェクトの進展と密接に関わることとして、アーク基金への献金額の高さが維持され、昨年その献金目標を達成したということがあります。これに伴う経済的負担は富める者と貧しい者とを問わず、皆さんの気高く、絶え間ない献身によって確実に克服されてきており、これは今後の残された期間も維持されるべきものであります。それと同時に世界中の行政会、および個々のバハイの皆さんには、国際一般基金の緊急なニーズに応えるためのたゆまぬ努力が要請されております。

7. 四年計画の課題の概要は、本計画を開始した時のメッセージに記され、計画のより具体的な要素は各全国精神行政会が決定したものに記されています。そして、計画のこのような幸先良い船出は、自分たちがこれらの課題を成し遂げるに十分な能力を持っているということを、地球を覆い包むバハイ共同体の構成メンバーに確信させるのです。更にもう一つ、計画の二年目に入るこの時点で特に喜ばしいことは、このレズワンにルワンダ全国精神行政会が再び発足されることです。危機を乗り越えて得たこの勝利によって、来年のレズワンにバハイ世界センターで開かれる第八回バハイ国際大会に参加する全国精神行政会の数は175になります。私たちは、その時までに、つまり本計画の中間点までにバハイ世界が人材を倍増し、精神行政会を成熟させ、地方共同体を進展させるべく大きな飛躍を遂げるよう切に願うものであります。

8. 今世紀末までのほんの束の間の時間が提供する機会は、筆舌に尽くしがたいほど貴重なものです。集団加入のプロセスを押し進めるためにあらゆる場所で、和合をもって、絶え間なく続けられる皆さんの努力のみがこのような歴史的瞬間に相応しいものとなります。緊急、かつ逃れることのできない責任は、神が約束された運命に向かって尽力する共同体のすべての機関と個々のメンバーに対して課せられています。短時間の内に多くのことを達成しなければならず、ほんのわずかの時間も、機会も無駄にすることはできないのです。親愛なる皆さん、この重大な時期に展開される精神的ドラマに奉仕するために立ち上がる者には誰であれ、アブハの王国の大軍が支援に馳せ参じるべく、準備を調えて待っているということをしっかりと確信してください。

署名: 万国正義院

四年計画の中間点に当たり、世界中に広がるバハイ共同体はそのダイナミックな進化における新たな段階に入っていることをここに喜びをもって明言いたします。バハイ共同体が全力を注いで進めている隊をなす集団加入のプロセスは明らかに前進しています。

2. 私たちに明るい希望を抱かせることが三つあります。その一つはトレーニング・インスティチュートが実施されている場所に生まれている歴然とした成果です。過去2年間で、何万人というバハイが少なくとも一回のインスティチュート・コースを受けました。その直接の効果は、参加者の信仰の大幅な強化、自らの精神的本質に対するより明白な意識、そしてバハイの奉仕へのより献身的な取り組みに現れています。二つ目は、地方精神行政会の設立・更新に関わる状況の画期的な改善にあります。地方精神行政会の設立をレズワンの初日だけとし、その作業を基本的には各共同体の自主性に委ねるという決定は、1997年から適用されました。その直後、世界の地方精神行政会の数は予想通り減少しましたが、減少幅はさほど大きくはなく、ある国では逆に増加したという事実もありました。この結果は、神によって定められた機関である地方精神行政会が順調に成熟していることを示しています。三つ目は、布教活動に関する新たな自信が友らを奮起させ、各地で際立った成果をもたらしているということです。入信者数が継続的に増加するという大きな可能性は常にあったのですが、今回の計画の実施においてはこの可能性を実現させる能力が従来になく、系統的に開発されていると、今、確信をもって断言できます。

3. これら前進の証の他に、カルメル山建築プロジェクトがすばらしい速度で展開され、喜ばしいことに、今、終了したこの年度においては、年度中に予定されていたすべての作業を完了しました。今年5月には、サバ、サラワク、スロバキアの三つの全国精神行政会が新設され、また、リベリアの全国精神行政会が再設立されます。これにより万国正義院を支える支柱の数は合わせて179に増えます。私たちの共同体に授けられた神の恩恵を考えるとき、大業の翼成者や、国際布教センター、それにすべての大陸における大陸顧問と顧問補佐によるたゆみない奉仕活動を深い感謝の念をもって認識せざるを得ません。また、全国精神行政会の伸びゆく力は、目前に迫る大勝利への確信を深めてくれます。

4. バハイ共同体のこの健全な展望とは対照的に、それ自体が抱える不均衡にあえぐ今日の地球は混乱状態にあります。しかし、世界各地にはびこる心の荒廃の中にも人々は意識のどこかで、地球規模での和合と平和に向かう抑えることのできない動きを認識していることもまた明らかです。この意識は、科学と技術のめざましい発展に伴って、人々を隔てる物理的障壁が実質上、除去されつつあることによって一層高められています。世界を揺るがすような多くの辛苦と、世界を変えつつある数々の発展の混じり合った状況に人類は惑わされ、同時に驚嘆させられているのです。この時代に対する神の目的を認識しているごく少数の人を除いては、地球上の誰も、社会の根底を揺るがす波乱と試練のもつ意味を理解していないのです。

5. 世界中の人々はその意味も分からないまま、同時に平行して進行する「台頭と衰退、統合と分裂、秩序と混乱」の継続するプロセスがもたらす、相反する感情に翻弄されているのです。ショーギ・エフェンディはこれらの現象を神の「大計画」と「小計画」、つまり人類に対する神の目的を進める二つの道の要素として位置づけておられます。大計画は混乱と災難を伴い、無秩序に進展しているかのように見えますが、実は人類を和合と成熟の方向へ容赦なく駆り立てています。それを推進している大部分は、大計画の方向性を知らないか、またはその目的に反対する人々です。ショーギ・エフェンディが神の大計画について指摘されたように、「世界形成を掛けた神の対局では持ち駒のすべてが、神の当面の目的成就のために、また結果的に地上に神の王国を築くために」使われるのです。大計画によってもたらされる変化が加速される時、当初は大きな苦しみや心痛を伴う事態が勢いを増しますが、私たちバハイはそれらを小平和の出現の前兆と見なします。

6. 謎めいた動きをする神の大計画とは異なり、神の小計画は明確に定義づけられており、秩序だった明白なプロセスで展開され、その実行は私たちの手に委ねられています。そして、その究極の目標は大平和です。ちょうど今、折り返し地点にきた四年計画は、この小計画の現段階を構成するものです。私たちはその目的達成のために、全神経と力を注がなければなりません。

7. 時には大計画の作用によって小計画の実施が混乱させられるかもしれませんが、落胆する必要は全くありません。何故なら友らは、世界中で繰り返し起こっている混乱の源泉を知っていて、守護者の言葉によると、その混乱の「必要性を認め、確信を持ってその不可解なプロセスを観察し、その激烈さが緩和されるよう熱心に祈り、その猛威を和らげるために賢明な努力を重ね、曇りのないビジョンをもってこれらのプロセスから必然的に生み出される恐怖と希望の終焉を待ち望むであろう。」とあるからです。

8. 最近の世界情勢についてざっと見ただけでも、そこにはバハイの立場からすると極めて重要な意義を持つ出来事が観察されます。一つには、動揺する社会の騒音の中にあって小平和へ向かう着実な傾向が認められることです。その興味深い一例は、緊急、かつ積年の世界問題の解決に向けて、国連が列強の支持のもとに、より積極的に取り組んでいるということに垣間見ることができます。他にはごく最近の出来事で、貿易と金融における各国の相互連結の真の意味合いについて、世界の指導者たちが劇的に目覚めたことが挙げられます。ショーギ・エフェンディは、この状況を世界の有機的統合の必須要件として予想されています。しかし、バハイ共同体にとってより重要なのは、膨大な数の人々が精神的真理を探し求めているということです。最近公表されたいくつかの調査がこの現象を取り上げています。今世紀の大半を支配したイデオロギーはもはや力尽き、世紀末に入りそれらは衰退し、本当に意味あるものへの渇望がわき上がっています。

9. この精神性への渇望はある種の不安や、社会の道徳的状況に対する強まる不満などに特徴づけられています。それはまた、多くの宗教諸派内に原理主義を台頭させ、宗教を装ったり、宗教の代わりを務めようとする運動が増加したことに顕著に現れています。これらの考察から、この地球上で現在進行している神の二つの計画の相互作用を確認することができます。このように、神の摂理によって、真理を探求する人々にバハオラの教えを伝える機会が豊富に与えられ、バハイを教え広める者にとって好都合な状況が作りだされていることは、私たちの手中にある仕事の行方を大いに明るくするものです。

10. 神聖なる計画の現段階での主要な目的である隊をなす集団加入のプロセスを大きく前進させることに努力を集中させることにより、私たちは、願望、目標、そして前進への可能性をすべて現実のものとすることができます。この課題は忍耐強く、かつ継続的に努力してこそ達成できるものです。隊をなす集団加入はバハイ共同体の手が容易に届くところにあります。揺るがぬ信仰、祈り、魂の興奮、神の援助、それらはバハイの事業すべてにおいて成功の不可欠な要素ですが、隊をなす集団加入の実現にはこれらに加えて、現実的取り組みと系統だった行動が極めて重要です。そこに近道はありません。系統だった取り組みは、よく練られた計画に基づく一連の行動に一貫性をもたらすものです。一般的に、系統的取り組みとはバハイの奉仕のすべてに秩序だった方法を取り入れることを意味します。それは布教の分野、また行政分野、あるいは個人的、または集団的努力のすべてに適用されます。それは個人の自主性や自発性に余地を残しつつも、明解さ、組織性、能率、持続性、バランスの良さ、および調和を求めます。体系化は、緊急な対応が必要なときに採用されるべき行動のあり方です。

11. 共同体の秩序だった進化を確実なものとするためにバハイの機構が果たさねばならない機能の一つは、人材開発のための取り組みを組織し継続させることです。それは、共同体の継続的拡張と強化を維持するうえで必要な知識と能力を、新しいバハイと経験を積んだバハイのすべてに備えさせることを目的としています。多数の信者の能力を高め、布教と行政についての知識を習得させるうえで中心的役目を果たすトレーニング・インスティチュートの設立は、人材開発にとって極めて重要な意味を持ちます。信教に対する知識は、バハイ共同体とそれを構成するバハイ一人一人の生活を活気づける力の源として重要であり、このインスティチュートの存在はそのことを強調するものであります。

12. これまでの実績から、系統的取り組みということのために、何を、いつ、どこで、どのように実行するかをしっかりと決断しなければなりません。この決断があってこそ各人は、自らの行動の進展状況をチェックすることができ、必要ならばそれまでの行動を修正することもできるのです。このような系統だった努力の仕方を身につければ、バハイとしての生活に意味と充実感が与えられます。

13. しかし個々のバハイには機構の呼びかけに応えることだけにとどまらずに、バハオラの大業を教え広めるという、バハオラ自身によって課せられた神聖な義務があります。バハオラは大業の布教を「あらゆる行いの中で最も価値あるもの」として表現されています。啓発を必要とする人々がいる限り、この義務はすべてのバハイの日常的任務とされなくてはなりません。その実行について、各人は直接、バハオラに対して責任があります。ショーギ・エフェンディは次のように切実に忠告しておられます。「所属する共同体の選ばれた代表者たちの指示を待ったり、特別な激励を期待したりしてはならない。また、親戚や世間の人々がもたらす障害物に阻まれてはならないし、批判者や敵の非難を気にしてもならない。」バハイの中心的人物や守護者が著された書物には、個人が大業の発展のために果たすかけがえのない役割に関する助言や激励が豊富にあります。このことを思うとき私たちは、人類史のこの時点において、アブハの美の援助者である私たちが直面する緊急課題を、直接、私たちの共同体の個々のメンバーが熟考することを強く求めずにはいられません。

14. 私たちの多くの、親愛なる兄弟姉妹は、今まで誰も経験したことのないような、大変な歴史的プロセスに意識的に参加しています。何千もの私たちの精神的な先祖によって、いとわずなされた計り知れない命の犠牲、努力、宝のおかげで、私たちは地球規模の共同体として、人類のすべての範囲の代表として、このようにはるかな、独特ですばらしい成功を達成しました。一つの世界を包含する秩序のもとに、すべての神の子らを和合させるに足る、証明された能力をもつシステムを築きあげたと主張できる人類の集団は他にありません。この達成によって、私たちは比較できない力の地位だけでなく、特に避けられない一つの責任を託されているのです。ゆえに、私たち一人一人は果たさなければならない神聖な義務があります。それは、まだ、この時代の神の顕示者の呼びかけに気づいていない人々に対する神聖な責任です。時間は止まってはくれません、待ってはくれません。こうしている間にも、新たな苦悩が混乱した人類を襲っているのです。ためらっていて良いのでしょうか。

15. 四年計画はあとわずか2年で、忘れることのできない今世紀が終るほんの数ヶ月前に完了します。そこで私たちを待ち受けているのは運命的な二つの出会いです。親愛なる師は、20世紀の比類のない可能性を賞賛するにあたり、その痕跡は永遠に残ると断言されています。このようなビジョンを抱く、「祝福された美」の敏感な従者たちの心は、次のような憂慮すべき自問にかき乱されるでしょう。つまり、残された短い時間に自分は何ができるか、そしてこの可能性に満ちた期間の終わりまでに、師の心に映ったあの歴史に残る痕跡の中に自分はどのような功績を刻むことができるかという質問です。この質問に満足のいく回答を出すにはただ一つのことだけが必要です。行動する、ただちに行動する、継続して行動する、このことだけです。

16. 人類史上、このような重大な宿命を背負った時期にあって、神聖な計画の、急を要する目的を成し遂げるために神の援助と豊かな確証がありますよう、すべてのバハイに代わって、聖なる御敷居で心より嘆願するものであります。

署名:万国正義院

「四年計画」完了へ向けて,運命を決定する最後の年の前年に達成された業績を見ると,われわれの心は希望により燃え立ちます.第8回国際大会を皮切りに,昨年のバハイ世界は活動のペースを常に上昇させ,「集団加入」のプロセスを大いに促進しました.われらの共同体は相当成長し,その人的資源も大いに強化されました.拡大プロジェクトから強化の活動まで,また社会経済開発から渉外関係まで,ユースの活動から芸術における表現まで,信教の世界センターから遠隔な村や町に至るまで――実際,共同体のいかなる視点においても,進歩が見られました.「計画」達成の見込みは非常に高いと言えます.

2. 国際大会で得た勢いは,その後すぐに開催された顧問大会にも広がり,疲れを知らぬ参加者たちをさらに刺激しました.また,その勢いは5月に開かれた全国大会の進行もをエネルギーで満たしましたが,それにはサバ,サラワク,及びスロヴァキアの全国大会も含まれております.これらの国はそれぞれ,全国精神行政会を初めて選出しました.また,このエネルギーは,国際テイーチング・センターも満たしました.同センターは,「バブの宣言」記念日に新しい任期が始まって以来,短期間に顕著な力を発揮し,今も発揮し続けています.

3. 顧問メンバーたちは,自分たちの組織の洗練と強化に専念して,最初の年は,通常の訪問旅行を控えました.しかし,今年は訪問を再開し,世界中の地域を訪れる予定で,「四年計画」を成功に終わらせるために活力を与えることでしょう.

4. 聖地でのこれらの出来事の他には,カルメル山上の建設プロジェクトがあります.これを,国際大会への代議員たちは,わくわくとするような驚きの眼で眺めていたものです.このプロジェクトは,計画どおり,世紀末までには完成するように推し進められています.昨年のレズワン以来,残りの建設区域の作業が開始されて以来,この仕事のスピードは新たな最高点に達しました.「聖典研究センター」と「資料館の建て増し部分」は,数週間後のスタッフ配置の準備が進められています.「国際テイーチング・センター」の外部は大理石で完全に覆われており,内装も全て,最終的な仕上げの段階に入っております.

5. バブの廟のテラスをハジヌート通りを超えてつなげるために,この通りを低くする作業は完了し,交通は通常の状態に戻りました.テラスの壮大な光景は公の注目を浴び,一番上の十九番目のテラスは,毎日,一般に公開されております.それは,訪れる人たちの熱心な反応と感謝の念を呼び起こしています.ハイファへの国際的な注目を引き寄せる運動の一部として,ハイファ市当局は,バブの廟とテラスに関する写真入りのパンフレットを,ヘブライ語とその他五つの主要言語で発行しました.また,世界センターで起きている出来事で全く別の種類のものを,二つ述べるべきでしょう.ひとつは,巡礼者のグループを100人から150人に増やすことです.現在,「最大の葉」の眠りの場所の反対側にある,新しく入手された建物の改装が進行中です.これが完了し,それを巡礼者ホールとして使用できるようになり,また,拡大される巡礼プログラムの管理用の施設も使用できるようになると,巡礼者数の増大が実施されます.もうひとつの出来事は,バハオラの書を英語で新たに出版するための翻訳の計画です.これは,その必然的にゆっくりとしたプロセスにも関わらず,顕著な進歩が見られています.現在,「スリ・ムルク」ヤ「スリ・ヘイカル」などの主要な書簡,国王や統治者にあてて書かれた書簡の完全版を提供する努力がなされています.「スリ・レイス」,「ローヒ・レイス」,「ローヒ・フアド」などの書簡もこれに含まれる予定です.

6. バハオラの大業は,体系的な人的資源の開発と活用により活気づけられ,抵抗しがたい前進を続けます.全国及び地域の研修機構の数は,現在344に達し,人的資源の開発を推進しました.これまでに多くのコースが提供されてきたイランと北米を除いても,およそ七万人の人が,最低一つのコースをすでに修了したと言うことです.これらの活動はすべて,大業の確証された活発な支持者の数を増大させることに貢献しています.このような発展で,まだ明らかにされていなかった潜在的な力は,チャドから受け取った報告などに明らかになっています.チャドでは,研修機構が活動している地域で,研修を受けた人たちの個人的な努力により,千人以上の人が信教を受け入れました.人的資源開発では組織化が必要であるという考えは,至るところで広まっています.実証された研修機構の効力に副次的なものとして,選択された国における実践的な地域バハイ評議会の誕生があります.それらの国では,評議会の設立が必要であり,実行可能です.評議会と研修機構の間に密接なつながりがある地域では,拡大と強化の効果をあげる舞台が整っています.これは,拡大と強化の両方が一貫することは,電撃的なことです.また,研修機能による研修のサービスを地方共同体の発展のニーズに実用的に適合すると言う舞台も整っています.さらに,大陸顧問と地域評議会が直接互いと連絡できる運営用のガイドラインは,新たな機構的関係をも生み出しました.それは,評議会を全国行政会と地方行政会につなげることと共に,地域的なレベルでの機能を精力的に統合させることになります.

7. 常に拡大している社会経済開発活動も,研修機構の運営により益を得ています.研修機構では,識字・健康衛生・女性の地位向上などのテーマにも注意を払っています.関連するバハイの原則の学習を地球規模で促進すると言う,さらに広範囲にわたる社会経済開発事務局の努力は,これらの研修機構の活動により強化されました.また,地球上至る所に広まっている,信教に影響を受けた組織によっても強化されました.明らかに,開発プログラムを管理する行政能力は強くなっています.これは,バハイ機構を主催とする企画や,信教の影響を受けて個人が企画したものにおいて明らかです.後者の非常に良い例は,エチオピアのユニテイ・カレッジで,これは,その国のある家族が設立した大学で,エチオピア初の私立大学です.1998年下旬以降では,エチオピア唯一の私立大学となっています.昨年には,学生数が5,000人に達しました.もう一つの例は,規模は小さくとも同じく重要なもので,ニューヨーク州バッファロー市のある家族による,自主的な活動です.彼らは,都心から何十人かの子供やユースを集めて,貧困や人種差別により生じた自己破壊的な態度を克服するための行動パターンを,バハイの精神的・道徳的教えを通して修得させる努力をしました.

8. 渉外関係においては,イランで起きた二つの悲劇的な出来事により駆り立てられ,最も精力的な行動が取られました.昨年の七月に,ルホラ・ロハニ氏が突然,処刑されましたが,これは過去六年で唯一の公式の処刑です.これは大きな衝撃を世界中に与え,政府や国連機関により先例のない抗議がなされました.九月下旬には,政府の諜報機関がバハイの高等教育機構を組織的に攻撃し,36人の教職員が逮捕され,国中の500のバハイの家庭が襲撃されました.後者の事件は,世界中で抗議運動を起こし,今も続いています.学術機構や学術協会,教育者,学生グループなどが抗議に参加し,報道機関も特別の関心を示しました.これは,「ル・モンド」や「ニューヨーク・タイムス」やその他の主要な新聞でも相当の記事が出されたことにも表れています.昨年の12月には,国連総会でイランでの迫害に関する決議案がまたも通されました.バハイの迫害も明確に述べられています.これは,前述した二つの,たゆむことなき宗教的迫害の明らかな顕現である事件により影響されたに違いありません.悩まされた同胞たちの擁護のために,世界中の友人たちに要求された仕事が大きなものではありました.しかし,渉外関係の幅広い活動にも大いに注意が向けられました.まず,万国正義院の特派大使としてギオバニ・バレリオ氏が太平洋の国々へ四ヶ月に渡る訪問旅行をし,22カ国の元首,5カ国の政府の長,そして40人の政府の高官と会見しました.次に,国連事務局のバハイ国際共同体の要請により,多くの全国精神行政会が,人権に関する教育を促進する努力をしました.南アフリカのバハイ共同体が,招待されて,「真実と和解の委員会」に参加し,アパルトヘイト政策時代に彼らが,ひるむことなく人種的調和を支持してきた記録について語る機会が与えられました.また,オーストラリア,ブラジル,フィンランド,ポルトガルでは,小学校と中学校のカリキュラムに,バハイ信教のコースを導入する決断が教育機関により出なされたと言う,成功の話もあります.これらの出来事と,あらゆるメデイアの形態を通して,広報を活性化した情報企画活動は,共同体の精力を関与する渉外活動における,広範囲の事業の例です.

9. 活動のほとばしりは,芸術の活用も関与しました.ヨーロッパのバハイ信教確立百年記念を祝うパリでのイベントで披露された音楽やその他の芸術的パフォーマンスは,非常に良い例です.「バハの声」合唱団は,ヨーロッパや北米の68人から構成されていますが,ヨーロッパの八つの都市で観衆を喜ばせ,信教を多くの人に紹介しました.ノルウェーのバハイ作曲家であるラッセ・ソレセン氏により書かれたオペラ・バレエである「光と火」は,昨年の9月,ポーランドですばらしい演技を披露しました.これが披露されたのは,「ワルシャワの秋」と言うポーランドの著名な音楽祭で,スエーデン女王により開会宣言されました.この劇は,最近のイランの殉死者たちの勇敢な行動を基にしています.これらの活動におけるヨーロッパの人たちの先導力は,「オーストリア室内楽フェステイバル」において最高潮に達しました.このとき,オーストリアの室内楽では最高の栄誉とされる「オーストリア芸術科学十字賞」がオーストリア大統領により,ビジャン・ハデム・ミサグ氏に贈呈されました.氏は,バハイのバイオリン奏者であり,指揮者です.このフェステイバルのプログラムでは,バハイやその他の宗教の聖典の言葉が引用され,朗唱されました.しかし,テイーチングにおいて芸術を活用した世界中のユースの卓越した役割についても一言,認識の言葉を付け加えなくてはなりません.特に,ダンス・ワークショップによる演技は,バハイ共同体の内外において名声を博しました.それで,われわれは,変革する力動的な共同体として,このレズワンの時期を迎えるのであり,集団加入のプロセスを促進すると言う目標と一致したビジョンと活動の一貫性を楽しんでいるわけです.そしてわれわれは,「四年計画」の最後の年を,行政力を強化させて開始することになります――つまり,ラトビア,リチュアニア,マケドニアと言うヨーロッパの三国では,全国精神行政会を選出するための第1回全国大会が召集されます.これで,万国正義院の柱の数は,182となります.しかし,この祝うべき瞬間の向こうには,一連の期待すべき出来事が待っています.まず,最も重要な出来事として,2000年のレズワンには,「四年計画」が完了します.そして次に,その年の「聖約の日」には,大陸顧問団のメンバーが新しく任命されます.そして新しいメンバーたちは,すぐにバハイ世界センターで開かれる大会に召集され,次の地球規模のテイ-チングと強化の計画やその他の事項について審議を行います.この大陸顧問大会の開催の時には,国際テイーチング・センターのスタッフの配置も行われます.この時には,世界中の顧問補佐も聖地にて,顧問と一緒に参加するよう招待されます.カルメル山プロジェクトは,この時期までには完了することになっており,建立記念関連の式典も2001年5月22-23日に予定されています.これには,各全国バハイ共同体からの代表者が招待される予定です.これらの式典の詳細は,追って知らされます.前兆なるこれらの出来事の投影は,西暦で言う20世紀と新しい一千年との間の境界線を超えるものです.この投影はまた,自信に満ちたビジョンと,もつれた恐怖との対照を明確に示しています.そのビジョンとは,啓発された共同体の建設的な活動を推進するビジョンであり,恐怖とは,自らがいかなる日に生きているかに気づいていない何百万もの人々を捕える恐怖のことです.正しい導きを奪われたそれらの人々は,この世紀の恐怖について悩み,これらの恐怖が将来にどんな意味合いを持っていることかと絶望的になっています.また彼らは,この世紀が実はこれから来るべき何世紀もの間に投げかけられる光を有していることを,ほとんど知らずに生きています.さらに人々は,地上至る所で起きている社会的騒乱の意味を十分に解釈できず,誤った博識者たちの言葉に耳を傾け,絶望の淵に深く落ち込んでいます.悲運の予測により悩まされ,誤って情報を受けた想像による幻と戦っています.「時代の主」により付与された変革的なビジョンについて全く知らず,神の新しい「日」の比類なき地位が見えず,つまづいているのです.

10. そのような心と知性の状態により示唆される悲惨な状況は,「計画」の目標を達成させるために,われわれを行動へ,衰えることのなき行動へと駆り立てます.その「計画」の目標とは,世界中のより多くの人々が,その探求の「目的」であるものを見つけ,統合された,平和で繁栄に満ちた生活を送れるようにするプロセスを加速化することです.

11. 親愛なる友人のみなさん,これらの日々は瞬く間に過ぎ去っていきます.再び訪れることのない,この重大なる転換期において今,名をあげなさい.あなたのために天なる祝福を確保するような行動において,名をあげなさい.この世の算定を超越する未来を,あなたのために,そして全人類のために確実なものとなしなさい.

[署名――万国正義院]

今この「輝かしい祭典」をもって終結する世界的「計画」について、その開始以来の四年間がもたらした違いのすばらしさを目の当たりにし、我々の心は喜びに満たされ、感謝の念をもって万軍の主の御前にひれ伏します。この期間に達成された進歩は極めて目覚ましく、我々の世界共同体は、将来の偉業に対して明るい、新しい地平線をはっきりと見ることができる高さにまで達しました。

2 量的な違いは主として、質的な違いによって生まれました。バハイ共同体の雰囲気は変わりました。この変化は各部の能力拡大、つまり、四年計画の三つの参加者である個人、機構、および地方共同体がその機能を系統的にこなすようになり、またその結果彼らの自信が深まっていることで明らかです。この能力は、友人たちが聖なる「教え」についての知識を系統的に深め、そこで得た知識を大業の普及に、また、個人や集団が行う活動の管理に、あるいは隣人たちとの作業にどのように応用すべきかについてこれまで以上に学習することによって高められました。友人たちは学びの姿勢を持つようになり、それが目的に叶った行動をとらせたのです。この変化は主に、世界中に急速に確立されたトレーニング・インスティチュートのシステムによって推進されました。この業績は、拡大と強化の分野で四年計画の唯一最大の遺産とみなされるものです。

3 個人のイニシアチブの高まりに見られるように、信教を教え広める能力が個人の中に高まったこと、友人たちの努力を指導する能力が精神行政会、協議会や委員会の中に発展したこと、また、地方共同体全体に影響を及ぼす新しい考え方や姿勢を導入すること、これらすべての面で、トレーニング・インスティチュートのシステムは集団加入のプロセスの進行に不可欠であるということが実証されました。地方のスタディ・サークルを通してインスティチュートの運営が拡大されたことで、多くのインスティチュートは自分たちのプログラムを広い範囲に実施する能力を高めました。たとえば、モンゴルでは106のスタディ・サークルを設置し、その結果、新しい信者の数を大きく増やしました。この種の発展と同時に、我々の世界的な共同体のメンバーはまた、祈りの力を引き出すこと、聖なる言葉についての瞑想、祈祷会への参加が生み出す精神的利益に一層の注意を払いました。共同体の大きさの拡大は、これらの要素が作用して個人と集団の変革が強化されたことによるものです。新しい信者の数は、最近の増加数に比べるとそれをわずかに上回っているに過ぎませんが、この増加は地理的に広がりを見せていること、共同体のさまざまな部分にかかわっており、大業の生活の中に新しい加入者を溶け込ませるのに成功していることを見ると、大いに満足させられます。

4 大陸顧問団機構による助言、協力、実践のおかげで信教の状況は極めて有利、かつ有望であります。そして、そのことはインスティチュートの設立と運営で一層強化され、また常に鋭敏である国際布教センターのもたらした的確な励ましによって拡大されました。

5 四年計画の中心的課題である集団加入のプロセスの促進は、思考と行動の高度な統合を生み出しました。それは、形成時代中に達成されるべきバハイ共同体の進化の主要な段階に重きをおいています。と言うのは、集団加入がもっと広く持続されるようにならなければ、ショーギ・エフェンディがその書の中に約束されている大衆改宗の機が熟すことはないからです。四年計画の主題はバハイ活動のあらゆる部門に含まれ、それは個人、および集団による行動に必要とされること、すなわち、系統的で戦略的な計画作りを可能にするものについての明晰な理解を求めました。共同体のメンバーは、系統性がどれだけ成長と発展のプロセスに役立っているかを次第に理解するようになり、この認識の高まりは、ティーチング活動の高度化と共同体文化の変革に大きな一歩となりました。

6 主題の統合は、計画作り、機構としての能力構築、人材開発のための努力に明らかでした。これらのすべてを繋ぎ合わせる糸は、四年計画の着手時から最終時点まではっきりしています。1995年12月、聖地で開かれた大陸顧問団の大会がその始まりでした。そこで大陸顧問は四年計画の特徴についてオリエンテーションを受け、それは彼らと全国精神行政会の協議による国レベルの計画作り、更に顧問補佐と地方精神行政会やその委員会を巻き込んだ地域レベルの計画作りにつながりました。このようにして、すべてのレベルでバハイ行政の要素が計画作りのプロセスに巻き込まれ、集団加入をうまく処理する機構の能力が、実践に先立って造られる必要がありました。これに関して二つの重要なステップが取られました。一つはトレーニング・インスティチュートの設置で、もう一つは地方と全国レベルの間の地域バハイ協議会を広く導入し、それを正式に設置することでした。この行政体は、全国精神行政会の抱える問題が複雑化する中で、必要に応じて、特定の共同体に行政的能力を強めようというものです。これら二つのステップと共に、集団加入のプロセスの本質的要素を調整するものとして、強化の重大な一部である社会経済開発の活動における戦術の強化と、信教を無名状態から脱出させるうえで重要な役を果たす渉外活動の強化がありました。これらの努力の組み合わせが顕著な結果を生み出しました。そのような成果を列挙するにはページ数が足りないほどですが、我々は、四年計画の達成の範囲を示すハイライトをここで述べたいと思うのです。

7 聖地では、テラスとアークの建物の工事を決められた期限までに完了させるため、全力をあげて前進が図られました。この完成はグレゴリー暦の今年末となっています。更に、巡礼グループの拡大に関して我々が昨年のレズワン・メッセージで触れたハイファの建物は、このレズワンから使用の運びとなりました。また、巡礼やその他のバハイの訪問者、およびノン・バハイたちを収容するために必要に迫られてバージに建てられることになっている施設の建設計画が認可されました。

8 バハオラの書物のうち、新たに翻訳・出版が期待されていたものは翻訳が終わり、目下出版の準備に入っています。

9強化と拡大の進歩はすでに述べたもの以上に、パイオニア、宣布、文献の出版、芸術の使用、精神行政会の設立、バハイ学術研究会の活躍などと多彩です。この期間中に見た短期、および長期の国際パイオニアは3,300人にのぼります。以前はパイオニアを受けていた国の多くがパイオニアを送り出したことは、その国の共同体の成熟度が増したことを意味します。メンバーに示された任務に忠実に従ったカナダとアメリカの共同体は、自分たちの故郷を離れたパイオニアの数で、また、その数を上回る布教旅行者の数で抜きん出ています。それらの中に多くのユースが含まれていることも意義深いことです。殊に、アフリカへの布教旅行の呼びかけに対し、アメリカの中で減少しているアフリカ人バハイが勇気付けられる反応を示したことは注目に値します。

10 大業の宣布においては様々な活動や催しー記念日、記念祭、ディスカッション・サークル、展示会などーを通じて大勢の人々が信教の教えを知ることができました。各々の礼拝堂はますます多くの方々を引き付ける力を発揮しました。特にインドにおいては享年の一年間で500万人もの人々が礼拝堂を訪れました。そのような活動に加えて、マスコミを通じて多様な形でバハイのメッセージを伝えることができました。アメリカ合衆国では、全国ティーチング委員会が考案したメディア・キャンペーンによって、60,000人から問い合わせが来ました。世界的には、以前にも増して、またバハイ側の働きかけなしで多くの新聞や雑誌などがバハイに対して好意的な記事を掲載し、信教に対する知識が広められました。同様にますます多くのラジオやテレビ局がバハイの番組を定期的に放送することによってバハイの情報が広く伝わるようになりました。これはコンゴ共和国やリベリアで特に目立ちました。このような有り難い動きを最後に飾ったものは、国際のマスコミが2000年になるときの記念番組の聖地からの放送をバブの社とテラスから行ったことでした。

11世界のバハイ共同体の宣布、ティーチング、強化と礼拝において、芸術を利用することが重要な特徴となりました。芸術は若者を引き付け、特に世界各地で活躍しているダンスワークショップやドラマワークショップはティーチングとディ−プニング(学習)活動に生かされています。しかし芸術の応用は歌や踊りに留まらず、バハイの信念を強めるような、想像力に富む幅広い活動を含むようになりました。民俗芸術が生かされた地域においてはティーチング活動が大きく前進しました。アフリカにおいてこれは特に目立ちました。例えば、芸術をティーチングに応用するためにガーナとリベリアはそれぞれ『和合の光』というプロジェクトを始めました。インドでは、「共同和合の会」も同様の目的で開設されました。

12主に大陸顧問の勧めで、また大陸基金の援助によって、特にアジアとアフリカ地域においてバハイ文献の翻訳と出版が大分前進しました。さらに、「アグダスの書」がアラビア語を始め、その他多数の言語で出版されました。

13 1997年度から、地方精神行政会の選挙をレズワンの最初の日に限定することになりました。予想した通り地精会の数がそれで多少減少しましたが、急激な減少はありませんでした。その後、地精会の数が安定し、きちんと機能する方向に進んでいます。万国正義院を支える柱である全国精神行政会がさらに八ヶ国誕生しました。これで全国精神行政会の総数は181となりました。

14 この四年間バハイの学術的な活動が勢いを増して前進したことは特に賞賛に価します。このような活動は大業の活動の知的な基盤を支えるという極めて重要な役割を果たすものです。その活動によって二つの貴重な結果を挙げることができます。一つはバハイ文献がとても豊富になったことと、もう一つはバハイの観点から見た、様々な現代問題を照らす多くの論文が作成されたことです。4年計画中バハイ学術協会のネットワークには新しく五つの協会が加わりました。この分野における活動の豊かな想像性と多様性を明らかに示す例としては、パプアニューギニアにおける第一回のバハイ学術協会の大会が開催されたことと、日本のバハイ学術研究会が日本の従来の学問の精神的な原点に焦点を合わせた、草分け的な活動を挙げることができます。

15 社会経済開発の分野においては質的な進歩が目立ちましたが、プロジェクトの数も著しく増加しています。計画を開始した時点で、社会経済開発のための活動は年間1350でしたが、計画終了前は年間1800以上に増えました。この期間中の主な特徴は、もっときちんと組織立ったやり方を導入するための努力でした。社会経済開発の原則に基づいた協議と活動を促進するために、バハイ世界本部の社会経済開発局が13の地域セミナーを開催し、60ヶ国の約700人の代表がそれらに参加しました。同局はまたいくつかのパイロットプロジェクトを企画し、ユースの能力を高める及びユースの識字を促進する、地域共同体の医療スタッフを訓練する、女性の地位向上、道徳教育のためのキャンペーンに必要な資料等を作成しました。いくつかの例を紹介すると、ガイアナでは1500人の識字教育者を訓練しました、またマレーシアでは女性の向上を進めるための訓練プログラムを八部構成で作成し、それに基づいてアフリカ、アジアと中南米でコースが実施されました。パナマのギエミ地区においてはバハイラジオをインスティチュート活動に利用する計画が開始されました。このような人材開発インスティチュートは社会経済開発のための人材を生み出す可能性も持っているので、12個の研修センターがその方向性で識字運動、地域共同体の医療スタッフの訓練、職業訓練等のための実験的プログラムを実施しています。バハイ直下の機関及びバハイの教えに刺激され個人的に作られたいくつかの機関がいろいろなプロジェクトに精を出しています。一例としてカメルーンにおけるriver blindnessという難病と戦うためのバハイプロジェクトを通じて3万人が必要な薬を手に入れています。このプロジェクトには世界保健機関(WHO)も関わりました。もう一つの例はエチオピアで私立のユニティ−大学であり、その生徒数は8000人にも達しました。また、スイスのランデッグアカデミーはその教育プログラムの拡大と強化を勤めながら、バルカン地方の紛争によって生み出された恐ろしい社会問題の解決に高く評価された貢献もしました。さらに一つは、ボリビアのヌール大学です。エクアドルと共同でモラルリーダーシップ・プログラムを実施し、1000人以上の教師が参加しました。社会経済開発の分野においては我が共同体の能力がこうして向上したことが4年計画の目的の達成に大きく貢献しました。

16 1994年すべての全国精神行政会に伝えられた渉外活動の戦略方針に導かれて、バハイ共同体の外務活動や広報活動の能力も驚くべきペースで前進しました。その結果、バハイ共同体は国連、諸々の政府、非正府団体(NGO)とマスコミの間に精力的な関係が生まれました。その戦略は国際的及び国内の活動を二つの重要な目標に焦点を合わせることでした。その一つは、世界平和に向けるプロセスに影響を与えることと、一方は大業を守ることです。イランの親愛なるバハイ仲間たちを守るためにバハイ国際共同体が講じた手段はさらに高い評価と支持を得られ、その他の渉外活動を追求する機会をも生み出しました。イランにおける解決し難い問題に応えるために、バハイの機構や外務活動を担当する機関がいろいろな新しい方法で国連や諸政府の関係機関に協力を求めました。イランにおけるバハイの迫害は地球の最高レベルの統治者の注目を集めました。イランの裁判所が二人のバハイの死刑判決を確定したことと、もう一人のバハイに新たに死刑判決を下したニュースが報道されるとアメリカ合衆国の大統領がそれらの判決を厳しく非難し、イランに対してはっきりした忠告を与えました。世界の統治者と国連の働きかけの結果、イランのバハイの死刑が実質的に中止され、長期的な実刑判決の受刑者の数も大幅に減少しました。

17 上記のような協力を歓迎しながらも、このような努力に効力を授けてくれたイランの同胞の男女の自己犠牲、堪忍と不屈な精神を賞賛すべきです。意地の悪い、執拗な攻撃に耐える忍耐力を生み出したバハイの人々の明らかな精神的特徴は同国の人々を驚かせています。そのような精神を示さなければ、それほど多くの敵にこれほど長い間立ち向かうことがどうしてできたでしょうか?さもなければ、たった一人の仲間が死刑の危険性にさらされてどうして全世界の積極的な感心を引き寄せることができたでしょうか? イランの悲劇は、これらの迫害された人たちが財産、いや命をさえも犠牲にしたための神聖な原則には、不満を募らせる一方の同国民の望みをかなえる解決策が秘められていることを加害者側はまだ気づいていないことです。しかし、イランの友らが組織的に受けてきた残虐行為が最終的には「全能なる力」の神秘的な導きによって、約束された、栄光に満ちた運命に必ず到達することに疑いはありません。

渉外活動のもう一つの目的に対して、活動は四つのテーマに沿って進められました:人権、女性の地位向上、地球の繁栄と道徳向上。我々の記録によると、人権と女性の地位向上においては大きな前進がありました。前者につきましてはバハイのバハイ国連事務局が想像力に富む人権教育プログラムを実施し、99以上の全国精神行政会がそれによって外交的活動を行う能力が高められました。女性の地位については、バハオラの信奉者が徹底的に男女平等を促進している証拠がたくさんあります。女性の地位向上を進める全国事務局が52カ国に設立され、多数のバハイの男女がすべてのレベルにおいて会議とワークショップに貢献していること、国連の女性開発基金など、主要なNGO委員会においてにおける重要な委員会にバハイの代表が重要なポストに任命されている、などを挙げることができます。

18 これらの活動と同時に、様々な手段でバハイに対する情報を多くの一般市民に伝えています。新しい手段の一つは「バハイワールド」(The Baha’i World)というウエブサイトを開設しましたことです。毎月すでに25,000の人がそれを見ています。それから現代問題について話す時に役に立つ「未来を書くのは誰か」という小冊子を出版しました。また去年の11月から、ワシントン市で毎週一時間放送されているペルシャ語のラジオ番組「パヤメ・ヅースト」が世界的ウェブサイトに乗せられ、インターネットを通じていつでも聞くことができるようになりました。そして日常生活における問題に道徳的な原則を応用させる、非常に想像力に富むテレビ番組がアルバニア、ボスニアーヘルツェゴビナ、ブルガリア、スロベニア、そして元ユーゴスラビアのマケドニアの各々の政府の高い評価を得ています。

19  世紀の終りとともに勢力を増してきた現象の一つは、世界中の人々が「市民社会の諸組織」を通じて自分たちの抱負や希望を表現するようになっていることです。人類の横のつながりを代表するNGOのバハイ国際共同体が、人類の未来を形作る重要な論議の場において、調和をもたらす機関として信頼を得ていることは各地のバハイに大きな喜びを与えるものです。国際連合に対するバハイの主な代表が、経済社会理事会が設立したNGO委員会の共同議長に任命され、それによりバハイ国際共同体は、来るミレニアム・フォーラムの準備において指導的役割を担うこととなりました。国連事務総長コーフィ・アナン氏の呼びかけで5月に開催を予定されるこのフォーラムは、地球規模の課題に関する種々の見解や提言をまとめる機会を様々な市民組織や団体に与えるものです。ここでまとめられた見解は、今年9月に各国の元首や政府の長が一堂に会して行われるミレニアム・サミットに提示されます。

20  人類は世界で起こっている変革の精神的側面に目覚めつつありますが、それはバハイにとって意義深いことです。宗教間の対話が強化されています。宗教間対話の認知された参加者であるバハイ信教は、四年計画の期間中、これまで以上にこのような活動に関与してきました。昨年12月、6、000人の参加者を集めてケープタウンで催された世界宗教会議もその一例です。バハイは強力な代表団を送り込むと共に、同会議の南アフリカ及び国際理事会メンバーとして大会の準備に活躍しました。西洋諸国においてバハオラの名が初めて公の場で語られたのは、1893年に開催された同会議のシカゴ大会でした。このことも、この会議に対するバハイの関心を特に深いものとしました。昨年11月にヨルダンで開かれた「中東における対立と宗教を考える会議」、および「宗教と平和に関する世界大会」の年次大会という二つの行事にもバハイは招待され、参加しました。バチカンとニューデリーにおけるローマカトリック教会主催の催しにも、バハイの代表が参加し、ローマ法皇ヨハネ・パウロ二世が列席したニューデリーのイベントでは、大陸顧問のジナ・ソラブジェ女史が参加した各宗教の代表の一人として講演しています。英国では、新しい千年期を祝う宗教人会議に他の八つの主要宗教とともにバハイの代表が参加し、脚光を浴びました。このお祝いはウエストミンスター宮殿のローヤル・ギャラリーで催され、王室の方々、総理大臣、カンタベリー大司教を始め、多くの著名人が参列しています。その中でこの会合は、「英国における九つの主要宗教」の集りと称されました。ドイツでは、宗教間対話にバハイが初めて参加することができました。このことは、1981年にある聖約の破壊者の著書をルーテル教会の出版社が発行して以来、長年、バハイとの接触を避けてきたキリスト教諸派がバハイに対する態度を変えたことを意味しており、ドイツのバハイ共同体にとって大きな勝利でした。改善のきっかけとなったのは三名のバハイが共同で執筆した学術的な反論です。1995年にドイツの一流出版社によって発行された600ページにおよぶこの論文は、四年計画の最終年に英訳版が出版されました。さらにバハイは、1998年に世界銀行と主要な九つの宗教の代表たちがランベス宮殿に集まって結成会議を持った「開発のための世界宗教者間対話」という異色の宗教間活動にも参加しました。この「対話」の目標は、信仰を基盤にしたこれらの共同体と世界銀行の隔たりをなくすことによって、世界の貧困問題の克服により効果的に、協力して取り組むことです。このような宗教間会議は、その頻度と範囲の広さにおいて、今までにない宗教間の関係を表わしています。他宗教の信奉者に対する友好と融和の精神はバハオラがバハイたちに強く求めたことですが、明らかに、これらの共同体の多くはそれを実行しようとしているのです。

21 この四年間にバハイ共同体の全努力を集中していた時、一般社会は利害衝突の激流との取っ組み合いをしていました。バハイ共同体内部に作用している力と、世界中に作用している力は、この短く、極めてダイナミックな期間中に容赦なく加速されました。それが通り抜けた後には、ショーギ・エフェンディが言及していた社会現象が今まで以上にはっきりした形で現れています。ショーギ・エフェンディは今から60年以上も前に、「台頭と衰退、統合と崩壊、秩序とカオスの同時進行のプロセスと、それらの連続的相互反応」に注意を喚起されたのです。これら一対をなすプロセスは、バハイ共同体に特有のプロセスから隔離された形で進行したのではなく、上に示したように、時にはバハイの直接的参加を誘発しながら前進しました。これらのプロセスは、同じ時間を共有しながらも、全く逆方向に向かって走っているように見えました。一方では、宗教、政治、人種、あるいは部族間の対立に挑発された戦争が、世界の40箇所ほどで今も続いています。いくつかの国は、突然訪れた市民生活面の秩序の完全な崩壊によって麻痺状態に陥っており、政治的武器としてのテロが蔓延しており、国際的犯罪組織の急増は恐怖をもたらしています。しかし、他方では、平和維持のためのバハオラの処方箋の一つを思い起こさせる集団安全保障的手法の実施と発展が熱心に試みられています。その他にもバハイの期待と合致するような国際刑事裁判所の設立への呼びかけがなされました。各国の指導者たちは、地球規模の課題に取り組む十分なシステムが今や不可欠であるということを強調するためにミレニアム・サミットに集合します。新しい通信手段の登場で、世界の誰とでもコミュニケーションができます。アジアにおける経済崩壊は世界経済の安定を脅かすものでしたが、この危機は、現状を改善し、公正な国際貿易や金融を確立するための努力を促しました。現在互いに作用し合っている対照的な二つの傾向を示すこのような例はたくさんあります。しかしいずれも、「人類の統合と平和を最終目的とした」神の偉大な計画の中で作用している力についてのショーギ・エフェンディの霊感溢れる要約の正しさを確認するものです。

22  多くの事があったこの四年間の終了と時を合わせて、我々は西暦とバハイ暦の中の終わりと始まりが収束する重大な時点に到達しています。この収束は、一方では20世紀を終わらせるもので、他方では、バハイの形成時代の新しい段階を開くものです。時の流れの中のこれらの二コマは我々に特別な視点を提供し、それは世界を形作っている同時進行の動きに関するビジョンを考察させます。そしてこの考察は、ショーギ・エフェンディがアーク考案に際して極めて鮮明に描いた洞察の枠組みの中で行われるべきものです。このビジョンは、四年計画の期間中、カルメル山の建設プロジェクトが前進し、世界の政治的平和を支える構造を確立するために世界の指導者たちが果敢に行動し、地方および全国レベルのバハイ機構がその進化の新しい段階に進む中で、その輝きを鮮明にしました。20世紀から引き継がれる神聖で永続する記憶によって我々は奮起させられ、進むべき道は定められます。その記憶は人類史の決定的瞬間の数々を飾るものであり、そこには、その在任中に新しい世界秩序の構造の設計に当たられたバハオラの聖約の中心の、他に例を見ない時があり、その後には最も破滅的な年代を通じてバハイ行政制度の構築に全エネルギーを注がれた信教の守護者の時期があります。そしてこの世紀の終りに、その行政制度は、全体像の基本を世界に提示するに至りました。このようにして、我々は時をつなぐ橋に差しかかっています。バハオラの愛に酔いしれた一握りの人々による奮闘と自己犠牲の世紀を通じて開発された能力は、今や、残された形成時代に不可避の課題に注がれなければなりません。形成時代の数々の段階を通じて継続させていく努力だけが、バハイ信教を黄金時代に導くものであり、信教の黄金時代には最大平和が地球上を覆うのです。

23  我々はこのレズワンに「12ヵ月計画」を開始します。この計画は短期計画とは言え、いくつかの重要な任務を完成させ、更に、師の示された「聖なる計画」のこれからの20年の基礎を敷くものとして十分であるし、十分でなければなりません。4年前に最大の注意をもって開始された事業、すなわち奉仕のための知識、資質、技術を系統立って習得させる事業は増強されねばなりません。世界各地のあらゆる国および地域のインスティチュートは、各自が採用したプログラムやシステムをフルに作動させ、必要に応じて新しいインスティチュートを設立しなければなりません。布教活動は個人のイニシアチブによるものであれ、また機構の指揮によるものであれ、一層組織立った取り組みとしなければなりません。大陸顧問と全国精神行政会が各大陸のいくつかの場所で行っている「地域成長プログラム」の目的の一つはここにあります。そこで得られた結果は将来の計画に役立つ数々の経験を提供するでしょう。個人・機構・地域共同体の三者はこれらの基本的任務に注意を集中させるよう求められます。それは、集団加入のプロセス促進においてバハイ世界を次なる段階に導く計画、すなわち、2001年のレズワンに船出する五年計画への準備を完璧にするものです。

24  しかし、これらの任務に注意を向けると同時に、切迫した挑戦が目前にあります。我々の子供たちは精神的に養育され、大業の生活に融和させられなければなりません。子供たちを、これほど多くの道徳的危険をはらんだ世界の潮流に放任してはならないのです。現在の社会は、子供たちに残酷な運命を押しつけています。何千、何百万もの子供たちが社会で行き場をなくしており、この状況は国から国へ広まっています。豊かさの中にあっても、また、貧困にあっても、子供たちは親や大人たちから疎外されています。この疎外の源泉は物質主義より生まれる利己主義です。これは、あらゆる国の人々の心を掴んではなさない無神論の中核をなすものです。社会的に居場所をなくした子供たちの姿は、社会の衰退の動かぬ証拠です。そして、この状況は特定の人種、階層、国家、経済状況の中だけにあるものではなく、すべてにまたがるものです。世界の多くの地域において子供たちは兵士として駆り出され、労働者として搾取され、実質的に奴隷として売られ、売春を強いられ、ポルノの被写体とされ、自分の欲望に溺れる親たちに見捨てられるなど、数え切れないほど多種多様な被害を被っており、その姿に我々の心は痛みます。これらがもたらす精神的、心理的打撃は想像を絶するものです。我々の世界共同体もこの影響から逃れることはできないのです。この認識は、子供たちとその将来のための緊急、かつ継続的な努力を我々に促します。

25  子供に関する活動は過去の計画にも盛り込まれていましたが、それらは不十分なものでした。子供とジュニア・ユースの精神的教育は共同体の発展にとって最も重要な意味を持ちます。従って、この不足は何としても是正されねばなりません。インスティチュートには、地域共同体に奉仕できる子供クラス教師の訓練プログラムが必ず含まれるべきです。子供たちに精神的および学術的教育を施すことは重要ですが、これらは子供たちの人格を育成し、個性を方向づけるに必要な要素の一部でしかないのです。個人や機構、つまり、共同体全体が一体となって適切な態度で子供たちに接し、彼らの福利に関心を持つ必要があります。この態度は、急激に衰退している秩序の中で見られるものとはかけ離れたものでなければなりません。

26  子供たちは、共同体が所有する最も貴重な宝です。将来の希望と保障は子供たちと共にあるのです。将来の社会がどのような性質のものになるか、その種は子供たちが持っています。社会の性質は、共同体の大人たちが子供たちに対して行なうこと、もしくは、怠ることによって概ね決定されます。いかなる共同体も、子供という信託を無視して無事ではあり得ないのです。大人が子供たちに示すもの、すなわち、すべてを包み込む愛情、接し方、配慮の内容、言動に含まれる精神、これらはすべて必要とされる態度の重要な要素です。愛情には仕付けが必要で、子供たちを困難に慣れさせる勇気が求められます。子供の気紛れのすべてを満足させ、意のままにさせるのが愛情ではないのです。子供たちが共同体の一員であるという意識を持ち、その目的を共有するような環境を維持しなければなりません。子供たちがバハイの規範に沿って生活し、各々の置かれた状況の中で大業について学び、布教するよう、愛情を込めて、執拗に導き続けなければなりません。

27  共同体には、12歳から15歳の間のいわゆるジュニア・ユースがいます。幼年期と青年期の狭間で多くの変化を経験するこの年代は、特有のニーズを有する特別な年代層を形成します。彼らの関心を引き、布教と奉仕のための彼らの能力を形成させ、年上の青年たちとの交流を促す活動に彼らを組み入れるための独創的な配慮が要求されます。これらの活動に様々な芸術を取り入れることは大いに効果があります。

28  次に、子供たちの養育に最大の責任を持つ親たちに言葉を向けたいと思います。我々は子供たちの精神的教育に不断の取り組みをするよう親たちに訴えます。一部の親は、この責任はすべて共同体にあると考えているようです。また、真理の独立探究を子供たちに保障するために、子供にバハイについて教えない方がよいと思っている親もいます。更に、自分は子供の精神的教育に責任を持つにふさわしくないと自らを卑下する親もいます。これらはすべて誤りです。親愛なる師は次のように言っておられます。「父親と母親には娘や息子たちを教育するためあらゆる努力をする義務がある。」そして、「このことを怠るならば、彼らは厳しい主の御前において責任を問われ、非難されるであろう。」と補足されています。親は、自分の教育レベルに関係なく、自分たちの子供の精神的発展を形づける非常に重要な立場にあるのです。親は子供の道徳的性質を育てあげる自らの能力を決して過小評価してはなりません。神を愛し、神の法に従って生きようと努力し、神の大業への奉仕の精神に支えられ、狂信的態度を避け、陰口のない、すなわちそれがもたらす破壊的影響のない家庭環境を築き上げようと努めることによって、親は子供に不可欠な影響を及ぼしているのです。バハイの教えでは、親に対する子供の自発的従順が非常に高く評価されていますが、祝福された美を信奉するすべての親は、子供が自然にそうできるような言動を自ら示す義務を有します。無論、家庭での様々な努力に加え、親たちは共同体の提供するバハイ子供クラスも支持しなければなりません。今日、子供たちが生きる世界は、絶えず彼らに厳しい現実を突きつけていることを忘れてはなりません。子供たちは、上記のような恐怖に満ちた経験を直接もたなくても、メディアの避け難い洪水にさらされています。こうして多くの子供は、余りにも早い成熟を強いられており、その中には、自分の生き方を導く基準や規律を求めている子供が含まれています。この退廃的な社会の憂鬱な背景に抗して、バハイの子供たちはより良い未来の象徴として輝かねばならないのです。

29 我々は、2001年の1月、国際布教センターが神の丘に築かれたその恒久的なセンターに移るのを祝して大陸顧問たちが聖地に集うのを心待ちにしています。世界中の顧問補佐も共に参加するこの集会は、形成時代の歴史に残る出来事の一つとなるのは間違いありません。バハイの役員が星座のごとく集うこと自体、次の計画の終わりと、新たな計画の出発点を間近にした共同体に、言い尽くすことのできない多くの恩恵を提供するものとなるでしょう。その意義に思いを巡らせる時、我々は、聖地に常駐し、守護者がその心に灯した奉仕の炎を高く掲げつづける最愛なる大業の翼成者アリ・アクバル・フルタン氏と、アリ・モハメド・ヴァルガ氏に対する感謝の思いで一杯です。

30 12ヵ月計画をもって我々は、二度と戻ることのない橋を渡ります。この計画の船出を迎える時、アマトル・バハ・ルヒヤ・カヌーンは最早この地上にはいらっしゃいません。彼女は、人類史上類を見ない時期を通じて輝き続けた一本の光明のように、20世紀の事実上の終りまで私たちと共におられました。アブドル・バハは聖なる計画の書簡の中で、自分が世界中を旅して神聖なる呼びかけを伝えることができなかったことを嘆いておられます。そして、その失望の中で彼は、「汝らがそれを成し遂げることができるよう、神に嘆願する。」と言う希望の言葉を記されました。アマトル・バハは限りないエネルギーをもってこの呼びかけに応え、地球上の185ヵ国を訪問し、多くの遠隔の地に彼女の無類の賜物を提供されました。彼女のこの模範は永遠に輝き続け、地球上の幾千万の人々の心を照らすことでありましょう。ここに、今計画における我々の謙虚な努力を、布教を生涯の最大の目的、生きることの最高の喜びとされた方への追悼として捧げようではありませんか。たとえ、いかなる表現も我々の気持ちを表すに十分とは言えないにしても。

署名 万国正義院

我々は、我々の全員が意識を新たにしつつあるこの転換の時期に、大いなる喜びと期待をもってこのレズワンのシーズンを迎えました。世界中に広がるバハイ共同体にはプロセスの重要性についての理解が深まり、拡大を持続させ強化を保障するための成長促進や人材開発において計画作りや系統的行動が必要という認識もより高まっています。このような、進展の前提条件をしっかりと理解すること、および系統的訓練によってそれらを永続させることの重要性についてはどんなに強調してもし過ぎません。我々の共同体がこのような意識の転換期に達したということは我々にとって極めて重要な意味をもちます。我々は、レズワンの祝祭の時期に合わせて打ち上げられる地球規模の大事業の出発点においてこのことを認識し、それを声高らかに発表できることを祝福された美に深く感謝します。

2 この意識によって生じた決意の力こそが、1月に聖地で開催された大陸顧問団、およびその補佐たちの大会を特長付けた要素です。大会がもたらした光に溢れた経験は、信教が形成時代の第五期に突入したことを証明するものでした。この歴史的集会で見られた新鮮なバイタリティーは全共同体の活動の質が向上したことを示していると言えます。過去五年間で集団加入のプロセスの基本的要素が進展しましたが、これもまたこの見解の正しさを示しており、これらが第五期の最初の事業である五年計画への道を整えました。

3 四年計画では300余のトレーニング・インスティチュートが造られましたが、12ヶ月計画の目標はこの中心的努力を拡充させることで達成されました。12ヶ月計画ではまた、子供の精神的教育と、ジュニア・ユースをバハイ共同体生活に巻き込むことに集中するよう呼びかけられました。機構と個々のバハイが見せたこの呼びかけへの注目すべき対応は12ヶ月計画の意義を増幅させました。幾つかの国では、子供クラスの教師訓練およびジュニア・ユースのインスティチュート・プロセス参加がバハイ活動の一部になっています。12ヶ月計画は期間的に短いとは言え、掲げられた目標以上の重要性がありました。つまり、この計画は多くのできごとに彩られた信教の歴史の一時代と、これからの、非常に素晴らしい展望を持つ新たな時代との橋渡し役を果たしたのです。我々の共同体はこの計画で得た数々の成果によって次の時代のための準備をしっかり整えました。また、二十世紀末の信教の活動は恒久的な効果をもつという理由で、12ヶ月計画は我々の年代記に深く刻まれました。人類の社会的、精神的進化の過程の決定的時期に、人類の運命と大業の進展そのものに大きな影響を及ぼした猛烈なエネルギーを知りたいと願うバハイにとって二十世紀について熟考することは大いに意義があり、この賞賛すべき努力を助けるために、二十世紀を展望する「光の世紀」という書物が準備されました。これは万国正義院の要請と指導のもとに出されたものです。

4 この一年計画の間に多くの機会で信教の渉外活動に顕著な進展が見られました。その一例が、国連事務総長の呼びかけによって5月、8月、そして9月に開催された様々なミレニアム・イベントでバハイの代表が参加し際立った役割を果たしたことです。このように小平和の進展にバハイ国際共同体が密接、かつ積極的に関わることの意義が真に理解されるまでにはまだ相当の時間がかかるでしょう。この他の注目すべきでき事として、インドで開催された大陸大会が挙げられます。これを主催した「グローバル繁栄研究所」はバハイ国際共同体のもとに新しく作られた機関です。「科学、宗教、発展」をテーマとしたこの大会にはインドの主要な非政府組織(NGO)をはじめ、ユネスコ、ユニセフ、世界保健機構、世界銀行などの著名な機関が参加しました。10月には「バハイ世界ニュース・サービス」がインターネットに載せられるようになり、各国のバハイ活動に関する記事がバハイおよびノン・バハイの読者に広く提供されることになりました。

5 バハイ世界本部における過去一年間の活発な活動の多くはこれまでに公表された報告で友らに知らされています。具体的な成果としては:国際布教センターがカルメル山に完成した恒久的本部建物に移転した、大陸顧問団と顧問補佐の大会が今年1月に聖地で開かれた、カルメル山プロジェクトが完成した、などが挙げられます。カルメル山プロジェクトに関しては現在、今年5月の祝賀イベントに向けて準備の最終段階に入っています。さらに昨年10月にはハイファの新しい巡礼者会館が完成し、巡礼者や聖地訪問者に開放されました。バージでは引き続く庭園拡充を通して聖なる場所の美化が進んでいます。バージの工事は昨年着工された訪問者センターの建設プロジェクトで弾みがつけられ、敷地の北端、コリンズ門の外側に位置するこの建物はすでに棟上げを終え、数ヶ月後の完成に向け内装工事や造園が進んでいます。この新しい施設は世界センターを訪れる巡礼者や短期訪問のバハイ数増加が可能にし、またこれは特別はゲストのもてなしにも使われます。

6 我々は過去一年の要約を次のような喜ばしい知らせをもって締めくくりたいと思います。約30年間続いた活動停止の状態に終止符を打ち、昨年のレズワンにジャカルタで開催された年次大会をもってインドネシア全国精神行政会が復帰しました。1962年8月に発布されたバハイ活動禁止令でこの間インドネシアのバハイの行動範囲は著しく制限されましたが、バハイたちは国政の転換によってこの禁止令が解かれるまでの長い苦悩の時代を英知と確固不動の精神をもって耐え抜いたのです。この展開は、イラン、エジプト、その他いくつかの国でいまだ苦悩に喘いでいる我々の同胞にも近い将来、同様の良き知らせが届くと期待させてくれます。

7 親愛なる皆さん。今から20年後、バハイ世界は形成時代百周年を祝うことになります。この形成時代の夜明けを振り返り、我々は、当時は予想すらできなかった多くの成果をあげたと見ます。また、未来に目を向ける時そこに広がる広大な地平線は、百周年までの短い期間に果たすべき偉大な達成にバハイ共同体を駆り立てています。これらの高みは登頂可能なだけでなく、登らねばならないものです。万国正義院が緊急に、かつ継続的に集中するよう世界中のバハイに呼びかけている五年計画は、この挑戦に応えるものとして位置付けられています。この計画は今後20年間に繰り広げられる一連の計画の第一弾であり、集団加入のプロセスを大々的に推し進めるという目標に向けての次段階を構成します。五年計画はこの重要なプロセスの加速を求めるものであり、同時に、その三大構成員である個人、機構、共同体に系統的な行動の継続を強要するものです。

8 この計画の要点はまず聖地に集まった大陸顧問団に示され、続いてすべての全国精神行政会に出されたメッセージに詳しく記されているので、ここでそれを繰り返す必要もありません。各大陸顧問は大会後直ちに、計画実施について自分達の管轄地域の全国精神行政会と協議を始めました。したがって、計画の方向性は世界中の友らに知らされており、現在、計画の主目標を地方レベルで達成させるための準備が進んでいます。ご承知のように、この計画では信教をそれぞれの国のより多くの地域に一層深く浸透させるべく努力することになります。たとえば、状況の許す場所では、近隣の既存の地方共同体が成長のための集中的なプログラムに動員されます。その他、かつて、バハイがまだ紹介されていない地を系統的に開拓するために大陸を渡たり、海を越えてそれらの地に散らばっていったパイオニアと同じ献身的な精神をもって、国内パイオニアを派遣することも必要です。聖なる威力によって推進されるこの事業に生命力を与えているプロセスは、今後、新たな付属的要素が次々に追加され、それらがプロセスの働きに系統的に統合される中で確実に拡大していくと言えます。

9 全国共同体の状況に応じて全国礼拝堂を建設し、それにより共同体生活に祈りと礼拝を浸透させるということが形成時代第五期の特徴の一つとして挙げられます。このプロジェクトのスケジュールは、各国で集団加入のプロセスがどれだけ進展するかにより万国正義院が決めます。守護者は西洋における母なる礼拝堂完成後、大陸毎の礼拝堂の建設計画に着手され、10年計画の目標の一環としてカンパラ、シドニー、フランクフルトの礼拝堂が最初に建てられました。その後この事業は万国正義院によって引き継がれ、パナマ市、アピア、ニューデリーに礼拝堂ができました。しかしこの事業はこれで完了したわけではなく、あと一つ残されています。万国正義院は深い感謝と喜びを持ってこの喜ばしい時期に、最後に残されたプロジェクトに取りかかるという決定を発表します。五年計画中に、南米大陸における母なる礼拝堂の建設をチリのサンチアゴに着工することです。これによりショーギ・エフェンディが明記された望みが成就されることになります。

10 今こそ、アークに完成した新しい建物を本部とする世界センターの各機関における機能前進の歩を進める絶好の機会です。その事業で大きく前進した国際布教センターに代わり、今回は特に聖典研究センターの業務整理に注目し、聖典の英訳の充実をその特別な目標とします。この機関は聖典の検討において万国正義院を助け、バハイの権威ある書物の翻訳と注釈を目的とします。さらに、聖地ではバハイ世界本部を訪れる巡礼者や訪問者の数を増やす方法を継続して考えていきます。

11 我々は五年前のレズワン・メッセージで、カルメル山プロジェクトの完成と、バブの廟のテラスの一般公開を祝し世界本部で大々的イベントを催すと発表しましたが、今まさにその時が来ました。我々は、来る5月21日から25日の5日間プログラムに参加するため世界のほとんどすべての国から集まってくる友らの到着を無上の喜びをもって待ち受けています。インターネット、および衛星放送を通じてこの模様を世界のバハイに報じる準備が進んでいるとお知らせできることを嬉しく思います。この詳細は別途お知らせします。世界本部が様々な準備に力を注いでいるなかで、ハイファの一般市民の間にも祝賀ムードが盛り上がっています。ハイファ市役所はこのイベントにあわせて「カルメル山のバハイ霊廟と庭園-目で見る旅」というタイトルの本の発行を準備し、また、イスラエルの郵政省はバブの廟のテラスを題材とする記念切手の発行を準備しています。このイベントの主な意義は、バハイ大業が二十世紀中にいかに素晴らしい発展を遂げたかを改めて振り返る機会を与えているということにあります。またこれは、神の聖なる山にそびえる荘厳な建造物の完成に象徴されるすばらしい達成がこれからの時代にどのような意味をもつかについて思いを巡らせる機会でもあります。まさに、この完成で世界の人々の目は、バハイ信教の精神的、および行政的中心に向けられるでしょう。

12 我々の共同体がこれらの感動的な可能性に歓喜している間も、これまでの成果に酔いしれている暇はないということをバハイ一人一人が肝に銘じるべきです。この時代のために天から下された命の糧を分かち合う手は一瞬たりとも休めることはできません。人類が今直面している危機はそれほど絶望的です。したがって、真理に飢える人々の魂を万軍の主の宴の卓に招きよせることを約束するプロセスは滞ることなく進められねばなりません。

13 神聖なる制度の運命を見守り続ける彼が、目前の緊急課題を達成しようとする皆さんの努力を導き、方向付け、確証を与え給うよう祈ってやみません。

万国正義院(署名)

形成時代第五期の始まりと共に信教の内外に起こっている激動は畏怖の念を抱かせるに十分なものです。大業の内部では、昨年5月のイベント― カルメル山上に一群の建物が完成した ― の歴史的な重要性は五感を震えさせ、その衝撃は衛生中継によって、またバハイの出来事としてはかつてない大規模な報道によって即座に、世界中の至るところに放映されました。「カルメルの書簡」に述べられていることが具体的に現実のものとなっていることの最新の証拠が、世界中の人々の面前で、はっとさせるような輝きをもって明らかにされたこの時、バハオラの大業は無名状態から徐々に抜け出す過程における新たな飛躍を遂げ、かくして、バハオラの宗教制の歴史に消すことのできない足跡が加えられました。

2 抑えつけることの不可能な、我々の信教を動かしている活力の影響力は信教の外面に表れているだけではなく、それは同時に、昨年レズワンに五年計画を開始して以来、信教内部のプロセスの前進にも表れているのです。そこでわれわれは、五年計画実施一年目のいくつかの成果について一緒に考えるよう全国年次大会に集まった代議員の皆様、および世界中のバハオラの信奉者たち全員に促したいと思うのです。それらの成果は、心に喜びを与え、この五年計画の行く手に広がる計り知れない可能性への確信を強めている、力に満ちた最重要部分です。

3 各全国精神行政会は五年計画の要求に熱心に応え、レズワンの前後に、計画作成のために大陸顧問と何度も話し合いを持ちました。これらの話し合いは計画のスタートに勢いをつける助走となりました。今回のこの計画のスタートにはある特徴がありました。それは、集団加入のプロセスの新たな要素を確立させる措置として各全国共同体が全国を系統的にクラスター分けした地図作りに取り組んだことです。すでに約150の全国共同体からこの地図作りができたとの報告が来ていますが、これらクラスターは成長と発達の活動に適した、管理し易い構成と規模になっていて、秩序だった拡大と強化のパターン化を可能にするものです。こうして、この作業はまた、全国的にクラスターからクラスターへつながる系統的成長に対する視点、またはビジョンを創りあげています。この視野に沿って、信教がまだ伝えられていないクラスターは、過去の計画で未開の地域にそうしたように、国内パイオニアのゴール地域となります。一方、すでに信教が伝えられているクラスターでは内部の発達に焦点が置かれますが、それは五年計画の三つの構成要素-個人、機構、共同体‐が相互に強化しあう活動から活力を得ています。

4 この作業がトレーニング・インステイチュートのプロセスによって精力的な進展をみせているということはとても励みになります。このプロセスは、昨年多くの国が取り組んだ、訓練されたファシリテーターの数を増やすキャンペーンによりかなり強化されました。トレーニング・インステイチュートが確立し、着実に機能しているところでは核となる三つの活動であるスタデイ・サークル、お祈りの会、子供クラスが比較的容易に増えています。実際、これらの活動にバハイの友人に誘われてさらに多くの探求者が参加しているということは、活動の目的に新たな側面を加え、その結果、新しい加入者をもたらしています。確かにここに、非常に有望なテイーチングの方向性があるのです。核となるこれらの活動は、当初は信者向けに企画されたのですが、現在では自然と、集団加入の入り口となっているのです。スタデイ・サークル、お祈りの会、子供クラスをクラスターという枠組みの中で組み合わせることにより、首尾一貫した活動方針のモデルができあがり、すでに、歓迎すべき成果をあげています。このモデルが世界中で適用されることにより、これから何年もの間、大業の進歩に限りない可能性が開かれるとわれわれは確信します。

5 このような胸たかなる展望は、国際布教センターが、系統的成長に対する世界共同体の理解を深めるために注ぎ込んだ膨大なエネルギーによって一層、実行可能なものとなりました。顧問補佐の新たな任期が最近始まったのを機会に、国際布教センターはバハイ年度の終盤に世界の16の地域でオリエンテーション会議を召集しました。国際布教センターはこれらの会議それぞれにセンターのメンバーを二人ずつ派遣しました。これらの会議では「トレーニング・インステイチュートと系統的成長」というテーマが強調され、世界中の顧問補佐のごく少数を除いて全員が出席しました。ここで参加者たちに提供された豊富な情報は、彼らの疲れを知らぬ活動によって共同体全体に伝えられることでしょう。

6 豊かな能力を授けられ、豊富な経験を積み、聖なる霊感に支えられた行動計画に焦点を合わせたこの共同体がその目を外部に向ける時、そこには2001年5月、聖地でのイベント以来、複合的な機能不全の窮地に沈み込んでいく世界とその住民の姿が見えます。しかし、大業はまさにこのような厳しい環境の中で前進し、力強く成長するよう運命づけられているのです。最近発行された「万軍の主の召喚」は、バハオラが世界中の国王や統治者たちに宛てられた書簡集の完全版の英語訳で、不正・残虐・腐敗に対するバハオラの警告を無視した悲惨な結果を思い起こさせる格好の書物でありましょう。世界中の人々の意識を襲っている激烈なショックは、バハオラが処方された治療法の緊急性を浮き彫りにしているのであり、四方に散らばったバハオラの忠実なるしもべの集まりであるわれわれに、こうして再び、見逃し難い絶好の機会がやってきたのです。それは、バハオラの大業を教え、そのすばらしい制度を構築し、精神的活動の進歩と実行に不可欠、かつ緊急な物質的手段を献身的に提供する機会なのです。

7 われわれが逃れることのできない任務とは、世界の平和を確実する唯一の「メッセージ」がもつ変革力を広め、実証するため、恐れず、ためらわずに現在の騒乱を活用することです。「祝福された美」は力強い言葉でわれわれに力を与え、元気づけてくださったではありませんか。バハオラは、「世のできごとを悲しむかなれ。」と愛情深くわれわれに忠告し、こう続けておられます。「われは、神かけて誓う。喜びの海は汝らの面前に到達せんと切望している。なぜなら、すべての良きものは汝らのために創られたのであり、また、時代の必要に応じて汝らに提供されるのであるから。」

8 さあ、前進しましょう。この五年計画をしっかりとつかみ、疑念にとらわれることなく、また障害物に妨げられることなく。

5年計画の3年目を迎える今、推進力は大きく増し、終わったばかりのこの一年間に達成されたことは、その前の12ヵ月間で達成された記録を遥かに上回りました。この推進力の高まりは、計画を構成する各要素にこれまで以上の一貫性ができたことと同時に、地球上を覆う不安感が刺激された結果に負うところが大きいと言えましょう。

2 この新たな年度の始まりに見られる状況は由々しいものであり、挑戦に満ち、また極めて意義の深いものです。昨年一年間を通して世界を翻弄した一連の危機は中東での戦争の勃発で頂点に達しました。この展開は、最大名の共同体の発展に大きな意味合いを持つと同時に、劇的な変革のさなかにあって日増しにグローバル化が進む社会の動向にも重大な影響を及ぼすものです。当然のことながら、この変革の時期、規模、性質は予見不可能なものでした。昨今の世界情勢の流れは何と急なものであったことでしょう。それによってもたらされた紛争には、バハイの初期の歴史が形成された国々が顕著にかかわっており、バハオラの警告の言葉が改めて思い起こさせられました。「世界の平衡状態は、この最も偉大な、この新しい世界秩序の震えんばかりの影響力によってくつがえされたのである。」この危機がバハイの歴史に富むイラクの地に直接影響するものであるという点は特に注目に値します。

3 この危機とその他の世界情勢によって引き起こされた混乱は、一方では、この時代の神の顕示者が10年の歳月を過ごされた土地の、貴重で、嘆かわしいほどの抑圧にさらされてきたバハイ共同体の歴史に新しい章の始まりを暗示するものであり、同時に、これらの出来事は我々の信教の世界本部において準備が進められていた第9回国際コンベンションの計画を打ち砕くものでした。しかし、これによって期待を大きく裏切られたとしても、落胆することはありません。神の大計画が神の小計画を阻むことがあっても、時満ちれば必ず神の摂理によって道が開かれ、彼の栄光に満ちた大業の利益を増幅させる輝かしい可能性が開かれることは疑う余地もないのです。

4 小平和の展開の途上に勃発したこの最新の紛争が引き起こした悲しみ、恐怖、そして困惑は、地球上を苦しめる度重なる危機に対する人々の不満と怒りを一層深化させています。世界中の人々が抱える不安は、怒りに満ちたデモ活動に公然と表明され、それはいまや無視できないほどになっています。ただし、彼らの発する反対の声や、彼らが呼び起こしている感情は、往々にして、このような公の抗議によって彼らが解消しようとしている無秩序や混乱をますます増長させています。神の友らには、いま起っていることに関して明快な説明が与えられています。神の友らが、苦悩と混乱の広がりによって起こった挑戦に効果的に対応するには、信教が示すビジョンと原則を思い起こすことで十分でしょう。この問題に関するバハイの教えをより深く理解したければ、「バハオラの世界秩序」という本に納められているショーギ・エフェンディの書簡を読み返すべきでしょう。特に、「新しい世界秩序が目指すもの」、「アメリカと最大平和」そして「世界文明の展開」という題の書簡を研究するようお勧めします。

5 世界が動乱の道を歩んでいる間にも、5年計画は、隊を成す集団加入のプロセス促進という我々の共同体の主要な目標に向けて大きく前進する力を身につけました。五大陸におけるこの非常に勇気づけられる状況についての詳細は万国正義院の1月17日付けの手紙に収められているのでここではその内容の一部を復習するにとどめますが、この手紙についてさらなる学習を勧めます。現在までに179カ国でクラスター分けが終了し、成長と拡大の苗床となるクラスターが計17,000できました。クラスター単位での反省会は、各機構や共同体の枠を超えた形の思考と行動の統一をもたらす強力な手段となっています。また、クラスター単位での反省会は、相互支援の精神に根付いた、機構や個人による自主性に強力な刺激を与えるものとして機能しています。インスティチュートのプロセスは、拡大と強化の原動力としての影響力をいままで以上に鮮明に発揮しています。計画の核となる活動の規模は昨年を大きく上回る広がりを見せました。その結果、布教とバハイ行政の仕事に積極的に携わるバハイの数は世界中で拡大しつづけています。これは、友らの活動意欲を燃え上がらせる自信に満ちた精神が伝播していることの証です。ユースや子供は、いままで以上に系統的に共同体のプログラムに組み込まれています。バハイでない人々がもっと大勢スタディ・サークルや、祈りの会、子供クラスに参加しています。以前はこれら三つの核活動を散発的にしか実施していなかった共同体の多くが、計画が始まってわずかな期間に、これらを定期的に行うようになり、拡大しているということで我々は大いに勇気づけられています。では、これまでにない集中力をもって前進する世界共同体を象徴するほんの一片をここに紹介したいと思います。

6 成長のパターンが計画実行の中でよりしっかりと根をおろし続けたこの一年間に、他にも様々な重要な展開が見られました。外務活動の分野ではバハイ国際共同体の各機関がここに挙げきれないほど多くの活動に取り組みました。その総合的な効果はここで言及せずにはおられないほど素晴しいものでした。これらの活動の最たるものは万国正義院が昨年4月に出した世界の宗教指導者宛てのメッセージです。これは、世界平和の確立に極めて重要な課題を社会的に最も大きな影響力を持つ人々に訴えかけるという、バハイ共同体が近年推し進めてきた取り組みに新たな弾みをつけました。バハイ国際共同体広報局の調整の努力と、各全国精神行政会の素早い、効率的行動により、宗教指導者たちへのメッセージは短期間で世界中の宗教団体の最高指導者たちやその他の層に届けられました。この取り組みの目的は人類の福利にとって重大な脅威となりつつある宗教間の偏見の問題に、宗教指導者たちが緊急に対応すべきであるということをすべての関係者に喚起させることにありました。メッセージを受け取った多くの人々のその場の反応からしてこのメッセージは真剣に受け止められ、いくつかの場所では宗教間活動に新たな視点を提供しています。

7 社会・経済開発の分野では素早い対応によって、共同体の内部の発展、および、外部との協力活動において機構や個人の努力による影響がいっそう強く印象づけられました。計画の二年目には、バハイの教えに啓発された開発機関が8つ新設されたという報告が社会・経済開発局から寄せられています。これらの機関は女性の地位向上、保健医療、農業、子供教育、ユース・エンパワーメントなどといった多様な分野で幅広い活動をしています。

8 聖地では、ジャヴァヘロル・アスラルとして知られるバハオラのアラビア語の書簡が英訳され、「神聖なる神秘の宝石」という題で発行されました。バハオラが監禁されたアッカの独房の復元工事が完了し、それらの監房がある二階の残り部分の復元に入りました。2003年10月に始まる次の巡礼のシーズンからは、各巡礼グループの定員は現在の150から200名に増やされます。

9 世界本部に活動の拠点を置く様々な機構のさらなる発展が推進される中、特に目立ったのはホゴゴラの機構の発展です。ホゴゴラの機構は、ホゴゴラ信託人で、大業の翼成者であるアリ・モハメッド・ヴァルガ博士の有能な指導のもとで進化をつづけています。ヴァルガ博士の賢明な取り組みと絶え間ない努力に感化され、友らは世界各地でホゴゴラの法に関する教育に取り組んでいます。ホゴゴラの法がすべてのバハイに適用されてから10年の間に、全国、および各地域のホゴゴラ理事会が結成され、その理事会は増えつづける信託人代理やホゴゴラ補佐の活動の調整や指導にあたっています。この重要な法に関する知識は広く行き渡り、すべての大陸の友らは献身の精神をもってこれに応えていますが、ホゴゴラ信託人は、ホゴゴラの法を遵守するものに約束された祝福をいまだ味わっていない友らもまた、この献身の精神に触れることができるよう願っています。

10万国正義院は二年ほど前に、世界本部の建物や庭園を適切に維持していくための財政的裏付けの必要性に言及し、「世界本部基本金」を設立しました。つまり、この基本金の資産運用による果実で維持費を捻出する計画でした。しかし、これまでに寄せられた献金額は年間経費をだすまでに達していないため、やむを得ず、献金の中から500万ドルを特別勘定に置くことによって基本金を積み立てました。万国正義院はこれに必要な出費をバハイ国際基金の資金の一部でまかないましたが、その結果、通常なら継続されていた他の分野での活動を中断せざるを得ませんでした。

11チリのサンチアゴ市に建築予定の南米の母なる礼拝堂に関して、喜ばしいことに、チリの全国精神行政会の呼びかけに対して世界各地の建築家やデザイナーから185もの案が寄せられました。最終決定された建築計画はしかるべき時期に発表されます。

12親愛なる友らよ。万国正義院は、前進の確固たる証が世界の隅々にまで見られることに喜びを覚え、今日の要求に応えて設計された5年計画の枠組みの中で繰り広げられるあなた方の献身的な努力の上に、我らの最高の主の絶えざる確証が降り注がれることを確信しております。アブハの美の恩寵と恩恵により、5年計画遂行へのあなた方の粘り強い努力が各地における集団加入のプロセスを力強く押し進めることを可能にする蓄積された力を放つよう願ってやみません。

五年計画の三年が過ぎ去りました。四年計画で開始され、12ヵ月計画の期間に、とくにバハイ子供教育に注意を向けることを通して強化され、この何年もの間、たゆまずたどりつづけたこのプロセスは、いまや、着手時の崇高な希望を満たしつつあります。世界のあらゆる地域で、この計画にたずさわる三つの参加者、すなわち、個人、共同体、機構は、それぞれ特有の役割を果たしながら、相互の活動を補強しあっています。核となる活動のスタディ・サークル、子供クラス、祈りの会は欠くことのできない側面となり、互いにそれぞれの達成を促し、バハイ共同体生活のほかのすべての要素により大きな活力と成功をもたらしています。人的資源は増加しており、地方精神行政会は、この高まってきた活力の新たな要求に応えています。

2. 世界中で、バハイ子供教育が築き上げた能力は実に目覚しいものです。ジュニア・ユースのための精神強化における初期の努力は成果を生み出しています。クラスターの活動レベルを一段階からより高い段階へ進める活動は順調で、それが進展していくにつれ、より多くの、まだバハイでない人びとが信者たちの中核に加わってきております。これらの人びとは、五年計画の核活動に熱心に参加しているのです。幾つかの先進クラスターには、すでに、集中的成長を管理する組織ができてきています。全国精神行政会は、自分たちの国のすべてのクラスターのニーズに応える一方で、有望なクラスターに優先度を置き、集中することの有効性を学びました。すなわち、トレーニング・インスティチュートで育てられた人材を使い、迅速で、持続する成長を遂げる中心となるまで、そのクラスターを発展させ、励ますことの価値を学んだのです。

3. 予知していたように、トレーニング・インスティチュートは成長のエンジンであるということをはっきりと示しています。全国精神行政会の大半が、それぞれの共同体の機会とニーズを評価するなかで、ルヒ・インスティチュートで作成された教材を採用することにした結果、それは五年計画のニーズに応える最良のものであることがわかりました。これには、二次的な効果がありました。つまり、同じ教材が多数の言語に訳され、用いられているため、バハイたちはどこに旅行しても、他のバハイたちが同じ道を通り、同じ本と方法に通じていることに気付くのです。

4. 相反する認識や利害関係でひき裂かれ、混乱した国際社会は、増加するテロ行為や不法や腐敗に襲われ、経済的失敗や貧困、疾病にむしばまれています。その中で、バハイ共同体は、ますます人の目につくようになりました。バハイ共同体は、神から啓示されたヴィジョンによって鼓舞され、堅固な土台のうえに築かれ、いま進行しているプロセスを通して力を増してきており、表面的な逆行にひるむようなことはありません。バハイ世界が、予期せぬ状況への対応能力を示した一例は一年前に起こりました。それは、さまざまな危険のため、国際バハイ大会を中止せざるを得なくなったときでした。しかし、万国正義院の選挙は滞りなく、規定どおり進められました。同時に、イラクにおいては、人々の日常生活の崩壊や混乱にもかかわらず、バハイたちと連絡がとれ、複数の地方精神行政会を再設立させることができました。今、私たちは、大なる喜びをもって、このレズワンにイラクの全国精神行政会選挙が行われることを発表いたします。この行政会は、三十年余にわたるはげしい抑圧の後に復活されるもので、国際バハイ共同体の中で合法的な座につくことになります。

5. この段階で、聖なる計画が私たちに求めていることは、人類世界をたたき潰さんばかりに吹き荒れる嵐を恐れることなく、確固とした信頼をもって、精力的に、現在向かっている方向に進み続けることです。あなた方の歩みは祝福された美によって導かれ、あなた方が彼の信教進展のために行うすべての努力は天上の軍勢の主によって増強されるということを確信いたしましょう。

万国正義院

形成時代の第五期が始まって以来、バハイ世界の大きな躍進は、万国正義院に限りない喜びをもたらしました。この12ヵ月間も例外ではありませんでした。バハイ共同体は、系統だった進展をつづけており、五ヵ年計画の最終年に入るいま、おどろくべき能力をもっていることがわかりました。それは、各地の友らによる集団加入のプロセス促進のための活発で入念な努力を通して得られたものです。

2. 現在起こっている発展の意義を十分に言い表すことはできませんが、統計を見ると、その達成の度合いがある程度うかがえます。信教が有する人材は着実に増加してきました。世界全体で20万人以上がルヒ・インスティチュートのBook1を終了し、またそのうちの数千人 がスタディ・サークルのまとめ役として効果的に働くことができるレベルに達しています。そして、世界のすべての地方でスタディ・サークルがより頻繁に開か れ、最近の統計ではその数は1万を越えました。核活動に参加した探求者の数も増えつづけ、数ヵ月前には10万人以上となりました。その間、150余のクラスターが集中的成長プログラムに着手するか、あるいは着手準備をするまでに発展しました。五年計画の終わりにはこの数を大きく上回るというきざしがはっきりと見られます。

3. 以上の業績を 祝うとき、それを推進した学びの進歩も等しく認められるべきです。必須とされている実習をきちんと実施した集中インスティチュート・キャンペーンは、引き 続き、クラスターレベルでの成長を刺激する主要な手段であります。このように、必要な条件がそろったとき信教の拡大と強化のための組織的プログラムがそれ に応じて始められました。成長のための集中プログラムについて貴重な知識が蓄積され、その特色のいくつかはいまや十分に認識されています。そのようなプロ グラムは一般的に一連の周期から成りたっています。すなわち、計画、拡大、強化のそれぞれに数ヶ月間を当てた周期です。人材開発は、拡大のプロセス維持を 着実にするだけでなく、次第に弾みをつけることをも確実にし、ひとつの周期から次の周期へと中断することなく進んでいます。確かに、まだ学ぶべきことが沢 山ありますが、これまでの経験から、このアプローチを模倣するクラスターは世界中に増え続けることでしょう。

4. 数と質の両面で勝利を得たことは まことに喜ばしいことです。達成の中心となるものは各地のバハイ共同体における精神的生活の継続的な向上です。この新しい精神的活力は、さまざまな背景を 持った人びとが祈りの会、子供クラス、スタディ・サークルへ参加してきている要因となっています。多くの場合、この参加により彼らはバハオラを現代の神の 顕示者として認め、バハイになっています。

5. 世界センターでも新しい進展が見 られます。万国正義院は、世界中の地域および全国ホゴコラ保管委員会の業務を導き監督するため、ホゴコラ国際保管委員会を設置すべき適切な時期がきたと判断しました。この委員会は、ホゴコラの最高保管者であり、神の大業の翼成者アリ・モハメッド・ヴァルガ博士と密接な協力のもとに業務を行い、その責任遂行 において、博士の知識と助言から利益を得ることでありましょう。現在、国際保管委員会に任命されているのは、サリー・フー氏、ラミン・カデム氏、グラン ト・キャルハイム氏の三名です。この三名の任務期間は後日決められます。この委員会のメンバーは聖地に居所を移すことはないのですが、世界センターのホゴ コラ局を利用して業務を果たします。

6. あらゆるレベル、あらゆる分野で ――すなわち、草の根レベルでの拡大と強化から国際レベルの機構の発展まで――大業は著しい進歩をとげています。共同体の結束強化に関するこのような心強 い兆しは、社会の衰退が、悲しいかな、あまりにも明白となった今、現れました。士気をくじかれた世界が陥っている崩壊の特徴をここで検討する必要はないと 思いますが、まさしくこのような状況こそがバハオラの教えに対する受容性を増し、その普及のための新しい機会をつくるということを忘れてはなりません。

7. 1999年11月26日のメッセージで、万国正義院はグ ローバルな一連の事業に言及しました。それは、バハイ信教の形成時代第一世紀の終りまでの、バハイ共同体発展のための計画です。各計画はそれぞれ、集団加 入のプロセスの促進という中心目標に焦点を当てています。一連の事業の最初である現在の五年計画は、あとわずかに12ヵ月で終わりますが、そのあと、万 国正義院はバハオラの信者たちにつぎの五ヵ年計画着手を求める予定です。それまでの期間、我々は、国際ティーチング・センターが精力的に促進してきた組織 的な学習を、全エネルギーを傾けて行動に移すよう友らに求めます。それによってこそ、来年のレズワンに着手される一層意欲的な事業の土台は強化されましょ う。すべてのバハイは、五年計画の残りの期間が与えてくれるこの貴重な機会を失わないようにしなければなりません。聖なる廟における 我々の熱烈な祈りは皆さんを包むことでしょう。

万国正義院

2006年レズワンは勝利と期待の精神に満ちた瞬間です。世界中至る所のバハオラの信奉者らは、今幕を閉じようとしている5年計画の間に達成された業績の偉大さに当然、誇りを持つことができます。彼らは経験により決意をさらに強固にされた人たちのみに授けられる自信を持って、未来に目を向けることができます。目の前に横たわる新5年計画の事業の規模、またその計画が要求する献身の深さ、そしてそれが達成すべく運命づけられている結果について思いをめぐらす時、バハイ世界全体は心を揺さぶられます。こうして、人類に対するバハオラの目的が展開するのを目の当たりにする特権を与えてくださったことに対して、皆さんと共にバハオラに感謝のお祈りを捧げている次第です。

2 聖地に集まった大陸顧問に宛てた2005年12月27日付けの私たちのメッセージは、同じ日に世界中の全国精神行政会へ送信されましたが、その中で私たちは、2006年から2011年に展開する5年計画の特徴について述べました。友らや諸機構には、このメッセージを徹底的に学習するよう強く勧めたので、その内容について皆さんは十分に精通しているはずです。私たちは今、来たる5年間に、世界中で1500を超えるクラスターで集中的な成長プログラムを確立するという目標を首尾よく達成するために皆さんのひとりひとりが全力を尽くすよう呼びかけます。大陸顧問の皆さんが世界センターを去っていってからの数ヶ月で、これほど急速かつ系統的に、次から次へと全国共同体において同計画の土台が築かれたということは、提示された挑戦をバハイ共同体が進んで受けて立ったことを示しています。計画の中の必要条件についてここでさらに説明する必要はありませんが、私たちは、皆さんがいかに個人として、そして集団としての努力を払っていくべきか、その地球規模での努力の背景にある世界状況について述べ、十分理解していただきたいと思います。

3 70年以上前、ショーギ・エフェンディは「世界秩序の書簡」を書き表されました。それらの手紙の中で、彼は、世界に作用している勢力について鋭い分析をしておられます。彼のみが発しうるその雄弁さで、彼は、バハオラの啓示により発動した二つの大きな過程を描写しておられます。ひとつは破壊的な過程で、もうひとつは建設的な過程です。その両方が人類をバハオラが示された「世界秩序」の方向に推し進めています。私たちは、確立のために多大な力を注いでいるその「文明の展開がとても遅いことに惑わされてはならない」し、「衰えゆく時代の諸機構を苦しめている慢性病の、破壊的な影響力を阻止することができるように時折見える繁栄の復活の短命な顕示によって惑わされてもならない」と、守護者から警告を受けています。ここ数十年の出来事を調べてみれば、彼がそのような正確さで予告したこの二つの過程が加速的に展開していることを必ずや認識できましょう。

4 人類を巻き込んでいる道徳的危機の悪化の状態について考えるだけで、社会の構造を破壊した力の勢いを知ることができます。守護者は、利己主義、疑惑、恐怖、不正の証跡をきわめて明確に感知しておられましたが、それは、無関心な観察者でさえも気づくほど広範囲に広まってきてないでしょうか。守護者が述べておられたテロリズムの脅威は、地上の至る所で、老若に関係なく、人々の心を支配してしまうほどに、その国際的な光景に不気味な姿を現してきてはいないでしょうか。現世的な虚栄や富や快楽に対する満たされない渇望と熱烈な追求は、幸福や忠実や愛といった人間の価値を支配するほどにその権力と影響力を強固にしていないでしょうか。家族の結束の弱まりと結婚に対する無責任な態度は、この社会の根本的な単位の存在を危険に陥れるほどに悪化していないでしょうか。「人間の性質が正常でない状態になる、人間の行動の堕落、人間の諸機構の腐敗と崩壊」について、ショーギ・エフェンディはあらかじめ警告しておられましたが、それらは、悲しいかな、「最悪で最も不快な局面において」姿を現してきております。

5 守護者は、人類の道徳の衰退の最大の責任を社会的な力としての宗教の衰えに課し、バハオラの言葉に注意を向けておられます--「宗教の灯ともしびが衰えてしまえば、混乱と混沌の状態がそれに続くであろう。そして、公平と正義、平穏と平和の明りは、輝きを失うであろう。」守護者のこの手紙が書かれてから数十年間は、宗教が道徳的影響を及ぼす能力は衰える一方であっただけでなく、宗教的な機構の不適切な行為により大衆の信用をも失った期間です。宗教を新たに活気づけようという試みは狂信を煽り立てるだけでした。そのような狂信は、阻止されなければ、人類間の文明的な関係の基盤を破壊しうるものです。最近悪化してきているイランのバハイの迫害は、それだけで明るく輝く信仰の炎を消し去る暗黒の勢力の決意を十分に示すものです。私たちは、最終的には大業が勝利を収めることを確信しておりますが、われらの信教は、過去に信教を苦しめた敵たちよりももっと強力で、もっと陰険な敵たちと戦わねばならないであろうという守護者の警告を忘れてはなりません。

6 また、政治の無力化については長々と述べる必要はないでしょう。このテーマについても、守護者は「世界秩序の書簡」の中で見事に解説しておられるからです。貧者と富者の間を拡大している隔たり、国家間の長年の憎悪への固執、難民の数の増大、組織的な犯罪や暴力の異常なまでの増加、治安悪化に対する不安の浸透、多くの地域で基本的サービスが提供できなくなっていること、天然資源の無節操な活用。これらは人類の病を軽くするために世界的リーダーたちは現実的な計画を案出する能力のなさを示す事例のほんの一部です。これは真剣な努力がなされなかったと言っているのではありません。実際、十年ごとにそのような試みは増えてきました。しかし、これらの努力は、それがいかに巧妙であろうとも、「現代社会の均衡を荒々しくひっくり返した悪の根本原因」を除去するにはあまりに不十分です。守護者は「たとえ世界の政治的、経済的統合に必要な機構を創り出したとしても...それだけで組織された民族や国家の活力を着々と蝕んでいく毒を中和するための解毒剤にはならない」と主張しておられます。いや、むしろバハオラによって宣言された「聖なるプログラム―その主要点においてはこの時代に人類の統合のために神が定められた計画である―の全面的な容認と、それぞれの条項の確実な効力に対する不屈の確信をもつこと以外に内部崩壊の力を阻止する道はない。その内部崩壊の力を放置しておけば、それは絶望的な社会の核心を蝕み続けるにちがいない。」と守護者は内密に断言されています。

7 ショーギ・エフェンディは世界に加速的に広がる崩壊のプロセスをなんと鋭く描かれていることでしょう。同じく印象的なのは、統合のプロセスの諸々の力についての彼の分析の正確さです。彼は「秩序の乱れた社会の混乱の中から世界の連帯の精神が自然に発生し、徐々に拡散する」という現象をバハオラが創設した人類の一体性の原則の間接的な現われと説明されました。この結束の精神はこの数十年にわたって拡大し続け、今日その効果は様々な形で展開されています。たとえば、根強く染み込んだ人種差別への拒否、世界市民の意識の誕生、環境に対する意識の向上、公衆衛生の促進における協同作業、人権への関心、普遍的義務教育の組織的な遂行、宗教間の活動の設定、また、地方、全国、および国際レベルで何千何百という社会的行動に携わる組織が噴き出したことなどが挙げられます。

8 しかしながら、バハオラの従者にとって統合の過程における最も意義深い発展は信教に直接関係するものでしょう。その多くは守護者ご自身によって育まれ、その質素な発端の時以来、凄まじい前進を遂げています。守護者が彼の最初のティーチング計画を分け与えられた小さな信者集団の核は、数千箇所に拠点をもつ世界的共同体にまで成長しました。それぞれの拠点では信教の原則と抱負を具体的に表すようなしっかり定着したパターンに沿って活動しています。彼がご自分の任期の初めの二、三十年をかけて丹精込めて敷かれた行政秩序の基盤の上には、180カ国を超える国々で大業の業務を入念に運営する全国、および地方精神行政会の、広範で、綿密に編み合わされたネットワークが打ち立てられました。彼によって作り出された、信教の拡大と保護のための顧問補佐の最初の一団は、国際ティーチング・センターによって巧みに導かれる81名の大陸顧問たちの指揮のもとで、現場で奉仕する1000人近い勇敢な人たちの軍勢に発展しています。守護者が非常に大きなエネルギーを捧げられた、信教の精神的世界センターの境界内に信教の世界行政センターの進化は、カルメル山上に万国正義院の建物、続いて国際ティーチング・センターと聖典研究センターの建物の完成によってきわめて重要段階への入り口を通過しました。ホゴゴラの機関は、50年前にショーギ・エフェンディによって信託人に任命された、神の大業の翼成者アリ・ムハマド・バルガ氏の管理のもとに着実に進化しており、2005年に、全人類へ計り知れない祝福の源泉となるこの偉大な法の世界規模での継続的適用と普及を促進することを目指した国際理事会が設置されるに至りました。国際社会における信教の認知度を高めるために守護者がなされた活動は、今や信教の利益を守り、また、その普遍的メッセージの宣布する力を持つ広大な渉外システムに発展しました。さまざまな国際フォーラムで信教の代表の発言に対する高い評価を得ることになったことは注目に値する達成です。そして、全人類の多様性を反映する共同体メンバーが示す、バハオラの聖約に対する忠誠と献身は、他のいかなる団体組織も主張することができないほどの威力の宝庫です。

9 守護者は、形成時代の一連の成長期を通じて万国正義院がもろもろの全国精神行政会の「和合を象徴し、その活動を調整し、一体にする」世界規模の計画を連続して着手すると予見しておられました。これまで、三つの成長期を通過しつつ、バハイ共同体は正義院が出されたグローバル計画の枠組みの中で根気強く働きなした。その結果、個人の精神的発達を促し、そしてそのメンバー集団のエネルギーを社会の精神的復活に向けたバハイ生活のパターンを定着させることに成功しました。バハイ共同体は受容力がある大勢の人たちに(バハオラの)メッセージを伝え、彼らに信念を育み、彼らが受け入れた信教の基本について理解を深めさせる能力を身につけました。バハイ共同体は、バハオラによって明確に説かれた「協議」の原則を、集団的物事決定のための有効な手段として活用し、その使い方を信者たちに教えました。若者の精神的、道徳的教育のためのプログラムを考案し、それらを自分たちの子供やジュニア・ユースだけでなく、一般の共同体にも開放しました。その豊富な人材は自分たち自身のニーズのために、また一般大衆の関心事に応える多くの言語を含む豊富な文献を作り出しました。多くの社会・経済発展プロジェクトを実施することによってますます社会全般との関わりが密になりました。2001年に第五期が始まって以来、バハイ共同体は、特に、共同体の草の根に対するトレーニングのプログラムを通した人材増加に関して著しい進歩を遂げ、また継続的成長を実現するための手順と手段を発見しました。

10 集団加入のプロセス促進の緊急性はここに述べた諸々の力の相互作用の関係のなかでとらえられるべきです。いま始まったこの五年計画は、皆さんのエネルギーをこのプロセスに集中させ、その中心で補足しあう二つの動きを確実に促進させるよう求めます。これこそ皆さんの主要な目標であるべきです。皆さんの努力が実を結び、成長の力学がさらに複雑な段階に達するにつれ、この5年の間に世界センター自体は外交活動や社会・経済開発、行政、バハイの法律の適応といったような分野に取り組む課題や機会をもつことでしょう。共同体の成長は、すでに、2007年10月には一巡礼団の数を今の二倍の400人にするという新しいはからいの開始を必要としています。他にも追求すべき幾つかのプロジェクトがあります。それらの中に、レズワンの庭園、およびマズラエと共にバハオラの廟の周辺の庭園の更なる開発、国際資料館の建物の修復、バブの廟の構造的改修-その程度ははっきりしない-、そして守護者の構想に沿って、チリの礼拝堂建設があげられます。これは 最後の大陸的マシュレゴゥル・アズカル(礼拝堂)になります。これらの事業が進めば、私たちはその時その時で、経済的あるいは特殊技能の面で皆さんに援助を呼びかけますが、できる限り信教の資源は五年計画の要求に応じて配分されるべきです。

11 親愛なる皆さん、崩壊の力がより大きな範囲で勢力を増していることを無視することはできません。しかし、最大名の共同体は神の手に導かれてますますの広がりを見せてきていること、そしていまやその規模を大きくし、その資源を増加させなければならないことも明白でしょう。五年計画で設定された進路ははっきりしています。人類の窮状を認識し、歴史が開いている方向を意識する私たちは、全能力をかけて立ち上がり、その目的のために尽力しない訳にはいかないでしょう。「舞台は整えられた」という守護者の言葉は、彼が第一次七年計画の期間中に書かれた時と同じほど、今日の私たちにも当てはまります。彼の言葉をしっかりと耳に思い起しなさい:「一刻の猶予もない。」「ためらう余地はない。」「このような機会は二度と来ない。」「絶え間なく努力し続けることは、最終的かつ全面的勝利を保障する。」私たちが聖なる御敷居においてあなた方の導きと保護のために祈り続けているということを忘れないでください。

万国正義院の署名

五年計画の最初の年は、万国正義院の2005年12月27日付けのメッセージに示された行動の枠組みを受け入れたバハオラの信奉者の献身の精神と、隊をなす入信のプロセスの前進に対する彼らのコミットメントを如実に物語るものとなりました。この枠組みのすべての要素がクラスターの中で首尾一貫して実行されているとき、信者とその友人たちによる共同体生活への参加、および数量的な拡大という側面で順調な前進が達成されています。クラスターによっては、数カ月ごとに何百人、何十人のペースで新しい入信者が報告されています。この発展における重要な意味は、この事業の精神的性質についてのより高い認識と、計画の主要な要素によって定義付けられている意思決定方式のより深い理解です。

2 近年、世界的に繰り広げられてきている一連の計画の目的は、隊をなす入信のプロセスの前進に集中しています。それ以前のバハイ共同体は、世界の多くの地域で急速且つ大規模な拡大の段階を経てきましたが、最終的にはその拡大を持続することはできませんでした。従って、最大の挑戦は新しい入信者(少なくとも、高い感受性が既に証明済みである人々)をもって大業の規模を拡大することではなく、むしろ入信者を共同体生活に組入れ、彼らの中から更なる拡大に献身的に取組む十分な数の人々を育成することにあります。バハイ世界にとってこの挑戦的課題に挑むことは極めて重要な意味を持つものであるため、万国正義院はこのことを四年計画の中心に据え、各全国精神行政会に対し、そのエネルギの主要な部分を人材開発を目的とするトレーニング・インティチュート機構の能力の発展に注ぐよう呼びかけました。万国正義院の示唆したように、より多くの信者が継続的に正規のトレーニング・プログラムの恩恵に復し、大規模な拡大と強化を支える奉仕活動に必要な知識と精神的洞察力、技能と能力を身に付けていかなければなりません。

3 今日、力強い成長の状態にあるクラスターの活動を観察すると、そこに幾つかの共通点を見出すことができます。どのクラスターでも友らは拡大しつつある信教の活発な支持者の核をどのように動員するかについて学びながらインティチュート・プロセスを継続的に強化しつづけ、自分たちの努力を調整する効率的な仕組みを確立し、個人の率先力と共同体が協同で行なう活動とを統一のとれた行動のパターンに織り込み、関連する情報の分析を活動サイクルの計画作りに取り入れています。持続的成長の鍵は拡大と強化の同時進行ですが、明らかに彼らは、すでにその手段を発見しているのです。このような実証によって、すべての敬虔な信者が、定められた体系的な学びの道に確固として留まるよう鼓舞されることは確かです。

4 膨大な努力が払われたこの数年間における達成は、大規模な拡大と強化を再生させたクラスターに限られたものではありません。四年計画でとられた方法と、その後の12ヶ月計画、そしてこの前の五年計画でとられた方法は、信者たちが自分たちの努力の対象をより広範囲の人々に広げ、彼らを共同体生活の様々な側面に参加させる状況を作りだすのを促進しました。世界的な計画への三つの参加者の能力を向上させるプロセスは10年間続けられてきましたが、このプロセスの恩恵はいまや広く確認できます。至るところで人材開発の力学を理解する必要があり、友らは安定した成長の必要条件を学ぶ必要がありました。つまり、系統だった行動の促進、気を散らすものを避ける、集団的意思決定のいくつかの要素を草の根レベルにおろす、使命感を持つ共同体を築く、全員参加を奨励する、そして、社会の異なる部分、特に、神の大業の将来の第一人者であり、バハオラの文明の建造者である子供やジュニア・ユースを自分たちの活動に組み入れることです。

5 このように強固な基盤が築かれた今、すべての信者が最優先させるべきことは布教です。個人的な努力としてファイアサイドを通じて自分の友人たちに布教し、彼らを核活動に導くか、もしくは核活動を布教の第一の方法として利用するか。子供とジュニア・ユースに対する共同体としての働きかけをクラスターの最初の課題とするか、もしくはそれより上の世代に最初に焦点をおくか。グループ活動のためにチームを組んで、集中的キャンペーンの一環として各家族を訪問するか、もしくは定期的に探求者の自宅を訪問するか。これらのことについての決定は、友らの置かれている状況、友らのもつ可能性、そして友らが接する人々の性質に照らして判断されるべきです。しかし、置かれた状況がどうであれ、私たちは全員、人類の窮乏、および布教の義務の緊急性について認識しなければなりません。すなわち、人類は精神的糧を失ってどんどん失望の深みに落ち込んでおり、最大名の共同体の一員として私たちには布教という義務が委ねられているのです。

6 バハオラはその信奉者に大業を布教するよう命じておられます。すでに何千、何万というバハイが計画の内容を活用することによって人々の魂をバハオラの啓示の大海に導く道を開いています。布教がすべての信者の生活の中の支配的な関心事となり、共同体の和合の強さによって、この燃え立つ状態が、奉仕の場において途切れることのない行動として表現される日を万国正義院は大いなる期待を込めて待っています。これこそは万国正義院が皆さんのために抱く強い希望であり、聖なる敷居における万国正義院の熱烈な祈りの目的です。

万国正義院

いまや世界中の何十万もの多種多様の人々が神 の「創造的言葉」の系統的な学習に従事しています。その学習の環境は実に真剣ながらも、同時に、参加者の心を高揚させるものでもあります。こうして得られ た洞察を、行動、反省、協議のプロセスを通じて活用しようとするとき、彼らは自分たちの大業奉仕能力が新しい段階に高められることを発見します。彼らは、 創造主との対話を求めるすべての人々の切なる願いに応えるべく、さまざまな状況下で共に礼拝し、祈りを通じて和合しあい、精神的な感受性を呼び覚まし、敬 虔な態度に特徴つけられた生活パターンを形成しております。互いの家を訪問し、家族や友人、知人を訪ねるとき、彼らは精神的に重要なテーマについて目的意 識を持って話し合い、信教についての知識を深め、バハオラのメッセージを分かち合い、ますます多くの人々が偉大な精神的事業に参加するのを迎え入れていま す。彼らは、世界中の子供たちの望みと、子供たちに対する精神的教育の必要性を認識し、ますます多くの参加者を子供クラスに巻き込むための努力の幅を広げ ていますが、それらのクラスは若者を引き寄せる中心となり、社会における信教の根を強化しているのです。また、彼らは、ジュニアユースが人生の重大な時期 をうまく乗り越え、文明推進のために自分たちのエネルギーを注ぐための力をつけるよう援助しています。より豊富な人材が育成されていく中、人類の精神的、 および物質的ニーズの両方に応えるためのさまざまな取り組み、その取り組みは増えつづけていますが、それを通してますます多くの人々が自分の信仰を表現で きるようになっています。これが、このレズワンに全世界のバハイ共同体の進歩を観察するために立ち止まるときに私たちの前に広がる光景です。

2. 私たちは過去にもいくつかの機会をとらえて次のことを示してきました。つまり、2021年の、信教の形成期百年記念の祝典へとバハイ世界を導く地球規模の一連の諸計画の目標は、個 人、機構、共同体の活動と成長における飛躍的な進歩を通じて達成されるということです。四半世紀の間つづけられる一貫した、焦点をあわせた努力の中間地点 にあたるこの時点で、能力が高まっているという証拠は世界のあらゆる所に明らかです。計画の三つの参加者間の相互作用によって生み出される活力がその影響 力を次第に広範囲に現わしていることは特に有意義な現象です。全国から地方レベルにいたる諸機構は、共通の目標に向って努力するますます多くの信者が精神 的エネルギーを表現するのに好ましい環境をどのように作り上げるかについて、より明確な理解を得るに至りました。共同体は、インスティチュートが媒体と なった個人の努力と集団的行動が進歩達成のために互いに補足し合う場としての役割を一層果たせるようになりました。共同体の活気と、共同体の努力の源と なっている目標の一致とにより、人類安寧のために時間とエネルギーを捧げたいと願う世界中のあらゆる分野の人々が拡大を続けるこの共同体に引き込まれてい ます。バハオラの啓示を受け入れ、そこから糧を得ている、受容性のある人々のために共同体の扉が今まで以上に広く開放されていることは明らかです。「計 画」の三つの参加者の相互作用の効果を最も如実に物語っているのは、この一年間にみられたティーチング速度の劇的加速で、まさに、集団加入のプロセスに有 意義な進歩が見られたのです。

3. これら相互作用が増幅されていくなかで個人の 率先性はますます効果的に働くようになっています。私たちはこれまでに出された諸々のメッセージにおいて、インスティチュート・プロセスが一信者の率先性 発揮に及ぼす刺激について言及してきました。各大陸の友らは、信教発展のためにバハオラの教えを活用するという明確な目的をもって聖典を学習しています。 驚くほど多くの人が共同体の精神的活力にさまざまな任務を背負って、健全な成長のパターンに相応しい奉仕活動を精力的に実践しています。大業奉仕の道で忍耐し、謙虚な学びの姿勢を維持し続けたため、彼らの勇気と英知、熱意と鋭敏さ、情熱と慎重さ、決意と神に対する信頼はすべて結合され、互いを一層強めあっています。バハオラのメッセージを紹介し、その真理を示すとき、彼らはショーギ・エフェンディの次の言葉を胸に留めます。つまり、彼らは「ためらう」こと も「たじろぐ」こともなく、また彼らの支持する真理を「強調しすぎる」こともなければ、逆にその本質を「薄めたり」もしません。「狂信的で」あっても、 「過度に緩やか」であってもなりません。また彼らは、布教における確固さを通して、聞き手の受容性に応じて用いるべき手段を「用心深い」ものとするか「大 胆な」ものとするか、「迅速に行動する」か「様子を見ながら」にするか、「直接的な」方法を採るか、「間接的」な方法を採るかについて決める能力を高めました。

4. この個人の率先性がいかにきちんとした規律をもってなされているかを見るとき、私たちは引き続き励まされます。あらゆる地の共同体は系統化から学んだ学習を 徐々に自分のものにしています。現在の一連の諸計画によって設定された枠組みは友らの努力に一貫性と柔軟性を与え、友らを規制するどころか、彼らが機会を とらえ、関係を築き、系統的成長のビジョンを現実させるようにさせています。すなわち、友らの集団的な力に形を与えているのです。

5. 世界中で達成されたことを眺めるとき、私たちの心はイランの信者たちへの特別な称賛の念で満たされます。彼らは最も厳しい状況の中で、祖国に奉仕するために 勇敢に立ち上がっています。ごくわずかな道しか開かれていないにもかかわらず、彼らは祖国の再生にむけて自分たちのエネルギーを注いでいるのです。また、 バハイ行政に規制が課せられているため、彼らは個人のレベルでバハオラの教えを自分たちの同胞に知らせる活動を開始し、バハオラの癒しのメッセージを直接 対話にとり入れています。彼らがそうし始めると、啓発された人々からかつてないほどの支持を受けたばかりでなく、彼らの想像をはるかに超えた受容性に出 会ったのです。

6. 今日の社会に作動している統合と崩壊の力を意識しているバハオラの信者はみな、地上のあらゆる地域で信教に対する受容性が高まっていることと、世界の諸制度 の崩壊の関係を分かっています。人類の苦悩が高まるにつれてそのような受容性が高まるのは明らかです。しかし、間違ってはなりません。受容性の高まりに応 えるために動き始めた能力の開発はいまだ初期段階にあるのです。混乱した世界の要求は今後、この能力の限界を試すほどまで大きくなっていくことでしょう。 人類は、ときに根の深い宗教的偏見から、また、ときには頂点に達した、コントロールを逸した物質主義から生じた抑圧の力によって打ちのめされています。バ ハイたちはこの苦悩の原因を認識しています。バハオラは問いかけておられます。「真理を求め、神の知識に達することを願う者が、どこを探せばよいのか、誰 にそれを求めればよいのか分からないこと以上に嘆かわしい『抑圧』があろうか。」失う時間はありません。「計画」の三つの参加者の活動と発展において、継 続的な進歩が確保されなければならないのです。

7. アブドル・バハは、「人類の幸福の極み」から発せられる「成功と繁栄」への「二つの呼びかけ」を称えておられます。一つは「文明」の呼びかけであり、それは 「物質世界の進歩」を指し、人類を発展に導く「法」「規則」「芸術、および科学」を意味します。もう一つは「魂をゆさぶる神の呼びかけ」で、人類の永遠の 幸福はこれに依存します。「師」はこう説明しておられます。「この二つ目の呼びかけは、主のご指導や勧告、倫理の領域に属する訓戒や利他的な感情を基盤と している。これらは輝かしい光のように人類の本質のランプを明るくし、輝かせる。その浸透力は神の言葉に由来する」。あなた方がクラスターで努力をし続け るにつれて、あなた方を取り巻く社会の生活にますます引き込まれ、あなた方が現在取組んでいる系統的な学びのプロセスを、人類のより広範囲な活動に適用するという挑戦に直面するでしょう。あなた方がとるアプローチや採用する方法、あるいは用いる手段において、あなた方は現在進行している成長のパターンを特 徴づけているのと同じ度合いの一貫性を確保しなければならないのです。

8. クラスターからクラスターへと続く継続的成長は、世界の人々に対するあなた方の奉仕を特徴づける資質にかかっています。あなた方は、見知らぬ人々があなた方 を愛する友と見なすほどに、あなた方の思考と行動から人種、宗教、経済、国家、部族、階級、文化に関するいかなる偏見の痕跡すらもなくさねばなりません。 あなた方の卓越性の基準は、あなた方から発する道徳的影響力が一般社会の意識に浸透するほどまでに高く、日々の生活において純潔でなければなりません。あ なた方が、信教の文書や聖典があらゆる魂に求める行動の清廉性を示すことによって初めて、社会の基盤を、公然、あるいは微妙に蝕んでいる無数の形態の腐敗 と戦うことができるのです。貧者、富者に関係なく、あらゆる人間に栄誉と高貴さを見出して初めて、あなた方は正義の大義を押し進めることができるのです。 あなた方の諸機構の行政的プロセスが、バハイの協議の原則に則っている度合いに応じて、大衆はバハイ共同体の中に避難所を見出すことができましょう。

9. あなた方が前進するとき、天上の群集が勢力を集めて整列し、援助するための準備を整えて待機しているということを確信しなさい。私たちは、あなた方のために引き続きお祈りいたします。

万国正義院

我々(万国正義院)が先の世界計画の最後に非常にはっきりした形をもって浮上してきた行動のための枠組みを活用するという挑戦をバハイ世界に提示したのは、今からわずか3年前のことです。我々が期待していた通りバハイ世界は直ちにこの呼びかけに応え、各地の友らは、世界の1,500 以上のクラスターで成長のための集中プログラムを確立するという目標の追求に大いなる活力をもって乗りだし、その直後よりIPG の数は増加し始めました。しかしその時点では、「万軍の主」(バハオラ)がその測り知れない英知のもとに、彼の共同体にこれほど短時間に、これほど大きな変革をもたらす意図をお持ちであったとは誰も想像できませんでした。現在進行中の計画の中間点を迎えて世界各地で開催された41 の地域大会でそれまでの成果を祝った共同体は、何とはっきりした目的意識と自信に溢れていたことでしょう!この共同体の結合力やエネルギーと、危機のスパイラルに捕われた世界の動揺と困惑との間にはどれほど驚異的な対照が存在することでしょう。これこそ守護者がかつて言及された「喜びに満ちた共同体」なのです。これは、自分たちに授けられた莫大な潜在力と、壊れた世界の再建で自分たちが果たすよう運命付けられた役割を認識した共同体です。上昇し続けるこの共同体は世界の一部で厳しい弾圧に晒されているにも関わらず、怯むこともうろたえることもなく、統合された共同体として立ち上がり、人類を最も嘆かわしい圧制より解放するというバハオラの目的を達成するための能力を強化しています。一連の大会に出席した約8万人の参加者を見るとき、計画で用いられる方法や手段の有効性に甚大なる自信を持ち、驚くほど手際よくそれを活用する各々の信者が歴史の舞台に登場しているのを我々は目撃しました。この強大な海に浸る魂のひとつ一つは、バハイ信教の持つ変革力を証言するものでした。彼らひとり一人はバハオラの約束の証拠です。その約束とは、世俗超脱と誠実さをもってバハオラへの奉仕に立ち上がるものを必ず援助するというものです。そして、彼らひとり一人に、バハオラの啓示の直接的影響のもとで進化することが運命づけられている人種を垣間みることができます。その人種は献身と勇気、清らかさと聖別によって特徴づけられます。さらに、彼らひとり一人に、我々の望みの成就における最初の兆候を見ることができます。つまり、計画の初頭で述べた、インスティチュート・プロセスを通して信教の啓発的影響が何十万もの人々に行き渡るという希望です。レズワンの期間の終わりまでに全世界のIPG の数が1,000の大台を突破する確かな兆候が見られます。この最大の喜びに満ちた祝祭の期間の始まりに際し、我々は謙虚な態度で神の前に頭を垂れ、最大名の共同体に対する彼の無限の寛大さに感謝を捧げる以外に何ができましょうか。

万国正義院

レズワンという最も喜ばしい祝日の始まるこの時期に、地球上の各大陸で新たに多数の「成長のための集中プログラム」が始まっております。その結果、世界中のIPGの総数は1500を超え、五年計画の目標を一年も早く達成できたことを、バハオラの信徒たちへの心からの賞賛と、大いなる喜びを持って発表いたします。我々はこの驚くべき、この極めて重要な勝利に対して神に感謝し、頭をさげております。これで丸一年をかけて各地で確立されている拡大と強化のパターンをさらに強めることができ、バハオラの共同体には次期グローバル計画の目標を達成するための準備期間が与えられました。これまで現場で苦労してきた方々はその恩恵をありがたく受け止めることでしょう。なお、次期5年計画は「隊をなす集団加入」の促進という明確な目標をもった一連の計画の5番目になります。

2 我々はこの祝いの時期に一息つきながら、次のことをはっきりさせておきたいと思います。すなわち、この数値的な達成は確かに驚くべきものですが、それよりも、我々の心にこれほどの誇りと感謝の念を引き起こしたものは、むしろこの達成が示すもっと深い共同体固有の文化のレベルで起こったいくつかの進展の組み合わせです。それらの進展の中で最も重要なのは、バハイの友らが精神的な課題について、またバハオラとその啓示について人々と気楽に話をする能力を高めたことです。彼らは、気前よく分け与える、寛大な人生にはティーチングが不可欠であるということをしっかりと理解しているのです。

3 我々は、最近幾つかのメッセージで、世界各地でティーチングのペースが確実に上がっていることに喜びを表しています。個々の信者がこの基本的、かつ精神的義務を果たすことは、常に、バハイ生活の不可欠の要素です。1500の成長のための集中プログラムの確立によって、一般のバハイがいかに勇敢に、また明白な意識をもって、自分の身近な家族や友人の枠を超えて、すべてに慈悲深い御方の導きの御手にすがり、心の準備ができている人を、たとえその人たちがどこに住んでいようとも、探し出していくという姿勢が明らかになったのです。どう控えめにみても、何万人ものバハイが、それまでは見ず知らずだった人々と共通の理解に基礎を置く新しい友情の絆を結ぶための定期的キャンペーンに参加していると考えられます。

4 信者たちにとって、ルヒ・インスティチュートのBook 6にあるバハイ紹介の実例は、バハイの基本を平易に、かつ明確に伝えるうえでとても役に立っています。その実例の根底にある論理を理解して、これを形式化させることがないようにすれば、これを通じで2人の人の間に特別な会話が生まれるでしょう。その会話の特徴はお互いの理解の深さや、それが生み出す人間関係の質にあります。そのような会話が最初の出会いからずっと続き、また真の友人関係が築かれるにつれて、このような直接的な布教活動は、持続的な精神的変革のプロセスを引き起こすきっかけとなり得るのです。そのような新しい友達との出会いが、すぐにバハイ共同体のメンバーに誘う機会を提供するか、それとも共同体の一つの活動への参加を招待する出発点になるのかは大した問題ではなく、もっと重要なのは、バハイ共同体と一緒により良い社会の建設に貢献したいと思う人は誰でも歓迎されるということです。人類への奉仕の道を歩み始めれば、やがては正式に仲間に入ってくるでしょう。

5 この進展の意義を過小評価してはなりません。一貫した行動パターンが定着したクラスターにおいては、同僚や知り合いとのネットワークを活用してそれを更に拡大するよう努めると同時に、エネルギーを特定のより小さな地域にしぼって注ぎこみ、集中的な活動を展開させることも必要です。都会のクラスターでは、そのような活動の範囲は一町内になるかもしれません。田舎であれば、小さな村が適切な規模の対象地域となるでしょう。その地の住民であれ、布教旅行者であれ、こういった所で活躍する人々は共に、その活動を「共同体作り」と位置づけるべきです。地域住民との最初の出会いが予告なしの戸別訪問という形をとったとしても、そのティーチング活動に「戸別訪問」というレッテルを貼ることは、その活動を正当に評価したことにはなりません。なぜなら、その活動の目的は、その地域の住民に自らの精神的、社会的、知的発展を自主的に推し進めるための能力を高めることにあるからです。このプロセスを促進する種々の活動、つまり新しく出会う友らに参加を呼びかける4つの活動——すなわち、共同体に敬いと謹みの姿勢を強める活動、子供たちの優しい心を養う活動、ジュニア・ユースのあふれんばかりのエネルギーを導く活動、すべての人に開放され、多様な背景の人々がバハイの教えを個人や集団生活に適用させる方法を、対等な立場で探るスタディ・サークル——を継続させるため、しばらくは外部の援助が必要になるかもしれません。しかし、近い将来には、これら核となる活動を増やすための人材はその町か村の住民たち、つまり自分の周りの物質的、精神的状態の改善を願う男性や女性たちで支えることが前提です。バハオラの新しい世界秩序の実現を決意した、核となる人の数が増えると、その能力に応じてその共同体生活に次第に新しいリズムが生まれてきます。

6 この文脈の中で「感受性」は、核となる活動によって動き出した共同体作りのプロセスに進んで参加する気持ちとして現れます。現在、成長のための集中プロジェクトがすでに始まっているクラスターでは、今年の課題はそのような感受性が見られる特定階層の一つ、あるいは複数の集団に布教し、直接的にバハイの根本を説明して、社会が彼らに押し付けている無気力を捨て去り、自分たちの町や村を共同で変革させるプロセスに参加したい人々を探し出すことです。もし友らが、このようにして小規模での共同体作りの手段やノウ・ハウを根気よく学んでいけば、信教における「全員参加」という待望の目標は大いに近づくと我々は確信します。

7 この課題に応えるために、信者たちと彼らをサポートする諸機構はクラスター内のインスティチュート・プロセスを強化し、スタディ・サークルを担当できる人材を大きく増やさなければなりません。なぜなら、現在、こうして強い目的意識をもって町や村に活気あふれる共同体生活を発展させて行くことができるのは、この十年間、「強化」に関するバハイ文化に極めて重要な進展があったからであることを認識すべきです。

8 1995年12月に、我々が世界中でトレーニング・インステイチュートを確立するよう呼びかけた時、信者たちの信教についての知識を深める助けとして最も普及していたパターンは、様々なテーマについて、不特定の期間にコースやクラスを提供することでした。まだ数的にも限られていて、信教の地理的普及が主な関心事であった当時のバハイ世界共同体のニーズを満たすには、それで十分でした。しかし、隊をなす加入のプロセスを目に見えるほどに加速させるには、バハイの書の学習のための別のアプローチがなくてはならないということを我々はその時に明言しました。それは、大人数の人々を行動の場へ駆り立てるようなアプローチです。これに関連して、我々はトレーニング・インスティチュートに次のことを求めました。つまり、加速的拡大と強化を伴う多くの仕事を遂行するのに必要な知識、洞察、技能を伝えるコースを提供して、大業に奉仕する信者の数を途絶えることなく増やすための援助をすることです。

9. 信教の書を読み、バハオラの素晴らしい啓示の意義をより適切に理解するよう努めることは、信奉者各自に課された義務です。すべての信者は、バハオラの啓示の大洋を探究し、能力と関心に応じて、そこに潜む英知の真珠を自分のものとするよう命ぜられています。この視点からすると、書物に造詣の深い信者が特定のテーマについて自分の洞察を分かち合う特別な集まり、あるいは地方のディープニング・クラスや夏期、冬期学校などが自然に現れ、バハイ生活を特徴づけました。今後とも日々、書を読むという習慣がバハイとしてのアイデンティティの不可欠な部分として残るように、このような形態の学習も共同体の集団生活の一部として残るでしょう。しかし、個人の成長と社会的発展の両方の意味で、啓示についての理解は、学習と奉仕が一つになり、平行して実行されるとき何倍にも増えます。この奉仕の場において、知識は試され、実践を通じて新たな質問が持ち上がり、新しいレベルの理解に達するのです。各国で確立されている遠隔学習の制度は、スタディ・サークルとファシリテータとルヒのカリキュラムを主体としますが、世界中のバハイ共同体は、何千、何百万という人が小グループでバハイの書を学習し、バハイの教えを実践に移し、信教の仕事を次の段階へと突き進める仕事をするための能力を得られるようにしたのです。次の段階とは、継続的で大規模な拡大と強化です。

10.このようにして作りだされた可能性をきちんと認識せねばなりません。現在社会に蔓延する現象により、人々の間には消極性と受け身な態度が増殖しています。もてなされたいという欲求は子供時代から育まれ、ますます効果的な手法が用いられるようになっています。その結果、浅薄な感情に訴えるのが上手な人に安易に付いていくという世代が生み出しています。多くの教育制度においても、学生たちは単に情報を詰め込む容器のように扱われています。対照的に、バハイ世界は、全員が共通の奉仕の道を歩んでいるという意識を培う考え方、学び方、行動のし方を促進する文化を確立することに成功しています。これは測り知れぬ意義をもつ達成です。このような文化では、皆が互いを支え合い共に前進し、各自がその時点で持っている知識を互いに尊重し合い、信者たちを知識や理解の深い人とそうでない人というような分類に分ける傾向は排除されます。抑制できない前進のエネルギーはまさにこのような文化の中から生まれてくるのです。

11.これからの一年間で必ず成し遂げるべき課題がここにあります。つまり、地元の人々がこのようなエネルギーを発生させる能力を習得するために、スタディ・サークルのレベルで培われた教育過程の質を向上させるということです。この点については、ファシリテータとして奉仕する人たちに多くの責任がかかります。彼らの課題は、インステイチュート・コースが目指している環境、各人に精神的な力を付与するに適した環境を創り出すことです。参加者は常に、自らの学びに責任を負い、修得した知識を個人と社会の変革に適用する努力を続ける主役として自分を位置付けることです。これができなければ、クラスター内にいくつスタディ・サークルを成立させても、変化に必要なエネルギーは産み出されないでしょう。

12.個々のファシリテータはより高い達成に向って常に努力すべきですが、その地域、あるいは国における人材開発の主な責任はトレーニング・インスティチュートにあることを忘れてはなりません。その参加者の数を増やす努力のかたわら、インスティチュートは組織として、理事会から全国や地域レベルのコーディネーター、草の根のファシリテータを含めた全体の効率に同じほど注意を注ぐべきです。なぜなら、数的な増加の維持は、最終的には質の向上に依存するからです。コーディネーターは、クラスターのレベルで、ファシリテータとして奉仕する人に同伴するという活動に、実用的な経験と活力を提供加えなければなりません。コーディネーターは、ファシリテータが自分の活動を見直すための定期的な集会を持つべきです。インスティチュートの教材からの部分的な抜粋を復習するという企画は時には役立つでしょうが、つねに訓練を繰り返す必要があるという考えが吹き込まれないようにすべきです。ファシリテータとしての能力は、実践の場に入り、他の人が一連の「計画」の目標達成に貢献できるよう援助することによって発達します。それは幹コースを学習し、それらの実践的な要素を実行することを意味します。ファシリテータの援助で老若男女が幹コースを進み、終了するにつれ、他の人たちは、その終了者がそれぞれの能力と関心に応じて実施する奉仕活動に同伴すべく準備していなくてはなりません。特に、子供クラスやジュニア・ユース・グループやスタディ・サークルのコーディネーターらはそうすべきで、これは、制度を維持するうえで必須の奉仕です。この制度全体に十分な生命力がみなぎるよう保障する必要があります。そして、それをどう保障するかは、引き続き次の12ヶ月間にあらゆる国で集中して学ぶべき課題です。

13 バハイ共同体は、常に、子供たちの精神的教育に強い関心をもち、これはバハイ共同体の文化の一要素として長年引き継がれてきましたが、そこには二つの異なった実態が平行して見られました。一つはイランのバハイたちの業績に見習ったもので、バハイ家族の子供たちに学年別に、系統的なクラスを提供する体制に特徴づけられます。その一般的な目的は成長途上にある若い世代に信教の歴史と教えについて基本的な知識を授けるというものでした。世界のほとんどの地ではそのようなクラスの恩恵を受けた人は比較的少数です。もうひとつの実態は、農村であれ都市であれ、大規模な加入が見られた地域で起こったものですが、その実態の特徴はよりオープンで、誰をも歓迎する姿勢に見られます。様々な家庭の子供たちが喜んでバハイ・クラスに参加し、同様に彼らの参加は歓迎されましたが、種々の理由で必要なだけの規則的なレッスンを何年かにわたって実施するということができませんでした。インスティチュートで訓練されたバハイたちが、至る所で、系統的に、皆に開かれたクラスを提供するよう努力するにつれて、歴史的状況の結果生じたこの二元性が払拭され始めたのを目にすることは何と喜ばしいことでしょう。

14 このように前途有望な第一歩は、今後、精力的に遂行されなくてはなりません。子供たちの精神的教育は、地域や村における共同体建設のプロセスを加速するための必要条件ですが、成長のための集中プログラムを実施しているすべてのクラスターは、多くの背景を持つ家庭からくる、たくさんの子供たちに精神的教育をより系統的に提供する努力をしなければなりません。これは、両親と機構の双方に忍耐と協力を求める、骨の折れる仕事です。ルヒ・インスティチュートは、既に、現存のレッスンと、ジュニア・ユースのための教科書との間のギャップを埋めるため、5~6歳の幼児に始まり10~11歳の子供まで続く、異なったレベルの子供クラスの教師を訓練し、それに対応するレッスンを含んだコースを完成させる計画を促進するよう求められています。現在、ジュニア・ユースのための教科書には、たとえば、この年齢層のためのプログラムにはっきりしたバハイ的要素を加えた「信仰の精神」や、近日中に出される「聖霊の力」があります。これらの追加コースやレッスンが利用可能になるにつれ、各国のインスティチュートは、学年ごとに配属すべき教師やコーディネーターを準備できるようになるでしょう。それらは、子供の精神的教育プログラムの核となり、二次的な要素はそれらを中心に整えられます。その間、インスティチュートは、既存する他の教材の中から、必要に応じて、異なった年齢の子供たちのクラスで使うのに適切な教材を提供するよう最善を尽くすべきです。

15 5年計画のゴール早期達成を保証する努力に決定的な勢いを与えた国際布教センターに対し、我々は変わらぬ感謝を捧げます。各大陸における進歩を精力的にフォローし、大陸顧問団と極めて密接に協力することを通じて国際布教センターがこの地球規模の事業にもたらしたエネルギーを目にすることは、行政機構に内在する巨大な力を垣間見るものでした。布教センターは今、クラスター・レベルにおける活動の有効性にかかわる課題に、同様の活力をもって目を向けるにあたり、バハイ子供クラスの実施に特別な考慮を払うことは疑うべくもありません。多様な社会の実態を代表するいくつかの選りすぐられたクラスターでこれからの一年間で得られる経験に対するその分析は、近接地域や村落において、あらゆる年齢の子供のための定期的なクラスの設立を可能にする実質的な課題に光を当ててくれると、我々は確信しています。

16 ジュニア・ユースの精神的な力を引き出すプログラムの急速な拡がりは、バハイ共同体におけるもうひとつの文化的な進歩の表れといえるでしょう。世界的な傾向は、この年齢層に対して、不確定で、劇的な身体的・感情的変化の苦悩の中で迷っている、無反応、自己に没頭しているなどというイメージをもっていますが、バハイ共同体はそれとは異なり、使用する言葉とアプローチにおいて、断固として逆方向に動いています。つまり、ジュニア・ユースの中に利他主義、敏感な正義感、森羅万象について学ぶ熱意、よりよい世界を建設するために貢献したいという願望といったものを見出します。このビジョンの正当性については、この地球上の国々のジュニア・ユースが、プログラムへの参加者として自分の考えを声にした記述の中で次々と証言しています。このプログラムは、彼らの精神的認知力を鋭敏にし、表現力を向上させ、人生で役に立つモラル構造を強化しながら、彼らの広がりつつある意識を、真理の探究に引き付けているという印が至る所に見出せます。その探求は社会で動いている建設的な力と破壊的な力を分析し、これらの力が彼らの思考や行動に及ぼす影響を認識するのを助けるものです。知的、精神的、そして身体的な力が花咲く年齢において、彼らは、崇高な存在という真のアイデンティティを彼らから奪う力と戦う手段や、また、公益のために働くうえで必要な手段を与えられているのです。

17 このプログラムの主な構成要素は、いろいろなテーマを、宗教教育の形態をとらずに、バハイの視点から探求するというもので、それがこのプログラムをさまざまな環境や状況にあるジュニア・ユースへ広げる道を開いてくれました。多くの場合、プログラムを実施する者たちは自信を持って社会行動の領域に足を踏み入れ、幅広い課題や可能性に遭遇していますが、それらは聖地にある社会経済開発局で世界的な学習プロセスを通してフォローされ、組織化されています。知識と経験の蓄積によって能力を高めてきた世界中のいくつかのクラスターでは、すでにそれぞれに1000人以上のジュニア・ユースのプログラム参加を支えています。社会経済開発局では、他のクラスターが迅速にこの方向に向って進展できるよう、一団の信者の援助のもとに何十ものクラスターのコーディネーターに訓練を行う拠点のネットワークを全大陸で構築しています。これらのリソースパーソンは、コーディネーターらが自分たちのクラスターに戻った後も彼らをサポートし続け、ジュニア・ユース・プログラムが定着するような精神的な力に満ちた環境を創れるようにします。

18 行動パターンはすでに明白ですが、この活動領域では、必ず、更なる知識が得られることでしょう。このプログラムに対する学校や民間団体からの求めにどれだけ応じられるかは、バハイ共同体の力次第です。現在、成長のための集中プログラムの焦点となっているクラスターの状況はさまざまに異なっており、2、3の散発的なジュニア・ユース・グループがある所から、学習の普及を目指した訓練拠点から継続的なサポートを受ける専任のコーディネーターの奉仕を必要とするだけの数を維持している所まで、多種多様です。これらのクラスターのすべてにこの能力が拡大するのを確実にするため、我々は、現計画の終了までに、それぞれが約20のクラスターを受け持ち、常勤のコーディネーターをかかえる32の学習拠点を設置するよう要請します。その他のクラスターでは、これからの1年で、プログラムを提供する能力を高め、グループの数を系統的に増やすことを優先させるべきです。

19 上に述べた発展 – 直接的に信教を伝えるダイレクト・ティーチングの能力や、いろいろな職業を背景とする人々と精神的に重要な話題について有意義な会話を始める技術の向上、行動に結びついた聖典の学習の実践、村や近所の子供たちに精神的教育を定期的に提供しようという決意の更新、また、ユースに自分たちの潜在的能力の発展と社会変革への貢献といった二つの道徳的目的意識を植え付けるプログラムの影響の拡大 - これらの発展はすべて、バハイ共同体の文化のもう一つの発展によって多いに補強されます。そして、この発展は遠大な影響を及ぼすものです。それは共同体の意識の進化で、その進化は「付き添い」という言葉が友らの会話に頻回に現れる点に見られます。「付き添い」という言葉は、バハイ共同体の一般的な語彙に加えられると同時に、新しい意味を授けられます。それは、「付き添い」という考えの普及は「学び」を行動様式の基盤とする文化が相当に強められたことを示します。「学び」を行動様式の基盤とすることによって、バハオラの教えを神聖な文明の形成に応用するという統一した取り組みに十分な知識をもって参加する人々が育てられ、その数は増え続けます。守護者は、この神聖な文明の形成こそがバハイ信教の最も重要な目的であると述べられました。こうしたバハイ共同体のアプローチは、制圧や欲望、罪悪感、巧みな操作を通じて人々のエネルギーを結集しようとする、古い社会秩序でよく見る精神的に破綻し、崩壊寸前にあるやり方とは明らかに異なります。

20 バハイの友らの関係において、この文化の進展は彼らの交流のあり方や質に現われます。「学び」が行動様式として機能するためには、すべての参加者が謙虚な姿勢を保たなければなりません。この状態では、人は自己を忘れ、神に完全に信頼をおき、すべてを支え給う神の力に頼り、神の尽きない援助を確信し、神のみがブヨを鷲に変え、しずくを果てしない海に変えることを認識します。また、こうした状態では、人は常に共に働き、己の達成よりも他人の進歩と奉仕に喜びを感じます。そして、彼らはいつも互いに神の大業への奉仕という高さに達し、神の知識の天上に舞い上がれるよう助け合うことだけを考えます。これが、我々が現在、世界中で展開されている活動のパターンにみる姿勢、すなわち、若者や長老、古くからの信者と新しいバハイが共に手をとりあって活動している姿です。

21 この文化の進展は個人同士の関係に影響を与えるだけでなく、信教の行政活動にも影響を及ぼしています。学びの姿勢が共同体の行動様式になってくるにつれ、拡大と強化に関する意思決定のある部分は信者の集まりに任されるようになり、そうすることで、もっと地元の状態に合った計画と実施方法がとれるようになりました。たとえば、リフレクション・ミーティングはクラスター内で活動している者らが時々集って、自分たちの経験やバハイの機構からの指導に照らし合わせながら、現状について共通の認識に達し、その後の行動を決める場として設定されました。同様の場がトレーニング・インスティチュートです。これはクラスター内でファシリテータや、子供クラス担当者、ジュニア・ユース・アニメーターとして貢献している人々が集って、自分たちの経験について協議する場です。この草の根の協議過程にはトレーニング・インスティチュート、地域布教委員会、大陸顧問補佐が密接にかかわりますが、これら機関の合同での働きには、もう少し改まった形で成長について意思決定をするもう一つの場があります。クラスター段階におけるこの組織の働きは、差し迫った必要性から作られましたが、バハイの行政の重要な特徴を示しています。つまり、バハイの行政制度の構造とプロセス、関係と活動には、有機物と同様、万国正義院の指導のもとで進化するにつれ、ますます複雑な形態に成長しても、それに対応できる能力が体系の中に仕組まれているのです。

22 バハイ機構が、地方から地域、全国から大陸レベルのすべての段階で、こうしたますます複雑になる形態に敏速に対応できるようになったことは、それぞれの機構が着実に成長している徴であり、また成熟するための必要条件でもあります。行政機構間の関係が発展したお蔭で、地方精神行政会は神の言葉を広める、信者たちのエネルギーを呼び覚まして動員する、精神を満たすような環境を築く、といったような責任を果たす過程において、新しい段階の入口にたどり着きました。前にも説明したように、精神行政会の成熟度は会議の頻度と機能の効率だけでは評価できません。むしろ、その力は、概ね、その共同体の精神的・社会的生活の活性度によって計られます。なお、その共同体は、正式に信者として加入している者からだけでなく、加入してない者からの貢献も歓迎する、成長しつつある共同体であるべきです。現行のアプローチ、方法と手段を活かすことによって、新しい地方精神行政会でも担当地域で、5年計画において必要な条件を充分に満たすよう努力しながら、これらの責任を果せるようになっていることはとても喜ばしいことです。実際、精神行政会がこの計画に適切に取組むことは、大勢の魂を迎え入れる企画に必須の条件であり、また、大勢の魂を迎えることは、地方精神行政会の力と能力を完全に発揮するための必須条件です。

23 次の数年間で目撃するであろう地方精神行政会の発展は、全国精神行政会の強化によって可能にされます。全国精神行政会が戦略的に考え、行動する能力は明らかに増しています。特に、共同体建設の過程を、より高度な精度と効率性を持って、草の根レベルで分析し、必要に応じて、援助や励ましや愛情ある指導を提供しました。状況的にそれを必要とするいくつかの国では、全国精神行政会はその一部の責任を地域評議会に委譲しています。このことにより、行政的機能は分散化し、管轄内の地域の機構の能力は向上し、機構間の相互関係がより高度なものとなっています。現行の「計画」の目標達成に必要な最後のひと押しが、全国精神行政会の参加によって可能になったと言っても過言ではありません。そして次の5ヵ年事業に向けて、共同体を準備させるにあたり、残りのつかの間でかつ重大な期間、大陸顧問と共に努力を続ける間、この方向にさらなる発展が期待されます。

24 疑いもなく、過去10年間の大陸顧問機構の進展は、バハイ行政機構における最も顕著な進歩のひとつです。この機構は、2001年1月にカルメル山で国際布教センターが恒久的な建物の落成を記念する大会に大陸顧問と補佐が集まった時、すでに飛躍的な発展を遂げていました。この出来事が、顧問機構の急速な前進のためのエネルギーを放散したことは疑う余地もありません。顧問と補佐が計画の進展に及ぼした影響力は、ティーチング分野の最前線にある彼らの当然の地位に彼らが着いたことを示しています。来る一年で、行政秩序の諸機構が、その進化する機能と責務に応じて、学びのモードを強化するにつれ、さらに団結し、協力することを確信いたします。この学びのモードは、共同体の機能の顕著な特徴となりましたが、学びのモードの強化は、成長のための集中プログラムを実施しているクラスターにおいて特に急務です。

25 バハオラの啓示は広大な広がりをもちます。それは個人に深遠な変革を求めるだけでなく、社会の構造の変革をも求めるものです。バハオラはこう宣言されました。「人類の性格を根本から変革させるのが、それぞれの啓示の目的ではなかったのか。その変革は、外面的にも内面的にも現われ、人類の精神生活にも外的環境にも影響を及ぼすものである」。世界各地で現在進行中の事業は、バハオラの教えに秘められた栄光に満ちた文明の核を構築するための最新段階のバハイの努力を示すものです。この事業は非常に複雑で、その規模は無限大です。それを完成の域にまでもっていくためには人類による何世紀もの努力が必要です。近道はなく、安易な方程式も存在しません。必要な学びが起こり必要な能力が開発されるには、バハオラの啓示から洞察を求める努力を重ねなければなりません;人類によって蓄積された知識を活用しなければなりません;バハオラの教えを人間の生活に知性をもって適用しなければなりません;そして、持ち上がる課題について協議をしなければなりません。

26 長い年月を要するこの能力開発のプロセスの中で、バハイ共同体は過去約15年間を布教分野での経験の系統化、特定の活動をより多くの人々に解放すること、拡大と強化の維持などの学びに費やしてきました。共同体はあらゆる人を暖かく迎え入れ、誰もがそこで生命を付与するバハオラのメッセージより心の糧を得ることができます。実に、真理を追求する魂が大業の要塞の中に避難所を発見し、聖約のもつ和合の力から威力を得ること以上の喜びはありません。しかし、バハオラの信奉者と数えられるか否かに関わらずあらゆる人間とあらゆる集団はバハオラの教えからインスピレーションを得ることができ、彼らの直面する課題に取り組むために有用な英知と知識の宝石の恩恵にあずかることができます。まさに、人類を待ち受ける文明は、バハイ共同体の努力のみでは達成できるものではありません。多くのグループや組織が、バハオラの人類一体性の概念の間接的な現われである人類連帯の精神に活気付けられています。彼らもまた、現代社会の混乱と動揺の中から出現することが運命づけられているこの文明に貢献するでしょう。連続する地球規模の計画を通じてバハイ共同体に多くの能力が創造されてきました。誰にでも明らかなように、この能力により、バハイ共同体は文明作りの多種多様な側面において以前にも増して力を貸すことが可能となっています。

27 我々は2008年のレズワン・メッセージで、クラスター・レベルでの努力を続ける中で、友らは次第に社会の生活により深く引き込まれ、自分たちが現在従事している系統的な学びのプロセスをより広い範囲の人間活動にまで広めるという挑戦に直面するだろうと指摘しました。人々の家庭が提供する親密な環境の中でディスカッションを織り交ぜた共同の祈りと礼拝が行われ、それが大人、ユース、子供を含めた共同体全員に精神的教育を提供する活動と織り合わされると、そこから豊かな共同体生活のつづれ織りが各クラスターに姿を現わし始めます。そこでは社会的意識が自然と高められます。例えば、親の間では子供たちが抱く抱負に関する活発な会話が盛り上がり、ジュニア・ユースの率先力で奉仕のためのプロジェクトが芽を出します。一つのクラスターの中に十分に豊富な人的資源が結集し、成長のパターンがしっかりと確立されると、共同体の社会とのつながりを拡大することが可能となり、また、そうしなければなりません。計画の実行が極めて重要な時期に差し掛かり、より多くのクラスターがこの段階に近づいています。各地の友らはこの時期をとらえ、社会の物質的、精神的発展のために、いきいきとした、成長し続ける自分たちの共同体がどう貢献できるか検討すべきでしょう。検討を続ける中で相互に連結し、互いに補強し合う二つの分野での活動を考察することは有益です。それは、社会行動への参画と、社会で広く行われている議論への参加です。

28 過去数十年間、バハイ共同体はこの二つの分野で多くの経験を積んできました。無論、個人として社会行動に参加し、職業を通じて社会的議論に携わるバハイも多くいます。バハイの教えに感化され、地方や国レベルで活動するいくつかの非政府団体も、社会経済開発の分野での努力を通じて人々の生活の向上に努めています。世界各地の全国精神行政会のもとで活動する多くの機関は、様々な方法を通じて公共の福祉に資する考え方を促進しています。国際レベルでは、バハイ国際共同体国連事務局のような機構が同じような機能を果たしています。共同体の草の根レベルで働く友らは、周囲の社会の関心事に向きあう中で、必要かつ望ましい範囲でこれらの経験や能力を活用することになります。

29 社会行動を一つの連続体と見ることができます。社会行動は個人や小さな友らのグループが実行する形式張らない期間限定の活動に始まり、バハイの教えに導かれた組織が実施する複雑かつ高度な社会経済発展プログラムにまでおよびます。その範囲と規模に関わらず、すべての社会行動は、それがいかに慎ましやかなものであれ、信教の教えと原則を人々の社会経済生活のある側面の改善に適用することを目的とします。したがって、これらの努力を際立たせるものは、人々の物質的な幸福と精神的な福利を向上させるというその公然とした目的にあります。人類の地平線上に待ち受ける世界文明は、人々の生活の物質的要求と精神的要求の間にダイナミックな一貫性を達成するものでなければなりません。これは、バハイの教えの中心にある考え方です。社会行動の影響力の範囲や領域に関わらず、この考え方はバハイの人々が追求するいかなる社会行動にも極めて重要な意味を持ちます。国ごとにそれぞれ状況が違い、クラスター同士でも状況が異なる可能性があります。これらの違いは、友らによる多種多様な努力を促すことでしょう。しかし、そこには友らの全員が念頭におくべき幾つかの基本概念があります。一つは、知識が社会的存在に占める中心的位置づけです。無知の継承は、圧制の最も嘆かわしい形の一つです。それは、バハオラの啓示の目的、かつ行動原理である人類の一体性、その実現を阻む偏見の壁を強化するものです。知識を得ることはすべての人間の権利です。そして、知識の創造、活用、普及に参加することは、豊かな世界文明の構築に向けた大事業の中ですべての人間が自己の才能と能力に合わせて担うべき責任です。正義は全員参加を要求するものです。したがって、社会行動はある種の資財やサービスの提供を伴うのですが、その主な関心は、ある地域の人々がより良い世界の建設に参加できるよう、その能力を育てることにおかれなければなりません。社会変革は、あるグループの人々が他の人々のために実行するというような性質のものではありません。社会行動の推進には、その行動の範囲や複雑さがその村や地区の人的資源と釣り合っていることが不可欠です。ですから、小規模で始め、地元の人々の能力の向上に沿って有機的に成長させるのが最善の策です。社会変革の当事者たちが自分たちを取り巻く社会的現実に、バハオラの啓示の要素と、科学的要素や方法をより効果的に適用させることを学べば、人々の能力は、当然、新たな水準に高められます。彼らは、この社会的現実をバハオラの教えと一致した形で読み取るよう努力すべきです。つまり、自分の同胞を、測り知れない価値をもつ宝石と見なし、統合と破壊の二つのプロセスが人の心と精神、そして社会の構造に及ぼす影響を認識する必要があるのです。

30 効果的な社会行動は社会の論議への参加を豊かなものとし、同様に、ある種の論議に参加することによって得られる洞察は社会行動を形作る概念を明確にします。クラスター・レベルでの社会的論議への参画はバハイの考え方を日々の会話を通じて紹介するという簡単な活動から、気候変動と環境、ガバナンスと人権などといった社会的関心事に関わる記事の執筆や会合への出席などのより公式な活動にまで及びます。同様に、それは各村や地区で活動する市民団体や地元組織と有意義な交流をもつことを意味します。

31 これに関連してここで一つの警告を発する必要があると我々は考えます。社会行動と社会的対話への参加の価値は、決して、入信者を増やす能力によって判断されるものではないことをすべてのバハイが認識することが重要です。この二つの活動分野での努力は、バハイ共同体の規模拡大に影響を及ぼすかも知れませんが、それが目的ではありません。ここで求められるのは誠意です。さらに、バハイの経験を誇張したり、ジュニア・ユースの精神的強化プログラムのような発展の途上にある活動に必要以上の関心を引きつけたりしないよう注意すべきです。これらのプログラムについては独自のペースで成熟するのを見守るのが最善です。いかなる場合においても、友らの合い言葉となるのは、謙虚さです。友らは自分の信念に対する熱意を伝えつつも、他の人に勝利主義的な優越感を感じさせることがないよう警戒すべきです。このような態度はバハイの同士の中でも不適切ですが、ましてやその他の状況では一層そうです。

32 クラスターのレベルで現在出現しつつある新しい機会について述べましたが、このことは皆さんに現在の方向性の転換を求めるものではありません。これらの機会は、決してインスティチュート・プロセスの代わりとなる奉仕の分野を提供するものではなく、共同体の限られた資源やエネルギーをめぐって拡大と強化の仕事とが競り合うと想像してはなりません。これからの一年間、すべての信者はインスティチュート・プロセスと、そこから生まれる行動のパターンを強化し続け、また、布教こそを最優先課題として心にとどめるべきです。さらに、社会の活動へのより深い関わりをあせってはなりません。それは自然に進み、あらゆるクラスターの友らが計画の内容を粘り強く実行した結果として得られる学びによって促進されます。その実行は、行動、評価、協議と勉強のプロセスを通じてなされます。社会の活動への関与は、共同体が自らの成長を促進し、その活力を維持する能力を徐々に高めるにつれて盛んになります。また、共同体の拡大・強化活動との一貫性は、現行の、一連の地球規模の計画を規定する概念的枠組みを構成する要素を活用する度合いに応じて保たれ、また、これらの要素を新しい学びの分野に創造的に活用する割合に応じて、バハオラのビジョンである、豊かで平和な世界文明へ向けた人々の動きに貢献するのです。

33 親愛なる友らよ。親愛なる我らの師は、友らの心が互いに対する愛に溢れ、人々を分け隔てるあらゆる線引きを排除し、全人類を一つの家族と見なすことを切望すると幾度となく繰り返され、こう忠告されました。「人を異邦人と見なすことなく、万人を友と見なせ。何となれば、他との違いを凝視する間は、愛と和合の達成は困難である」。上で検討したすべての展開は、その最も深いレベルでは、精霊の威力によって達成される普遍の愛の表現以外の何ものでもありません。つまり、疎遠と分裂のすべてのヴェールを焼き尽くし、人々の心を完全な和合で結びつけるものが神に対する愛の他にありましょうか。神の愛以外に何が、あなた方を奉仕の場に進ませ、あらゆる魂の中に神を知り、神を礼拝する能力を認めさせるでしょう。神の顕示者が、人類に対する愛のために、苦しみに満ちた生涯に喜んで耐えられたことを知って、あなた方は活気付けられるのではないでしょうか。自分たちの同胞に目を向け、親愛なるイランのバハイの兄弟姉妹を見てみなさい。彼らは神の愛と、彼への奉仕に燃える意志の中から生まれる不屈の精神の模範となる人々ではありませんか。最も残酷で最も苦々しい迫害を超越することを可能にする彼らの能力は、圧制に苦しむ地球上の数知れぬ人々が立ち上がって神の王国を地上に建設する事業に決定的な役割を果たすための能力を有するという証拠となるものです。分裂を引き起こす社会的構成概念に阻まれることなく前進しなさい。あらゆる都会や農村、地球上の隅々で待ちわびている人々にバハオラのメッセージを届けなさい。そして、彼らをバハオラの共同体、最大名の共同体に引き寄せなさい。皆さんのことは常に我々の心と祈りの中にあります。あなた方が彼のすばらしい恩寵によって強化されるよう、我々は全能者に嘆願し続けます。

万国正義院

栄光に満ちたこの季節が始まろうとしている今、新しくおおいを取り除かれたバブの霊廟を冠のように飾る金色のドームの光沢によって我々の目は輝いています。ショーギ・エフェンディが意図された天上の輝きを取り戻したその崇高な建物は、いまや再び、昼夜、大地と海と空にその光を放ち、聖なる遺骨がそこに眠る御方の荘厳さと神聖さを証言しています。

2  喜びに満ちたこの瞬間は、「聖なる計画」の吉兆の章の終わりと時を同じくしております。アブドル・バハの遺訓の慈悲の下での最初の 100 年、すなわち、形成期の最初の一世紀の終幕まで、あとわずか 10 年を残すだけとなりました。今終ろうとしている五年計画を継承する次期五年計画の特徴については、すでにバハイ世界の至るところで集中的に学習されております。我々は大陸顧問団大会宛てのメッセージと昨年のレズワン・メッセージに対する反応に大いに満足しております。友らは、それらメッセージの内容について断片的理解で満足することなく、独りで、あるいはグループで、公式、あるいは任意の集まりで、繰り返し、何度も学習しています。友らの理解は、各クラスターで育まれている成長のためのプログラムに、明確な意識をもって積極的に参加することにより深められています。このようにして世界中のバハイ共同体はこの数ヶ月間で、次の十年間に自信をもって乗り出すために必要なものを意識的に吸収しています。

3   これと同じ期間に、各大陸では政治的な変動と経済的な混乱が次々と起っており、多くの政府と国民を動揺させました。幾つかの社会は革命の淵に追いやられ、また顕著な事例では政府が転覆しました。指導者たちは、武器も富も安全を保証することはできないということを思い知らされています。また、民衆の願いと志が満たされないところでは怒りが蓄積されています。ここで、世界の指導者たちに向けられたバハオラの的確な忠告の言葉が思い起こされます---「人民は汝らの宝である。神の命令に背き、汝らに託された民を盗人の手に引き渡すことなきよう注意せよ」ここに注意すべき点があります。つまり、変革を切望する民衆の熱意を示す光景がいかに心を奪うものであろうとも、その背後には事態の成り行きを操る利害関係者がいるということです。そして「神聖なる医師」による治癒が施されない限り、この時代の困難は継続し、より悪化するでしょう。時代を注意深く観察する者であれば、嘆かわしいほどの欠陥を持つ世界秩序が、発作的ではあるが執拗に、加速的に崩壊しているのを容易に認めるでしょう。

4 しかしながら、崩壊のプロセスの一方では、守護者が指摘された建設のプロセスも見えています。守護者はこの建設のプロセスを「誕生したばかりのバハオラの信教」との関連を指摘し、それこそが「早晩確立されるべき新世界秩序の前身」であると述べられました。社会の発展に貢献したいという、特に若い人たちの切なる願いから湧きあがる感情にそのプロセスの間接的な影響を見ることができます。バハイ共同体においては、世界各地の人々の精神から湧き出るこの抑えられない願望を、自らが効果的な行動を行うために必要な能力を地上の多様な人々の間に育成す2る形で見事に表現しています。これこそは「古来の美」の信奉者らに授けられた特有の恩恵です。これほど素晴らしい恩典が他にあるでしょうか。

5 すべての信者は、この活動に対する見識を深めるためにアブドル・バハに目を向けるべきです。この時期は、師がエジプトと西洋を訪問された「歴史的な旅行」の 100 周年にあたります。彼は精力的に、あらゆる社会的空間で教えを解説されました。それらは、家庭、福祉施設、キリスト教の教会、ユダヤ教の寺院、公園、広場、列車、客船、社交クラブ、社会団体、学校や大学など多岐にわたります。師は真理を擁護するにあたって妥協することなく、しかし、この上ない優しい態度で、普遍的で聖なる原則を時代の状況に関連させてお話されました。政府の役人、科学者、労働者、子供、親、亡命者、活動家、牧師、懐疑論者たち、すべての人に分け隔てなく、愛と英知と慰めなど、彼らが必要としているものをお与えになりました。一方では聞く者の魂を高揚させながら、他方では彼らの持っている先入観に挑み、視点を変えさせ、視野を広げ、活力を方向つけられました。師は言葉と行動を通して大いなる慈悲と寛大を示され、それは接する者の心を完全に変革させるほどでした。どんな人をも受け入れられました。我々は、この 100 周年の期間中に、師を心より尊敬する者らが彼の比類ない記録を頻繁に思い起こすことにより、精神的に奮い立たされ、強化されることを大いに期待しております。師の模範を目前におき、それに目を据えなさい。今期計画の目標達成にあたり、常にそれを導きとしなさい。

6 バハイ共同体が最初の世界的計画を始めたとき、ショーギ・エフェンディは心をゆさぶる語調で、信教の成長に関する継続的な段階をこう描写されました。まず、聖なる光がシャチャルで灯され、次にバグダッドで啓示というランプに収められました。その光は、アドリアノープルで、次いでアッカで、ますます輝きを増し、アジアとアフリカの国々に広まりました。さらに海を渡り、残りの大陸へ広まり、最終的には世界中の国々や属領へと徐々に広がって行くのです。このプロセスの最終段階について、彼は「その光が地上の残りの領域へと射し込む」段階と述べられました。また、それは「勝利を得た神の信教の光が、その力と栄光の頂点に達して地球全体に浸透し、おおいつくす段階」であるとも述べられました。今はその目標の達成から程遠い状態ですが、その光はすでに多くの地域で強烈に輝いており、幾つかの国ではすべてのクラスターで輝いています。また、消すことのできないその光が最初に灯された土地では、光を消そうとする人たちがいるにもかかわらず、明るく輝いています。様々な国で、神の摂理によって一人一人の心に蝋燭が灯されることにより、近隣や村全体で確実に輝いています。人々の交わりのあらゆるレベルで、思慮深い会話に光彩を添え、民衆の安寧を促進する数々の自主的活動を照らしています。そしてその光は、暗闇におけるかがり火のごとく、必ずや、すべての忠実な信者、躍動的な共同体、愛情深い精神行政会から輝き出ています。

7 消えることなき炎を掲げる皆さんの一人一人が、人々に信仰のきらめきを伝えるとき、バハオラの力強い援助が皆さんを取り巻くよう、我々は聖なる敷居で熱心に祈りを捧げます。

万国正義院

100年前のレズワン11日目の真昼のこと、アブドル・バハは、数百名を超える聴衆の前に立ち、シカゴ北部にあるグロス・ポイントの礼拝堂用地の芝地に、作業用の斧を一振りされました。その春の日の午後、アブドル・バハと一緒に地面を割る儀式に招待された人たちは、多様な背景の人たちでした。ほんの少し例を挙げるならば、ノルウエー人、インド人、フランス人、日本人、ペルシャ人、ネイテイブ・アメリカンなどです。それはあたかも、まだ建てられていない礼拝堂が、師のお望みをかなえているかのようでした。そのお望みとは、この儀式の前日、師がおっしゃった言葉です--そのような建物が全て、「人類が会合する場所となり」、「人類の一体性がその開放された神聖な空間から宣言されますように」。

2.その時、この言葉を聞いた人たち、そしてエジプトから西洋における講演で彼の言葉を聞いた人たちは、師の言葉が、社会とその価値観、そして社会が没頭している事柄に対して、どれだけ遠大な意味合いを持っていたか、ほんの少ししか理解していなかったでしょう。いや、今日でさえ、ハオラの啓示が産み出すべく運命づけられている未来社会の姿について、少しでも垣間見たと断言できる人がいるでしょうか?聖なる教えによって人類が築くであろう文明とは、現在の秩序をいくらか調整しただけのものであると思ってはなりません。いや、それは真実からはほど遠いです。西洋の母なる礼拝堂の礎石を置いてから数日後、アブドル・バハは、こうおっしゃいました--「精神的力が現れることによって生じる結果のひとつは、人類世界が新しい社会の変革に順応することである」、「神の正義が人類業務の至る所に明らかになるであろう」。これらの言葉、それからそしてこの100周年記念の年にバハイ共同体が何度も参照するであろう師の無数の言葉は、現在の社会と、彼の父親が世界にお与えになった驚くべきビジョンとの格差を意識させるのです。

3.しかし、悲しいかな。あらゆる国で、善意ある人々は社会状態を改善しようと努力していますが、その賞賛さるべき行為にも関わらず、このビジョンの実現を妨げる障害物は、多くの人にとって克服不可能に見えています。そのような人々の希望は、人間の性質に関する誤った先入観で、動きを取れなくなっています。その先入観は、今日の生活の構造や伝統の大部分に浸透し、既存の事実のようになってしまっています。これらの先入観は、並みならぬ精神的潜在能力の貯蔵庫が入る余地はなさそうです。しかし、啓発された魂は、その貯蔵庫から力を得ています。代わりに、その先入観は、正当化するために、人類の失敗に依存しています。その例は日々、蔓延する絶望感を強化しています。こうして、誤った前提条件というヴェールをかぶった先入観は、根本的真理を見えなくしています。その真理とは、現在の世界の状態は、人間の精神の歪められた姿を映し出しているのであり、その本質的性質とは別である、ということです。神のあらゆる顕示者の目的は、人類の内面的生活と、外的状態の両方に変革を起こすことです。これは、当然、それを信奉する人々が増え、その聖なる教えにより一致団結し、社会的変革の過程に貢献する精神的能力を共に開発しようとする時に起きます。百年前に、師が斧を一振りした、その硬い地面と同じように、この時代の主流理論は最初、変えるのが困難かもしれません。しかし、それらはやがて疑いなく、消えていくでしょう。そして、「神のご恩恵の春の雨」により、「真の理解の花」が新鮮かつ美しく咲くことでしょう。

4.神の最大名の共同体であるあなた方が、神の言葉の力を通じて、真の理解が花開く環境を開拓していることについて、我々は神に感謝します。信教の為に投獄されている者でさえ、言葉にできないほどの犠牲と確固不動の精神により、共鳴する人々の心に、「知識と英知のヒヤシンス」が花咲くことを可能にしています。世界中の熱心な魂たちは、5年計画で定められた事柄を系統的に実施することで、世界中で新世界の建設に従事しています。この計画の特徴は、しっかりと理解されているので、我々はこのメッセージでそれについてこれ以上述べるつもりはありません。この計画の遂行に携わるみなさん一人一人のために、至上の群集の援助が下されるよう、我々は、全てに恵み深き御方の敷居にて嘆願します。あなた方が、経験から得た知識をますますと着実に適用していくことが、我々の熱烈なる願いですが、この願いは、この一年におけるあなた方の献身的な努力を目の当たりにし、ますますと強まりました。今は躊躇するべき時ではありません。あまりにも多くの人々が、新しい夜明けを知らぬままでいます。あなた方以外に、聖なるメッセージを伝えられる人がいるでしょうか。バハオラは大業に関し、以下のように述べておられます――「神かけて誓う。これは、洞察と超脱、先見と高揚の競技場である。そこでは、生存の世へのすべての愛着を断った、慈悲深き御方の勇敢なる騎手以外、誰もその軍馬に拍車を駆けることはできないのである」。

5. バハイ世界の活動は、まことにまばゆいばかりの眺望です。創造主と親交し、人類に奉仕するよう招待することを最高の望みとする個々の信者の生活には、この時代の主により、すべての魂の為に意図された精神的変革の兆候が見られます。老いも若きも、また友達や同僚も、公共の福利のために、その能力を開発することに献身するバハイ共同体の活動に生気を与えるその精神において、聖なる教えを基盤とする社会がいかに展開していくかを垣間見ることができます。また、この計画の枠組みにそった活動が数多く存在し、行動計画における首尾一貫性が緊急に要される先進的なクラスターにおいては、その進化する行政機構が、ほんの微かな兆候ながらも、信教の行政機構がいかにして段階的に人類の安寧と進歩を促進する責任をますますと担っていくかが窺えます。個人と共同体と機構の発展により、素晴らしい未来が期待されることは明らかです。しかし、さらに、この三者を結びつける関係が、優しい愛情と相互支援により特徴づけられていることに、我々は特別な喜びを感じます。

6. これとは対照的に、一般社会ではこの三者は市民、国家、社会機構に相当しますが、世界中でこれらの3者間の関係は、荒れ狂う変革の時期を特徴づける、不和を映し出しています。有機体の相互依存する構成要素としての機能を拒絶し、権力争いで身動きできなくなっています。しかしこれはやがて、無益な結末となるでしょう。これはアブドル・バハが無数の書簡や講演で描かれた社会とは、何とかけ離れたものでしょう。師の描かれた社会では、日常生活の人間関係から国家間の関係に至るまで、すべてが人類の一体性を意識して形成されています。このような意識の浸透した関係が、世界中の村や近所で、バハイやその友人達によって育まれています。そのような関係から、互恵主義や協力、そして調和と愛の純粋な芳香を嗅ぐことができます。また、そのような謙遜な環境において、現在の社会にありふれた不和に取って代わるものが姿を現してきています。その姿はとても明らかで、自己表現をしたい個人は、全体の幸福のために捧げられる協議に責任を持って参加し、自分の個人的意見への執着という誘惑をはねのけます。バハイの機構は、結果を実りあるものとするために行動を調整する必要性をよく理解し、統制するのではなく、育み、励ますことを目標とします。自らの成長に責任を持つ共同体は、機構が考案した計画に全面的に従事することによって得られる和合に、計り知れない価値を見いだします。バハオラの啓示の影響下では、この三者の関係には、新しい温かみ、新しい生命が授けられています。全体として、この三者は聖なるインスピレーションという刻印が押され、精神的な世界文明が徐々に成熟していく母体を形成するのです。

7. 啓示の光は人間の営みのあらゆる領域を照らすべく運命づけられています。そのあらゆる領域において、社会を支える関係は新たに構成されることとなります。また、人類は、人はお互いにこうあるべきだという模範を求めます。近年、世界の多くの人々は混迷する状況に巻き込まれていますが、その混迷の発生に顕著に係わっている人類の経済生活をここに一例として提示します。そこでは、不正が無関心をもって容認され、バランスを逸した利得が成功の象徴と見なされています。このような悪質な態度は余りにも深く根を張っているため、この領域における関係を支配し広く行き渡っている基準を一個人が単独で変革できるとは考え難いです。とはいえ、バハイとして避けなければならない行為はあります。例えば、他人とのやり取りにおいて不正直であってはならない、他者を経済的に搾取してはならないことなどです。神の忠告を誠実に守るためには、自分の経済的な振る舞いとバハイとしての信念の間に矛盾があってはならないのです。公平や公正に関連する信教の教えを自分の生活に適用することによって、一個人は、世界が評価基準としている低い水準を遥かに超える基準を掲げることができます。人類は、高い志をもって追求できる生活パターンがないことにうんざりしています。我々が皆さんに求めることは、世界に希望を与えるような生活をできる共同体を築くことです。

8. 我々は、2001年のレズワン・メッセージでこう述べました。隊をなす集団加入のプロセスに十分な進展が見られ、かつ全国共同体の状況が良好である国では、国レベルでの礼拝堂の確立を承認する、と。これは、形成時代第五期の特徴のひとつとなります。これに関して、大変喜ばしい知らせがあります。コンゴ民主共和国とパブアニューギニアの二カ国で、全国礼拝堂が建設されることになりました。この両国では、我々の定めた条件が明らかに満たされており、現在継続される一連の五年計画によって生じた可能性に対する人々の反応は、驚くべきものです。最後に残された大陸礼拝堂は、現在サンチアゴで建設が始まっておりますが、それに続いて、全国礼拝堂の建設プロジェクトも開始されることは、神の信教が社会の土壌にしっかりと根を下ろしている更なる証拠であり、それは喜ばしいことです。

9.さらにもう一段階、可能性があります。マシュレゴウル・アズカルは、アブドル・バハが「世界の最も重要な機構の一つ」であると述べられたものですが、それは、礼拝と奉仕というバハイ生活の中の切り離せない二つの不可欠な要素を結合させるものです。この二つの要素の結合は、五年計画の共同体作りの特徴に見られる一貫性にも反映されています。それは特に、祈りの会で表現される献身的な精神の強まりと、人類に奉仕する能力を育む教育的プロセスにおいて言えます。礼拝と奉仕の相関関係は、バハイ共同体がその規模と活力の両面において著しい成長を遂げ、社会行動にも携わっている、世界各地のクラスターに特に顕著に見られます。これらのクラスターの幾つかは、関連地域でのジュニア・ユース・プログラムを展開するに必要な友らの能力を育むために、学びの普及の拠点に指定されています。我々が最近示したように、このプログラムを維持する能力は、スタディ・サークルや子供クラスの発展の推進力にもなっています。このように、学習拠点は、その主要目的を超えて、拡大と強化という枠組み全体を強化します。今後、地方マシュレゴウル・アズカルの構築が検討されうるのは、このようなクラスターにおいてです。我々は、「古来の美」への感謝の気持ちで心を満たし、次の喜ばしい知らせを皆さまにお伝えします。次のクラスターでは、最初の地方礼拝堂の建設に向けて、我々は、各全国精神行政会との協議に入りました――カンボジアのバタンバン、インドのビハル・シャリフ、ケニアのマツンダ・ソイ、コロンビアのノルテ・デル・コーカ、そしてバヌアツのタンナ。

10.2つの全国、そして5つの地方マシュレゴウル・アズカルの建設を促進するため、わたしたちは、世界センターにて、礼拝堂基金を設置しました。これは、そのようなプロジェクトすべてを対象とします。世界中の友らは、可能な範囲で、犠牲の精神を払いつつ、これに献金するよう招待されます。

11.敬愛する同僚たちよ。100年前にアブドル・バハによって割られたその地面は、7つの国でさらに割られる予定です。これは、バハオラの指示に従い、主の礼拝のためにあらゆる町や村に礼拝堂が建てられる日の序曲(前兆)にすぎません。これらの「神を記憶する夜明けの地」から、バハオラの光の光線が輝き出で、彼の賛美歌が轟くのです。

「神の書は広く開けられ、神の御言葉は人類を神に召喚している」。 最高のペンはこのような、心を鼓舞する表現で、団結と集合の日の到来を描写されています。バハオラは、続けてこう述べられました--「おお神の友らよ、世界が虐げた者の声に耳を傾けよ。そして彼の大業を高める全てのものにしっかりとすがれ」。そしてさらに、信奉者らに勧告しておられます--「最高の友情と完璧な親交の精神を持って共に協議せよ。すべての者の、最高で、古来の主なる御方の大業を促進することと、世界の改善のために、汝らの貴重な日々を捧げよ」と。

2. 親愛なる同僚たちよ。世界中のバハイたちが、バハオラの呼びかけに応えて行っている献身的な努力を目にする時、心を震わせるこの宣言の言葉が自ずと思い起こされます。バハオラの呼びかけに対する素晴らしい反応は世界中で目撃できます。聖なる計画の展開についてしっかりと熟考する者は、神の言葉の有する力が、様々な国やクラスターの、男性や女性、子供やユースの心を征服しているということを決して無視はしません。

3. 世界中の共同体は、自分たちの現状を読み取り、その可能性を分析し、五年計画の方法や手段を賢明に適用する能力を磨いています。予想通り、学びの最前線を意識的に推し進めているクラスターにおいて、経験が最も急速に蓄積されています。そのような場所では、数を増し続ける友らの奉仕能力を強める手段がしっかりと理解されていて、活き活きとしたトレーニング・インステイチュートが、五年計画を推進する共同体の努力の主軸として機能しています。また、インステイチュート・コースに参加することによって開発されたスキルや能力は、早速、現場で活用されています。ある友らは、日々の社会的な交わりを通して、様々な場面で展開される精神的事柄の探究に関心がある魂と出会っています。また、ある友らは、その地域へ引っ越すなどの方法で、村や近隣の受容性に応えています。ますます多くの人たちが責任を担うべく立ち上がり、チューターやアニメーターや子供たちの教師として奉仕する人、行政を運営し調整する人、これらの仕事を支える人の集団を拡大しています。学びに対する友らの決意は、自分自身の忍耐強い努力、及び、他の人たちの活動を一緒に実施しようとする姿勢とに現れています。さらに、友らは、クラスター内で進化している活動のパターンについて、それらは互いに補足し合うものであるということを見とっています。つまり、ひとつは成長のプログラムに規則的な動きをもたらす3ヶ月周期、もうひとつは子供、ジュニアユース、そしてユースと成人の教育プロセスのそれぞれの段階です。友らは、これらの三つの段階を結び付ける関係を明確に理解すると同時に、それぞれが独自の力学、必要条件、そして固有の価値を有していることを認識しています。そして、何よりも、強力な精神的力の作用ということに気付いています。その力の働きは、共同体の進歩を反映する数的データと同じく、その業績を物語る一連の報告とに認めることができます。最も発展したクラスターを特徴づけるこれらの顕著で突出した特色の多くはまた、もっと初期の成長段階にある共同体にも見ることは特に有望視されます。

4.友らの経験が深まるにつれ、クラスター内に、何千何百もの人々を包み込む、豊かで複雑な生活様式を育む彼らの能力が向上しています。信者らが活動からたくさんの洞察を得ているのをみて、我々は大いに喜んでいます。例えば、友は、クラスターレベルで徐々に展開している五年計画は絶えず変化するプロセスであり、それは必然的に複雑で、容易に単純化できるものではないということを正しく認識しています。また、人材を増やし、奉仕に立ち上がるそれらの人々の行動をうまく調整し、組織化する能力が自分たちの中に高められるにつれ、この動きは前進するということを知っています。友らは、これらの能力が高められるにつれ、より広範な取り組みを統合できるようになることを理解しています。同様に、彼らは、新しい取り組みが導入される時には、しばらくの間、そのことに特別の注意が求められるが、しかしそれは、決して、それぞれの共同体建設活動の他の面の重要性を弱めることではないということを認識するに至りました。なぜなら、学びを行動の基本原理とするなら、ある特定の時点において、五年計画に含まれるある手段が特にそれに適しているという可能性に対して常に注意を払うべきであること、そして、必要なら、その発展のためにもっと多くのエネルギーをそれに注ぐべきであることを理解しているからです。しかし、それはすべての人が、同じ取り組みに従事していなければならないという意味ではありません。また、友らは、成長のプログラムの各3か月周期の拡大期における主要な焦点が、必ずしも、同じ目的に向けられるべきという訳でもないことを学びました。状況によっては、例えば、ある周期では、個人、あるいは団体として行う集中的なティーチングを通して信教を受け入れるよう人を招待することに向けられるかもしれませんし、別の周期では、その焦点は、特定の核となる活動の増加に置かれるかもしれません。

5.さらに、友らは、大業の活動は、当然ながら、それぞれの場所で、異なる速度で進歩するということに気づいています。それはつまり、有機的な現象だからです。そして友らは、目にする進歩のすべての事例から喜びと励ましを得ています。まさに友らは、各個人の努力が全体の進歩に貢献するということを認識しており、したがって、各人の事情により生じる可能性に応じて各自がなす奉仕は、すべての人に歓迎されるのです。リフレクションの集会は、ますます、共同体のあらゆる努力について、真剣、かつ士気を高揚させるような討議がなされる場と見られるようになってきました。リフレクションの集会の参加者は、全体として何が達成されたかについて知り、その視点から自分たちの活動を理解し、機構の助言を吸収し、他のバハイたちの経験から学ぶことによって、成長のプロセスについての知識を深めます。これらの経験はまた、共通の行動計画の追及であれ、あるいはクラスターの特殊な部分での奉仕であれ、特定の活動に熱心に従事する友らの間で協議が生まれる数々の場でも分かち合われています。これら洞察はすべて、進歩は愛が浸透している環境において最も容易に達成されるという、より広範な理解に基づいています。それは、寛容な目で短所を見逃し、忍耐をもって障害を克服し、すでに試験済みのアプローチを、熱意を持って受け入れる環境のことです。こうして、友らの取り組みは、それがいかにささやかのものであったとしても、あらゆるレベルで機能している信教の機構や諸機関の賢明な指導によって、集合的な取り組みにまとめられます。これにより、祝福された美の呼びかけへの受容性が素早く突きとめられ、効果的に育てられることが証明されるのです。このような状態にあるクラスターでは明らかに、五年計画の3つの主役である個人と機構と共同体の関係が健全に進化しています。

6.活動に富むこの光景を見渡すと、そこには特記すべきある展望が見られます。我々は、3年前にあなた方に宛てたメッセージで、成長のための集中プログラムが作動しているクラスターでは、近隣や村落に集中的な活動拠点をつくることにより、友らは共同体建設の方法をもっとよく学ぶという期待を表明しました。結果は我々の期待を超えるものでした。と言うのも、成長のプログラムが集中的な度合いに達していないクラスターでさえも、小さな地域の住民の間に核となる活動を始めるという数名による努力の効力は、繰り返し実証されたからです。本質においてこのアプローチは、バハオラの啓示が育む精神的変革に受容性のある住民らによる、バハオラの教えに対する反応に軸を置いているのです。トレーニング・インステイチュートによって促進される教育プロセスへの参加を通して、彼らは、社会的勢力によって教え込まれた無気力や無関心を拒み、代わりに、人生を変える活動パターンを追求するよう動機づけられています。このアプローチが近隣や村落で数年間推進され、友らの集中した努力が続いた所では、顕著な成果が、徐々にではあるが間違いなく明らかになってきています。ユースは、自分たちの周囲の、自分よりも年下の世代を育む責任を担う力を与えられています。より年上の世代の人たちは、共同体全体の事柄についての意義深い話し合いに対するユースの貢献を歓迎しています。老いも若きも、共同体の教育プロセスを通して育まれた規律によって協議能力を高めており、有意義な会話のための新たな空間が出現しています。しかも、変化は、バハイ、あるいは五年計画が要求する核となる活動にかかわり、やがて新たな考え方を取り入れることが当然と期待されている人たちだけに限っているのではありません。いや、その場所の精神そのものが影響を受けているのです。祈りに満ちた態度が、広く住民の間に見られます。男女の平等もより明確に表現されます。男の子と女の子両方への教育が一層の注目を得ています。何世紀もの間に形成されてきた家族内の関係の特質は明白に変化しています。自分の住む共同体や物理的環境に対する義務感が普及しています。あらゆる社会で有害な影を落としている偏見という災いも、抵抗し難い和合の力に屈し始めています。要するに、友らが従事している共同体建設は、文化の面にまで影響を及ぼしているのです。

7.過去1年で、拡大と強化が着実に進展している一方、これに並んで、他の重要な活動分野にも前進がありました。一部の村や隣組に見られる文化のレベルでの前進が、少なからず、社会活動へのバハイの関わりから得た学びによるものであるというのは、その良い例です。社会経済開発局は、この局が世界センター設立されて以来30年で蓄積したこの分野の経験をまとめたドキュメントを最近出しました。この文書が指摘する観点のひとつは、社会活動への関わりに対する試みは、トレーニング・インステイチュートによって大いに勢い付けられるということです。それは単にトレーニング・インステイチュートが育てた人的資源の増強によるだけではありません。インステイチュート・プロセスによって養われた精神的洞察、資質、能力は、それらが成長プロセスに貢献すると同じほど、社会活動への参加にとっても重要であるということが立証されています。さらに、そのドキュメントは、バハイ共同体の様々な活動分野での取り組みは、それぞれの活動分野において違った形で現れるとは言え、相互に補強し合う要素で構成される共通の、進化する概念的枠組みによって管理されていることを説明しています。我々は最近、ここに言及したドキュメントを全国精神行政会と共有し、このドキュメントが検討している諸々の概念を、全国精神行政会の指導で展開される既存の社会活動の強化にいかに役立てることができるか、またこのバハイ活動の重要な側面に対する意識をどのように高めることができるかについて、大陸顧問と相談するよう奨励しました。これは、この分野での広範囲な活動への一般的呼びかけと解釈されるべきではありません。社会活動は、成長を続ける共同体が力を増

すにつれ、自然に起こるものです。しかしながら、今は、友らにとって自分達の努力が社会変革にどのような意義をもつかをより深く考えるよい時機です。この分野で起こっている学びの大幅な前進によって、社会経済開発局に対してたくさんの要求が出ており、この局はそれに対応する機能を発展させるために様々な行動を取っています。

8. 過去12カ月の特記すべき特徴は、バハイ共同体は、広範囲な分野において、同じ考えを持つ人々と共同で社会改善に努めているということが公に認められる状況がいっそう頻繁に起こっているということです。国際的な舞台から村落の草の根に至るまで、あらゆる状況での思想的リーダーたちはこう述べています。つまり、バハイは全人類の福祉を心に止めているだけでなく、何をどうすべきか、および、その志を実現するうえでの効果的な手段について非常に明確な概念を持っていると。バハイに対するこのような評価と支持は、以前には想像もできなかったようなところからも寄せられています。たとえば、バハイ信教の発祥地においてさえも、バハイの迫害者らが築き上げた克服し難い障害にもかかわらず、バハイのメッセージはイランの国状に対し深い意義を有することがますます認められるようになり、また、母国の発展に貢献したいという、イランのバハイたちの不屈の決意は尊敬の的となっているのです。

9.信仰に生きるイランのバハイが経験した苦しみ、特に今回の迫害の波が起こったここ何十年間の苦しみは、他の国々に住む彼らの兄弟姉妹を奮い立たせ、彼らの擁護に立ち上がらせました。イランのバハイたちの忍耐は世界のバハイ共同体に多くの価値ある資産をもたらしました。ここでその一つを述べると、各国政府、および民間団体との関係を系統的に発展させる能力が証明されている、国レベルで、専門エージェンシーによって構築された立派なネットワークです。これに並行して、一連の計画の様々な工程は、個人的なものから国際的なフォーラムに至るまで、あらゆる場所で一般に行われている対話に参加する共同体の能力を高めています。草の根レベルでは、この種の努力へのかかわりは、友らの社会活動への従事が着実に増加するのと同じ有機的なアプローチを通して自然に築かれるため、このような活動を特に促す必要はありません。しかし国レベルでは、これは以前にも増して、何十もの全国共同体で既に機能しているこれら特定のエージェンシーの注目の的となっています。それは、すでによく知られ、効果的な、行動・反省・協議・学習というパターンに沿って前進しています。これらの努力を強化し、この分野での学びを促進し、採用されるステップがバハイ共同体の他の活動と一致することを確実にするため、我々は最近、バハイ世界センターにパブリック・ディスコース部局を設置しました。我々は、この分野での活動を徐々に促進し、調整し、経験を系統化することで全国精神行政会を援助するようこの部局に呼びかけるでしょう。

10.他の分野でも大いに勇気付けられる前進があります。南米大陸の母なる礼拝堂が建設されているチリのサンチアゴでは、工事が順調に進み、基礎のコンクリート工事、地下部分、機械設備用のトンネル、および外部構造を支える柱の建設が完成。このプロジェクトに対する期待感も増し、また、全国、あるいは地方礼拝堂を建設予定の7つの国でも同じような期待感が高まっています。これら7か所での準備は既に始まっており、バハイたちがこのために提出する礼拝堂基金も使われ始めました。しかし、現実的な課題、たとえば、用地、設計、資源などは友らが現在取り組んでいる仕事の一側面でしかありません。基本的に、彼らの努力は精神的なものであり、共同体全体が参加するものです。師は礼拝堂を「神の確証を惹きつける磁石」 「主の強大な基礎」 「神の信教の確固たる柱」と言われました。礼拝堂が建設される場所では、それは当然、その地の共同体作りの一要素となります。既に礼拝堂が建てられることになっている場では、この原理の理解が一般バハイの意識に深く浸透しており、彼らは、自分たちの集団としての生活は、礼拝堂が体現している礼拝と奉仕の一元性をますます反映するようになるべきということを認識しています。

11.このようにして我々は、あらゆる方面で、バハイ共同体が着実に前進し、知識を深め、経験から洞察を得ることを熱望し、資源がそれを許すなら新たな任務を負う覚悟があり、新たな要求に対してはこれに敏感に対応し、とりかかっている種々の活動分野の間の一貫性を確実にする必要性を認識し、使命の成就に完全に献身しているのを目の当たりにしています。バハイ共同体の熱意と献身は、約2か月前に発表した、95のユース大会開催に対する反応に見ることができます。我々はユースの反応にだけでなく、ユースを支持する信者たちの姿勢にも大いに満足しています。彼らはバハオラの若き信奉者たちが大業の全体に不可欠の刺激を与えるということを理解しています。

12.我々はバハオラのメッセージの広がり、その影響力、そしてそのメッセージに記された理想に対する認識の深まりを立証する一連の証拠によって期待で胸が一杯です。栄光の美が、ナジビエの庭で彼の仲間たちにご自分の使命を初めて宣言された「至高の喜びの日」を思い起こし、その日から150年たったこのレズワン、神のこの御言葉はこの聖なる地点よりあらゆる都市、あらゆる国へと発せられ、「主との出会い」へ人類を招喚しています。そして、神に陶酔した最初の愛人たちの一団より、目的の定まった多様性に満ちた共同体が開花しました。それはあたかも彼がお育てになった庭に咲く色とりどりの花のようです。日毎、新たに目覚めた多くの魂が彼の廟に向かって嘆願しています。この場で、我々はかの祝福された日を敬い、最大名の共同体に賦与されたすべての恩恵に感謝を捧げ、聖なる御敷居で頭を垂れて祈っております。

万国正義院

バハオラの従者たちは、聖なる計画の展開という精神的事業に一体となって心を一つにして取り組んでいます。その事業の現段階が発足して以来、まる3年が過ぎ、神の友らにとって、この計画の期限まで残すところ後2年となりました。成長のプロセスを継続的に加速させる二つの基本的な動き、つまり一連のトレーニング・インスティチュート・コースを進む参加者の着実な流れとクラスターの継続的発展の動きは、共に、昨年開催されたユース大会で放たれたエネルギーの流出によって大きく補強されました。バハイ世界は奉仕の分野に大勢の若者を動員する高い能力を得たことによって、いま、更なる果実を生み出すことができる状態にあります。残された時間内での緊急の課題は、既にある成長プログラムの強化と、新しいプログラムの開始という重大な仕事です。最大名の共同体は、この期間の終了までに、既に成長のプログラムが進展しているクラスターに加えて、さらに、目標達成に必要な残り2000を育てる絶好の状態にあります。

2.我々は、そのような努力が、地球上の各地域で様々な状況や背景をもつ3000余のクラスターにおいて精力的に進められているのを見て大いに喜んでおります。多くのクラスターは、幾つかの単純な行動の遂行を通して勢いを付ける段階にあります。他のクラスターでは、連続した活動周期を経て、五年計画の枠組み内で活動を率先して行う個人の数が増え、活動速度が上がっています。そこでは、経験の積み重ねによって精神教育のプロセスの質が向上するにつれ、人々はもっと容易にこれに引き寄せられています。時々、活動の中だるみや、行く手を阻む障碍物もありますが、忍耐、勇気、根気よさを持って、その手詰まりの原因について徹底して話し合うことで勢いを回復できます。ますます多くのクラスターで、成長のプログラムの範囲と複雑さが増しています。それは、この五年計画の三つの主人公である個人、共同体、信教の機構の中にみられる、互いに助け合う環境をつくる能力が向上した程度に比例します。我々はまた、予想通りに、100人以上の個人が、精神的で、ダイナミックな、変革力に富んだ人生を編み上げる活動で1000人以上の人々の取り組みを手助けしているクラスターの数がますます増えていることに満足しております。当然、初めからそうであるように、このプロセスの基礎をなすものは、世界に生命を与える御方によって示された物質的、精神的繁栄のビジョンに向かう集団としての動きですが、このように大勢が巻き込まれるとき、その地の住民全員のその動きがはっきり見えてきます。

3.この動きは特にその地にマシュレゴウル・アズカルが建設されているクラスターで明白です。一つの例は、バヌアツにおけるものです。タンナ島に住む友らは礼拝堂の建設計画に対する認識を高めるために奮闘し、すでに、島民30,000人の3分の一以上が礼拝堂建設の意義について、様々な形の会話に加わり、その範囲は広がっています。このように多くの人々の間に高尚な会話を維持する能力は、バハオラの教えを分かち合い、活気あるトレーニング・インスティチュートを普及させてきた何年もの経験を通して洗練されました。島のジュニアユース・グループは特に盛んです。それは、この参加者たちがいかに精神的な力をつけてきたかを目の当たりにした村の長老たちの援助によって促進されました。若者たちの間の和合と献身に励まされて、彼らは自分たちの無気力を消し去っただけでなく、幾つかの実践的なプロジェクトを通して、自分たちの共同体の改善に貢献する手段を見出しました。そして、その結果、すべての年齢層の人々、とりわけ彼らの両親たちが建設的な活動に駆り立てられたのです。難しい問題の解決や指導を地方精神行政会に求めることができる、そのありがたさが信者たちや一般社会の人々に認識されはじめ、一方、精神行政会の決議には、以前にもまして英知と配慮が見られるようになっています。五年計画の行動の枠組みの各要素が統一のとれた一つの実体となると、住民に及ぼす影響は大きくなるということを示すたくさんの証拠がここにあります。そして、このクラスターでは、成長のための集中プログラムの第30周期が最近終わったばかりですが、その進行中の拡大と強化を背景に、友らは島民たちと一緒に、「人々の魂が集う中心」であるマシュレゴウル・アズカルが自分たちの間に建てられることの意味を精力的に探っています。島の昔からのリーダーたちの積極的な支持を得て、タンナの島民は礼拝堂のデザインについて100以上のアイディアを出しています。それは、礼拝堂が彼らの心をとらえていることを示し、そして、その下陰に住む人々の生活に及ぼす影響について明るい展望を開いています。

4.この心温まる話に似たものは、バハオラの教えの持つ意味が、町内や村における暮らしの状態に有益な影響をもたらしている数々の先進クラスターに見られます。各共同体で、バハオラとはいかなる御方かについてこれまで以上に認識した地元民は、経験や、協議、学習についてふり返ってみることを通して、バハオラの啓示に秘められた真理をどのように実践するか学んでおり、それによって、拡大した精神的な親族という輪は共同での礼拝や奉仕の絆で一層固く結び付けられています。

5. 多くの面で最も進化した共同体は、他のクラスターにとって手本となるような道をはっきり示しています。クラスターの活動レベルがどのようなものであれ、発展の道に沿って進化を促すのは、地元の友らの間の、共通の枠組み内での学習能力なのです。この事業では誰にも役割があり、各人の貢献は全体を豊かにします。最もダイナミックなクラスターは、その共同体が持っている資源や活動の数にかかわりなく、友らが、自分たちのなすべき課題は進化を起こすのに何が必要かを見極めることであるという点を理解して、その達成に必要な時間と資源を引き出すために創造的な方法を見つけます。彼らにはその課題は、芽生えたばかりの能力を育てる、新しい技術を修得する、活動を始めたばかりの人たちと共に歩む、ふり返って評価する環境を養う、一丸となって取り組んでいる活動を調整することであるという認識があるのです。状況により独自の課題があるという事実自体は、それぞれの共同体はバハイ世界の他のクラスターで学んだことから利益を得られるだけでなく、バハイ世界の知識の蓄積にも貢献できるのです。この真理が分かれば、行動についての厳密な方程式をいたずらに探し求めることから解放され、多様な状況で得られた洞察を、それぞれの環境で特有な形をとる成長のプロセスを活気付けるものとして受け入れることができます。このアプローチ全体は、熱狂や意志の麻痺を生み出す「成功」と「失敗」に関する狭い考え方とはまったく相反するものです。離脱の精神が必要です。完全に神のためのみに労力を費やすとき、結果はすべて神に属し、神の名におけるすべての勝利は神を称賛する機会なのです。

6.バハイ信教の書には、尽力することと、それに応えて送られる天の助けとの関係に関する記述が豊富にあります。師は彼の書簡の一つに「もし、我々がただ努力さえすれば、これらの光輝は輝き出し、慈悲の雲は雨を降らせ、生命を与えるこれらの風は立ちのぼり、じゃ香の甘い香りは方々へまき散らされるであろう。」という確約があります。我々はしばしば聖なる廟を訪問し、あなた方に代わって全能なる御方に熱烈に嘆願しております。未だこの聖なる教えを知らない人たちに援助の手を差し延べ、彼の大業に彼らを確固たるものにしようとするあなた方の努力が大いに祝福されますように。そしてまた、バハオラの無限の恩寵に対するあなた方の信頼が不動なものとなるほどに支援され、強化されますように。我々は常にあなた方のために祈り、懇願する時はいつもあなた方の誠意に満ちた清らかな行いを忘れることはありません。これからの2年間に祝福された美の従者たちの前に横たわる極めて重大な課題を思う時、「ヴェールを引き裂き、障害を跳ね除け、生命を与える水を差し出し、救済の道を指し示せ。」という、行動に向けた師の断固たる呼びかけが心をかき立てます。

万国正義院

レズワンの輝かしい季節を目の前にして、最大名の共同体が到達した高みからは、晴れやかな眺望が地平線上に広がります。広大な領域を通過し、いまや新しい成長のためのプログラムが姿を現しており、来たる12カ月でさらに何百ものプログラムが出現するでしょう。さらに、この五年計画で呼びかけられた目標の5,000に達するために、ほとんどのクラスターで、必要な行動様式を推進させる活動が始まっています。既存の成長のためのプログラムは勢いを増しており、多くの場合、クラスター全体、または近隣や村における社会的景観に神の大業が拡張されていることの意味合いをよりはっきりと示しつつあります。大規模な持続的拡大と強化へと続く道は、よりさらにしっかりした歩みでたどられており、多くの場合、勇敢な若者たちがその先頭に立っています。信教の有する社会建設の力を発揮する方法は、様々な場面でもっと明白になり、クラスターの成長過程の更なる展開を明瞭に示すべき特徴が、徐々に見えてきました。

2.この作業を実施し、支援するという呼びかけはすべてのバハオラの従者に向けられております。この呼びかけは、世界中の嘆かわしい状況からは、多くの人々が救済を見いだせない状況ですが、その悲惨な状況に心を痛めているあらゆる人に、この呼びかけは反応を呼び起こすでしょう。なぜならば、結局、混乱した社会で倍増し続ける苦悩に対して、最も建設的な対応とは、すべての心ある信者にとって、「計画」の広範囲な枠組み内で実施される系統的で、断固とした、無私の活動だからです。伝統的に人々を結び付け、束ねてきた理想をめぐる社会合意は、様々な国家で、また異なる形態で、使い尽くされ、ほころんでしまっているということが、過去一年の間、一層はっきりしてきました。この社会合意は、不満や恨みを常食とする利己的で不寛容かつ有害で多様なるイデオロギーに対し、もはや有効な防御を提供できなくなっています。対立する世界が日毎に自信喪失するように見える中、これらの破壊的な教義の提唱者たちは大胆となり、鉄面皮(てつめんぴ)をかぶっています。我々は、「彼らは地獄の烈火へと急ぎ、それを光明と見間違える」という「最高のペン」の明白な審判を思い出します。国民を思う指導者や善意の人々は、社会に出現する亀裂の修復に苦闘しているものの、亀裂の広がりを防げずにいます。こういった現象の影響は、あからさまな紛争や秩序の崩壊だけに見られるのではありません。隣人と隣人を戦わせ、家族の絆を断つ不信感;ソーシャル・ディスコース(社会的対話)という名で行われる対話の大部分で見られる敵意感;権力を勝ち得、富を蓄えるために下劣な人間的欲望に訴える時のその気軽さ――これらの中に、社会を維持する道徳的な力が激減しているという明白な兆候が見られるのです。

3.しかし、この崩壊の過程の真っ只中、人間の天来の性質を現実世界で表現する新しい集団生活が形成されている事実には勇気を与えられます。ティーチングおよび共同体建設活動が集中的に維持されている所では特にそうですが、人々の貴重なエネルギーを搾取する危険を有する唯物主義の勢力から、友らは自分の身を守ることができています。それだけでなく、彼らは、時間を要するその他種々の事柄を処理しながらも、自分たちの目前にある神聖な急務を決して見失うことはありません。このように信教のニーズや人類の最高の利益に対する心遣いは、あらゆる共同体に不可欠です。これまで未開であったクラスターに成長のプログラムが確立された所では、最初の活動がいかに、一人の確固とした信者の心に灯されたバハオラへの愛から始まっているかを見ることができます。共同体の規模が大きくなるにつれて、対応されるべき共同体の業務は必ずや複雑化されますが、それにもかかわらず、すべての活動は、この一筋の愛から始まるのです。この一筋の愛は、いくつもの周期を通して、忍耐と集中的な努力の模様が織られていく、最も重要な糸を成します。そしてその努力は次のような目的を果たします:子どもやユース、大人たちに精神的な考えを紹介すること;祈りと礼拝のための集まりを通して崇拝の念を養うこと;理解を啓発する会話を促進すること;「創造的な言葉」を学習し、それを行動に移すという一生続く過程に加入する人の数を増やし始めること;他の人と共に奉仕の能力を発達させること;学びを実行に移すにあたり、共に歩むこと。親愛なる友ら、「アブハの美」に愛される友らよ――私たちは、バハオラの聖なる敷居を訪問する度に、バハオラに対する愛により、あなた方が彼の大業に身を捧げるための力がいただけるよう、熱烈に祈りを捧げています。

4.共同体生活の力学が多くの人々を包みこんでいるクラスター、そしてそれらのクラスター内で集中的な活動が展開している拠点からは、豊かな洞察が得られており、それは、特筆に値します。これらの地域では、親睦と謙虚な奉仕に基づく相互支援の文化が自然に確立され、共同体の様々な活動の領域内に、ますます多くの人々が系統的に導かれており、私たちはとても満足しています。実際、新しい社会に関するバハオラのビジョンへ向かって人々が進んでいくという動きは、ますますと多くの場面で、もはや、魅惑的な可能性ではなく、出現しつつある現実となってきています。

5.ここで、いまだあまり進歩が見られない環境に住み、変化が起こるのを心待ちしている友らに幾つか補足したいと思います。希望を持ちなさい。今の状態はいつまでも続きません。信教の歴史は、不運な始まりと素晴らしい結末という記述に満ちていませんか。老若に関わらずほんの数人の友、あるいは一家族、いや、一個人の行動でさえもが、聖なる援助の力によって確証を得た時、不毛の地と思われた場所に活気あふれる共同体をつくることに成功したことが何度あったことでしょう。自分のところは本質的に違うなどと思ってはなりません。クラスター内の変化といったものは、瞬時のものにせよ、苦闘の末に勝ち得たにせよ、型にはまったアプローチから生じるものでも、無作為な活動から生じるものでもありません。それは、周期的な行動とリフレクションと協議から生じるもので、経験という実りに基づく計画によって推進されます。そして何よりも、またその直接の影響が何であれ、最愛なる御方への奉仕自体が、精神に永続する喜びを与える、その源なのです。信教の発祥地にいる、あなた方の精神的な親族の模範から励ましを得るとよいでしょう。彼らの建設的姿勢、共同体としての強靭さ、神の言葉を広めるにあたっての確固不動の態度は、思考と行動において、社会にどのような変革をもたらしているでしょうか。神はあなた方と共にあられます。一人一人と共にあられます。この「計画」の残りの12か月の間、すべての共同体を現段階からさらに一段階、前進させようではありませんか。

6.最も重要な仕事である拡大と強化は、バハイ世界が他の多くの分野で取り組まねばならない活動のための強固な基礎を築きます。バハイ世界センターでは、全人類のために託されている信教の聖典という無限に貴重な遺産である何千もの書簡の目録と索引を系統的に作成していく作業が勢いを増しています。その目的は、これらの聖典の原語および英語訳の出版を加速化させることです。神の栄光を称えるために建てられる神殿である8つのマシュレゴル・アズカル建立の作業も順調に進んでいます。全国レベルでの外務活動は、6ヶ月前に各全国精神行政会に送られた書類により活性化され、著しく効力を増し、ますます系統化されています。この書類は、過去20年間で得られた相当な経験に基づいており、今後の外務活動展開のための拡張された枠組みを成すものです。また、その間、ニューヨークとジュネーブにあるバハイ国際共同体の国連事務局とブリュッセルの事務局の姉妹局として、新しく2つがアディスアベバとジャカルタに開局されました。これにより、アフリカと東南アジア地域において、国際レベルで大業の視点を提供する機会が拡大されます。成長に伴う要求にしばしば促されて、いくつかの全国精神行政会は行政能力を向上させています。それは、託された資源の注意深い管理、共同体の状況をよりつぶさに把握しようとする努力、そして全国事務局の機能向上のための慎重さに見られます。この分野で積み上げられてきた素晴らしい知見を系統的にまとめる必要性に鑑み、世界センターでは、行政システム開発局が創設されました。多くの国で、多様なソーシャル・アクション(社会的行動)のイニシャチブが倍増し続け、教えに収められた英知を社会経済状況の改善にどう適用できるかについて、多くの学びを可能にしています。この分野は非常に有望であるため、私たちは、社会経済開発局に対して、7名からなる国際諮問機関を設立しました。諮問機関の3名のメンバーは聖地に定住し、社会経済開発局の調整チームを構成します。

7.このレズワンの季節、たくさんのことが為されなければならない一方で、多くの人々にそれを為す準備があるのを見ます。何千と云うクラスターや、近隣、村々に、信念と確信の新鮮な泉が溢れ出で、その蘇生の水に触れた者らの精神を活気づけています。いくつかの地では、その着実な流れは小川を成し、また、いくつかの地では既に川となっています。今は誰も、土手にたたずんでいる時ではありません。さあ皆さん、全員でこの流れにさらに勢いをつけようはありませんか。

署名 万国正義院

祝祭の中の王の到来と共に、次期地球規模計画のための準備期間は終了しました。私たちは今、勇気と決意と資源を新たにして、次の5年間へ全力で取り組むよう、神の友らを召喚します。

バハオラの忠実な従者の一団は、準備が整っています。この数ヶ月の間に世界中で招集された機構会議は、この重大な事業を開始する熱意を次から次へと知らせてきました。大陸顧問団大会宛のメッセージに収められた指令は、すでに断固たる行動計画に移されています。何十年にもわたる英雄的な尽力により共同体が形成され、成長を促進するための、実践で証明された能力がある程度獲得され、共同体は、この時期のために強化されました。特に過去二十年間では、長く待ちわびた能力が著しく向上しました。

この期間中に、進化し続ける行動の枠組みを取り入れることにより、友らは、欠くことのできない能力を段々に育み、精錬しました。これにより、彼らはまず簡単な奉仕活動に立ちあがり、次第に、より複雑な行動パターンへと移っていきました。そして、さらに複雑な能力の開発が求められました。こうして、何千ものクラスターにおいて、人材開発と共同体建設の系統的なプロセスが開始されました。そのうち多くのクラスターは、成長過程の遥か先を歩みました。成長の焦点は、個人、共同体、または信教の機構のどれかひとつに限定されたわけではありません。「新世界秩序」の進化におけるこれら三つの切り離すことの出来ない参加者は、「聖なる計画」の展開を通して放たれた精神的な力により刺激を受けています。その進化の徴は、次のような事柄にますますと明らかになっています。すなわち、数えきれないほど多くの信者が、バハオラの生涯について共有し、彼の啓示や比類なき聖約の意味合いについて話す時の自信を身につけたこと;その結果、バハオラの大業に引き付けられ、人々を統合させるバハオラのビジョンの実現化に貢献する魂の部隊がますますと増えていること;人格の変革と社会的生存の形成を可能にするプロセスに関する自分たちの経験を、共同体の草の根レベルで雄弁に語る能力をバハイやその友らが身につけたこと;以前よりも多くの土着住民が、バハイの機構やその機関のメンバーとして、自分たちの共同体の業務を司っていること;信教の基金へ確実かつ寛大に、犠牲的な献金をしていること−−これは、信教発展の継続には欠かせません;共同体づくりの活動を支えるための個人的率先性と集団的行動が、これまで以上に、頻繁に取られていること;おびただしい数の無我の魂が、青年期の真っ盛りに、特に自分たちよりも若い世代の精神的教育を施すことにより、この活動に多大な活力を与えていること;定期的な礼拝の集まりを通して、共同体の礼拝の姿勢が強化されていること; すべてのレベルにおいて、バハイ行政機構の能力が向上していること;機構と機関と個人が、プロセスの見地から物事を捉え、自分たちの住む環境の現実を読み取り、資源を見極め、その根拠に則って計画を立てる姿勢ができていること;学習と協議と行動と振り返りという力学が自然な学びの姿勢を育み、それが今では広く浸透していること;社会的行動を通して、「教え」を実行に移すことの意味がますますと理解されていること;社会で一般に行われている談話にバハイの観点を提供する機会がますますと追及され、捉えられていること;地球規模の共同体で展開される活動が、大業に内在する社会建設の力を顕現することにより、聖なる文明の出現を速めているという意識が高まっていること;内面的変革を育み、和合の輪を広げ、奉仕の分野で他の人々と協働し、人々が自分たちの精神的・社会的・経済的発展に主導権を握るよう助け、また、これらすべての活動を通して、世の改善をもたらすことこそが、宗教の真の目的を表わすものであるという認識が友らの間でますますと高まっていること−−以上です。

バハイ共同体の発展の全体像を把握するための単一の尺度というものはありませんが、それは、世界中で成長のためのプログラムが確立されたクラスターの数でかなり推定できるでしょう。我々は、「アブハの美」により授けられた恵みへの感謝を持って、そのクラスターの数が5000を超えたことを発表いたします。このように広大な基礎を築くことは、現在、バハイ世界が直面している課題に取りかかるための前提条件でした。その課題とは、成長のプロセスが開始されたすべてのクラスターで、このプロセスを強化し、共同体生活のパターンを豊かにする活動をさらに広げていくことです。これに求められる継続的な努力は、容易なものではありません。しかし、それがもたらす結果は、非常に意義あるものになるだけでなく、新時代を画する可能性をも有しています。小さな歩みでも、規則的かつ迅速であれば、最終的には長い距離を進むことができます。各クラスターが、最初の期間−−たとえば二つの200周年記念(注)の最初が来るまでの6周期の間−−に遂げるべき進歩に集中していれば、丸5年が経過するまでには、友らの目標達成は射程内となるでしょう。各周期には、迅速に過ぎ去っていく、前進のための機会が付与されています。それは、再び訪れることのない、貴重な可能性です。(注:2017年10月バハオラの生誕200周年記念と2019年10月バブの生誕200周年記念)

一般社会では、悲しいことに、魂の不安な状態がますますと深刻化し、その症状は倍増し、悪化しています。世の人々が、真の治療薬を持たないがために苦しみ、発作的に、一つの空頼みから別の空頼みへと移りゆく時、あなた方は、人々の心を永遠なる神の言葉に結びつけるためのツールを共同体として洗練させています。これは、なんと対照的でしょう。固定観念および対立的利害関係という不協和音が激化する中で、あなた方は、和合の避難所である共同体を建設するために、人々を団結させることに集中しています。これは、なんと対照的でしょう。世界に存在する偏見や敵対感を悲観してはなりません。いや、それどころか、それらを、あなたの周りにいる魂たちが、治癒の妙薬をどれほど緊急に必要としているかの証として捉えるべきです。そしてその妙薬を差し出すことができるのは、あなた方だけなのです。

新計画は一連の5年計画の最後を成すものです。それが完了する時、「聖なる計画」の展開の新たな段階が幕を開け、バハイ時代の第3世紀に向けてバハオラの共同体を前進させます。すべての国の神の友らが、これからの数年間に秘められた可能性の真価を認識できますように。それは、これから来る、さらに壮大な課題に取り組むための厳しい準備期間です。新計画の規模は広範囲に及ぶため、あらゆる個人が、いかにささやかな貢献度であろうとも、この事業を支援することを可能にします。諸々の世界の最愛なる御方を敬慕する、貴重な協同者である皆さんにお願いします。「聖なる計画」が次の不可欠な段階に進めるよう、これまでに学んだすべてのこと、また、神がお与えになった全ての能力と技量の全てを適用することに、努力を惜しんではなりません。天の援助を求めるあなた方の熱烈な祈りに加え、我々は、この全てを包含する大業のために働く全ての人に代わって、聖廟で祈っております。

1. 二つの出現しつつある現実に追い立てられ、これらの言葉をあなた方に書いています。一つ目は、新型コロナウイルスの流行病がもたらしている、迫りくる恐ろしい危険について世界中に高まっている意識です。多くの国で、災害を回避するためになされている、勇敢で決然とした集団的な努力にもかかわらず、状況はすでに深刻化しており、家族や個人に悲劇をもたらし、社会全体を危機に陥れています。苦しみと悲しみの波が次から次へと、至る所に襲い掛かっています。その波は、違った時期に、異なる形態で、様々な国を弱めることになるでしょう。

2. 二番目の現実は、日に日に明らかになっていることですが、現在生きている人の記憶にない困難に直面して発揮されている、バハイ世界の回復力と衰えることのない精力です。皆さんの対応には目を見張るものがあります。1か月前のノー・ルーズのメッセージを書いた時、私たちは、通常の活動パターンに支障をきたした共同体により示されている素晴らしい特質を強調したい気持ちを抑えられませんでした。多くの友らがますますと高まる規制への順応を強いられた、その数週間に起きたことはすべて、私たちの敬慕の念をただ高めました。いくつかの共同体は、世界の他の地域で得られた経験から学び、住民の間に公衆衛生で必要とされることについて意識を高めるための、安全で創造的な方法を見つけました。ウイルスの危険とその蔓延による経済的な困難に最もさらされている人たちに特別な注意が向けられています。この点に関して、バハイ世界ニュースサービスで取り上げられている自主的な行動は、現在進行中の無数の行動のほんの一部にすぎません。これらの行動は、現在最も必要とされる精神的特質を検証し、促進し、育成する努力により補足されています。そのような努力の多くが、必然的に、家族単位あるいは単独行為でなされています。しかし、状況が許すところ、またはコミュニケーション手段が整っているところでは、似たような境遇にある魂たちの間で、並ならぬ連帯感が積極的に育まれています。 集団としての進歩にとってあまりにも重要である共同体生活の力学は、抑えつけられることはありません。

3. 「光の軍隊」の疲れを知らぬ将官なる全国精神行政会が、それぞれ、いかに有能に共同体を導き、この危機への対策を講じたかを見て、私たちの精神は活気づけられています。全国精神行政会は、いつものように愛情ある奉仕の旗を英雄的にかつ高々と掲げた大陸顧問とその顧問補佐により、しっかりと支えられています。急速に変わる国内の状況についてふんだんに情報を受けながら、行政会は、大業の業務をつかさどるために必要な対応を取りました。特に、選挙が可能なところでは、選挙実施に関する対応をしました。定期的な連絡を取りながら、諸々の機構と諸機関は、賢明な助言を出し、友らを安心させ、常に励ましました。それらは多くの場合、社会で始まっている談話に建設的なテーマを見出し始めています。 ノー・ルーズのメッセージで私たちが述べた、人類の忍耐力を試すこの試練が、人類にさらに深い洞察を与えるであろうという予期は、すでに実現しつつあります。指導者、著名な思想家、そして解説者たちは、最近ではほとんど公の談話には見られなかった根本的概念や大胆な願望を探り始めています。現在、それらはまだ初期のきらめきの状態ですが、集団的な意識が出現するという可能性を示しています。

4. バハイ世界の回復力が行動において現れるのを見て得られる私たちの慰めも、この流行病により人類が被っている痛手からくる悲しみにより弱まってしまいます。悲しいことに、信者らとその仲間もこの苦しみを共有していることを私たちは知っています。公衆の安全のために世界中で、とても多くの人たちが保っている家族や親せきとの距離は、一部の人にとっては永久の別れになるでしょう。毎日夜が明けると、日が沈む頃にはさらなる苦悶に耐えることが確実であるように思われます。愛する人を失う人たちにとっては、永遠の領域において約束されている再会が、心の慰めとなりますように。私たちは、彼らの心が慰められるように、また、教育や生計手段や家庭、命さえも危険にさらされている人たちを神の恩寵が取り囲むよう祈ります。そしてあなた方、あなた方が大切にする人たち、あなた方の全ての同胞のために、私たちは、バハオラに嘆願し、その祝福とご厚意とを懇願するものであります。

5. これから旅しなくてはならない道がいかに長く険しくとも、あなた方が最後まで進みぬくための不屈の精神と決意とを持っていることを、微塵(みじん)の疑いもなく確信しております。あなた方は、希望と信念と寛大さの宝庫から力を引き出し、他者のニーズを自分のそれよりも優先し、困窮する人たちに精神的な糧が与えられ、ますますと答えを渇望する人たちを満足させ、世界の改善のために働きたいと欲する人たちに手段が提供されるのを可能にしています。「祝福された完全」の献身的な信奉者たちに、どうして私たちはこれ以外のことを期待できるでしょうか。

1. 私たちは、その高遠なる使命にふさわしい高貴な志と高潔な決意をもつ共同体に向けてメッセージを送ることに、とても大きな喜びを感じています。私たちのあなた方に対する愛がどれほど、実にどれほど大きいことでしょう。そして、バハオラの教えによって形作られた人生を生き、彼の啓示の、生命を与える水を深刻な渇きに喘ぐ世界に提供しようとするあなた方の誠実で献身的な努力を目にして、私たちの精神がどれほど高揚していることでしょう。あなた方がもつ強い目的意識は一目瞭然です。拡大と強化、社会的行動、社会的論議への参加は急速に進み、クラスターのレベルでは、これらの取り組みの自然な一貫性がますます目に見えるようになってきています。ますます多くの人々が広範囲の取り組みに従事するようになり、そのそれぞれが信教の社会構築の力を放出するための手段となっている場所ほど、このことが明確になっています。

2. 9年計画の開始から12ヶ月が経過した今、私たちは、この地球規模の精神的事業が、友らを鼓舞し、活気づけ、特定の活動の行程に拍車をかけているのを目の当たりにして、喜びを感じています。当座の焦点は、各国・各地域において、第三の一里塚を通過したクラスター、すなわち、多くの人々が共に働き、活気ある共同体の生活に貢献している場所が少なくとも1つ出現することを確実にするような計画を実行に移すことです。しかし、この25年間の目標が、世界のすべてのクラスターにおける集中的な成長のプログラムの確立であることを意識し、信者たちは、既に成長のプログラムがある場所における努力を強化することと、新しいクラスターを信教に向けて開放することにも着手しています。世界中のあらゆる場所でパイオニアが立ち上がる機会があるという認識が高まっています。多くの献身的な魂がこの機会にどのように応えるかを考えており、他の多くの魂は、特に国内の前線で、そしてますます国際的な場でも、既にその任に就いています。これは、私たちが望んでいたように、あらゆる地の友らによって表現されている相互支援の精神のあり方の一つです。力をつけた共同体が、他の場所――他のクラスター、地域、国、あるいは他の大陸でさえも――でなされている進歩を支援することに献身し、遠方から励ましを提供し、経験を直接共有することを可能にする創造的な手段を見出しています。一方、クラスターで学ばれたことを把握し、地域や他の場所での計画に役立てるという基本的なアプローチは、広く実践されています。インスティテュートによって提供される教育的な経験の質をいかに高めるかを学ぶことに格別の注意が払われているのを目にして、私たちの心は満たされました。インスティチュート・プロセスが共同体に根付くとき、その効果は劇的です。例えば、住民がトレーニング・インスティテュートを自分たちの強力な道具と見なすようになった、集中的な活動拠点を見てください。それは、その健全な発展のために自分たちが主な任を担う道具です。信教の扉が常に大きく開かれていることをよく知っている信者たちは、そこに入る用意のできた人たちを励ます方法を学んでいます。このような魂と共に歩み、彼らが敷居をまたぐのを助けることは、特権であり特別な喜びをもたらします。それぞれの文化的背景において鳴り響く、認知と帰属のこの瞬間の力学について学ぶべきことが多くあります。そればかりではありません。多くのクラスターでは、社会変革に貢献するための努力は初期段階にありますが、全国精神行政会は、これまでと同様に大陸顧問に巧みに支えられ、これらの努力がどのように共同体づくりのプロセスから生じるかを積極的に学ぼうとしています。人々の社会的、物質的な福利についての議論が、家族のグループ内や共同体の中で深まりつつあるのと同時に、友らもまた、身近なところで展開されている有意義な論議に参加する方法を見つけつつあります。

3. これまで描写したことの中で、ユースの行動は眩いばかりに輝いています。無害であれ有害であれ、ユースはその影響をただ受動的に吸収する者であるどころか、計画の大胆で見識ある主役であることがわかりました。共同体が彼らをこの視点から見て、彼らの進歩のための条件が整った所では、ユースは自分たちに示された信頼が正当なものであるということを十二分に証明しています。彼らは友人に信教を教え、奉仕をより有意義な友情の礎としています。その奉仕は、しばしば自分より年少の世代を教育するという形をとり、道徳的、精神的教育だけでなく、しばしば学校教育における支援の提供をも含んでいます。インスティチュート・プロセスを強化するという神聖な責任が課されたバハイユースは、私たちが大切にしている望みを叶えています。

4. これらすべての努力の舞台は、深刻な動揺の時代です。現在の苦難における人類のニーズに対応するには、今日の社会構造は不適当であるということは広く認識されています。確実で揺るぎないものであると広く思われていた多くの事柄に疑問が呈されており、その結果生じる騒動は、一致したビジョンへの切望をもたらしています。一体性、平等、正義を支持すべくあげられた声の大合唱は、自分たちの社会に対するこのような願望をいかに多くの人が共有しているかを示しています。もちろん、「祝福された美」の信奉者にとっては、彼が提唱した精神的理想に心焦がれるのは驚くに値しません。しかし、それでも、私たちは、人類全体の進歩の見通しが滅多にないほど暗く見えた年に、その同じ理想を推進する手段に焦点を当てた、150万人近くが出席した1万を超えるカンファレンスで、信教の光が驚くほどの明るさで輝いたことに心を打たれました。バハオラのビジョンと、世の改善のために一致団結して働くようにという彼の人類への勧告は、社会の多様な要素がその周りに積極的に集まる拠点となりました。そしてそれは、驚くことではありません。というのも、アブドル・バハが述べておられるように、「世界の全ての共同体は、この聖なる教えに、自分の最も高い志の実現を見出す」からです。人類の安寧を願うある人たちは最初、分極化され麻痺した世界からの避難所としてバハイ共同体に引き寄せられるかもしれません。しかし、彼らはそこに、避難所を越えて、世界を新たに構築するために共に働く同胞の魂を見出すのです。

5. カンファレンスの地理的な広がり、それらが新計画に与えた特別の推進力、そして参加した人々に呼び覚ました心からの喜びと熱意の表現については、多くのことを書くことができます。しかし、この数行で、私たちは、カンファレンスが大業の発展について何を意味したのかに注意を引きたいと思います。それらは、相違点ではなく、共通点を見出だすバハイ共同体の反映でした。このような見地によって、誰もが歓迎される集まりで9年計画を探求することは自然なことでした。友らは、個人や家族だけでなく、地域の指導者や権威者とも一緒に、計画が自分たちの社会にとってどのような意味を持つのかを考えました。これほど多くの人を一堂に集めることで、精神的・社会的進歩について、全世界で展開されている革新的な会話をする環境が整えられました。このような、開放、高揚、目的意識を兼ね備えた集まりが、クラスターにおける共同体発展の拡大するパターンにもたらす特別な貢献は、バハイ機構が将来のため心に留めておくべき貴重な教訓です。

6. こうして、忠実なる者らの一団は、自分たちが達成しようとすることの意義についての新鮮な視点と深い洞察をもって、計画の2年目に入ります。彼らの放出する社会構築の力という観点で見るとき、行動はなんと違って見えることでしょう!この広大な展望により、持続されている活動は、単一の奉仕行為や単なる統計的一(いち)データを超えたものとして見られるようになるのです。各地で、追求されている取り組みが示唆していることは、住民が自分たちの発展の道で舵を取るために、どのように一層の責任を負うかを学んでいるということです。その結果として生じる精神的・社会的な変革は、さまざまな形で人々の生活に現れます。先の一連の計画では、それは精神的教育や集団の礼拝の促進に最も明確に見ることができました。この新しい一連の計画では、たとえば公衆衛生の改善、環境保護、芸術の力をより効果的に引き出すことによって、共同体の生活を向上させようとする他のプロセスに一層の注意を払う必要があります。もちろん、共同体の安寧のためのこれら相補的側面のすべてを前進させるうえで求められるものは、これらすべての領域で体系的な学びに取り組む能力、すなわち、教えから生じる洞察と科学的探究によって生み出された人間の知識の蓄積とを活用する能力です。この能力が高まるにつれて、今後数十年間で多くのことが達成されることでしょう。

7. この拡大された、社会構築のビジョンは、広範囲に及ぶ意味をもちます。それぞれの共同体は、その実現に向けて独自の道を歩んでいます。しかし、ある所での進展は、しばしば、別の地での進展と共通する特徴を持ちます。一つの特徴は、能力が向上し、地方や国の共同体の力が倍増するにつれて、時が満たされれば、2012年のレズワン・メッセージで述べたマシュレゴウル・アズカルの出現に必要な条件はやがて満たされるということです。昨年のレズワン・メッセージで述べたように、私たちはバハイの礼拝堂が建てられる場所を定期的に特定します。この度、私たちは、ネパールのカンチャンプルとザンビアのムウィニルンガに地方礼拝堂を建設することを、喜びをもって呼びかけます。さらに、カナダではトロントの、長い歴史をもつ全国ハジラトウール・クーズの近くに、国礼拝堂を建設するよう呼びかけます。これらのプロジェクト、および将来開始される他のプロジェクトは、世界各地の友らから「礼拝堂基金」に差し出される支援より恩恵を受けることになります。

8. 慈悲深き主が愛する者らに与えんと定められた祝福はなんと豊富なることよ。この招集は高尚なものであり、展望は壮大です。私たち皆が奉仕するよう召集された時代は緊迫しています。それゆえ、私たちが、あなた方のために、また、あなた方のたゆまぬ努力のために、バハオラの敷居にて捧げる祈りは熱烈なものです。

1. 9年計画の第一段階が終了するまで残りわずか1年となった今、私たちはその進捗状況――崇高な努力の輝かしい実例を通して信教が提示するビジョンがいかに、より多くの人々の心を希望で満たしているか――についてぜひ報告したいと思います。

2. 成長のプロセスは前進し続けています。信教の種が新しい緑の芽を出し、一度に多くの魂と協働する能力が現れ始めるにつれ、これまで顕著な進歩が見られなかった様々な地域で、目覚ましい突破口が開かれました。これらの前進は、主の愛に心を燃やした、目覚ましいほどの数の献身的なパイオニアたちが国内や海外の奉仕の地に急いだことでしばしば、可能になりました。すでに成長のプログラムが始まっているクラスターでは、友らが第二、第三里塚を通過できるよう、認識されている戦略や行動方針を創意と工夫を凝らして適用することに新たな注意が払われています。そして、力が証明されているクラスターでは、活気に満ちた変革的なバハイの生活パターンが、活気づけられた、ますます多くの魂の一団により受け入れられるにつれ、信教の社会構築力の片鱗がより目に見えるようになってきています。

3. 一方、草の根の社会との関わりは著しい進展を遂げています。教育を中心とした共同体ベースの社会的活動が最も急速に倍増しましたが、農業、健康、環境、女性のエンパワメント、芸術などの分野でも、取り組みが進んでいます。この種の前進は、最も強力なクラスターで最も顕著です。そこでは、多くの村や近隣地域が-たとえ一本の通りや人口の集中している建物内でさえもが-信教の原則を具体的な実践に移すことから生まれる高揚を経験している人々の本拠地となっています。地域レベルで子供たちの教育や社会開発に責任を持つ市民リーダーや個人が、バハイに見解を求めるだけでなく、現実的な解決策を探すために協力しようとしている所もあります。さらに、私たちは、国家および国際的レベルで、ある重要な論議に対するバハイのアプローチが考察と賞賛を集めていることを嬉しく思っています。

4. 9年計画は、ボリビアの高地でもシドニーの郊外でも有効な、広範でグローバルな学びのプロセスに依拠しています。この学びのプロセスは、あらゆる環境に適応できる戦略と行動を生み出しました。それは体系的であり、有機的であり、すべてを包み込むものです。それは家族の間に、隣人の間に、ユースの間に、そしてこの輝かしい事業の主人公となる準備ができているすべての人々の間につながりを生み出し、ダイナミックな関係へと花開いています。それは可能性に満ちた共同体を育てます。それは、地理、言語、文化、または諸条件によって隔てられていたが、今やバハオラの「互いの生活改善のために絶えず努力するべき」という普遍的な呼びかけを聞き、それに応えた人々が共有する高い志の実現を可能にします。そしてそれは、「統合力」、「魂の動者であり、人類世界の繋縛者(けいばくしゃ)・規制者」である「神の御言葉」の活力を与える力と、それが鼓舞する持続的な行動に全面的に依存しています。

5. 荒れ狂う空の暗闇に反して、あなた方の献身的な努力から輝く光はなんと明るいことでしょう!世界で大嵐が吹き荒れているときでさえ、人類を保護するであろう避難所は、国や地域、クラスターに建設されつつあります。しかし、なすべきことはたくさんあります。各国の共同体は、「計画」のこの開始段階における進歩に独自の期待を持っています。時は過ぎて行きます。親愛なる友たち、神聖な教えを広める者たち、祝福された美の擁護者たちよ、あなた方の努力が今必要とされています。次のレズワンまでのつかの間の数ヶ月の間になされるあらゆる前進は、最大名の共同体が計画の第二段階で成し遂げなければならないことのために、より良い装備を整えることになるでしょう。あなた方に成功が授けられますように。このために、私たちは主権者におわす主に懇願します。このために、私たちは主の揺るぎない援助を懇願します。このために、私たちは、あなた方一人一人を助けるために、主の寵愛を受ける天使たちをお遣わしになるよう、主に懇願します。

1. 今、9年計画の第二段階である、より長い期間が始まります。バハイ世界共同体が、自ら定めた道筋に正当な自信を持ち、一致団結して前進している姿が見られます。共同体の明確さと確信は紛れもないものです。世界中で悪化する混乱にもひるむことなく、共同体は神聖な使命に集中しています。特に、新たに信仰を得た信者たちが、長年信仰を確かなものとしてきた信者たちと共に、奉仕と行動の現場に熱心に身を置いている姿を見て、私たちは歓喜に満ちています。第三里塚クラスターは、豊かな経験を収穫し、広めるための肥沃な土壌となっていることが証明されています。また、昨年12月にここに集まった顧問たちに向けて私たちが宛てたメッセージを、至る所の友らが熟考し、計画や行動においてその内容を活用している様子を目にし、私たちはうれしく思います。

2. この目的意識に満ちた精神は、世界中で開催されている機構間会議において特に顕著に表れています。これらの集まりの報告からは、繰り返し同じ現象が伝えられています。それは、仮定や理論ではなく、活気のある共同体を築くという直接的な経験に基づいた、深遠で洞察に満ちた会話です。この会話は、各地で進行中の学びのプロセスによって元気づけられています。この会話には、バハイ共同体の取り組みの意義、そして方向性を切実に必要としている苦悩する世界にとって、それが示唆することについて、より深い認識が込められています。責任感と決意が広く感じられており、目下の課題の規模に対する鋭い認識があります。しばしば、この会話は、もう一つの、補完的な視点を切り開きます。それは、共同体や個人の努力をただ単にプログラムやプロジェクトの追求としてではなく、神の教えに則った生き方の醸成として捉える視点です。すなわち、行動、交流、そして志の形成、として捉えることです。

3.

4. 学びへの献身を反映したこの真摯な会話は、国や地域レベルから村や近隣に至るまで、共同体全体で進められており、機構が主催する会合をはじめ、新たに生まれつつある様々な場においても展開されています。この会話は確かに、全国大会の特徴の一つともなるでしょう。この会話が展開してゆくにつれ、個人および集団の行動のパターンが強化され、拡大されることを期待しています。いつものように、この会話は、人類の一体性に基づく精神的及び物質的な進歩をもたらす取り組みに共感する友人、隣人、そして志を同じくする魂たちの、常に広がりゆく輪へと拡大されていくべきものです。この会話を広げるために創られる場、その場は自発的なものであっても、かねてより計画されているものであっても、社会への関与の深まりを示すものであり、こうした場がますます普及することを願っています。

5. バハイの草の根活動に触れる一般社会の多くの人々は、その特異性に感銘を受けます。それは、すべての人々の幸福に対する誠実な関心から生まれ、和合と奉仕を志向し、明確な原則に従いながら、あらゆる問題に対する即座の答えを持っていると決めつけたりはしません。共通の取り組みという精神のもと、バハイたちは他の人々と協力し、共に学ぼうとしています。また、社会において権威や責任を担う立場の人々と築く関係において、彼らは真摯であり、かつ明敏性を有しています。彼らは政治的野心や私利私欲を持たずに社会変革を追求し、信教の存在感が高まるにつれ、その真の性格と目的の正しい理解を確実にすることが重要になることを認識しています。多くの場所において、共同体の社会との関わりが深まるにつれ、必然的に対処すべき新たな状況や答えるべき新たな問いが生じており、これが共同体に対し、自らの能力をさらに発展させることを迫っています。

6. 先般の大陸顧問会議に宛てたメッセージで説明したとおり、過去4年間における重要な進展の一つは、共同体が計画のより顕著な主役として台頭してきたことです。共同体は、特定のニーズに応え、特定の活動分野を推進し、協力体制を通じて相互支援を行い、進化する行動枠組みの中でますます効果的に活動できるよう学ぶために、自ら組織化を進めています。その顕著な例が、ある地域で協力し合い、同世代の仲間たちの参加を促している若者たちの諸々のグループです。当然ながら、彼らの取り組みは各機構からの愛情あふれる励ましや指導によって多大な恩恵を受けていますが、若者たちは自ら率先して行動し、実りある奉仕の方法を見出す能力も示しています。彼らの取り組みは、紛争や混乱、経済的不平等、そして深刻な社会的分断を背景に行われていることが少なくありません。私たちは、そのような状況下で若者が直面するチャレンジを認識しており、批判や非難の衝動に抗い、代わりにこれらの巨大な障害を建設的に回避し、最終的にはそれらを克服するために取り組む姿勢を称賛いたします。

7. 愛する友らよ、いかに時代が激動しようとも、不安に駆られたり、落胆したりしないように。アブドル・バハは、私たちすべてに対し、神の恩恵に頼り、それゆえに「常に希望を持ち」、希望において「揺るぎない」ものであり、そして「絶望する魂にとっての希望の源」となるよう助言しておられます。世界の地平線が暗くなる時、希望は希少で貴重な資源となります。しかし、最大名の共同体は、人類の未来に対する確信と、自らの経験から学んだことゆえに、この希望という資源に豊かに恵まれています。多くの人々が、あなたがたがその心に届けることのできる希望を切望しています。

8. 希望の炎を長きにわたり守り続けてきた共同体の輝かしい模範として、私たちは、バハオラの信教発祥の地において、虐げられながらも常に忍耐強く、常に確固不動とし、常に再起能力を保ち続けているバハオラの信徒たちに目を向けます。彼らが、数十年にわたる絶え間ない弾圧の下にあっても、いかに規律を守り続け、いかに原則に忠実であり続けたか、また、他国の同信者たちの成し遂げた進歩から学ぶことにいかに決意を固め、自国の同胞市民に奉仕し慰めることにいかに決意が固かったか、ご覧なさい。彼らの同胞の多くにとって、彼らはこれまで、そして今もなお、希望の灯台であり、慈愛と洞察の泉であり、奉仕の道における信頼される仲間であり続けています。ここ数週間、数ヶ月の間、私たちが深く愛するこれらの友らは、私たちの思いの中に絶えずあり、幾度も祈りにおいて想起されてきました。あなた方にとっても同様であったと確信しておりますが、その祈りとは、常に愛し給う主が、彼らをその優しいご愛顧の中に抱きしめてくださることを嘆願するものです。

9. 神の大業を推進するためのあなた方の取り組みも同様に、私たちが聖なる敷居で捧げる祈りの重要な焦点であり、特に今、9年計画の新たな段階が始まるこの時期においてはなおさらです。私たちが聖廟を訪れるたびに、あなた方の努力のために神の助けと支援を懇願し、あなた方の労苦において不屈の精神と力を与えてくださるよう嘆願します。行動において迅速であり、学びにおいて熱心であり、天の御国のすべての祝福があなた方のものとなりますように。

1. 9年間にわたる壮大な尽力の2年間が迅速に過ぎ去りました。神の友らは、その目的をしっかりと心に刻みました。バハイ世界全体では、共同体構築のプロセスをさらに拡大し、深遠な社会変革をもたらすために何が必要かについて、理解が深まっています。しかし、日を追うごとに、世界の状況はより深刻になり、その分裂はより深まっています。社会内や国家間の緊張の激化は、無数の形で人々や場所に影響を及ぼしています。

2. このことは、すべての良心的な魂に対応を求めています。最大名の共同体が、社会の苦難から影響を受けないとは期待できないことを、私たちは十分承知しています。しかし、これらの苦難の影響を受けるとは言え、それによって混乱することはありません。また人類の苦しみにより悲しまされるが、麻痺させられることはありません。心から懸念しているからこそ、絶望の代わりに希望を、対立の代わりに和合を提供する共同体を構築するための持続的な努力を促さなくてはなりません。

3. ショーギ・エフェンディは、「人間の諸事が次第に悪化していく」というプロセスが、もう一つのプロセスである統合のプロセスと並行して起こっていることを明確に説明しました。後者のプロセスを通して、社会の「究極の避難所」である「人類救済の箱舟」が築かれつつあるのです。私たちは、あらゆる国や地域で真の平和の実践者たちがこの避難所の建設に従事しているのを目の当たりにし、喜びを感じています。神の愛に燃える心、新しい友人たちに家を開放する家族、社会問題に取り組むためにバハオラの教えを応用する協働者、相互扶助の文化を強化する地域共同体、自らの精神的・物質的進歩のために必要な行動を開始し維持することを学ぶ近隣や村、新しい精神行政会の出現に祝福される地方といった話を聞くたびに、我々はその喜びを見出します。

4. この計画の方法と手段により、すべての魂が今日人類に必要なものの一部を提供することを可能にします。本計画の遂行は、当面の病に対する一時的な薬を提供するどころか、全ての社会において、何世代にもわたって展開する長期的かつ建設的なプロセスを始動する手段なのです。これらすべてが、緊急かつ不可避の結論を示しています。つまり、この取り組みの成功のために、時間、エネルギー、集中力を捧げる人々の数が、持続的かつ急速に増加しなければならないのです。

5. 人類の一体性というバハオラの原則以外に、世界がその多様な要素すべてを統合するため十分に広範なビジョンをどこに見出すことができるでしょうか。そのビジョンを多様性の中の和合に基づく秩序に変換すること以外に、どのようにして世界を分断する社会的亀裂を修復することができるでしょうか。世界の人々が新しい生き方、永続的な平和への道を発見するための酵母となれるのは、他に誰がいるでしょうか。ならば、すべての人に友情、共通の努力、共有の奉仕、共同の学びの手を差し伸べ、一丸となって前進しなさい。

6. 私たちは、若者がバハオラのビジョンに目覚め、計画の主人公となることによって、いかなる社会でも、どれだけ活気と活力が生じるかわかっています。ですから、バハイの若者は、大いなる優しさと勇気と神への完全な信頼をもって、仲間がこの仕事に参加できるように手を差し伸べる決意をしなければなりません。すべての人がうねりをあげなくてはなりません。しかし若者は空高く飛翔しなくてはならないのです。

7. 今という時の緊急性によって、奉仕から来る特別な喜びが見失われてはなりません。奉仕への呼び掛けは人間を精神的に高め、すべての人に向けられる召喚です。それは、たとえ心労や責務の重荷を背負っていても、すべての忠実な魂を惹きつけます。なぜなら、その忠実な魂が従事するあらゆる事柄の中に、根深い献身と、他者の安寧に対する生涯をかけた関わりを見いだせるからです。そのような資質は、多様な要求を抱える人生に一貫性を与えます。そして、信心の火を灯したすべての心にとって最も甘美な瞬間は、精神的に渇望している社会のために、精神的な姉妹や兄弟と共に奉仕する時なのです。

8. バハオラがあなたがたを育て、鍛えてくださったことに感謝し、あなたがたに祝福を下さるよう、私たちは溢れんばかりの心で聖廟にて懇願します。

1. 準備とふり返りの一年、多大な努力の一年は終わりました。この一年はアブドル・バハの昇天100周年を記念するための世界中の友らの努力によって特徴づけられ、そこには、聖地で行われた、アブドル・バハを称える特別な行事に参加するために代表者を送るということが含まれます。これらの努力を通して、アブドル・バハの生涯は、バハイのみならず無数の魂に感銘を与えました。人間家族の全てのメンバーに対するアブドル・バハの関心、ティーチング活動、教育と社会福利事業の促進、東洋と西洋両方における論議への深遠な貢献、礼拝堂建設に対する取り組みへの心のこもった励まし、バハイ行政の初期の形態の形成、共同体生活の多様な側面の育成――彼の人生のこれらの相補的な側面の全ては、神に奉仕し人類に奉仕することへの絶え間ない完全な献身を反映するものです。アブドル・バハは、道徳的権限と卓越した精神的洞察において傑出した人物であったということ以上に、バハオラの啓示によって放出された勢力が世界に作用するための純粋な経路でした。信教が持つ社会建設の力を理解するためには、アブドル・バハがその時代で為された偉業と、彼のペンより絶え間なく流れ出た指導の変革的効果以外に目を向ける必要はありません。昨年のレズワンにあなた方に宛てたメッセージで概説した、現在のバハイ共同体の極めて多くの素晴らしい前進の起源はアブドル・バハの行動、決定と指示に遡ります。

2. ならば、その完全なる模範者に対するバハイ共同体一体としての賛辞が、信教が持つ社会建設の力をますます強く放出することに集中する重大な事業開始の序幕となるのは、実にふさわしいことでしょう。9年計画、そして現在の一連の計画の範囲に入る取り組みの分野は、この包括的な目的の達成に向けられています。この目的はまた、この偉大な精神的事業の発足を記念して、世界中で開催されている一万以上の大会の焦点でもあります。前例のない数の参加者を迎え入れることが期待されるこれらの大会は、バハイのみならず、バハイと同じく和合の促進と世界の改善への熱望を抱いて、人類の幸福を望む他の大勢の人々を集めています。彼らの決意と強い目的意識は、すでに行われた集いで生み出された精神に反映されており、そこに参加した人々は、これらの喜び溢れる行事で探求された共通のビジョンと、同じく、彼らが貢献した活発な協議によって活気づけられました。私たちは、来たる年月がもたらすものに、熱い期待をもって臨んでいます。

3. 私たちが2021年12月30日付けのメッセージを大陸顧問の大会に宛てて以来、各全国精神行政会と地域バハイ協議会は、9年計画の期間中に管轄内のクラスターにおける成長過程を強化する可能性を真剣に評価しています。私たちは、時間の経過に伴う進捗を測るため、計画を4年間と5年間という二段階の展開でみることが役立つとの考えから、各全国行政会に対して、2026年のレズワン、そして2031年のレズワンまでに自分たちの共同体で予想される前進を検討するよう求めました。この課題はクラスターの境界線の再検討をも要し、その調整の結果、全世界のクラスター総数が4分の1増えて、現在、22,000以上になっています。送られてきた予測から判断すれば、計画の終わりまでにこれらのクラスターのうちの約14,000には、何らかの発展段階にある成長プログラムが存在すると推測されます。このうち、集中的な段階まで来たと言えるプログラムを有するクラスターの数は、同じ期間内に11,000まで昇ると予測されます。そしてこのうち、2031年までに第3里塚を通過したクラスターの数は5,000を超えると期待されます。このような前進を遂げるには、計画の全期間にわたる膨大な努力が求められると言うことは疑うべくもありません。とはいえ、私たちは、これらは努力に値する願望とみとめます。なぜなら、手の届くところにあるものについて、野心的ながらも真剣な評価を表しているからです。

4. 上記の予測は手応えがあります。もし行政機構や機関が著しく進化し、活動が急速に拡大し、膨大で増え続ける数の同胞の魂を受け入れる共同体の諸事を管理する能力が、その進化によって大幅に向上していなかったなら、そのような目的を現実的に考えることはできないはずです。そのような成長を切望することは、学びたい−−つまり、行動し、ふりかえり、洞察を得、他のところで沸き起こっている洞察を吸収したい−−という願望が、共同体の草の根に広がるほどに、あらゆるレベルで育っていなければ不可能です。そして、そのような予測が示唆する努力は、ティーチング活動や人材開発への体系的アプローチが、バハイ世界においてますます実施されていなかったなら、ほとんど実現不可能でしょう。これらすべてがバハイ共同体のアイデンティティーと目的意識に進化をもたらしました。共同体建設のプロセスで外向きであろうという決意は、すでに数多くの場所で文化の側面として確立されていました。それは今や、ますます多くの共同体で、バハイ共同体そのものの構成員をはるかに超えた、社会の中のますます大きな団体の精神的および物質的進歩に対する真の責任感へと発展しました。共同体を建設し、社会活動に従事し、一般に行われている社会的論議に貢献するという友らの努力は、ひとつの地球規模事業にまとめられました。その精神的な事業は、行動のための共通の枠組みによって結びつけられ、人類が精神的原則を基盤にその営みを確立するのを助けることに焦点を当てています。私たちが描写した発展、特に行政秩序がその設立から100年を経過して到達した現時点までの発展の意義は見過ごすことのできないものです。この20年間に生じた目をみはるほどの能力の向上に、私たちは神の大業が形成時代の第6期に入ったという疑う余地のない証を見ています。その能力は、バハイ世界に、自らの取り組みを、信教が持つ社会建設の力の放出という観点から見ることを可能ならしめました。私たちは昨年のレズワンに、大勢の人々が信仰心を燃えたたせ、バハイの活動に参加し、自分たちの共同体に奉仕するための技術と能力を身につけるという現象が広く見受けられることで、師の聖なる計画の第3期が開始されたと宣言しました。かくして、その時に開始され、今、終焉の時を迎えた1年計画は、誠実な者らが連れ立って成し遂げた一連の歴史的進歩を刻むに至りました。そして今や、新たで、強大な事業の敷居にあって、信者らのこの結合体は、その前に広がる機会をとらえるべく立ち上がっています。

5. 今、終焉を迎えた期間(epoch)の際立った特徴の一つは、大陸礼拝堂の最後のものが建立され、国や地方のレベルで礼拝堂を設立するプロジェクトが始まったことでした。世界中のバハイは、マシュレゴゥル・アズカルの概念とそれが具体化する礼拝と奉仕の結合について多くのことを学びました。形成時代の第6期を通じて、共同体内にみられる祈りに満ち溢れた生活、そしてそれが駆り立てる奉仕の発展からマシュレゴゥル・アズカルの誕生にまで伸びる道についてさらに多くのことが学ばれるでしょう。いくつかの全国精神行政会で協議が開かれ始めており、これらが進むにつれ、今後、バハイ礼拝堂が建立されるところを、時折お知らせすることになるでしょう。

6. 最大名の共同体がますます力をつけていくことを見る私たちの喜びは、悲惨さと絶望的な苦しみを生み出す世界の状況や紛争の持続、特に人々に惨事をもたらしながら国際情勢の秩序を乱す破壊的な力の再来を見る深い悲しみによって抑制されました。バハイ共同体が数多くの様々な背景の中で繰り返し示してきたように、バハオラの信者らはいかに自らの状況が逼迫しようとも、周りの人々に安堵と援助を与えるべく献身していることを私たちはよく知っており、それを心強く感じています。しかし、人類全体が正義と真実の基盤の上にその営みを確立することに着手するまでは、悲しいかな、危機から危機へとよろめき続ける運命に置かれるでしょう。私たちは、欧州における最近の戦争の勃発が、将来への何らかの教訓となるのであれば、世界が真の恒久平和を達成するために取るべき道を緊急に思い起こさせるものとなるよう祈っています。バハオラが当時の国王たちや大統領に対して明言された原則、そして過去や現在の支配者たちに課された重い責任は、最初にバハオラのペンによりそれらが記述された時よりも、おそらく、今日の方がさらに関連があり、必須のものでしょう。バハイにとって、神の大計画の阻まれることのない前進は、苦難や激変をもたらしながら、最終的に人類を正義と平和と和合に向かって駆り立てますが、それは、信者らが専念する、神の小計画の展開の背景となるものです。現代社会が機能不全に陥っているその状態は、信教の持つ社会建設の力の放出の必要性を非常に明確、かつ切実なものとしています。当面は、震撼と動揺が引き続き、世界を苦しめることを予想せざるを得ないでしょう。であれば、全ての神の子が困惑と辛苦から解放されることを願う私たちの真剣な祈りが、同じほどに、あなた方が平和の王子の大業のために捧げる、大いに必要とされている奉仕の成功を願う心からの祈りと、何故に一対となっているかを、必ずや理解していただけるでしょう。

7. 計画における活動が勢いづいている全てのクラスターに、2021年12月30日付けのメッセージで説明されている高貴な特徴を備えた共同体の発展が見られます。色々な社会が様々な類いの緊張を体験するにつれ、アブハの美の信者らは、再起し対応する能力と合理性の資質、自分たちの行動規範と原則の固守、そして和合の追求において示す思いやり、超脱、忍耐において、ますます際立たなければなりません。何度も、深刻な困難の時期に信者が見せた特有の性格と態度は、特に社会の生活が危険と不測の混乱によって動揺させられている深刻な困難の時期に、説明、助言、支援をバハイに求めるよう人々を促してきました。これらの所見を共有するにあたり、私たちは、バハイ共同体自体も世界で作用している崩壊の力の影響を経験することを心しています。さらに、神の言葉を広める友らの努力が大きければ大きいほど、早晩、様々な方面で彼らが遭遇する対抗勢力が強まることを、私たちは意識しています。友らは、必ずくる試練に対して、それが自分たちの努力の誠実さを損なわないよう、思考と精神を強化しなければなりません。しかし、どのような嵐が待ち受けているとしても、大業の箱舟はそのすべてに敵うということを、信者らは心得ています。その航海の連続した段階は、悪天候を乗り切り、波を乗りこなすのを見ました。今、それは新たな水平線に向かっています。全能なる御方の確証は、その帆を満たし、目的地に向かってそれを推進する疾風です。そして、聖約はこの神聖な船を安全で確実な進路に保つ、導きの星です。どうか天の軍勢がこの船で航海する全ての者に祝福を与えられますように。

1  信教の歴史でもっとも記憶すべき一章の最後の言葉がいまや執筆され、ページがめくられます。今年のレズワンは、特別な一年、5年計画、そして1996年に始まった一連の計画全体の終結を示します。来年のレズワンから始まる9年にわたる努力の前段階となる、極めて重要な12カ月間で、新しい一連の計画が私たちを誘っています。私たちはすでに急速に力を増し、前へと著しい進歩を遂げる準備ができている共同体を目にしています。しかし、現時点に至るにはどれほどの奮闘が必要だったのか、そのなかで取得した洞察がどれほどの苦労の末に得られたのか、心に命じておくべきです。というのも、学んだ教訓は共同体の将来を形づくり、その教訓がどのようにして得られたかの説明はこれから起きることに光明を投じるからです。

2  1996年までの数十年はそれなりの前進と洞察に富み、数々の社会で、多くの人が信教の旗印のもとに入る準備ができているということに疑いの余地を残しませんでした。しかし、大規模加入の事例がいかに励みになったとしても、多様な環境の中で培われる、維持可能な成長のプロセスに等しいものとなったわけではありません。深淵な課題に直面した共同体は、その当時、それらに十分な答えを出すには経験が不足していました。共同体の拡大に向けた努力はいかにして強化のプロセスと相伴って進み、成長を維持するという手に負えないように見える積年の課題を解決できるのでしょうか。バハオラの教えを実践に移す能力を持つ個人、機構と共同体をいかにして立ち上げられるのでしょうか。そして、教えに引きつけられた者らが、いかにして地球規模の精神的事業における主役となれるのでしょうか。

3  こうして、四半世紀前、神の大業の翼成者が3名健在で最前線で活躍していたバハイ共同体は、4年計画に着手しました。それは、集団加入のプロセスを顕著に前進させるという一つの目標に焦点を当てたという特徴でそれまでの計画と異なりました。この目標は、その後の一連の計画を特徴付けることになります。共同体は、集団加入のプロセスとは、大きな集団が信教に加入することだけを意味するのでもなく、自発的に現れてくるようなものでもないということをすでに理解するようになっていました。このプロセスには意図的で系統的な、加速する拡大と強化という意味が含まれていました。このような取り組みには非常に多くの魂の、明確なビジョンを持った参加が必要とされ、1996年に、バハイ世界はこの事業が必要とする広大な教育的課題に取り組むよう召喚されました。成長のプロセスを維持するために必要な能力を備えた人材を増やすことに焦点を当てた、トレーニング・インスティチュートの組織網を設立するよう呼びかけられたのです。

4  友らは、布教の領域における以前の勝利にもかかわらず、どの能力を取得せねばならないか、そして特にどのようにそれらを取得するかについて、学ぶことが明らかに多いことを痛感してこの任務に取り組みました。多くの場合、共同体は実践することによって学ぶこととなったのです。そして、学ばれた教訓は、時間をかけて多様な環境の中で応用されることで抽出され、磨かれてから、最終的に、教材の基礎として組み入れられたのです。ある特定の活動は人々の精神的ニーズへの自然な対応であることが認識されました。スタディ・サークル、子どもクラス、お祈りの会、そして後に、ジュニアユース・グループが中心的な重要性をもつことで際立ち、他の関連する活動と織り合わせることで作り出された力学が活気に満ちた共同体生活の模様を生み出し得る可能性が見えてきました。これらの核となる活動への参加者が増えるにつれ、その本来の目的に新しい次元が加わりました。これらの活動が、一般社会からのユース、大人、そして家族がバハオラの啓示に接する扉となったのです。また、「クラスター」、すなわち独特の社会的経済的特徴を持つ、扱いやすい規模の地理的区間の環境の中で共同体作りの戦略を考えることが非常に合理的であることが明らかになってきました。クラスターのレベルで簡単な計画を作る能力が育まれるようになり、そのような計画から、信教の成長のためのプログラムが生じ、将来的に活動の3ヶ月周期となる形で系統立てられました。早い段階で、重要な点が明確になりました。つまり、個人が一連のコースを進むことは、クラスターの連続的な発展の過程での推進力となり、またその発展によって永続していくということです。この相補的関係は、あらゆる地で友らが自分の周りの成長の力学を評価し、さらなる強化への道を計画するために助けとなりました。時間が経つにつれ、クラスターで起こっている事を二つの観点から考えるのが効果的であるということが明らかになってきました。すなわち、子ども、ジュニアユース、そしてユースと大人への奉仕という三つの教育的急務の観点と、また、成長のリズムに不可欠な活動の周期という観点です。現在、見られる成長のプロセスで最も際立った特徴の多くは、25年にわたる努力の過程で、徐々にしっかりと確立されていったのです。

5  友らの努力が強化されると、成長のプロセスに普遍的に関連する様々な原則、概念や戦略が、新しい要素を取り入れるべく進化もできる、行動のための枠組みに具現化し始めました。この枠組みは、巨大な活気を解き放つために必須であることが明らかになり、友らが健全な地域社会の発展のために、これまでの経験からエネルギーを注ぐ上で助けとなりました。しかし、枠組みというのは公式ではありません。クラスター、市町村、あるいは単に近隣地区の実態を分析するときに、枠組みの様々な要素を考慮に入れることによって、その地の特定の状況へ対応しながらも、それ以外のバハイ世界が学んできたことも取り入れて、活動のパターンを発展させることができました。一方では厳格な必要条件と、他方では 限りない個人的好みという対立する考え方は、本質的に一貫性があり、経験を積むにつれ常に改良されていくプロセスを一人ひとりが支援できる多様な手段についての一層洗練された理解に道を譲りました。この枠組みの出現に象徴される前進については、疑う余地はありません。全バハイ世界の努力を調和させ、一体化し、前進するよう駆り立てる、その示唆は重大な影響をもたらしました。

6  次から次へと計画が続き、共同体作りの取り組みがより広範に行われるようになると、文化のレベルでの前進が一層顕著になりました。例えば、若い世代を教育する重要性がより一層広く認識され、ジュニアユースが持つ計り知れない可能性についての認識も同様に広がりました。同じ道を共に歩みながら、互いに支援し付き添い、常に相互支援の輪を広げてゆくことが、奉仕能力の発達を意図するすべての努力が目指している行動様式となりました。精神的感受性に点火し、燃え立たせるという意義ある会話が持つ力についての意識が高められたことにより、友ら同士やその周りにいる者らとの交流さえも変化しました。また、この点は重要ですが、バハイ共同体はより一層外向きの姿勢をとることになりました。信教のビジョンに反応を示すいかなる魂も、教育活動や礼拝の集いや共同体作りの他の取り組みにおいて、積極的な参加者としてだけでなく、その推進者や主催者にもなれました。その中から、多くの者はバハオラへの信仰を宣言することになりました。こうして、理論や仮説よりも、いかにして多くの人々が信教を見つけ、それについて知り、その目的に共感し、その活動と協議に携わり、また、多くの場合、信仰を抱くことになったかという実際の経験に基づいた、集団加入のプロセスの構想が生まれました。実際、各地においてインスティチュートが強化されるにつれ、信教について知ったばかりの人も含め、計画の取り組みに携わっている人の数が飛躍的に増えました。しかし、これは単に数への関心によって推進された増加ではありませんでした。神の言葉の学習と、各人が深淵な精神的物語で主役になれるという理解とに基づいた、個人と集団の同時変革というビジョンが、共同の努力の意識を生み出していたのです。

7  この25年間で、最も印象的かつ感動的な特徴の一つは、信仰と勇気をもって共同体活動の最前線でふさわしい位置に立ったバハイのユースがなした奉仕です。信教の布教者や若者の教育者として、巡回チューターや国内パイオニアとして、また、クラスター・コーディネーターやバハイ機関のメンバーとして、五大陸でユースは献身と犠牲をもって共同体への奉仕に立ち上がりました。聖なる計画の前進を左右する任務を遂行するにあたり、彼らが示した成熟度は、彼らの精神的活力と人類の未来を守るという決意を表しています。ますます明白になった成熟度を認識し、私たちは次のことを決めました。このレズワン直後より、信者が精神行政会に奉仕する資格を得る年齢は21歳でありつづけながらも、信者がバハイ選挙で投票できる年齢は18歳に引き下げられます。その年齢に達した世界中のバハイユースが、すべてのバハイ投票者が求められている「神聖なる義務」を「誠実かつ入念に」果たす能力に私たちが置いている信頼の正当さを証明してくれることを確信しています。

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8  当然のことながら、それぞれの共同体の現実が大きく異なることは承知しています。異なる国の共同体、そしてそれらの共同体の中の異なる場所が、異なった発展の地点からこの一連の計画を始めました。また、それ以来、各々が異なったスピードで発展し、異なったレベルの進歩を遂げました。これ自体は新しいことではありません。場所によって、受容性の程度が違うように、その状況も違うことが常でした。しかし、近くや遠くの姉妹共同体の成功に拍車を駆けられ、大部分の共同体の能力、自信、経験の蓄積が増大する上げ潮も感知しています。その一例として、1996年に新しい地域を開拓しようと立ち上がった魂たちは、勇気、信仰、献身においては何ら欠くところはありませんでしたが、今日、あらゆる所の、彼らと志を同じくする者たちは、それらと同じ特質と、拡大と強化の作業を系統化し洗練するための、バハイ世界全体による25年間の努力の蓄積である知識、洞察、技能を兼ね備えています。

9  共同体は、その出発点に関わらず、信仰、根気強さ、決意といった特質を学ぶ意気込みと組み合わせた時に、成長のプロセスを前進しました。事実、この一連の計画の大切な遺産は、進歩するためのいかなる努力も学びに向かう姿勢から始まるということが幅広く認識されたことです。この教訓の単純さは、そこから生じる影響の重要性とは対照的です。どのクラスターも、時間が経てば、発展の過程に沿って進歩するだろうということを私たちは疑いません。状況や可能性が似ている他の共同体に比べて、最も早く進歩した共同体は、思索における和合を育む能力と効果的な行動について学ぶ能力を発揮しました。そして、彼らは行動することを躊躇せず、実行しました。

10  学びに対する決意は、間違う覚悟をするという意味でもあります――もちろん、時に、間違いは不快をもたらすこともありました。当然のことながら、新しい方法とアプローチは、最初は経験不足のために未熟に扱われました。時には、新たに得られたある種の能力が、共同体が別の能力開発に没頭したために失われてしまいました。最良の意図を持つことは、誤りを防ぐ保証にはならず、それを通り越すためには謙虚さと執着しない態度が必要とされます。共同体が断固として忍耐を示し、当然起こり得る誤りから学ぶことを維持すれば、進歩は決して手が届かないものではありません。

11  一連の計画の半ばで、共同体の社会生活への関わりがより直接的な注目の的になり始めました。信者たちは、これを2つの相互に関連する試みの領域–––– 社会的行動および社会一般で取り上げられている談話への参加–––– の見地から考えるよう奨励されました。もちろん、これらは拡大と強化の活動の代替でもなければ、ましてや、そこから注意を逸らすものでもありませんでした。これらは、本来、その活動に内在するものです。共同体が頼れる人材が多いほど、 バハオラの啓示に含まれる英知を今日の問題に集中させる、すなわち、バハオラの教えを現実に応用するという共同体の能力が高まりました。そして、この期間中、問題を抱えた人類に起きた事件は、人類がいかに絶望的に「聖なる医師」によって処方された治療を求めているかを明白にしているように思われました。これら全てに示唆されていることは、世界全般で支配的な概念とは非常に異なる宗教概念でした。すなわち、常に進歩する文明を推進する強い力として宗教を認識する概念です。そのような文明もまた、自然発生的に現れるのではなく、その出現のために努力することはバハオラの信者の使命であることが理解されました。このような使命は、系統的な学びのプロセスを、社会的行動と公の談話に参加するという活動に同様に適用することを必要としました。

12  過去25年の観点から見ると、社会的行動に取り組む能力は著しく向上し、並ならぬ活動の開花につながっています。毎年約250の社会・経済開発プロジェクトが維持されていた1996年と比較すると、今やプロジェクトの数は1,500に達し、バハイの教えに啓発された組織の数は4倍の160を超えています。毎年7万を超える短期間の草の根の社会的行動が手がけられており、これは50倍の増加です。私たちは、バハイ国際開発機構によって現在提供されている献身的な支援と刺激の結果として、これら全ての事業が増加し続けることを楽しみにしています。その間、社会一般で取り上げられている談話へのバハイの参加も大いに増加しています。友らが仕事や個人的な文脈で起こる会話の中でバハイの視点を提供できると気づいた多くの機会に加え、より正式な談話への参加が著しく進歩しました。私たちは、この期間にアフリカ、アジア、ヨーロッパに支局を追加したバハイ国際共同体の大幅に拡大された努力とさらに洗練された貢献だけでなく、この領域の事業が主な焦点となった、多大に増加し、大いに強化された各国の外務局のネットワークの仕事も念頭に置いています。加えて、特定の分野への、個人の信者たちによる洞察に富んだ注目すべき貢献もありました。ここで述べた全てのことが、社会のあらゆるレベルの思想の指導者たちや他の著名な人物たちが、信教とその信者たち、彼らの活動に対して何度も繰り返し表明した尊敬、感謝、称賛を示しています。

13  25年間全体を振り返って、私たちはバハイ世界が同時に遂げた多くの進歩に畏敬の念を感じます。その知的生活は、すでに述べた事業の全領域における進歩だけでなく、バハイの著者たちにより出版された高品質の書物の量、教えに照らした特定の学術分野の探求空間の開発、そして大業の機構と協力して現在100カ国以上からのバハイ・ユースを受け入れている、「地球的繁栄に関する研究所」(ISGP)が系統的に提供する、学部および大学院レベルのセミナーの影響に示されるように、活発に進展しました。礼拝堂建立の努力は、目に見えて加速しています。最後の母なる礼拝堂がチリのサンティアゴに建てられ、2つの国と5つの地方のマシュレゴウル・アズカル建設のプロジェクトも開始されました。カンボジアのバタンバンとコロンビアのノルテ・デル・カウカの礼拝堂はすでに門戸を開いています。バハイ礼拝堂は、新たに献堂されたものであれ、何年も存在するものであれ、ますます、共同体生活の中心的地位を占めるようになっています。神の友らによって着手された無数の事業のために、一般の信者たちが提供した物質的支援は惜しみないものでした。実際、集合的な精神的活力の尺度として見ると、かなりの経済的変動の時に、資金の重要な流れを維持した、否、むしろ活発にした寛大さと犠牲が多くを物語っています。バハイの行政機構の領域では、ますます複雑化する地方共同体の全ての営みを管理する全国精神行政会の能力が大幅に向上しました。彼らは特に、世界中の草の根からの洞察の収集を体系化し、それらを広く普及させることに尽力した大陸顧問との協力の新たな高みから利益を受けました。これはまた、地域バハイ協議会が本格的に大業の機構として興った期間でもあり、現在230地域に存在し、協議会と彼らが監督するトレーニング・インスティチュートが、成長のプロセスを進めるために不可欠であることを証明しました。ホゴゴラの信託人の長である大業の翼成者アリ・モハメッド・ヴァルガ氏が担った働きを将来に向けて拡大するために、国際ホゴゴラ信託人理事会が2005年に設立され、今日、世界を取り巻く33を超える全国および地域信託人理事会の活動を調整しています。代わって全国および地域信託人理事会は、1,000名を超える信託人代理の仕事を指導しています。これと同じ期間中、バハイ世界センターでも多くの進展がありました。バブの廟のテラスとアークの2つの建物の完成、そして、アブドル・バハの廟の建設開始を目撃しました。信教にとって貴重な聖地の補強と保存のための多くのプロジェクトは言うまでもありません。バハオラの廟とバブの廟は、人類にとって計り知れない重要性を持つ場所として世界遺産に認定されました。 何十万という数の一般の人々がこれらの聖なる場所に集まり、数年でその数は150万人に達しようとしています。そして、世界センターは、定期的に何百人もの巡礼者を一度に迎え、時には1年間で5,000人以上を、およそ同数のバハイの訪問者と共に迎えました。私たちは、人数の増加と同じほど、巡礼の恵みに与る人々に代表される何十もの人種や国々の数に喜んでいます。聖典の翻訳、出版、普及は、バハイ閲覧図書館の開発と並行して、大々的に加速されました。同図書館は、Bahai.orgに関連した、拡大を続けるウェブサイトの中で最も注目に値するもののひとつです。そして、Bahai.orgは今や10の言語で閲覧できます。世界センターやその他の場所に様々な諸機関が設立され、バハイ世界全体の事業のいろいろな分野を通じて展開する学びのプロセスを支える任務を託されています。信仰における私たちの兄弟姉妹たちよ、これら全ては、世界の虐げられし御方におわす「彼」へのあなた方の献身がもたらした物語のほんの一部を列挙したにすぎません。私たちには、敬愛する師が、かつて感極まって叫ばれた時に発せられた感動的な言葉をそのまま繰り返すことしかできません。「おお、バハオラよ!あなたは何をなし給うたか?」と。

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14 重要な四半世紀の見地から、直近の5年計画に焦点を当てましょう。この計画で私たちは、世界のバハイに、それまでの20年間に学んだことをすべて活用し、それらを完全に実行に移すことを求めました。私たちの期待に十二分に応えてくれたことは喜ばしいことです。祝福された美の信者たちに大きな期待を寄せるのは当然のことですが、世界のバハイが不断の努力によって達成したことは、まさに息を呑むほどのものでした。それは、25年の歳月をかけて成し遂げられた偉業の総まとめでした。

15  この5年計画は、世界中の地域の共同体に活気を与えた二つの神聖な200周年の記念日によって三つの期間に分けられ、より印象的なものになりました。忠実な友らは、神の顕示者を称えるために社会のあらゆる層の人々を巻き込む能力を、これまでにない規模で、しかも比較的容易に示しました。それは、より大きなもの、つまり、放出される膨大な精神的エネルギーを大業の達成のために向ける能力を示す強力な指標でもあります。多くの場所で素晴らしい反応があり、国レベルで信教の知名度が飛躍的に高まりました。予想外の、あるいは見過ごされていた環境で、信教に対する顕著な受容性が明らかになったところもあります。何千何万という人々が、今日、世界中のバハイ共同体の特徴である献身的な精神に出会い、心を動かされました。バハイの聖日を祝うことによって可能になることのビジョンは計り知れないほどに広がりました。

16 「計画」の成果は、単純に数字で表すと、1996年以前に実施されたすべての計画をあっという間に上回るものでした。20年間の努力の成果として、計画の開始時点では、常に10万あまりの核となる活動を実施できる力がありました。いまでは、30万もの核となる活動が同時に維持されています。これらの活動への参加者は200万人を超え、これも3倍近くに増加しました。現在、329の国と地域でトレーニング・インスティチュートが運営されており、その力は、75万人が少なくとも一連のシリーズの1冊を修了したという事実によって証明されています。全体的に、個人が修了したコースの数も200万になり、5年間での増加はそれまでの参加者の3分の1をはるかに超えています。

17  世界各地で成長のプログラムの推進が強化されていることは、それ自体が深い感銘をもたらす物語です。この5年間で、私たちは、成長が始まった5, 000のクラスターの一つひとつで成長を加速させることを求めてきました。この要請は、世界中の人々が真剣に取り組む推進力となりました。その結果、集中的な成長のプログラムの数は2倍以上に増え、現在では約4,000に達しています。世界的な保健危機の中で、信教を新しい村や地域に開放すること、あるいはパンデミックが始まったときにはまだ初期段階だったこの活動を拡大するには多くの困難がありました。計画の最終年にこの困難がなければ、さらに高い成果に達していたでしょう。しかし、これだけではありません。計画の当初、私たちは「大勢の人を受け入れる方法を学んだ結果、成長の軌跡に沿って三里塚を通過するクラスターの数が何百も増えることを期待する」と述べました。その当時、クラスターの合計は約200で、約40カ国に広がっていました。5年後、この数は約1,000のクラスター、100カ国近くにまで増加しました。これは、世界のすべての集中的な成長のプログラムの4分の1であり、私たちの期待をはるかに超える成果です。そして、これらの数字でさえ、共同体が到達した最も高い境地を明らかにしていません。核となる活動の数が1,000を超えるクラスターは30以上あり、参加者の合計が2万人を超えるクラスターもあります。最近では、村の子どもやジュニアユースを対象とした教育プログラムの展開を運営する地方精神行政会も増えています。また、都市部でも同じような現象が表れ始めています。注目すべき点は、バハオラの啓示との関わりが、個人、家族、親族の関係を超えているということです。ここで見られるのは、共通の中心に向かう人々の動きです。時には、対立するグループ間の長年の敵対関係が脇に置かれるなど、社会の構造や力学が神の教えに照らして作り変えられています。

18  これほど素晴らしい進歩に、私たちは喜びを感じずにはいられません。バハオラの信教の社会構築力は、これまで以上に明確に示されています。これは、次の9年計画が構築される確固たる基盤です。期待されていたように、顕著な力を持つクラスターは、近隣のクラスターのための知識と資源の貯蔵庫であることが証明されています。そのようなクラスターが複数存在する地域では、クラスターごとにクラスターの成長を加速する手段がより容易に開発されています。しかし、ここで改めて強調しておきたいことは、成長は、ほぼ世界的なものであり、場所による進行状況の違いは程度の問題であるということです。共同体の集団加入のプロセスについての集団的な理解と、いかなる状況下でもこのプロセスを刺激できるという自信は、数十年前には想像も及ばなかったレベルにまで向上しました。長い間、私たちの前に立ちはだかってきた、1996年に焦点が当てられた深遠な課題には、バハイ世界によって説得力のある答えが返されました。世代によっては、人生のすべてが共同体の進歩の痕跡であるという人もいます。しかし、学びの最前線が拡大しているこれらの多くのクラスターで起こったことの規模の大きさが、集団加入のプロセスにおける大きな進歩を歴史的な重要性を持つまでにしたのです。

19  多くの人は、守護者がどのように信教の時代を、連続した時期に分割したかをよくご存知でしょう。 形成期の第五期は、2001年に始まりました。あまり知られていない事実は、守護者が「聖なる計画」に諸々の時期があり、さらにそれらの時期の中に諸々の段階があるという具体的な言及をなさったことです。行政秩序の地方および国の機関が立ち上げられ強化された20年間は停止されましたが、アブドル・バハによって考案された「聖なる計画」は、第1の時期の第1段階とともに1937年に正式に開始されました。それは、守護者によって北米のバハイ共同体に課された7年計画です。この最初の時期は、1963年、10年聖戦計画の完了で終結し、世界中に信教の旗印が掲げられました。第二期の第一段階は、最初の9年計画であり、その後、10もの計画が続き、その持続期間は12か月から7年に渡りました。この第二期の夜明け時に、バハイ世界は、「聖なる計画」の著者によって予見されていた信教への集団加入の始まりをすでに目撃していました。その後数十年間、最大名の共同体の献身的な信者たちは、何世代にもわたる持続的で大規模な成長に必要な条件を整えるために、「聖なるぶどう園」で働きました。そして、レズワンのこの輝かしい季節に、その労働の実りは何と豊富であることでしょう!かなりの数の人々が共同体づくりの活動を倍増させ、信仰のきらめきをつかみ、計画の最先端で奉仕するために迅速に立ち上がるという現象は、信仰に支えられた予測から、繰り返して起こる現実へと移行しました。そのような明白で実証可能な前進は、大業の歴史にしっかりと記されなければなりません。私たちは、喜びの心をもって、宣言いたします――師の「聖なる計画」の第三期が始まったことを。王国の光があらゆる心を照らすまで、ひとつの段階から次の段階へ、そしてひとつの時期から次の時期へと、聖なる計画は展開されていくのです。

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20  愛する友らよ、聖なる計画の第2期を締めくくった5年間の事業を振り返るうえで、その最終年に起こり、今なお続く激動に特に言及せずにはいられません。この期間中、ほとんどの国では人と人との交流への規制が変動し続け、共同体における集団的努力に深刻な打撃を与え、回復には何年もかかった可能性がありますが、そうならなかった理由が二つあります。一つは、人類に奉仕するというバハイの義務に対する認識が広がったことです。この危機と逆境の時代ほど、それが強く感じられたことはありませんでした。もう一つは、バハイ世界でその意識を表現する能力が非常に高まったことです。長年、系統的な行動のパターンに慣れてきた友らは、予期せぬ危機にも創造性と目的意識をもって対処し、また、新しく開発したアプローチが、歴代の計画を通して苦労して完成させてきた行動の枠組みと一貫性があるよう努めました。すべての地の人々と同様に、バハイが耐えている深刻な困難を看過することはできません。それでも、深刻な困難の間、信者たちは集中し続けました。資源は困窮している共同体に向けられ、選挙は可能な限り進められ、あらゆる状況において、大業の機構はその義務を果たし続けてきました。大胆な前進さえありました。サントメ・プリンシペの全国精神行政会がこのレズワンに再建され、また、万国正義院を支える二つの新しい柱が立てられる予定です。それは、ザグレブに本拠を置くクロアチア全国精神行政会と、ディリに本拠を置く東ティモールの全国精神行政会です。

21  そして、1年計画が始まります。その目的と要件は、聖約の日に送られた私たちのメッセージにすでに示されています。この計画は、簡潔ではありますが、バハイ世界がそれに続く9年計画に備えるには十分でしょう。「聖なる計画の書簡」の啓示から100年後に始まった特別な効力をもつ期間は、アブドル・バハの昇天の100周年記念を以て間もなく終わります。それは形成時代の第一世紀の終わりであり、そして、第二世紀の始まりの瞬間でもあります。脆弱性が露呈し、懲らしめられた人類が世界的な課題に取り組むために、協力の必要性をより意識しているように見える今、神の忠実なしもべらは、この新しい計画に参加します。人類が本来持っている一体性をより受け入れたいという願いを言葉や行動で示す人々の数が社会で増えているにもかかわらず、争い、利己心、偏見、狭量といった長く続く習慣は、団結への動きを妨げ続けています。国家という家族たちが公益のために、相違を脇に置くことに成功するよう祈ります。この数ヶ月を覆う不確実性にもかかわらず、私たちはバハオラに、長い間、信者を支えてきた確証を今まで以上に豊富に与え給うように、あなた方が使命を前進させることができるように、そして聖なる癒しのメッセージの必要性がこれまで以上に深刻な世界の混乱によって、あなた方の落ち着きが乱されないように懇願します。

22  聖なる計画は、新しい周期と新しい段階に入ります。新たなページがめくられたのです。